[Another Side of Tennis] 坂東海
新宿ゴールデン街バーの片隅のテニスと音楽の与太話です。
01
Scene 248 [Yesterday’s Paper]
時事通信の記事『「自分」から「世界」へ=38歳伊達の再挑戦』でのクルム伊達公子評、「力を冷凍保存していたかのよう」は上手かった。
今回の活躍の原因をそれらしく語るより、この一言だろう。
そして周囲の騒がしさは、こんなイメージでの復活と感じている気がする。
まあ騒がしさには、お決まりの“他人の話しか出来ない”奴等の雑音が多々あるが。
その記事の中には、こんな台詞。
「テニスは心技体。若さやパワーでは勝ち抜けない。わたしの優勝が面白くない人がいるかもしれないが、勝負の世界で起こったことは現実」
「世界に目を向けることで、精神的にもタフになれる」
チャンピオンでも4回戦ボーイでも、今やるべき事をやるしかない。
でも、記事の中のこんなテキストを読んでやっぱり感服した。
「38歳といえば、ミスタープロ野球、長嶋茂雄が現役を引退した年齢」
さて先週は心強い記事もあった。
『中学校に硬式テニス部を』河北新報。
日本テニス協会が中体連(日本中学校体育連盟)への2012年の準加盟、2015年の正式加盟を目標としたという今更という感もなきにしもあらずの発表を受けての、宮城県テニス協会の働きかけ。
宮城県内では民間クラブで小学生約1,000名がプレーしているが、中学進学後硬式テニスを続けるのはその半分とのこと。
全国の同じ境遇のコーチ達は、毎年今時分から無力感を感じているが、これを機会にと願わずにいられない。
この記事の後のリリースには、『毎年200部活が消えた』(読売新聞)。
「都内公立中約640校で顧問の確保が出来ず、毎年200部以上が廃部、休部になっている」というリードに(そこまでか!-)と驚きながら、 (でも元々公立中に硬式テニス部ないもんな)と白けた後、宮城の話を思い出す。
大丈夫、硬式テニス部は増える!
こうやってテニスに関する記事を拾って行くと、やはりテニスに“好意的な論調”に露骨なシンパシーを感じる。
目先を変えると、この論調って奴がくせ者だ。
TVのニュース番組じゃキャスターの論調が、まるで正論の様に展開される。
溢れ出し、垂れ流されてる情報を信じるか信じないか、活かすか活かさないか、それは自分次第だ。
その前に、“お前なんか昨日の新聞だ。昨日の新聞を誰が読みたがるか(R.Stones)”
なんて毒づかれない様に、いつも何かにときめいてないとな!
2008.12.11
Musashimurayama
今回の活躍の原因をそれらしく語るより、この一言だろう。
そして周囲の騒がしさは、こんなイメージでの復活と感じている気がする。
まあ騒がしさには、お決まりの“他人の話しか出来ない”奴等の雑音が多々あるが。
その記事の中には、こんな台詞。
「テニスは心技体。若さやパワーでは勝ち抜けない。わたしの優勝が面白くない人がいるかもしれないが、勝負の世界で起こったことは現実」
「世界に目を向けることで、精神的にもタフになれる」
チャンピオンでも4回戦ボーイでも、今やるべき事をやるしかない。
でも、記事の中のこんなテキストを読んでやっぱり感服した。
「38歳といえば、ミスタープロ野球、長嶋茂雄が現役を引退した年齢」
さて先週は心強い記事もあった。
『中学校に硬式テニス部を』河北新報。
日本テニス協会が中体連(日本中学校体育連盟)への2012年の準加盟、2015年の正式加盟を目標としたという今更という感もなきにしもあらずの発表を受けての、宮城県テニス協会の働きかけ。
宮城県内では民間クラブで小学生約1,000名がプレーしているが、中学進学後硬式テニスを続けるのはその半分とのこと。
全国の同じ境遇のコーチ達は、毎年今時分から無力感を感じているが、これを機会にと願わずにいられない。
この記事の後のリリースには、『毎年200部活が消えた』(読売新聞)。
「都内公立中約640校で顧問の確保が出来ず、毎年200部以上が廃部、休部になっている」というリードに(そこまでか!-)と驚きながら、 (でも元々公立中に硬式テニス部ないもんな)と白けた後、宮城の話を思い出す。
大丈夫、硬式テニス部は増える!
こうやってテニスに関する記事を拾って行くと、やはりテニスに“好意的な論調”に露骨なシンパシーを感じる。
目先を変えると、この論調って奴がくせ者だ。
TVのニュース番組じゃキャスターの論調が、まるで正論の様に展開される。
溢れ出し、垂れ流されてる情報を信じるか信じないか、活かすか活かさないか、それは自分次第だ。
その前に、“お前なんか昨日の新聞だ。昨日の新聞を誰が読みたがるか(R.Stones)”
なんて毒づかれない様に、いつも何かにときめいてないとな!
