[Another Side of Tennis] 坂東海
新宿ゴールデン街バーの片隅のテニスと音楽の与太話です。
01
Scene 184 [心の根っこ]
昼過ぎにメールが入った。
<今晩来るでしょ?楽しみにしてます。>?????
あっ、そう言えばジュニアの時のスクールの同窓会が何とかってメール来てたな。
<昨日呑み過ぎて忘れてたあ!危ない危ない。とりあえず昼寝>
と、夕方気乗りしなかったら「起きれなかった!」と言える様に返信したら…
<ドタキャン、ダメよ。絶対来てね!楽しみにしてます(^_^)/>
原宿を降りてすぐの、表参道沿いのちょっと高いチャイニーズの小部屋。
知った顔は少なくて、(何だよ、騙されたなあ)と呑み出したら、テニス、そして歳は違えど同じスクールで練習していたシンパシーで結局は盛り上がり出す。
小学生だか中学生だかだった記憶しかない女の子が、実はライバルとも言える同業他社の娘さんだってことがわかったり、いろんな繋がりが話題と笑いを呼ぶ。
二次会は表参道を246の方へかなり行ったバー。
「明日は早朝から大学のコーチに行かないと」と言いいながら、若干絡み酒になりつつあった先輩を何とかなだめてタクシーに押し込み店に戻ると、やっぱそれなりの4人だけ残ってる。
「食われちゃったかと心配してましたよ~」「それなら助けに来いよ!」
と又与太話がスタート。
「僕知らないうちにヴィトンのVIPになってたんですよ」「何それ?」「いや、結婚してた頃はすごい儲かってたんですけど、別れたかみさんが浪費家でアラブの石油王に次いで買い込んでたみたいで」「全部でいくら位行ってたの?」「2」「ジーザス…」「行くと店の前で店員が待ってるし、当然キムタクとかと同じVIPルームだし。同じって言っても同時に二組は絶対入れないんですけど」「そうなんだよね、新作とかってまずそうやってVIPに出すから、店頭に並ばない物が結構あるんだよね」「それだけ買ったんなら別れたって言っても家にまだ沢山あるでしょ?!それ頂戴!」「全部持って行かれちゃいましたよ」「でも何かあるでしょ?VIPだけのものとか」「あっ、そう言えばあった」「何?」「ヘルメット」「ヴィトンのヘルメット?!いくら?」「13万」「それ買った時点で別れるべきだったな」
時計を見れば26時過ぎ。
すると“奴”が「ウチの若いのが迎えに来ますから、明治通り迄歩きましょう!」
そしてどんな車が来るかと思えば「軽」、それも本当オンボロの「軽」。
座席だか荷台だかわからない後部座席から運転手の兄ちゃんに声をかける。
「悪いねえ。大丈夫?」「いや、もう貧乏暇なしで24時間体制で服作ってますからね、丁度いい気分転換ですよ」
“奴”が後ろを向きながら話しかけて来る。
「もうすぐ着きますか?あれっ、この辺に24時間の西友ありません?急な注文とかで夜中に材料仕入れに何回か来てるんですよね」「隣の駅前にあるよ。ところでお前テニスしてるの?」「殆どしてないけど、誘われたら断らない様にしてますよ。今度はテニスしましょうね」
何だかんだテニスの話に戻って車を降りた。
翌日、全米オープン決勝の朝。
某大手新聞のスポーツ面は4ページ。
でもその中には全米オープンはおろか、テニスの文字はなし。
いつだったか、テニスの記事のレベルが下がったって感じたけど、ここまでテニスに無関心な奴がデスクなのか?!
あんたら的にテニスは金にならないかもしれんが、もうテニスから離れてても、機会がなくても、(テニスやりたい)って奴や、テニスで持ってる仲間とか、心の根っこにテニスが宿ってる奴は沢山いるんだぜ。
まあいい、かろうじて決勝の結果は写真付きで載せてたから勘弁してやる…って、そんなの当たり前だろ!!
