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Oneboy

One Boy's TENNIS Diary カテゴリー:-全力打球-編

プロテニスコーチが素直な想いを綴るテニスダイアリーです。
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01

★第91試合『brave heart』

「お前さぁ、俺の事避けてるだろ?」
(ギク!)
「何か後ろめたい事でもあるのかぁ?」
(ギクギク!)
「じっくり話してやるから、とりあえず俺の前に座れ」
(ひゃあぁぁぁ・・・・)

なんて、見透かされてる事ってありませんか?
練習サボってたり、流しちゃってたりした時なんかね・・・。
まあ、俺が単純だって事もあるけど、もう即バレよ。
いつも、そんなこんなで気合いを入れられて、溢れて溢れてこぼれ落ちる。

そうだよ、いつまでも“下”ってワケにはいかない。
やる、やらないは自分次第。

“あと一粒の涙で
一言の勇気で
願いが叶う
その時が来るって”
(あとひとつ/FUNKY MONKY BABYS)

うん、もうすぐだ。
見ててくれ。
カテゴリー:-全力打球-編
08/25 20:12
02

★第90試合『揺るいではいけないもの』

情熱さえあれば、何でも出来ると思い込んでいた

その情熱が、向かう方向が大事だと言う事に気付くのには、時間が必要だった

そして、それに気付いたところで、過去はやり直せない、取り戻せない

お前が、俺が、心からの後悔をしたところで、誰も何の得もしない

じゃあ・・・どうすればいい?

そうだな、もちろん懺悔はするさ、軌道修正も

けれども、やはり大事なモンはハートだと

アツき魂だと

揺るがない気持ちだと
気付く

いつになっても

いくつになっても

そこに辿り着く

そうさ

未来ならいくらでも変えられるさ

だって、まだまだ俺達は、旅の途中なんだから
カテゴリー:-全力打球-編
08/10 01:43
03

★第89試合『夏ニモ負ケズ』

「暑いね?!」
「今日も35度オーバーだそうです」
「猛暑日だな」
「一昔前だったら、30度越したら大変!って感じだったんですけどね」
「そうだよな。やっぱり温暖化は進んでるんだな」
「ですね。こんな日は熱中症に注意っす」
「知ってた?熱中症って、夜寝ててもなるんだぞ」
「マジっすか?じゃあ逃げ場無いっすね」
「寝る前も水分補給して、暑い時は無理せずエアコンをつけた方がいいんだってさ」
「へぇ?」
「ただ、ガンガンに冷やしすぎたら体に悪いから設定温度には気をつけろよ」
「あ、俺は大丈夫っす。俺、昔からエアコンつけっぱ睡眠ですもん」
「・・・・・ふ?ん」
「何すか?」
「いや、温暖化の原因の一つはお前だったんだな」
「え?何すか、それ?俺のせいっすか?」
「いや、全部お前のせいとは言ってないよ」
「ひでぇ?、今日からエアコン抑えよっかな?」
「いいけど、それで熱中症になっても、俺に文句言うなよ」
「分かりましたよ!」
「あ、ほらレッスン終わったコーチ達が降りてくるから、飲み物用意しといてやれよ」

「う?す」
・・・・・・・・・・・・・・・・・
「おつかれっす!あ?!暑かった?!見て下さいよ!ウェア汗でビチョビチョ!!」
「お?お疲れ」
「大丈夫だったか?体調崩した人いなかった?」
「大丈夫っす!」
「お前は?」
「俺ッすか?全然OKっす!」

誰よりも一生懸命にボールを追う。
誰よりも一生懸命声を出す。
そして、分かりやすくアドバイスをする。

暑さに負けないアツい心。
そいつでもって夏を乗り切る。
そんなテニスコーチが、此処にはたくさんいるはず。
もし良かったら、そんなテニスコートを覗いて下さい。
さ、行くかな。
come on!summer!
カテゴリー:-全力打球-編
07/25 23:02
04

★第88試合『明日天気に・・・』

「降ってきちゃったね?」
「あっちゃあ?。次のレッスンは中止だな。とりあえずボールしまっちゃおうか」
「うっす」

午前中からの曇り空は、予報通りの時間に雨雲に変わった。
最近の天気予報は良く当たるようになった。
ただ、この梅雨時期だけはどうにも読めないらしく、半日で予報が変わることも珍しくない。
今日に関しては・・・チックショウ!予報が的中しちまった!