2008.12.11
Musashimurayama
カテゴリー:Stones
12/11 19:30
02
Scene 247 [かりそめのスウィング]
「テニスは不況に強い」らしい。
確かに世の中が不況だからコーチが解雇された、スクールが閉鎖されたってのは聞いたことがない。
テニススクール特有の“安・近・短”が今の世相にぴったりってことなんだろう。
更に今年は錦織圭選手の躍進、クルム伊達公子選手の復活もあり、沢山の子供達がスクールに足を運んでいると聞く。
バックパックにラケットを入れて、グリップがちょんまげみたいに見える子供達が自転車で息を切らせてる走って来るところ、コート上の笑顔、躍動感が頭の中一杯に広がって、幸せな気分になる。
やっぱテニスっていいよなあ。
とは言え、年の瀬で誰でも餅代が欲しいって時に、新聞には“経営改善の為に社員約千人削減”という記事。
他にも技術を持った熟練工約千三百人が契約途中で大量解雇なんて見出しもある。
「経営改善って言っときながら、人の人生改悪してどうすんだよ」なんて心の中でつぶやきながら、この寒空の下放り出された人達の事を想う。
「よく“給料日前で苦しい”って言うけどさ、“給料日後で楽だ”って聞いたことないよね」
「って言うかさ、給料日以外は全部給料日前だよな!」
レッスンが終れば毎晩、スタッフと餃子ビールしてる若いプロコーチ同士の会話。
こんな呑気な会話が出来るだけ幸せって奴なのか。
“ジングルベルに街が うき足だった夜 人の声と車の音が飛び交ってる ニュースは不況を喋い 街には人があふれた そしてふらりとあいつは舞い戻ってきた” かりそめのスウィング/甲斐バンド(1975)
30年以上前のナンバーがやたらリアルに響く。
ちぇっ!全く、代り映えのしない毎日だぜ。
さて、今日は何を面白がるかな。
被害者面だけはぶら下げたくないからね。
そうだな、テニスの“安・近・短”を活かして、もっともっと地域貢献、地域密着、そしてテニスそのものの底辺拡大と底上げが出来ないか、考えてみることにしよう。
2008.12.4
Tako-Park
確かに世の中が不況だからコーチが解雇された、スクールが閉鎖されたってのは聞いたことがない。
テニススクール特有の“安・近・短”が今の世相にぴったりってことなんだろう。
更に今年は錦織圭選手の躍進、クルム伊達公子選手の復活もあり、沢山の子供達がスクールに足を運んでいると聞く。
バックパックにラケットを入れて、グリップがちょんまげみたいに見える子供達が自転車で息を切らせてる走って来るところ、コート上の笑顔、躍動感が頭の中一杯に広がって、幸せな気分になる。
やっぱテニスっていいよなあ。
とは言え、年の瀬で誰でも餅代が欲しいって時に、新聞には“経営改善の為に社員約千人削減”という記事。
他にも技術を持った熟練工約千三百人が契約途中で大量解雇なんて見出しもある。
「経営改善って言っときながら、人の人生改悪してどうすんだよ」なんて心の中でつぶやきながら、この寒空の下放り出された人達の事を想う。
「よく“給料日前で苦しい”って言うけどさ、“給料日後で楽だ”って聞いたことないよね」
「って言うかさ、給料日以外は全部給料日前だよな!」
レッスンが終れば毎晩、スタッフと餃子ビールしてる若いプロコーチ同士の会話。
こんな呑気な会話が出来るだけ幸せって奴なのか。
“ジングルベルに街が うき足だった夜 人の声と車の音が飛び交ってる ニュースは不況を喋い 街には人があふれた そしてふらりとあいつは舞い戻ってきた” かりそめのスウィング/甲斐バンド(1975)
30年以上前のナンバーがやたらリアルに響く。
ちぇっ!全く、代り映えのしない毎日だぜ。
さて、今日は何を面白がるかな。
被害者面だけはぶら下げたくないからね。
そうだな、テニスの“安・近・短”を活かして、もっともっと地域貢献、地域密着、そしてテニスそのものの底辺拡大と底上げが出来ないか、考えてみることにしよう。
2008.12.4
Tako-Park
カテゴリー:KAI
12/04 13:35
03
Scene 246 [Back to The Roots]
西東京の小学校のグラウンド。
寒々しい空とは対照的に、近隣の少年野球チームの選手約320名で賑わっている。
田無出身のメジャーリーガー井口資仁選手の野球教室が始まった。
最初は当然キャッチボール。
準備している間井口選手は、スタッフと談笑しながらテニスのサーブの様に回内の動作を繰り返してる。
そしてキャッチボール開始。
子供相手だから軽く投げてるだけだが、必ず綺麗に回内の動きが入ってる。
320人を相手する訳だから、子供達はボールが一往復すると交代して行く。
たった一往復でも子供達は帽子を取って挨拶。
井口選手はその度に帽子のつばに手を持って行き返礼。
バッティング練習の前にはどんなスポーツでも共通で大切な基本を一言。
「皆は腕の力って強いって思ってるかもしれないけど実は一番弱くて、地面から力をもらって足、腰、腕、バットの順番で力を伝えて行くんだよ」
子供達は真剣に聞いてる。
周りのお父さんコーチ達は、「何回言ってもやらないし、話もロクに聞かないのが、これ一回で身に付いたりするんだよねえ」と嬉しそうな?苦笑い。
最後は井口選手の著書「井口の法則」を渡しながらの握手会。
事前に購入した子供限定だが、それでも物凄い人数。
主催者は各チームで纏めて渡すつもりだったのが、井口選手たっての希望で一人一人に手渡すことになったとのこと。
ウチのガキは申込みを忘れてたが、今からでもOKとなって購入して握手。
喜んでサインを見たら事前購入の子達には書かれていた日付がない。
スタッフに「すいません。今日誕生日なんで日付入れてもらえませんか?」と尋ねたら、井口選手自らが、「いいですよ!」と本を受け取り「ペンある?」とスタッフに声をかけて日付を書き加えてくれて、「頑張ってね!」と頭をポンと叩きながら返してくれた。
キャッチボールの時同様に、自分のバックボーンを大切にしている事が伺えて、彼の誠実さを感じて温かい気持ちになった。
なあ、いい誕生日になったな。
この井口選手の野球教室のことをプロテニスコーチに話してみた。
奴は、「彼は能力が高過ぎて自分の筋力を超えちゃうんですよ。特に上腕がポイントらしくて、回内のストレッチもそれだけでなく、こういうのやこんなストレッチしてるんですよ」とストレッチの真似をしてみせる。
そして「言ってくれればグローブ持って観に行ったのに……」と恨めしそうな顔。
何か嬉しくなる会話だった。
こんな奴のレッスンを受けれるジュニアは幸せだ。
2008.11.24
Hoya-sho
寒々しい空とは対照的に、近隣の少年野球チームの選手約320名で賑わっている。
田無出身のメジャーリーガー井口資仁選手の野球教室が始まった。
最初は当然キャッチボール。
準備している間井口選手は、スタッフと談笑しながらテニスのサーブの様に回内の動作を繰り返してる。
そしてキャッチボール開始。
子供相手だから軽く投げてるだけだが、必ず綺麗に回内の動きが入ってる。
320人を相手する訳だから、子供達はボールが一往復すると交代して行く。
たった一往復でも子供達は帽子を取って挨拶。
井口選手はその度に帽子のつばに手を持って行き返礼。
バッティング練習の前にはどんなスポーツでも共通で大切な基本を一言。
「皆は腕の力って強いって思ってるかもしれないけど実は一番弱くて、地面から力をもらって足、腰、腕、バットの順番で力を伝えて行くんだよ」
子供達は真剣に聞いてる。
周りのお父さんコーチ達は、「何回言ってもやらないし、話もロクに聞かないのが、これ一回で身に付いたりするんだよねえ」と嬉しそうな?苦笑い。
最後は井口選手の著書「井口の法則」を渡しながらの握手会。
事前に購入した子供限定だが、それでも物凄い人数。
主催者は各チームで纏めて渡すつもりだったのが、井口選手たっての希望で一人一人に手渡すことになったとのこと。
