★第47試合『屋台の味は』
カラオケで解散し、店を出る。
上司を見送り、新宿駅まで歩く。
寒さが沁みる。
自然に早足になる。
もう帰ればいいのに、あと一杯だけ、とコイツと顔を見合わせ、何も言わずに屋台のイスに座った。
「レモンサワー2つね」
屋台の酒は決まって缶だ。
普段の倍くらいの値段。
初めて注文してコレが出てきたときは、ちょっとビックリした。
おでんを摘みながら、思い思いの話をする。
いやいや、正直おでんの味なんて良くないんだ。
けどね、幸いなことに、味なんて分からないくらい酔ってもいた。
愚痴は言わない方がいい。
それは分かってる。
酒も不味くなるし、何も残らない。
だけど、誰かに聞いて欲しい時もあるだろ?
ぶちまけてスッキリする時もあるし、諭されて反省したり、反論されてより悶々とすることもある。
この時、何を言い合ったかなんて覚えてないし、もうどうでもいいんだ。
だって俺達は、今までこうしてやってきたから。
結局、缶のレモンサワーを飲みきらずに席を立ち、帰路に着く。
帰り際なんて非道いもんさ。
「じゃな」
「じゃ」
と言ってプイッと背を向けて歩き出す。
まるで喧嘩別れだよ。
・・・・あれ?喧嘩してないよな?
うん、してないしてない。
俺達はテニス道の真っ只中。
怒りが沸いてくるのはそれだけ『一生懸命』ってことだろ。
誰に何と言われようと、進むしかない。
這ってでも。
この業界を突き動かすような存在になりたい。
いや、なるしかないんだ。
いつかこの屋台で話した事だって、いい思い出話になるさ。
友よ、キミの走る姿が好きだ。
だから明日も明後日も一緒に前を見よう。
そしてたまにだけ、下を向いて屋台のレモンサワーを飲もうぜ。
じゃあな。
上司を見送り、新宿駅まで歩く。
寒さが沁みる。
自然に早足になる。
もう帰ればいいのに、あと一杯だけ、とコイツと顔を見合わせ、何も言わずに屋台のイスに座った。
「レモンサワー2つね」
屋台の酒は決まって缶だ。
普段の倍くらいの値段。
初めて注文してコレが出てきたときは、ちょっとビックリした。
おでんを摘みながら、思い思いの話をする。
いやいや、正直おでんの味なんて良くないんだ。
けどね、幸いなことに、味なんて分からないくらい酔ってもいた。
愚痴は言わない方がいい。
それは分かってる。
酒も不味くなるし、何も残らない。
だけど、誰かに聞いて欲しい時もあるだろ?
ぶちまけてスッキリする時もあるし、諭されて反省したり、反論されてより悶々とすることもある。
この時、何を言い合ったかなんて覚えてないし、もうどうでもいいんだ。
だって俺達は、今までこうしてやってきたから。
結局、缶のレモンサワーを飲みきらずに席を立ち、帰路に着く。
帰り際なんて非道いもんさ。
「じゃな」
「じゃ」
と言ってプイッと背を向けて歩き出す。
まるで喧嘩別れだよ。
・・・・あれ?喧嘩してないよな?
うん、してないしてない。
俺達はテニス道の真っ只中。
怒りが沸いてくるのはそれだけ『一生懸命』ってことだろ。
誰に何と言われようと、進むしかない。
這ってでも。
この業界を突き動かすような存在になりたい。
いや、なるしかないんだ。
いつかこの屋台で話した事だって、いい思い出話になるさ。
友よ、キミの走る姿が好きだ。
だから明日も明後日も一緒に前を見よう。
そしてたまにだけ、下を向いて屋台のレモンサワーを飲もうぜ。
じゃあな。
カテゴリー:-全力打球-編
2008/11/27 23:12












