Scene 280 [PLAY&STAY]
待ち合わせ場所は赤羽のホルモン焼き屋。
先に入って一杯やっていたら、遠くから男達のだみ声が聞こえて来た。
(来た来た)と店の兄ちゃんに「生4つちょうだい」とオーダー。
「お待たせしました!お〜お〜、本当だ本当、錦織と伊達来てるよ」
入って来るなり目敏く奴等は柱に貼ってある写真から二人を見つけて喜んでる。
「明日トレセンでカンファレンスなんですけど、トレセンの帰りに圭とかがが寄るホルモン焼き屋がエラく美味いらしくて、皆で行くんで一緒にどうですか?」
昨夜のプロテニスコーチからの誘い。
ホルモンは好きでも嫌いでもないって感じだが、「お前呑むとすぐ寝るからなあ。何時だよ?」とOK。
「盛田さんの”指導者に必要なマネジメント”の話良かったなあ。勝負は自分の「ベスト」でなく相手との「ベター」はその通りだと思ったよ。確かにベストを尽くしても勝てないし、相手よりベターな戦い方、有利に進める能力があるから勝てるんだもんね」
「森上の“テニスこそ日本人が世界で勝てるスポーツ”も納得させられたよ。確かに100m走だったらスタートの時点でもう負けてその後挽回出来ないけど、テニスはいろんな要素があるからな」
「タケシも相変わらず上手かったねえ」
「おまけに何才になっても爽やかで誰かさんとは大違いですね」
「どういう事だよ!大体何で俺が比較の対象なんだよ。お前はどうだってんだ!」
「これ美味いっすよ。豚トロ」
ひとしきり呑み喰いしてから二軒目に流れ、更にゴールデン街へ傾れ込んでこの日はお開き。
終電の中でiPhoneをめくっていると、呑んでる最中に読まされたノートの中身を思い出した。
●PLAY&STAY
・ テニスというボールゲームの楽しさ、素晴らしさを感じるにはゲームが最適
・ ・初めてプレーしたその日から、サーブからゲームしてみよう
・ ・レベル、体格、脚力、腕力に応じた環境をセッティングしよう
・ ・「打点の高さ」「カバーリング範囲」「ラリーの続く回数」の見極め
・ ・Ball×Court×Racket=PLAY&STAY
・ ・トミー・ハースは4?11歳迄はショートテニスプログラム。11歳の時点でテニスのスタイルはほぼ現在の形であった。
・プレーヤーは技術指導よりも、楽しく継続的な運動、飽きさせないいろんな練習、上達しているという感覚、成功への予感に刺激される」
当たり前と言えば当たり前の事が汚い字で殴り書きしてあった。
大人になると子供の時の目線を忘れ、上手くなれば始めた時の苦労を忘れ、コーチになればプレーヤーの時のもどかしさを忘れるということか。
“当ホテルには1969年以降、その様なスピリッツはおいてありません”
イーグルスの“ホテル・カリフォルニア”の歌詞の中の、酒と魂をひっかけた有名な一節。
このPLAY&STAYは、テニス界が形式だけの導入ではなく、
魂を込めてのテニスフリークを増やそうという試みになるんだろう。
「1年前のカンファレンスでも紹介されて今まで何も進展なくて、今年はITFの……」
「だから!酒を魂に変えるのはお前等の専売特許だろ?!ごちゃごちゃ言わないでさっさとやれ!」
2010.3.14
Ikudon
先に入って一杯やっていたら、遠くから男達のだみ声が聞こえて来た。
(来た来た)と店の兄ちゃんに「生4つちょうだい」とオーダー。
「お待たせしました!お〜お〜、本当だ本当、錦織と伊達来てるよ」
入って来るなり目敏く奴等は柱に貼ってある写真から二人を見つけて喜んでる。
「明日トレセンでカンファレンスなんですけど、トレセンの帰りに圭とかがが寄るホルモン焼き屋がエラく美味いらしくて、皆で行くんで一緒にどうですか?」
昨夜のプロテニスコーチからの誘い。
ホルモンは好きでも嫌いでもないって感じだが、「お前呑むとすぐ寝るからなあ。何時だよ?」とOK。
「盛田さんの”指導者に必要なマネジメント”の話良かったなあ。勝負は自分の「ベスト」でなく相手との「ベター」はその通りだと思ったよ。確かにベストを尽くしても勝てないし、相手よりベターな戦い方、有利に進める能力があるから勝てるんだもんね」
「森上の“テニスこそ日本人が世界で勝てるスポーツ”も納得させられたよ。確かに100m走だったらスタートの時点でもう負けてその後挽回出来ないけど、テニスはいろんな要素があるからな」
「タケシも相変わらず上手かったねえ」
「おまけに何才になっても爽やかで誰かさんとは大違いですね」
「どういう事だよ!大体何で俺が比較の対象なんだよ。お前はどうだってんだ!」
「これ美味いっすよ。豚トロ」
ひとしきり呑み喰いしてから二軒目に流れ、更にゴールデン街へ傾れ込んでこの日はお開き。
終電の中でiPhoneをめくっていると、呑んでる最中に読まされたノートの中身を思い出した。
●PLAY&STAY
・ テニスというボールゲームの楽しさ、素晴らしさを感じるにはゲームが最適
・ ・初めてプレーしたその日から、サーブからゲームしてみよう
・ ・レベル、体格、脚力、腕力に応じた環境をセッティングしよう
・ ・「打点の高さ」「カバーリング範囲」「ラリーの続く回数」の見極め
・ ・Ball×Court×Racket=PLAY&STAY
・ ・トミー・ハースは4?11歳迄はショートテニスプログラム。11歳の時点でテニスのスタイルはほぼ現在の形であった。
・プレーヤーは技術指導よりも、楽しく継続的な運動、飽きさせないいろんな練習、上達しているという感覚、成功への予感に刺激される」
当たり前と言えば当たり前の事が汚い字で殴り書きしてあった。
大人になると子供の時の目線を忘れ、上手くなれば始めた時の苦労を忘れ、コーチになればプレーヤーの時のもどかしさを忘れるということか。
“当ホテルには1969年以降、その様なスピリッツはおいてありません”
イーグルスの“ホテル・カリフォルニア”の歌詞の中の、酒と魂をひっかけた有名な一節。
このPLAY&STAYは、テニス界が形式だけの導入ではなく、
魂を込めてのテニスフリークを増やそうという試みになるんだろう。
「1年前のカンファレンスでも紹介されて今まで何も進展なくて、今年はITFの……」
「だから!酒を魂に変えるのはお前等の専売特許だろ?!ごちゃごちゃ言わないでさっさとやれ!」
2010.3.14
Ikudon
カテゴリー:Tennis
2010/03/25 23:30