ウチのガキは申込みを忘れてたが、今からでもOKとなって購入して握手。
喜んでサインを見たら事前購入の子達には書かれていた日付がない。
スタッフに「すいません。今日誕生日なんで日付入れてもらえませんか?」と尋ねたら、井口選手自らが、「いいですよ!」と本を受け取り「ペンある?」とスタッフに声をかけて日付を書き加えてくれて、「頑張ってね!」と頭をポンと叩きながら返してくれた。
キャッチボールの時同様に、自分のバックボーンを大切にしている事が伺えて、彼の誠実さを感じて温かい気持ちになった。
なあ、いい誕生日になったな。
この井口選手の野球教室のことをプロテニスコーチに話してみた。
奴は、「彼は能力が高過ぎて自分の筋力を超えちゃうんですよ。特に上腕がポイントらしくて、回内のストレッチもそれだけでなく、こういうのやこんなストレッチしてるんですよ」とストレッチの真似をしてみせる。
そして「言ってくれればグローブ持って観に行ったのに……」と恨めしそうな顔。
何か嬉しくなる会話だった。
こんな奴のレッスンを受けれるジュニアは幸せだ。
2008.11.24
Hoya-sho
カテゴリー:word
11/27 23:59
04
Scene 245 [宝物]
二の酉で賑わう花園神社。
不景気だから混んでるのか、不景気でも混んでるのかわからんが、参道は歩くのもままならない。
(失敗したなあ……)とゴールデン街への抜け道に選んだのを後悔しつつも、テントの中で呑んでる大勢の客を見て何か嬉しくなる。
やっと辿り着いたいつものカウンターで四つ薔薇を一口。
後から入って来た歳の離れた男女の、どうでもいい会話にたまに茶々を入れながら呑んでたら、呑み屋野球チームの仲間が入って来た。
奴は某スポーツ新聞社の五輪系担当。
「伊達凄いですね」と来たんで適当に話を流してたら、やっぱりこう来た。
「日本のテニスやばくないですか-!38才で12年振りの復帰で半年後に18年振りの全日本優勝って、そんなんでいいんですか-!他のスポーツじゃ考えられないですよ!」
全くこいつは何でも大袈裟に、おまけに深刻そうに話すからタチが悪い。
「伊達勝っちゃいましたね」「えっ-!う〜ん」
全日本の女子準決勝の後のテニス関係者からの電話。
昨年優勝のトップシードを破っての決勝進出。
そのトップシード選手がAIG SUNDAYでの公開練習で、ボールが途切れる度にコーチの方を振り返るのを観ていた時に感じた不安が蘇った。
“勝っちゃいましたね”は、テニス関係者の本音だろう。
伊達選手が出場したからマスコミが取り上げ、テニスの露出が増えるという“痛し痒し”もある。
とは言えどんな時でも、起きた事をフラットに受け止め即動いて、現状を楽しむしかない。
店の中にはざらついた声が流れてる。
デモテープ特有の、シンプルなギターとハーモニカのテイク。
店の中の会話が途切れると嫌でも耳を奪う声に、カップルは慌てて言葉を繋ぐ。
“前にも言われたもんさ 「奴も終わったな」 好きに言われたもんさ 「奴も終わったな」 何もできない奴には言わせとけ もしかして妬いてんのか 言わせとけ 悪いな面白くなるのはこれからさ なにしろ面白くなるのはこれからさ”宝物/SION
“Naked Tracks〜光へ〜”いいアルバムだ。
奴とは家が近いことがわかって、行きつけの天ぷら屋とイタ飯屋を教えてやる。
「今度ガキと行きますよ!ありがとうございます」と紙ナプキンに店の名前を書いてた奴が、書き終えた瞬間顔を上げて今度は、「そう言えばインタビューもドタキャンしたじゃないですか!プロ選手としてあり得ないですよ!プロ選手にはインタビューに答える……」
わかった、わかった、俺が謝るからよ、今はゆっくり呑ませてくれよ。
後で“ここにいない誰か”の話じゃなくて、お互いの“宝物”の話でもしようぜ。
2008.11.17
Shintoshin-Hodokyo
不景気だから混んでるのか、不景気でも混んでるのかわからんが、参道は歩くのもままならない。
(失敗したなあ……)とゴールデン街への抜け道に選んだのを後悔しつつも、テントの中で呑んでる大勢の客を見て何か嬉しくなる。
やっと辿り着いたいつものカウンターで四つ薔薇を一口。
後から入って来た歳の離れた男女の、どうでもいい会話にたまに茶々を入れながら呑んでたら、呑み屋野球チームの仲間が入って来た。
奴は某スポーツ新聞社の五輪系担当。
「伊達凄いですね」と来たんで適当に話を流してたら、やっぱりこう来た。
「日本のテニスやばくないですか-!38才で12年振りの復帰で半年後に18年振りの全日本優勝って、そんなんでいいんですか-!他のスポーツじゃ考えられないですよ!」
全くこいつは何でも大袈裟に、おまけに深刻そうに話すからタチが悪い。
「伊達勝っちゃいましたね」「えっ-!う〜ん」
全日本の女子準決勝の後のテニス関係者からの電話。
昨年優勝のトップシードを破っての決勝進出。
そのトップシード選手がAIG SUNDAYでの公開練習で、ボールが途切れる度にコーチの方を振り返るのを観ていた時に感じた不安が蘇った。
“勝っちゃいましたね”は、テニス関係者の本音だろう。
伊達選手が出場したからマスコミが取り上げ、テニスの露出が増えるという“痛し痒し”もある。
とは言えどんな時でも、起きた事をフラットに受け止め即動いて、現状を楽しむしかない。
店の中にはざらついた声が流れてる。
デモテープ特有の、シンプルなギターとハーモニカのテイク。
店の中の会話が途切れると嫌でも耳を奪う声に、カップルは慌てて言葉を繋ぐ。
“前にも言われたもんさ 「奴も終わったな」 好きに言われたもんさ 「奴も終わったな」 何もできない奴には言わせとけ もしかして妬いてんのか 言わせとけ 悪いな面白くなるのはこれからさ なにしろ面白くなるのはこれからさ”宝物/SION
“Naked Tracks〜光へ〜”いいアルバムだ。
奴とは家が近いことがわかって、行きつけの天ぷら屋とイタ飯屋を教えてやる。
「今度ガキと行きますよ!ありがとうございます」と紙ナプキンに店の名前を書いてた奴が、書き終えた瞬間顔を上げて今度は、「そう言えばインタビューもドタキャンしたじゃないですか!プロ選手としてあり得ないですよ!プロ選手にはインタビューに答える……」
わかった、わかった、俺が謝るからよ、今はゆっくり呑ませてくれよ。
後で“ここにいない誰か”の話じゃなくて、お互いの“宝物”の話でもしようぜ。
2008.11.17
Shintoshin-Hodokyo
カテゴリー:SION
11/20 23:21
05
Scene 244 [ROCK AND A HARD PLACE]
家族がチャンネルを変えてるところに「STOP!」と声をかけて、日本シリーズ第7戦をTV観戦。
第6戦まではタイミングが悪く、ライヴで見れたのはバーのカウンターでマスターの携帯のワンセグで見た、第5戦の9回裏だけ。
今日は7回表の巨人2‐1西武から見れた。
子供の頃、家で取ってたのは読売新聞と報知新聞。
その割には家族は巨人ファンではなかった気がするのは、商売をやってた絡みで店のすぐ側にあった読売新聞の販売所と契約していたからか。
俺がガキの頃は長嶋・王の最盛期の巨人V9時代。
少年野球チームに入るのが当たり前だった俺達は、殆ど巨人ファンだった気がする。
余りに阿漕な巨人のフロントのやり口が鼻について、ヤクルトを応援し出した頃から徐々に球場に足を運ぶ機会が減り、ナイターをTVで見ることも殆どなくなって行ったが、TVのニュースや新聞では未だについつい巨人戦の結果を見てしまう。
もっと言えば巨人が常にデカク取り上げられている読売新聞に慣れているから、他の新聞のスポーツ面は違和感があって読みにくい。
こりゃ一種の洗脳だな。
そんな訳で無意識に巨人を応援している時にふと思い出した。
(あっ、そうだ!あいつが西武のバッテリーコーチしてるんじゃん!)
