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another side of tennis

Scene 242 [荒野をくだって]

「242ね……西に……。“荒野をくだって”だな」と、どうでもいい語呂合わせをして、鼻歌で“荒野をくだって あの赤く焼けついたあの 荒野をくだって 街ざかいのハイウェイを西へ”と唄ってみる。
あの頃、乱痴気騒ぎの翌朝に宿酔いの俺を襲った淋しさと焦り。
それが諦めに変る前にかろうじて歩き出せたから、まだここにいるのか。

“よりよい世界 夢見ながら 眠りにつく時がある だけど沈んだままの心で いつも目をさます”荒野をくだって/甲斐バンド

[Number.714]

車内吊りで見た野茂選手のUP。
読みたくて本屋、コンビニと歩き回ったがない。
電車の中で前の男が読んでた時は、(頼むから網棚に置いてってくれ!)と願った。
そんな事を繰り返した数日後、AmazonであっさりGet。
でも俺はAmazonの在庫で定価の530円で買えたが、マーケットプレイスでは既に2,600円とプレミアがついてた。
「ミュージシャンはいくつになってもミュージシャンである様に、60、70になっても野球選手を自称しながらフェードアウトするのもいいと考えた」
「アメリカで野球で成功したのは早かった方かもしれないが、既に日本企業はワールドワイドで活躍してたから、自分のやってることなんかそれ程でもないと思ってた」
なんて言葉に、彼のデカさを感じる。

「30歳になるぐらいまでは、自分が活躍することが結局チームのためになるんだ、自分が絶対にいい結果を出すんだって考えていました。でも、30の手前ぐらいですからですかね、チームで戦って行くことの大切さ、その中で自分はなにができるんだって考えるようになりました。チームのためにできることをやり、それをチームメイトに理解してもらうほうが、ずっとやりがいがあるってわかってきましたからね」野茂英雄([Number.714]文:阿部珠樹)

満員の甲斐バンド、東京国際フォーラム。
Gmのシンプルなギターのイントロ、スネアの音、そしてシンガーの声。
音に真摯に向かい合って来たチーム故のグルーヴ。
9才のガキは決めに合わせて拳を突き上げてる。
奴にせがまれてKISSを武道館に観に行ってから5年たってる。
俺がロックンロールとテニスに夢中になった歳まで後3年か。
俺は、もっともっと誰かの為に何かしていい頃合いかもしれない。
重い腰を上げて、俺だけが出せるグルーヴって奴を探しに、街境に行ってみる。

2008.10.26
Tokyo International Forum.A


カテゴリー:KAI
2008/10/30 23:53

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筆者紹介:坂東海


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