2007.9.11
Sakai2
<今晩来るでしょ?楽しみにしてます。>?????
あっ、そう言えばジュニアの時のスクールの同窓会が何とかってメール来てたな。
<昨日呑み過ぎて忘れてたあ!危ない危ない。とりあえず昼寝>
と、夕方気乗りしなかったら「起きれなかった!」と言える様に返信したら…
<ドタキャン、ダメよ。絶対来てね!楽しみにしてます(^_^)/>
原宿を降りてすぐの、表参道沿いのちょっと高いチャイニーズの小部屋。
知った顔は少なくて、(何だよ、騙されたなあ)と呑み出したら、テニス、そして歳は違えど同じスクールで練習していたシンパシーで結局は盛り上がり出す。
小学生だか中学生だかだった記憶しかない女の子が、実はライバルとも言える同業他社の娘さんだってことがわかったり、いろんな繋がりが話題と笑いを呼ぶ。
二次会は表参道を246の方へかなり行ったバー。
「明日は早朝から大学のコーチに行かないと」と言いいながら、若干絡み酒になりつつあった先輩を何とかなだめてタクシーに押し込み店に戻ると、やっぱそれなりの4人だけ残ってる。
「食われちゃったかと心配してましたよ~」「それなら助けに来いよ!」
と又与太話がスタート。
「僕知らないうちにヴィトンのVIPになってたんですよ」「何それ?」「いや、結婚してた頃はすごい儲かってたんですけど、別れたかみさんが浪費家でアラブの石油王に次いで買い込んでたみたいで」「全部でいくら位行ってたの?」「2」「ジーザス…」「行くと店の前で店員が待ってるし、当然キムタクとかと同じVIPルームだし。同じって言っても同時に二組は絶対入れないんですけど」「そうなんだよね、新作とかってまずそうやってVIPに出すから、店頭に並ばない物が結構あるんだよね」「それだけ買ったんなら別れたって言っても家にまだ沢山あるでしょ?!それ頂戴!」「全部持って行かれちゃいましたよ」「でも何かあるでしょ?VIPだけのものとか」「あっ、そう言えばあった」「何?」「ヘルメット」「ヴィトンのヘルメット?!いくら?」「13万」「それ買った時点で別れるべきだったな」
時計を見れば26時過ぎ。
すると“奴”が「ウチの若いのが迎えに来ますから、明治通り迄歩きましょう!」
そしてどんな車が来るかと思えば「軽」、それも本当オンボロの「軽」。
座席だか荷台だかわからない後部座席から運転手の兄ちゃんに声をかける。
「悪いねえ。大丈夫?」「いや、もう貧乏暇なしで24時間体制で服作ってますからね、丁度いい気分転換ですよ」
“奴”が後ろを向きながら話しかけて来る。
「もうすぐ着きますか?あれっ、この辺に24時間の西友ありません?急な注文とかで夜中に材料仕入れに何回か来てるんですよね」「隣の駅前にあるよ。ところでお前テニスしてるの?」「殆どしてないけど、誘われたら断らない様にしてますよ。今度はテニスしましょうね」
何だかんだテニスの話に戻って車を降りた。
翌日、全米オープン決勝の朝。
某大手新聞のスポーツ面は4ページ。
でもその中には全米オープンはおろか、テニスの文字はなし。
いつだったか、テニスの記事のレベルが下がったって感じたけど、ここまでテニスに無関心な奴がデスクなのか?!
あんたら的にテニスは金にならないかもしれんが、もうテニスから離れてても、機会がなくても、(テニスやりたい)って奴や、テニスで持ってる仲間とか、心の根っこにテニスが宿ってる奴は沢山いるんだぜ。
まあいい、かろうじて決勝の結果は写真付きで載せてたから勘弁してやる…って、そんなの当たり前だろ!!