西武のベンチが映る度に奴を探したが、そんなことをしてるうちに西武が逆転、そして優勝。
(あいつ給料上がるかな-!ずっと伊東の控えで苦労してたからなあ。良かったなあ)
で、良く良く考えてみたら奴は二軍のバッテリーコーチだった。
さて俺は今有明。
日本シリーズと同じ日本選手権なんだが客は少な……くない。
センターコートの第一試合が、伊達vs奈良戦という事もあるが、アウトコートにも大勢の観客。
平日の朝10時でこれはスゴい。
でもね、こんなに身近に部活目線?で観れるんだから、もっともっと沢山の人達が観に来ればいいのに。
俺も部活目線で楽しんで来たよ。
まずはAIG SUNDAYの時に果たせなかった、旧知のコーチと再会の挨拶。
彼が自分の女子選手の試合を観ているのに気付き、その後ろで俺も観戦。
激しい打ち合いを観ながら心の中で、(超えろ!超えろ!ここを超えろ!)と応援。
最後は負けてしまったが、彼が周りのスタッフに笑顔で握手を求める姿を見て安心して声をかけた。
「久し振りです。惜しかったですね」
「おおっ、久し振り!いい選手でしょ!-」
コートを移動して守屋宏紀選手の試合に見入る。
バランスの良さと、プレースメントの良さに感心。
ファイナルに入ると、ルックスに似合わないタフネスさが光り出す。
横に来た知り合いのカメラマンが、「インターハイの時も汗ひとつかかないで勝っちゃったからね」と一言。
試合後、最近良く会うJrデ杯監督とすれ違う。
お互い言葉はなく、笑顔で握手。
全日本の会場には、日本のテニスの未来を応援するエネルギーが満ちている。
人混みから抜けると、遠くに敗者の背中。
誰でも負ければその時点でトーナメントから消え、試合後に大会本部に行く必要もなく、ロッカールームに寄って帰るだけだ。
帰りに独り岐阜屋でトマトタンメンで一杯やってる時、錦織圭選手の親父さんの、「本人の目標は
トップ10、20だろうけど、何番だろうがATPツアーで10年プレーし続けてくれれば満足」という言葉が頭に浮かんだ。
“RockとHardの狭間にはまっちまって、どっちもこっちもゴツゴツしてるぜ”Rolling Stones
2008.11.13
nishishinjuku1
第6戦まではタイミングが悪く、ライヴで見れたのはバーのカウンターでマスターの携帯のワンセグで見た、第5戦の9回裏だけ。
今日は7回表の巨人2‐1西武から見れた。
子供の頃、家で取ってたのは読売新聞と報知新聞。
その割には家族は巨人ファンではなかった気がするのは、商売をやってた絡みで店のすぐ側にあった読売新聞の販売所と契約していたからか。
俺がガキの頃は長嶋・王の最盛期の巨人V9時代。
少年野球チームに入るのが当たり前だった俺達は、殆ど巨人ファンだった気がする。
余りに阿漕な巨人のフロントのやり口が鼻について、ヤクルトを応援し出した頃から徐々に球場に足を運ぶ機会が減り、ナイターをTVで見ることも殆どなくなって行ったが、TVのニュースや新聞では未だについつい巨人戦の結果を見てしまう。
もっと言えば巨人が常にデカク取り上げられている読売新聞に慣れているから、他の新聞のスポーツ面は違和感があって読みにくい。
こりゃ一種の洗脳だな。
そんな訳で無意識に巨人を応援している時にふと思い出した。
(あっ、そうだ!あいつが西武のバッテリーコーチしてるんじゃん!)
西武のベンチが映る度に奴を探したが、そんなことをしてるうちに西武が逆転、そして優勝。
(あいつ給料上がるかな-!ずっと伊東の控えで苦労してたからなあ。良かったなあ)
で、良く良く考えてみたら奴は二軍のバッテリーコーチだった。
さて俺は今有明。
日本シリーズと同じ日本選手権なんだが客は少な……くない。
センターコートの第一試合が、伊達vs奈良戦という事もあるが、アウトコートにも大勢の観客。
平日の朝10時でこれはスゴい。
でもね、こんなに身近に部活目線?で観れるんだから、もっともっと沢山の人達が観に来ればいいのに。
俺も部活目線で楽しんで来たよ。
まずはAIG SUNDAYの時に果たせなかった、旧知のコーチと再会の挨拶。
彼が自分の女子選手の試合を観ているのに気付き、その後ろで俺も観戦。
激しい打ち合いを観ながら心の中で、(超えろ!超えろ!ここを超えろ!)と応援。
最後は負けてしまったが、彼が周りのスタッフに笑顔で握手を求める姿を見て安心して声をかけた。
「久し振りです。惜しかったですね」
「おおっ、久し振り!いい選手でしょ!-」
コートを移動して守屋宏紀選手の試合に見入る。
バランスの良さと、プレースメントの良さに感心。
ファイナルに入ると、ルックスに似合わないタフネスさが光り出す。
横に来た知り合いのカメラマンが、「インターハイの時も汗ひとつかかないで勝っちゃったからね」と一言。
試合後、最近良く会うJrデ杯監督とすれ違う。
お互い言葉はなく、笑顔で握手。
全日本の会場には、日本のテニスの未来を応援するエネルギーが満ちている。
人混みから抜けると、遠くに敗者の背中。
誰でも負ければその時点でトーナメントから消え、試合後に大会本部に行く必要もなく、ロッカールームに寄って帰るだけだ。
帰りに独り岐阜屋でトマトタンメンで一杯やってる時、錦織圭選手の親父さんの、「本人の目標は
トップ10、20だろうけど、何番だろうがATPツアーで10年プレーし続けてくれれば満足」という言葉が頭に浮かんだ。
“RockとHardの狭間にはまっちまって、どっちもこっちもゴツゴツしてるぜ”Rolling Stones
2008.11.13
nishishinjuku1
カテゴリー:Stones
11/13 23:06
06
Scene 243 [晩秋]
ボルグがウィンブルドンのトロフィーをオークションに出したんだか、出そうとしたのを覚えているだろうか。
コナーズがボルグの為に、自分が買い取ることでオークションに出るのを防ごうとしてるなんて噂も聞いた気がする。
結果として、ウィンブルドンのトロフィーが他人の手に渡る事は避けられたというところ迄しか知らない。
あの時のボルグは、ウィンブルドン五連覇をはじめとする「一生かかっても使い切れない」と言われた賞金等、全財産を使い果たした挙句に、ウィンブルドンのトロフィーを金に換えようとした。
矢面に出たのはボルグだが、取り巻き連中がボルグを利用していいようにやってたらしい。
「バカだなあ……。そんな奴等にだまされんなよ」なんて言えるのは、街の底を這いずり回って生きて来た俺達だからで、若くして世界的に成功した奴への誘惑や重圧は本人にしかわかりゃしない。
