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another side of tennis

Scene 175 [真実一路]

“女子テニスは、ヒンギスの独り舞台になるより、たくさんの新しいスターが出現したほうがおもしろいという意見もあるだろう。でも、やはり女王は必要なのだ。そしてS.グラフ(ドイツ)に代わる女王としての風格を持っているのは、ヒンギスしかいないと思う。”[Tennis Classic break] 1999年3月号

ウィンブルドンが終って、こんな記事を思い出した。

俺はまだ白いテニスウェアが当たり前の時にテニスを始めた口なんだけど、ウッドラケット全盛でありながら既にYAMAHAのグラファイトは広まりつつあったし、古いテニス界の仕来たりが取っ払われて行くのを見て来た。
そんなこともあって、テニスに関してはラジカルな考え方をする方だ。
観戦する際も予定調和な結果よりは、番狂わせや新しい力の台頭を期待してしまう(勿論日本人選手を応援する場合は異常に肩入れするが)。
セイコーワールドスーパーテニスでは、(ボルグが負けるところ生で観れちゃう!?)ってドキドキしたな(結果はマッチポイントを逃れてボルグがアマヤに勝った)。

そんな俺が(そうだよなあ…)と納得させられたのが、冒頭の記事。
この記事のタイトルは「あなたが負けてどうするの!~マルチナ・ヒンギスの苦悩」。
心からテニスを愛し、日本テニス界だけでなくテニスそのももの行く末を真剣に案じている宮城黎子氏が、ヒンギスに向けた言葉。
この年は、故障続きのグラフに引退の影がちらつき、ヒンギスも全豪を獲ったものの、ダベンポート、ウィリアムス姉妹のパワーが目立ち出した年…テニスフリークには、グラフが全仏決勝でヒンギスに逆転勝ち、全英決勝でダベンポートに敗退した後故障が再発し、引退した年と言った方がわかりやすいかな。

今年のウィンブルドンに若干の淋しさを感じている人は、女子シングルス決勝の組合せがその原因ではないだろうか。
ヴィーナスの優勝は、2005年同様にドラマチックだったけど。
やはりウィンブルドンの決勝は、男子のフェデラーvsナダルの様に、誰が観てもわかる
その時の両雄が勝ち上がって来て、がっぷり四つの戦いを繰り広げるのが似合う。
その点今の女子は、誰もが認める“女王”、 そして“両雄”の不在で、日本のマスコミなんかはシャラポア頼みの記事に終始してる。
いや、これはシャラポアがいて良かったと言うべきか。

個人的には、この隙に森上選手を始め日本女子選手に駆け上がって欲しいし、イバノビッチ達若手がタイトルを獲るのも見たい。
男子もブレークや、ロクスがもうひと暴れするのも見てみたい…って、こりゃあテニス界の未来を案じてるんじゃなくて、個人的な好みじゃないか…。

う~む…「あなたが負けてどうするの!」、なんて力強い愛の言葉を吐くには、まだまだヒヨッコだな、俺は。

2007.7.12
Shinjuku Takano


カテゴリー:Tennis
2007/07/12 23:16

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筆者紹介:坂東海


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