2007.9.11
Sakai2
カテゴリー:word
09/13 14:30
02
Scene 183 [神田川ブルース]
新しいスクール勤務になるとまずはその周辺を歩き回る。
隣駅、更にその隣駅まで行く事はざら。
街を知るにはインターネットの検索なんかいくらしたってダメ。
どうでもいい店のクーポンを手に入れるのがいいとこだ。
今まで異動する度に、“いい店”を見つけて毎晩呑みに行った。
人気のない通りで、早い時間から仕込みをしてる店は間違いなく美味い、そして居心地がいい。
今日は遅番だけど早番と同じ時間に家を出た。
目的は勿論新規オープンのスクール近辺の探索。
いつもは地下鉄に乗り換える高田馬場から水道橋までをのんびりと歩くつもり。
まずは早稲田通りを明治通りの方へ向う。
流石に馬場の商店街はシャッター街とはなっていないけど、明治通りまでに同じ牛丼チェーンが数軒あって驚く。
(変わってるのかな?)
明治通りの交差点を越えると、部活の練習が終わるのを待っていた彼女を送って、この通りを毎日歩いていた事を思い出す。
この街にその家があるのは、いやあったのは?、わかりきっていたことで、どこかで仕事にかこつけていたのか。
(早稲田通り沿いにある彼女の家まで真っ直ぐなのに、金がなかったから路地裏に入ってひたすら歩いて話をしてたんだよなあ…そう言えば渋谷から新宿まで歩いたり、池袋から馬場まで歩くのもしょっちゅうだったし、井の頭公園なんて何周したんだろ?)
何だよ、スクールの周辺を歩き回って情報収集するのはあの頃の名残じゃん。
ちっとも仕事熱心じゃねえや。
(確かこの辺なんだよな…みなビルになっちゃってわからないや…)
するとビルのテナント表示板に見慣れたちょっと変った苗字。
(そう言えば、お母さんお花の先生だったもんな)
と立ち去ろうとしたら、ビルの竣工碑にお父さんの名前。
碑には昭和62年とある。
(うわあお父さんビル建てたんだ!良かったなあ。真面目に勤め上げたんだな)
春の大会でシードだった俺は、試合のない初回戦に仲間の応援に行って、帰りにしこたま呑んだ後、何か予感がして彼女に会いに行った。
馬場のホームで彼女はずっと泣いてた。
あの時はインターハイ代表になったけど、もし負けてたら…何て今だからセンチに考えるけど、代表になれないなんて考えもつかなかったし、だいたいすぐ次の恋が始まったし…。
いやっ、でも本当に真剣だったよ。
西早稲田から新目白通りに入って鶴巻町、江戸川橋、東五軒町と歩いたらもう飯田橋。
ずっと新宿区内とは言えこんなもんか。
(そう言えば彼女の家から歩いて行って早稲田の学祭で上田正樹観たなあ…捕まった後で、「とったらあかん」を「吸ったらあかん」って唄って笑わしてくれたっけ…その後かな、ARBを観に成蹊に連れて行かれたのは…うん?結局馬場に住んでる子と別れて馬場に通ってる子と付き合ったって事か?)
あっ、いかんいかん、又センチ入ってる。
さて水道橋着。
ああ〜そうだあ、この川って神田川だった!
神田川って井の頭公園の池が源だよな。
吉祥寺〜高田馬場〜水道橋!
OH!YEAH!神田川ブルース!
年老いた淋しがりやの少年が3コードでがなる最高のブルースだぜ。
2007.9.3
Nishikanda
隣駅、更にその隣駅まで行く事はざら。
街を知るにはインターネットの検索なんかいくらしたってダメ。
どうでもいい店のクーポンを手に入れるのがいいとこだ。
今まで異動する度に、“いい店”を見つけて毎晩呑みに行った。
人気のない通りで、早い時間から仕込みをしてる店は間違いなく美味い、そして居心地がいい。
今日は遅番だけど早番と同じ時間に家を出た。
目的は勿論新規オープンのスクール近辺の探索。
いつもは地下鉄に乗り換える高田馬場から水道橋までをのんびりと歩くつもり。
まずは早稲田通りを明治通りの方へ向う。
流石に馬場の商店街はシャッター街とはなっていないけど、明治通りまでに同じ牛丼チェーンが数軒あって驚く。
(変わってるのかな?)