ボルグが少年の頃にアイスホッケーの試合で相手を傷つけてしまい、それを機に自分を律する事の大事さに気付き、類似無比のポーカーフェースを得たという話は、同じく少年の頃は感情のコントロールが出来ず、そんな行為を無意味と感じ冷静さを身につけたフェデラーの話とダブり、相変わらず落ち着かず、情けない俺としては大好きなエピソードなんだが(タイガー・ウッズのMCで、フェデラーの幼少から最近迄をフラッシュでまとめているNIKEのCMでは、試合中に癇癪を起こしてボールを蹴り上げるフェデラー少年の様子がインサートされている)。
今年のウィンブルドンでは、招かれて観戦しているボルグの姿があったから、ボルグは窮地を脱したってことか。
小室哲哉作詞作曲の未発表曲に“against the wind”という唄がある。
“大好きだって言えなくなった まして愛なんてとても伝えられない 口惜しいこと甘えたいこと ずっとずっと言えなくなっていて aginst the wind aginst the wind aginst the wind やさしさにさからって どこかでまた吠えてる”
別に好きなミュージシャンじゃあないが、この“against the wind”は好きだ。
TVのしたり顔コメンテーターみたいに、「今の彼は正しく“against the wind”ですね!」なんて言う気は勿論ない。
流通センター駅で降りて、ほこりっぽいトラックのクラクションが響く環七を歩く。
臨海斎場。
ガキの頃からずっと良くしてもらった伯父さんに別れを告げた。
地道に誠実に戦前、戦後と昭和を生きた伯父さん。
こつこつと自分達の生活基盤を作り上げ、家族を養い生きて行く。
そんな堅実さってやつは、地味だとか、素晴らしいだとかじゃなくて、当たり前なんだ。
ゆっくり休んでね。
2008.11.5
Ryutsu-Center
→続きを読む:Scene 243 [晩秋]
コナーズがボルグの為に、自分が買い取ることでオークションに出るのを防ごうとしてるなんて噂も聞いた気がする。
結果として、ウィンブルドンのトロフィーが他人の手に渡る事は避けられたというところ迄しか知らない。
あの時のボルグは、ウィンブルドン五連覇をはじめとする「一生かかっても使い切れない」と言われた賞金等、全財産を使い果たした挙句に、ウィンブルドンのトロフィーを金に換えようとした。
矢面に出たのはボルグだが、取り巻き連中がボルグを利用していいようにやってたらしい。
「バカだなあ……。そんな奴等にだまされんなよ」なんて言えるのは、街の底を這いずり回って生きて来た俺達だからで、若くして世界的に成功した奴への誘惑や重圧は本人にしかわかりゃしない。
ボルグが少年の頃にアイスホッケーの試合で相手を傷つけてしまい、それを機に自分を律する事の大事さに気付き、類似無比のポーカーフェースを得たという話は、同じく少年の頃は感情のコントロールが出来ず、そんな行為を無意味と感じ冷静さを身につけたフェデラーの話とダブり、相変わらず落ち着かず、情けない俺としては大好きなエピソードなんだが(タイガー・ウッズのMCで、フェデラーの幼少から最近迄をフラッシュでまとめているNIKEのCMでは、試合中に癇癪を起こしてボールを蹴り上げるフェデラー少年の様子がインサートされている)。
今年のウィンブルドンでは、招かれて観戦しているボルグの姿があったから、ボルグは窮地を脱したってことか。
小室哲哉作詞作曲の未発表曲に“against the wind”という唄がある。
“大好きだって言えなくなった まして愛なんてとても伝えられない 口惜しいこと甘えたいこと ずっとずっと言えなくなっていて aginst the wind aginst the wind aginst the wind やさしさにさからって どこかでまた吠えてる”
別に好きなミュージシャンじゃあないが、この“against the wind”は好きだ。
TVのしたり顔コメンテーターみたいに、「今の彼は正しく“against the wind”ですね!」なんて言う気は勿論ない。
流通センター駅で降りて、ほこりっぽいトラックのクラクションが響く環七を歩く。
臨海斎場。
ガキの頃からずっと良くしてもらった伯父さんに別れを告げた。
地道に誠実に戦前、戦後と昭和を生きた伯父さん。
こつこつと自分達の生活基盤を作り上げ、家族を養い生きて行く。
そんな堅実さってやつは、地味だとか、素晴らしいだとかじゃなくて、当たり前なんだ。
ゆっくり休んでね。
2008.11.5
Ryutsu-Center
→続きを読む:Scene 243 [晩秋]
カテゴリー:KAI
11/06 03:45
07
Scene 242 [荒野をくだって]
「242ね……西に……。“荒野をくだって”だな」と、どうでもいい語呂合わせをして、鼻歌で“荒野をくだって あの赤く焼けついたあの 荒野をくだって 街ざかいのハイウェイを西へ”と唄ってみる。
あの頃、乱痴気騒ぎの翌朝に宿酔いの俺を襲った淋しさと焦り。
それが諦めに変る前にかろうじて歩き出せたから、まだここにいるのか。
“よりよい世界 夢見ながら 眠りにつく時がある だけど沈んだままの心で いつも目をさます”荒野をくだって/甲斐バンド
[Number.714]。
車内吊りで見た野茂選手のUP。
読みたくて本屋、コンビニと歩き回ったがない。
電車の中で前の男が読んでた時は、(頼むから網棚に置いてってくれ!)と願った。
そんな事を繰り返した数日後、AmazonであっさりGet。
でも俺はAmazonの在庫で定価の530円で買えたが、マーケットプレイスでは既に2,600円とプレミアがついてた。
「ミュージシャンはいくつになってもミュージシャンである様に、60、70になっても野球選手を自称しながらフェードアウトするのもいいと考えた」
「アメリカで野球で成功したのは早かった方かもしれないが、既に日本企業はワールドワイドで活躍してたから、自分のやってることなんかそれ程でもないと思ってた」
なんて言葉に、彼のデカさを感じる。
「30歳になるぐらいまでは、自分が活躍することが結局チームのためになるんだ、自分が絶対にいい結果を出すんだって考えていました。でも、30の手前ぐらいですからですかね、チームで戦って行くことの大切さ、その中で自分はなにができるんだって考えるようになりました。チームのためにできることをやり、それをチームメイトに理解してもらうほうが、ずっとやりがいがあるってわかってきましたからね」野茂英雄([Number.714]文:阿部珠樹)
満員の甲斐バンド、東京国際フォーラム。
Gmのシンプルなギターのイントロ、スネアの音、そしてシンガーの声。
音に真摯に向かい合って来たチーム故のグルーヴ。
9才のガキは決めに合わせて拳を突き上げてる。
奴にせがまれてKISSを武道館に観に行ってから5年たってる。
俺がロックンロールとテニスに夢中になった歳まで後3年か。
