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Oneboy

★第71試合『誰かのせいじゃなくて』

「ちょっとジュニアの事で相談があるんですけど、いいっすか?」
(お?コイツやる気あるじゃん!いいじゃん!いいじゃん!)
「おう、いいよ。何?」
「あのクラスのジュニアなんですけど、レッスン中になかなか言う事を聞いてくれなくて・・・」
(はっは〜。よくある悩みだねぇ)
「ふんふん。で、おまえはどうしてるの?」
「とりあえず注意するんですけど、3分後くらいにはまたふざけだしちゃって」
(そうなんだよね。子どもの集中力はなかなかどうして・・・)
「そっか。で、お前はどうしたいの?」
「俺、レッスンはちゃんとやってますし・・・ちゃんと注意もしてますし・・・」
(ん?・・・あれ?あれれ?)
「あそこまでくると、俺のせいじゃない、って思うんですよね」
(ドーン!言っちゃったよ!この子!)
「・・・・じゃ、誰のせいなんだよ?」
(ほら〜顔色変わっちゃったじゃんかぁ)
「え?いや・・・そのジュニアが悪くないっすか?」
(はい、ダメ押し〜♪)
「お前、ちょっとそこ座れ」
(はい、説教突入〜♪)

集中してくれないのは、何かしらの原因があるはずなの。
友達とケンカしちゃったのかも。
上手く出来ない恥ずかしさを隠してるのかも。
お腹が減ってるのかも。
好きな子が近くにいるからかも。
それは、聴いても教えてくれないかもしれない。
だけどね、何が原因だって、テニスをする以上に気になる事があるって事でしょ?
じゃあさ、テニスを一番にしてあげればいいじゃん!
あ、勘違いしないでね。
キミが彼らの気を引くために、面白おかしいドリルをやったてさ、そんなの来週には飽きられちゃうよ?
見せ掛けの薄っぺらいモンじゃなくて、さ。
わかる?
もちろんね、ふざけてる時は叱る事も必要なんだよ。
けどね、そこには「コーチはキミに上手くなってもらいたいんだ!だから!今叱る!」って何があっても絶対ブレない気持が必要なんだ。
「俺のせいじゃないし」なんて責任逃れの考えをしてるようじゃ・・・・伝わんないよ。

正しいテニスを、正しい気持で伝えるんだよ。

あ、説教も終わったみたいだから、ちょっとフォロー入れてやるか。
「おい、この後、暇か?あ、そうそうこの曲知ってる?」

いつも誰かのせいじゃなくて誰かのお陰 そう思えたら折れかけてた翼でどこまでも高く飛べたよ(いつも誰かのせいにしてばっかりだった俺/湘南乃風)


カテゴリー:-全力打球-編
2009/10/25 23:08

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