「終わりました?」
「ご苦労さん」
「だいぶ強くなってきましたよ、雨」
「とりあえず中に入って様子見よっか」
「う?す」

階段を下りて、スクールフロントの前に来ると、小学生がジッとこちらを見つめている。

次のレッスンに参加予定のジュニアだった。
この瞬間が得意じゃないんだよな。

「やらないの?テニス・・・」
「雨が降ってきちゃったから、今日は中止なんだよ」
「うえぇ?。やりたいな、テニス。家から走って来たのに・・・」
「ゴメンな?」
「屋根付けてよ?。雨でも出来るように」
「それは無理だよ。晴れた日にまたおいで」
「分かった。コーチ、さよなら?」
「さよなら。気を付けてね」

つまらなそうな表情がなんとも可哀想で、無理にでもテニスをやってあげたくなる。
けど、ちょっと厳しい雨だ。
『仕方ない』と自分自身に言ってジュニアを見送り、スタッフルームに入る。

アウトドアのテニスコートにとって、悪天候は最大の敵。
特に、この梅雨時期っていうのは、ね。
ネットの天気予報では、明日は曇り時々雨。
ま、予報は予報だからね。
頼むからいい方に代わってくれよ。

明日天気になぁれ!
カテゴリー:-全力打球-編
07/10 20:03
05

★第87試合『テニス>サッカーでしょ?』

「見た?昨日の?」
「見た見た。もう夜中放送だから眠くてたまらないよね」
「でもしびれたね?。あのフリーキック」
「?」
「どうしたの?」
「もしかしてサッカーの事?」
「そうだよ。ワールドカップ。日本が勝って決勝トーナメント進出!嬉しいなぁ?」
「あ、そうだよね。嬉しいよね。俺もとっても嬉しいよ」
「あれ、何か違った?」
「・・・・」
「あ!ウインブルドン!」
「そうだよ!!」
「ごめんごめん。もちろんチェックしてまっせ!なんせテニスの日本代表が世界を相手に闘っているんだもん」
「ったく。けど残念ながら錦織、負けちゃったね」
「ナダルだもんね?」
「良い経験になったよね。全仏ではジョコビッチともやれたし」
「ナダルもちょっとビックリしてたよ、絶対」
「俺はね、“事実上の決勝戦”だったと、勝手に決め付けているんだ」
「・・・すごい勝手だね」
「きっとウィナーズスピーチでは、『僕を今回苦しめたのは、ジャパニーズテニスプレーヤーだよ』って言うね」
「言うかなぁ・・・」
「そう言えば、ジュニアに「今やってるテニスの大会は?」って聞いたら、「知らない」だってさ」
「悲しいね?」
「お前も似たようなもんだろ」
「はは、ごもっとも」
「とにかく!今日も明日も寝不足OK!」
「そうだね!あ!メルマガ読者限定のウインブルドン優勝者当てクイズの応募は2010年6月27日(日)23時59分まで!」
「是非ご応募下さい!」
カテゴリー:-全力打球-編
06/25 11:02
06

★第86試合『練習に行こう!』

毎週この曜日はAM5:00に目覚ましが鳴る。
朝練の為。
普段よりも2時間以上の早起きなのに、パッと目が覚める。
不思議なもんだ。
思えば学生時代も、朝練の為に早く起きるのは、全然苦ではなかった・・・かな。
ま、あの頃の練習は「ただボールを打ってるだけ」で、意味はあまりなかったかもしれないけどね。
けど、それはそれで楽しかったっけ。
今の朝練はどうなのかって?
そうだね?・・・筋トレとランニング中心かな。
楽しさとは無縁かもしれない。
じゃあなんで行くんだろう?