明治通りの交差点を越えると、部活の練習が終わるのを待っていた彼女を送って、この通りを毎日歩いていた事を思い出す。
この街にその家があるのは、いやあったのは?、わかりきっていたことで、どこかで仕事にかこつけていたのか。
(早稲田通り沿いにある彼女の家まで真っ直ぐなのに、金がなかったから路地裏に入ってひたすら歩いて話をしてたんだよなあ…そう言えば渋谷から新宿まで歩いたり、池袋から馬場まで歩くのもしょっちゅうだったし、井の頭公園なんて何周したんだろ?)
何だよ、スクールの周辺を歩き回って情報収集するのはあの頃の名残じゃん。
ちっとも仕事熱心じゃねえや。
(確かこの辺なんだよな…みなビルになっちゃってわからないや…)
するとビルのテナント表示板に見慣れたちょっと変った苗字。
(そう言えば、お母さんお花の先生だったもんな)
と立ち去ろうとしたら、ビルの竣工碑にお父さんの名前。
碑には昭和62年とある。
(うわあお父さんビル建てたんだ!良かったなあ。真面目に勤め上げたんだな)
春の大会でシードだった俺は、試合のない初回戦に仲間の応援に行って、帰りにしこたま呑んだ後、何か予感がして彼女に会いに行った。
馬場のホームで彼女はずっと泣いてた。
あの時はインターハイ代表になったけど、もし負けてたら…何て今だからセンチに考えるけど、代表になれないなんて考えもつかなかったし、だいたいすぐ次の恋が始まったし…。
いやっ、でも本当に真剣だったよ。
西早稲田から新目白通りに入って鶴巻町、江戸川橋、東五軒町と歩いたらもう飯田橋。
ずっと新宿区内とは言えこんなもんか。
(そう言えば彼女の家から歩いて行って早稲田の学祭で上田正樹観たなあ…捕まった後で、「とったらあかん」を「吸ったらあかん」って唄って笑わしてくれたっけ…その後かな、ARBを観に成蹊に連れて行かれたのは…うん?結局馬場に住んでる子と別れて馬場に通ってる子と付き合ったって事か?)
あっ、いかんいかん、又センチ入ってる。
さて水道橋着。
ああ〜そうだあ、この川って神田川だった!
神田川って井の頭公園の池が源だよな。
吉祥寺〜高田馬場〜水道橋!
OH!YEAH!神田川ブルース!
年老いた淋しがりやの少年が3コードでがなる最高のブルースだぜ。
2007.9.3
Nishikanda
カテゴリー:word
09/06 21:38
03
Scene 182 [一瞬]
この季節、世間と一緒で僕達も当然ビールを呑む。
毎晩レッスンが終われば、誰かが「しょうがないから呑み行きますか?!」
夏のレッスンはこれでもかって位水分補給するから、若いコーチ達は「スポーツドリンク買う為に働いてるみたいっす…」とぼやく。
それでも体は水分を欲して、足は勝手にいつもの店に向かう。
しかし毎年「今年の暑さはヤバイ!」って、言ってる気がするなあ。
特に今年の夏は猛暑、酷暑なんて言葉では言い表せない気がする。
「不都合な真実」を読んだ上司が薦めてくれた「不都合な真実 ECO入門編」を読んだけど、本当どうなっちゃうんだろう
でも今夜は肌寒ささえ感じる夜。
久し振りに自分の部屋で腰を下ろして驚いた。
ホットカーペットが敷いてある。
酔っ払って敷いたのでも、急に肌寒くなったからと敷いたんじゃあない。
冬から敷きっ放し…。
呑気な春先の陽気からこのクソ暑かった夏まで、殆どこの部屋には入らなかったってことか。
考えてみればそれこそウォークインクローゼットの様に、服とCDと本の出し入れをしてただけだもんな。
いや、その前にエアコンは去年の夏に壊れたままだし、暑い時間帯には家に帰ってなかったって訳だ。
確かに良く呑んだけど、朝の朝練から夜のデータ分析まで良く働いた気もする。
上司に叱られない様に、忙しい振りをしてたら本当に忙しくなっちゃったって感じかな。
いやいや、GUTS出したぜ!
