Scene 219 [My Back Pages]
“後期高齢者医療制度”
正直最初は「後期」というのは年齢区分ではなく、他のシステム的ニュアンスの表現と思っていた。
実際は「75歳以上の高齢者」だった訳だが、そりゃあ区切られた方は気分悪い。
慌てて“長寿医療制度”なんて言い換えてももう遅い。
75歳以上の人を高齢者の後半と名付けた奴等が、今更何を言うだ。
表向きの言葉にだまされる奴はいつの時代も多いが、それでも人はふと見せる一瞬の本音を見逃さない。
「私達は高齢者の方達を応援します!」みたいなキャッチコピーを出してる企業のお偉いさんが、ビジネス誌で「これからは高齢者をターゲットにしたものがビジネスチャンス」なんて自慢げにコメントしているのを良く見る。
携帯電話メーカーの役員が「携帯電話が大人と若者に行き渡り、今後は子供とお年寄りがターゲット」と言ってる記事を読んだこともある。
そういうのを二枚舌って言うんだよ。
って言うか、その程度のパブリックイメージのコントロールも出来なくて大丈夫か?!
誰だって金が必要な事はわかってる。
自分の今の仕事を生業を言い切れる奴なんてほんの一握りで、殆どの奴等が喰う為、生きる為に働いてる。
「金じゃない」って言う奴は、「金の多い少ないじゃなくて自分の価値観が大切」って言っているんだと、よっぽどの揚げ足取りじゃない限りわかる。
自分の仕事に対して正当な対価が欲しい、出来れば沢山欲しい、でも誰かを欺いたり、金を得ることだけの為に仕事するのは嫌だと感じるのが大人だ。
生業だろうが、そうじゃなかろうが「いつか」という熱い想いだけは持っていたい。
話を最初に戻すと、テニススクールでは以前から「シルバークラス」なんて表現をみかけた。
でも「高齢者として括られてる感じは不快」という声が多く、各スクールはネーミングに苦慮したみたいだ。
NHKの「ゆうゆうテニス」以降は、そのイメージが定着した感がある。
先日電車広告では「マスタークラス」と呼んでいるのを見かけた。
“生涯スポーツ”と言われるテニス。
団塊の世代云々での“ビジネス・チャンス”に、テニス関係者は誠実に対応しているはずだ。
「アニカ・ソレンスタムが引退ですよ」「えっマジ?!」なんて話をした翌朝、今朝の朝刊。
一面のトッピック欄にエナンの写真。
(うん?どこかで優勝したのか?)と見たら、「エナンが引退表明」。
ページを捲りながら、頭の中には同じベルギーの同世代、クレイステルスが浮かぶ。
「現役を続けるモチベーションがなくなった」と発表をもっての引退で、間近に迫ったフレンチもウィンブルドンも出ないらしい。
「フレンチに勝つ事が最大の喜び」と言っていたエナン。
それがこのタイミングで引退。
(そうなんだ……)と認める。
記事には「現役世界ランク1位の引退は初めて」とあったが、それは他人が「もったいない」とか言う筋合いじゃあない。
「悲しいよりホッとしてる」「自分が創設したテニスアカデミーに力を注ぐ」と記事は締めくくられていた。
彼女にとって生涯賞金20億とかは関係なく、テニスは生業だ。
気付けばエナンの記事の下には、「世界トップ10に入れる逸材」という見出し。
エナンに負けない位の大きな囲み記事で「テニス 錦織のコーチ」のインタビュー記事。
iTunesは“Ah,but I was so much older then,I’m younger than that now.”とジョージ・ハリスン、クラプトン、ニール・ヤング、そしてディランが唄うMy Back Pagesを流してる。
「あの頃の僕は老けていて、今の方がずっと若いのさ」BOB DYLAN
2007.5.15
Hoya-Shinmachi
正直最初は「後期」というのは年齢区分ではなく、他のシステム的ニュアンスの表現と思っていた。
実際は「75歳以上の高齢者」だった訳だが、そりゃあ区切られた方は気分悪い。
慌てて“長寿医療制度”なんて言い換えてももう遅い。
75歳以上の人を高齢者の後半と名付けた奴等が、今更何を言うだ。
表向きの言葉にだまされる奴はいつの時代も多いが、それでも人はふと見せる一瞬の本音を見逃さない。
「私達は高齢者の方達を応援します!」みたいなキャッチコピーを出してる企業のお偉いさんが、ビジネス誌で「これからは高齢者をターゲットにしたものがビジネスチャンス」なんて自慢げにコメントしているのを良く見る。
携帯電話メーカーの役員が「携帯電話が大人と若者に行き渡り、今後は子供とお年寄りがターゲット」と言ってる記事を読んだこともある。
そういうのを二枚舌って言うんだよ。
って言うか、その程度のパブリックイメージのコントロールも出来なくて大丈夫か?!
誰だって金が必要な事はわかってる。
自分の今の仕事を生業を言い切れる奴なんてほんの一握りで、殆どの奴等が喰う為、生きる為に働いてる。
「金じゃない」って言う奴は、「金の多い少ないじゃなくて自分の価値観が大切」って言っているんだと、よっぽどの揚げ足取りじゃない限りわかる。
自分の仕事に対して正当な対価が欲しい、出来れば沢山欲しい、でも誰かを欺いたり、金を得ることだけの為に仕事するのは嫌だと感じるのが大人だ。
生業だろうが、そうじゃなかろうが「いつか」という熱い想いだけは持っていたい。
話を最初に戻すと、テニススクールでは以前から「シルバークラス」なんて表現をみかけた。
でも「高齢者として括られてる感じは不快」という声が多く、各スクールはネーミングに苦慮したみたいだ。
NHKの「ゆうゆうテニス」以降は、そのイメージが定着した感がある。
先日電車広告では「マスタークラス」と呼んでいるのを見かけた。
“生涯スポーツ”と言われるテニス。
団塊の世代云々での“ビジネス・チャンス”に、テニス関係者は誠実に対応しているはずだ。
「アニカ・ソレンスタムが引退ですよ」「えっマジ?!」なんて話をした翌朝、今朝の朝刊。
一面のトッピック欄にエナンの写真。
(うん?どこかで優勝したのか?)と見たら、「エナンが引退表明」。
ページを捲りながら、頭の中には同じベルギーの同世代、クレイステルスが浮かぶ。
「現役を続けるモチベーションがなくなった」と発表をもっての引退で、間近に迫ったフレンチもウィンブルドンも出ないらしい。
「フレンチに勝つ事が最大の喜び」と言っていたエナン。
それがこのタイミングで引退。
(そうなんだ……)と認める。
記事には「現役世界ランク1位の引退は初めて」とあったが、それは他人が「もったいない」とか言う筋合いじゃあない。
「悲しいよりホッとしてる」「自分が創設したテニスアカデミーに力を注ぐ」と記事は締めくくられていた。
彼女にとって生涯賞金20億とかは関係なく、テニスは生業だ。
気付けばエナンの記事の下には、「世界トップ10に入れる逸材」という見出し。
エナンに負けない位の大きな囲み記事で「テニス 錦織のコーチ」のインタビュー記事。
iTunesは“Ah,but I was so much older then,I’m younger than that now.”とジョージ・ハリスン、クラプトン、ニール・ヤング、そしてディランが唄うMy Back Pagesを流してる。
「あの頃の僕は老けていて、今の方がずっと若いのさ」BOB DYLAN
2007.5.15
Hoya-Shinmachi
カテゴリー:DYLAN
2008/05/15 10:25