「あれ?白髪増えましたね」
「マジ?ホントだ。うわ!スゲェあるじゃん」
「もう結構いい歳なんですから、あんまり無理しないでくださいよ」
「うるさいな。分かってるよ」
「早く落ち着いてくださいね」
「え?ちょっと待って。それ、どういう意味?」
「あ、いや、まあ、いろんな意味です」
「ふ?ん・・・覚えてろよ!」

あの頃よりも体は動くし、まだまだ気持ちは落ちてない。
だったら落ち着いてなんかいられないよな。

さ、そろそろ家を出よっかな。
カテゴリー:-全力打球-編
06/10 19:08
07

★第85試合『着ぐるみを脱ぐ時』

「アイツの結婚式の招待状、返しました?」
「ん?まだ返してないよ」
「え?先週までにって書いてありましたよ?」
「うそ?!やっべー、今日出すわ」
「で、行くんすよね?」
「ん・・・・ああ、まあね」
「あれ?あんま乗り気じゃないって感じ?」
「いや…そんな事はないんだけど。この前、『人の結婚式ばっか行ってないで、自分のを早くやりなさい!』ってさ」
「はは、確かに」
「何だよ、お前まで」
「ドンマイっす」
「ちぇっ」
「そういや、覚えてますか?アイツに激怒したあの事件」
「何だっけ?遅刻した時の事?」
「いや、それはしょっちゅうでした」
「そうか・・・・あ!着ぐるみ事件?」
「それっす!」
「懐かしいね。あの時はコートの上じゃなければ、蹴っ飛ばしてたかもね」
「小学生のジュニアの前で着ぐるみの頭を取っちゃったんですよね」
「そうそう。調子に乗ってな」
「『子どもの夢を壊すんじゃない!』ってブチギレでしたね」
「子どもの前でな」
「着ぐるみ云々よりも、そっちに引いてましたね、若干、子ども達」
「そうだね。反省する所が多い出来事だったな・・・」
「そんなアイツも結婚です」
「よく続いたよね。あの時の子でしょ?」
「一生懸命でしたよね。“着ぐるみ”を取らないように」
「いや、俺には最初から“着ぐるみ”脱いでたように見えてたよ」
「なるほど。そっちですか」
「分かんないけどね。とりあえず、対人間との付き合いで大事なのは、ありのままで向き合うって事よ」
「着ぐるみなんかで隠しちゅいかん、って事っすね。だからアイツ、ジュニアの前で脱いじゃったのか」
「そりゃ別問題だろ」
「ですよね。じゃ、今日の会議も、ありのままの自分で参加しましょうね!」
「そりゃ別問題・・・・あ、いや勿論です!」

参宮橋到着。
いってきます。

カテゴリー:-全力打球-編
05/25 16:25
08

★第84試合『評価』

評価は他人が決めるもんだ。
とても当たり前の事。
人はその当たり前の事を忘れる。
そして、ほんのちょっとの努力とか、少し苦労した行動で「俺はやってる」つもりになってる。

「お前さ、今日、ボール追わな過ぎじゃない?」
「え!追ってますよ!どのプレーの時ですか?」
「あそこのストレート打たれた時、一歩だけ動いて、あとは見てただけじゃん。あきらめなければ取れてたよ」
「そうですか?俺は俺なりに判断したんですけどね。あれは走っても取れませんよ」

「最近、コート整備が雑だよね」
「昨日、きちんと整備しましたよ」
「そうなの?この辺とか、全然ダメじゃない?このゴミ・・・何?」
「あ・・・まあ・・・言われて見たら・・」

「あの時の言葉遣い、良くないよ」
「え、マジッすか?どこがっすか?チョーヤバイッスか?」
「・・・・・」

「最近練習してんだよね!」
「ふーん・・・(あんま変わってないけどね)」
「もう凄くキツくってさ!」
「へぇ・・・(だから大して上達してないってば!)」
「結構、下半身が安定してきた気がするんだよね!」
「ほぉ・・・(気のせいじゃない?)」

