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another side of tennis

Scene 269 [Far East]

「何でそのネーミングにしたの?」
「FEN聴いてるとさ、何とかかんとかfar eastって言うじゃん-!
極東からトップを出すって意味も込めてあそこから」

極東ね。
今秋はそれを身に染みて感じた。
フェデラーの又してものドタキャン。
「遠いからなあ、いくら積まれても嫌になっちゃうんかなあ」
なんて通ぶったボヤきを何人からか聞いた。
そしてフェデラー欠場でトップシードのデルポトロの1R敗退。
「時差ボケも何だかなあだけど、二年連続で腹の調子が悪いってないんじゃない……」
N.Y.への飛行機では、喰っちゃ寝喰っちゃ寝の繰り返しのブロイラー状態で本当に遠いと感じるが、単発のトーナメントでこれだと確かにキツいよなあ。

そんな極東のタフネス・ヒロイン、杉山愛選手の引退と、クルム伊達公子選手の13年振りのWTAツアー優勝。
フェードアウトとフェードインの奇妙なタイムスリップ。
そんなカオスに立ち会えるのも素敵と考えよう。

さてマスコミ的には書き辛いトーナメントとなってしまったジャパン・オープンの土曜日。
ヒューイットがフルセットで負けて、これで更に扱い悪くなるなと考えてた後のツォンガvsモンフィス。
なかなかタイミングが合わず、練習しか観た事のなかったモンフィスの試合が観れると楽しみにしていたら、ツォンガが凄い。
200km超のサービスにこれでもかという位のハードヒット。
わおっ、いいものを見せてもらったぜ。
その後のサイン会で見せた、一人一人の目を見て微笑み、丁寧にサインして行く姿に心が温かくなった。
素晴らしい片手バックハンドのユージニーとの、明日の決勝戦は楽しみだ。

その後の男子ダブルス準決勝で負けたしまった岩渕聡・鈴木貴男ペアの試合後のインタビューで、「岩渕・鈴木」の終りに感極まり嗚咽を漏らした鈴木選手。
そして最後の女子ダブルス決勝を観ようと残った沢山の観客。
いい雰囲気だった。
いい雰囲気と言えば、ロイヤルボックスで裏方として働いていた元選手達。
ゲート付近でずっと出入りする人を迎えていた旧知のフェド杯監督。
全日程終了後、膝掛けやクッションを集めていた数名の女性プロ。
皆からスポンサードしてくれている人達への感謝の念を感じた。

悪くないよ、極東!
みんなおいで!

2009.10.10
Mutsumi


カテゴリー:Tennis
2009/10/10 00:33

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筆者紹介:坂東海


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