俺は、もっともっと誰かの為に何かしていい頃合いかもしれない。
重い腰を上げて、俺だけが出せるグルーヴって奴を探しに、街境に行ってみる。
2008.10.26
Tokyo International Forum.A
あの頃、乱痴気騒ぎの翌朝に宿酔いの俺を襲った淋しさと焦り。
それが諦めに変る前にかろうじて歩き出せたから、まだここにいるのか。
“よりよい世界 夢見ながら 眠りにつく時がある だけど沈んだままの心で いつも目をさます”荒野をくだって/甲斐バンド
[Number.714]。
車内吊りで見た野茂選手のUP。
読みたくて本屋、コンビニと歩き回ったがない。
電車の中で前の男が読んでた時は、(頼むから網棚に置いてってくれ!)と願った。
そんな事を繰り返した数日後、AmazonであっさりGet。
でも俺はAmazonの在庫で定価の530円で買えたが、マーケットプレイスでは既に2,600円とプレミアがついてた。
「ミュージシャンはいくつになってもミュージシャンである様に、60、70になっても野球選手を自称しながらフェードアウトするのもいいと考えた」
「アメリカで野球で成功したのは早かった方かもしれないが、既に日本企業はワールドワイドで活躍してたから、自分のやってることなんかそれ程でもないと思ってた」
なんて言葉に、彼のデカさを感じる。
「30歳になるぐらいまでは、自分が活躍することが結局チームのためになるんだ、自分が絶対にいい結果を出すんだって考えていました。でも、30の手前ぐらいですからですかね、チームで戦って行くことの大切さ、その中で自分はなにができるんだって考えるようになりました。チームのためにできることをやり、それをチームメイトに理解してもらうほうが、ずっとやりがいがあるってわかってきましたからね」野茂英雄([Number.714]文:阿部珠樹)
満員の甲斐バンド、東京国際フォーラム。
Gmのシンプルなギターのイントロ、スネアの音、そしてシンガーの声。
音に真摯に向かい合って来たチーム故のグルーヴ。
9才のガキは決めに合わせて拳を突き上げてる。
奴にせがまれてKISSを武道館に観に行ってから5年たってる。
俺がロックンロールとテニスに夢中になった歳まで後3年か。
俺は、もっともっと誰かの為に何かしていい頃合いかもしれない。
重い腰を上げて、俺だけが出せるグルーヴって奴を探しに、街境に行ってみる。
2008.10.26
Tokyo International Forum.A
カテゴリー:KAI
10/30 23:53
08
Scene 241 [先生]
役所とかの公共機関で職員に暴言を吐いたり、暴力を振るう大人が増えてるらしい。
それもごくごく普通のサラリーマンやリタイアした人達に。
卑屈になって頭を下げて金をもらったり、立場が弱い下請けには理不尽な要求をする拝金主義の歪みか。
甘えてる。
「子供同士のトラブルがあると、最近はまずお父さんが学校に乗り込んで来るんですよ」
子供同士の事情を把握せず、子供が「殴られた」と言えばそれを鵜呑みにして、軽く「叩いた」程度の事で、「どうなってんだ!」「謝罪させろ!」……。
“子供の喧嘩に親が出る”は昔からあったけど、世の中に出て見れば白黒はっきりつく事だけでなく、皆がお互いを気遣い合って成り立ってる部分があるのはわかるだろうに。
「子供間の問題を両方の親同士で話すると、どうしても感情的になって話が大袈裟になるから、一番事情がわかっていて、経験がある私に下駄を預けてほしいんです」
先生って言葉の意味を知ろうと辞書を引いた事なんかない。
「先に生まれた分だけ知識と経験が豊な人」位にしか考えてなかったけど、今はこう感じてる。
(先生ってのは、年齢に関係なくその分野で常に皆の先を生きて行く人って事なのかもな)
「コーチの語源は馬車の様に皆を引っ張り導いて行くこと」
選手がずっと順調に行く訳はない。
テニスの調子だけじゃなく、身体や心の調子が悪い時もある。
選手側に原因がある時、コーチ側に原因がある時、そしてお互いに原因がある時。
いろいろあるが、いつでもそれぞれに何かしら原因があり、やるべき事があるはずだ。
「あいつは昔ワルでね」「俺もお袋を何回泣かしたことやら」
手ひどい目にあったり、危ない橋を渡った事が、そのまま人生の幅になり、優しさが滲み出してる奴はカッコいい。
今無邪気にラケットを振ってるこの子も5年後は高校生。
プロコーチとしてそれまでに教えるべき事、それまでにやるべき事をきっちり伝えられる様に俺は先を生きる。
あんたみたいに後ろを向いて、愚痴と揚げ足取りに時間を浪費してる暇はない。
2008.10.22
Ichihara
それもごくごく普通のサラリーマンやリタイアした人達に。
卑屈になって頭を下げて金をもらったり、立場が弱い下請けには理不尽な要求をする拝金主義の歪みか。
甘えてる。
「子供同士のトラブルがあると、最近はまずお父さんが学校に乗り込んで来るんですよ」
子供同士の事情を把握せず、子供が「殴られた」と言えばそれを鵜呑みにして、軽く「叩いた」程度の事で、「どうなってんだ!」「謝罪させろ!」……。
“子供の喧嘩に親が出る”は昔からあったけど、世の中に出て見れば白黒はっきりつく事だけでなく、皆がお互いを気遣い合って成り立ってる部分があるのはわかるだろうに。
「子供間の問題を両方の親同士で話すると、どうしても感情的になって話が大袈裟になるから、一番事情がわかっていて、経験がある私に下駄を預けてほしいんです」
先生って言葉の意味を知ろうと辞書を引いた事なんかない。
「先に生まれた分だけ知識と経験が豊な人」位にしか考えてなかったけど、今はこう感じてる。
(先生ってのは、年齢に関係なくその分野で常に皆の先を生きて行く人って事なのかもな)
「コーチの語源は馬車の様に皆を引っ張り導いて行くこと」
選手がずっと順調に行く訳はない。
テニスの調子だけじゃなく、身体や心の調子が悪い時もある。
選手側に原因がある時、コーチ側に原因がある時、そしてお互いに原因がある時。
いろいろあるが、いつでもそれぞれに何かしら原因があり、やるべき事があるはずだ。
「あいつは昔ワルでね」「俺もお袋を何回泣かしたことやら」
手ひどい目にあったり、危ない橋を渡った事が、そのまま人生の幅になり、優しさが滲み出してる奴はカッコいい。
今無邪気にラケットを振ってるこの子も5年後は高校生。
プロコーチとしてそれまでに教えるべき事、それまでにやるべき事をきっちり伝えられる様に俺は先を生きる。
あんたみたいに後ろを向いて、愚痴と揚げ足取りに時間を浪費してる暇はない。
2008.10.22
Ichihara
カテゴリー:word
10/23 22:24
09