そんなことで満足するな。
やってないのに言い訳するな。
常に勝負、常に本気。
胸を張って顔上げて、口を開いて声出して、耳を傾けて話を聴いて、倒れて動かなくなるまで体を動かせ。
脳ミソなんてちょっとでいいんだ。

明確なゴールは決められないけど、もしも誰かが言ってくれたら、それは近づいた証。

「最近、いいんじゃない?」

さ、コートに行こうぜ。
カテゴリー:-全力打球-編
05/10 18:21
09

★第83試合『テニスの楽しさ』

森上亜希子プロのイベントを見学して、いつも通りの流れで駅前の飲み屋。

「いや、やっぱり軸がブレないというか、フットワークが違いますね〜」
「ほら、アップでさ、大学生のスタッフがラリーしたじゃん?バウンド後のスピードが変わらないって言ってたよ」
「プレッシャーを感じるのは回りの期待があるからだってさ。だから嬉しいんだって」

「負けてる時ほど、攻める気持ちを大事にするってアドバイスもあったね」
まあやっぱり興奮してるのか、どんどん話が出てくるわけで。
振り返ってみると、あっという間の一日だったな。
さすがに元世界ランキング41位までいったプロの持つオーラ、雰囲気は凄いもので、
「コートに40人以上いたけど、すぐ分かりますね。きっとテニス知らない人でも、誰がプロか分かるだろうなぁ」
ってくらい。

今日のイベントでのメインテーマは真の「テニスの楽しさ」を体感してもらうこと。
だから、プロとのダブルスの中でポイントを取り合う形式にした、とスクールディレクターは鼻息を荒くしていた。
正しく大成功。
プロの重いストロークを返せなくて悔しがったり、軽いフットワークに見とれてしまったり・・・。
狙った?サービスでエースを取って大喜びだったり!
人それぞれ、忘れられないポイントがある。
参加した方は、良い思い出になってるはず。
いいイベントだったね。

「ところでさ、俺達もテニスの楽しさを再確認する事があってさ」
「何ですか?」
「いや・・ほら・・俺達、この前大会に出てさ・・・やっぱり試合っていいなって・・・」
「大会?・・・あ!優勝おめでとうございます!乾杯!」
「遅いよ!」

ってな感じでお開き。
2時間掛けての帰り道・・・。
ま、酔いも醒めてちょうどいいかな。
じゃ、おやすみなさい。
カテゴリー:-全力打球-編
04/25 17:54
10

★第82試合『試合前』

「キミ達6年生は最後の大会になるね」
「・・・」
「どうした?緊張してる?」
「・・・はい」
「そうだね。コーチも緊張してる。けどそれは対戦相手も同じなんだよ」
「そうかなぁ」
「そうだよ。じゃあ皆は何でそんなに緊張してるの?」
「・・・負けちゃったらどうしようって」
「キミは?」
「相手が強そう」
「キミは?」
「良くわかんない」
「ふふ。正直だね。じゃあね、良く聞いてね。まず、負けることは考えてはいけない。そういう考えは力が発揮できない」
「はい」
「それに、君たちが今、勝ったり負けたりする事はそんなに重要な事ではないんだ」
「なんで?」
「そんなことよりも、もっともっと大事な事がある」
「?」
「それはね、今出来る100%を出し切ること。そして最後まであきらめないで闘う事」
「はい」
「相手が強そうに見えても、それは実際に試合をしてみないと分からないよね?相手だってそう思ってるかもしれないよ。それにね、キミ達もたくさん練習してきて上達している。コーチはそういう練習をみんなとやってきたよ。そうだろ?」
「はい」
「よし、そろそろ時間だから、軽く走ってアップしよう。今日の目標は?」
「最後まであきらめないで頑張る事!」
「練習の成果を出す事!」
「OK!いってこい!」

2010.4.1
エストーレホテル&テニスクラブ
カテゴリー:-全力打球-編
04/10 18:43
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