Scene 240 [逆もまた真なり]
「893な仕事だからさ」
「今更堅気には戻れないよ」
いろんな道のプロがアウトローを気取ったり、アウトサイダーを嘆いたりして使う台詞。
テニスを生業に選んだ人達も同じだろう。
スペシャリストとして誇りに感じて使ったり、逆に大企業勤めのホワイトカラーとの比較で自虐的意味合いで使ったり。
「今はいいけど歳とって身体が動かなくなったり、怪我した時どうするの!」
何人ものプロコーチがお袋さんに言われて来たはずだ。
でも皆それを振り切り、なだめ、諦めさせ?走り始め、転がり続けている。
「人生って奴は悲しく、そして破滅的だ。出来ることはやらなければならない。やらなければならないことをするんだよ。だからうまくいくんだ」BUCKETS OF RAIN/BOB DYLAN
先週の日曜から今週末迄、祝宴が三つ入ってる。
まず最初は、以前担当していたスクールのアルバイトコーチだった女の子からのお招き。
当日の朝、改めてお礼と確認のメールが入った。
誠実にレッスンして、レッスン以外の業務も真面目に取り組んでいたあの頃のままだ。
メールの最後はこう結ばれていた。
〈では、お嫁に行って参ります〉
ホロリとさせんなよ……。
パーティーじゃ、スーツやドレスが似合う様になった元スタッフ達と合流。
あの垢抜けなかった奴等が随分大人びて見える。
隣にいる彼等の“元上司”が、相変わらず酩酊してるのとは大違いだ。
全く成長してない。
むしろ退化、いや子供帰りしてる。
あ-あ-、鼻水流してもらい泣きしてるよ。
そして今度の土日は連チャン。
どんな職種でも、組織の中でポジションが上がれば、祝宴に招かれる回数は増えるんだろうけど、常に若いスタッフとチームを組んでる俺等は、飛び抜けて多い気がする。
そして確かにその分フレッシュでエネルギッシュだ。
でも、一週間でご祝儀三つ。
これは流石にキツい。
「二十前に美しくなく、三十前に強くなく、四十前に機才もなく、五十前に金持でない人には、すべてのものが失われているのだ」
う-む、40前迄は無理やり順調としといて、50前迄は……まあ、それが50が60だろうが70だろうが変わらないか。
最後に、良く言われる「いいよねえ、好きなことしてお金もらって」という言葉に、若干胸を張ってこんな諺で回答しておこう。
「仕事をしながら歌うのはいい、それは労働に刺激を与える。だが歌うことを仕事とするな、靴の底が鉛のように重くなる」
その重さが俺達のプライドだ。
2008.10.14
hanno-city
「今更堅気には戻れないよ」
いろんな道のプロがアウトローを気取ったり、アウトサイダーを嘆いたりして使う台詞。
テニスを生業に選んだ人達も同じだろう。
スペシャリストとして誇りに感じて使ったり、逆に大企業勤めのホワイトカラーとの比較で自虐的意味合いで使ったり。
「今はいいけど歳とって身体が動かなくなったり、怪我した時どうするの!」
何人ものプロコーチがお袋さんに言われて来たはずだ。
でも皆それを振り切り、なだめ、諦めさせ?走り始め、転がり続けている。
「人生って奴は悲しく、そして破滅的だ。出来ることはやらなければならない。やらなければならないことをするんだよ。だからうまくいくんだ」BUCKETS OF RAIN/BOB DYLAN
先週の日曜から今週末迄、祝宴が三つ入ってる。
まず最初は、以前担当していたスクールのアルバイトコーチだった女の子からのお招き。
当日の朝、改めてお礼と確認のメールが入った。
誠実にレッスンして、レッスン以外の業務も真面目に取り組んでいたあの頃のままだ。
メールの最後はこう結ばれていた。
〈では、お嫁に行って参ります〉
ホロリとさせんなよ……。
パーティーじゃ、スーツやドレスが似合う様になった元スタッフ達と合流。
あの垢抜けなかった奴等が随分大人びて見える。
隣にいる彼等の“元上司”が、相変わらず酩酊してるのとは大違いだ。
全く成長してない。
むしろ退化、いや子供帰りしてる。
あ-あ-、鼻水流してもらい泣きしてるよ。
そして今度の土日は連チャン。
どんな職種でも、組織の中でポジションが上がれば、祝宴に招かれる回数は増えるんだろうけど、常に若いスタッフとチームを組んでる俺等は、飛び抜けて多い気がする。
そして確かにその分フレッシュでエネルギッシュだ。
でも、一週間でご祝儀三つ。
これは流石にキツい。
「二十前に美しくなく、三十前に強くなく、四十前に機才もなく、五十前に金持でない人には、すべてのものが失われているのだ」
う-む、40前迄は無理やり順調としといて、50前迄は……まあ、それが50が60だろうが70だろうが変わらないか。
最後に、良く言われる「いいよねえ、好きなことしてお金もらって」という言葉に、若干胸を張ってこんな諺で回答しておこう。
「仕事をしながら歌うのはいい、それは労働に刺激を与える。だが歌うことを仕事とするな、靴の底が鉛のように重くなる」
その重さが俺達のプライドだ。
2008.10.14
hanno-city
カテゴリー:KAI
10/16 15:52
10
Scene 239 [祭りのあと]
東京はJapan Openの閉幕に合わせたかの様に雨が降り出した。
Japan Openは男子シングルスはベルディハ選手、女子はウォズニアッキ選手がそれぞれ初優勝。
「ベルディハ?あっ!アテネ五輪2回戦でフェデラーに勝った奴ね」と納得したテニスフリークが多かったんじゃないかな。
もしフェデラーの調子が悪かったとしても、それで勝てる奴が何人もいない。
そして突き詰めれば勝負にフロックはない。
ところで錦織選手はフェデラーに過去2回勝ったことがある。
スコアはどちらも6-4。
そう、練習試合の話だ。
「1週間ぐらい毎日練習しました。2〜3回センターコートでも練習しました。フェデラーは、軽く打っているのに、深いボールが来るんですよ。フェデラーと 1回対戦してみたいですね。練習の時は、ワンセットマッチを5〜6回ぐらいやったんですけど、6-4で2回勝っちゃったんですよ。フェデラーのために練習していたんで、何か気まずくて(苦笑い)。でも、すごい自信になりましたね。フェデラーのサーブは、すごくよかったです。スライスサーブは、早く低く飛んでくるので、打ちにくかったですね」【錦織 圭 フィフティーン・ラブ(神 仁司 著/実業之日本社)】より抜粋
勿論練習の中でのゲームはあくまでドリルの一部で、勝ち負けではない。
実際俺のジュニア時代には、練習試合では勝負を全く意識せず正しく練習としてプレーして、負けても全く気にしない全中チャンピオンの先輩がいた。
逆に「練習の時はいいのに……」なんて言葉も、子供の頃から今迄ずっとあらゆる場面で聞き続けてる。
そう言えば、AIG SUNDAYの公開練習「錦織vs添田」戦?では、添田選手が“Air Kei”が出る様にワザとチャンスボールを返したり、観客の「Kei!サービスダッシュ!」というかけ声に錦織選手が応えようとしたりしてたな。
とにかく「錦織は練習試合でフェデラーに2回勝ってる」という事実があるんだぜ。
さて、今回のJapan Openは、有明からメールが沢山来た。
まあ多くは<来てますか?>って感じの内容だが、なかなか面白いのもあるから、いくつか紹介しよう。
<ドナルド・ヤングが観たかったんだけど、雨でNTCか慶應のインドアで客無しマッチになるみたい……>
<Keiはガルシアとの試合前の練習コートでかなり激しいUPをしていて、これは頭から飛ばして来るなと思っていたらその通りでした。あの14回のデュースで22分間のロングゲームの第1ゲームを獲ったのはデカかった>
<あれっ-!結局モンフィス来てないんだ>
<貴男も2R勝ちましたよ!>
とまあ、なかなか正当な内容。
次は……。
<海さんの知り合いってロイヤルボックスのいつもの所ですよね?錦織が終ってロデッィクの時にはいませんでしたよ>
<あいつが奥さん以外の女性と観戦してた!>
テニス界の皆さん、有明での行動には気をつけましょう。
何ていう俺も行きつけのバーに行ったら……。
「東レ何とかっていう試合観に行った?有明で見かけたって客がいたよ」
う〜ん、俺もあの時は家人以外の女性と……って娘と息子連れてたけど、声位かけてくれりゃあいいのに。
あっ、俺もAIG SUNDAYで声をかけそこねた事があった。
夕闇迫る芝生広場。
上尾でジュニア育成をしてる人を見つけた。
電話で話したり、メールはしてたけど、なかなか会えなくて下手すれば数十年振り。
声をかけようとしたら、テーブルの反対には予選終了直後と思しき女子選手。
真剣に話ている知人と、恐らく負けてしまったのか思い詰めた表情の選手。
今しか話せないこと、今話すべきことを話している雰囲気にその場を離れた。
ちょっとして戻った時には二人の姿はなかった。
Fさん、今度ゆっくり話しましょう。
2008.10.9
Minamicho5
Japan Openは男子シングルスはベルディハ選手、女子はウォズニアッキ選手がそれぞれ初優勝。
「ベルディハ?あっ!アテネ五輪2回戦でフェデラーに勝った奴ね」と納得したテニスフリークが多かったんじゃないかな。
もしフェデラーの調子が悪かったとしても、それで勝てる奴が何人もいない。
そして突き詰めれば勝負にフロックはない。
ところで錦織選手はフェデラーに過去2回勝ったことがある。
スコアはどちらも6-4。
そう、練習試合の話だ。
「1週間ぐらい毎日練習しました。2〜3回センターコートでも練習しました。フェデラーは、軽く打っているのに、深いボールが来るんですよ。フェデラーと 1回対戦してみたいですね。練習の時は、ワンセットマッチを5〜6回ぐらいやったんですけど、6-4で2回勝っちゃったんですよ。フェデラーのために練習していたんで、何か気まずくて(苦笑い)。でも、すごい自信になりましたね。フェデラーのサーブは、すごくよかったです。スライスサーブは、早く低く飛んでくるので、打ちにくかったですね」【錦織 圭 フィフティーン・ラブ(神 仁司 著/実業之日本社)】より抜粋
勿論練習の中でのゲームはあくまでドリルの一部で、勝ち負けではない。
実際俺のジュニア時代には、練習試合では勝負を全く意識せず正しく練習としてプレーして、負けても全く気にしない全中チャンピオンの先輩がいた。
逆に「練習の時はいいのに……」なんて言葉も、子供の頃から今迄ずっとあらゆる場面で聞き続けてる。
そう言えば、AIG SUNDAYの公開練習「錦織vs添田」戦?では、添田選手が“Air Kei”が出る様にワザとチャンスボールを返したり、観客の「Kei!サービスダッシュ!」というかけ声に錦織選手が応えようとしたりしてたな。
とにかく「錦織は練習試合でフェデラーに2回勝ってる」という事実があるんだぜ。
さて、今回のJapan Openは、有明からメールが沢山来た。
まあ多くは<来てますか?>って感じの内容だが、なかなか面白いのもあるから、いくつか紹介しよう。
<ドナルド・ヤングが観たかったんだけど、雨でNTCか慶應のインドアで客無しマッチになるみたい……>
<Keiはガルシアとの試合前の練習コートでかなり激しいUPをしていて、これは頭から飛ばして来るなと思っていたらその通りでした。あの14回のデュースで22分間のロングゲームの第1ゲームを獲ったのはデカかった>
<あれっ-!結局モンフィス来てないんだ>
<貴男も2R勝ちましたよ!>
とまあ、なかなか正当な内容。
次は……。
<海さんの知り合いってロイヤルボックスのいつもの所ですよね?錦織が終ってロデッィクの時にはいませんでしたよ>
<あいつが奥さん以外の女性と観戦してた!>
テニス界の皆さん、有明での行動には気をつけましょう。
何ていう俺も行きつけのバーに行ったら……。
「東レ何とかっていう試合観に行った?有明で見かけたって客がいたよ」
う〜ん、俺もあの時は家人以外の女性と……って娘と息子連れてたけど、声位かけてくれりゃあいいのに。
あっ、俺もAIG SUNDAYで声をかけそこねた事があった。
夕闇迫る芝生広場。
上尾でジュニア育成をしてる人を見つけた。
電話で話したり、メールはしてたけど、なかなか会えなくて下手すれば数十年振り。
声をかけようとしたら、テーブルの反対には予選終了直後と思しき女子選手。
真剣に話ている知人と、恐らく負けてしまったのか思い詰めた表情の選手。
今しか話せないこと、今話すべきことを話している雰囲気にその場を離れた。
ちょっとして戻った時には二人の姿はなかった。
Fさん、今度ゆっくり話しましょう。
2008.10.9
Minamicho5
カテゴリー:Tennis
10/09 23:36
レックテニススクールニュース
2012/05/08
プリンステニス用品の販売に関するお知らせ(2012.05.07)
プリンステニス用品の販売に関するお知らせ(2012.05.07)
2012/05/01
レックテニススクールとは?!〜REC新作VTR〜
レックテニススクールとは?!〜REC新作VTR〜
2012/03/31
テニスブログ【南新宿の片隅から】担当ローテーション変更のお知らせ
テニスブログ【南新宿の片隅から】担当ローテーション変更のお知らせ
2012/03/26
Neoインドアテニス西新井が【テニスの日】個別イベント特別賞を受賞
Neoインドアテニス西新井が【テニスの日】個別イベント特別賞を受賞
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