とは言えちょっと余裕がなかったかなあ。
忙しいのにかまけていろんな事を放っておいたし、見て見ぬ振りも、聞こえてるのに聞こえてない振りもしたし…。
そうだ、結婚が近い彼女との打合せも途切れてる。
楽しそうにプランを話しているのに、「何でもいいよ、任せる」なんて言っちゃたもんなあ。
よし、今夜は寝る!もう寝る!
折角涼しくてすぐ寝付けそうだし。
さっ、その前にホットカーペットのスイッチをダニ退治にして、掃除機かけるか。
でもそうすると明日は元気一杯になっちゃうから、又呑んじゃうかな。
“苦しみも 痛みも 悲しみも 怒りも その全部が 吹き飛ぶ 満たされた 一瞬に
出会える時がある 奇蹟に近いうまい酒を飲む
この一杯のために この一杯だけのために 生きてる気もして そんな気もして そんな気もして“一瞬/SION
そうそう、いいじゃん、心あるいい奴等といい仕事をしてるんだから。
ごめん!明後日は早く帰る!多分…。
2007.8.30
Koishikawa
毎晩レッスンが終われば、誰かが「しょうがないから呑み行きますか?!」
夏のレッスンはこれでもかって位水分補給するから、若いコーチ達は「スポーツドリンク買う為に働いてるみたいっす…」とぼやく。
それでも体は水分を欲して、足は勝手にいつもの店に向かう。
しかし毎年「今年の暑さはヤバイ!」って、言ってる気がするなあ。
特に今年の夏は猛暑、酷暑なんて言葉では言い表せない気がする。
「不都合な真実」を読んだ上司が薦めてくれた「不都合な真実 ECO入門編」を読んだけど、本当どうなっちゃうんだろう
でも今夜は肌寒ささえ感じる夜。
久し振りに自分の部屋で腰を下ろして驚いた。
ホットカーペットが敷いてある。
酔っ払って敷いたのでも、急に肌寒くなったからと敷いたんじゃあない。
冬から敷きっ放し…。
呑気な春先の陽気からこのクソ暑かった夏まで、殆どこの部屋には入らなかったってことか。
考えてみればそれこそウォークインクローゼットの様に、服とCDと本の出し入れをしてただけだもんな。
いや、その前にエアコンは去年の夏に壊れたままだし、暑い時間帯には家に帰ってなかったって訳だ。
確かに良く呑んだけど、朝の朝練から夜のデータ分析まで良く働いた気もする。
上司に叱られない様に、忙しい振りをしてたら本当に忙しくなっちゃったって感じかな。
いやいや、GUTS出したぜ!
とは言えちょっと余裕がなかったかなあ。
忙しいのにかまけていろんな事を放っておいたし、見て見ぬ振りも、聞こえてるのに聞こえてない振りもしたし…。
そうだ、結婚が近い彼女との打合せも途切れてる。
楽しそうにプランを話しているのに、「何でもいいよ、任せる」なんて言っちゃたもんなあ。
よし、今夜は寝る!もう寝る!
折角涼しくてすぐ寝付けそうだし。
さっ、その前にホットカーペットのスイッチをダニ退治にして、掃除機かけるか。
でもそうすると明日は元気一杯になっちゃうから、又呑んじゃうかな。
“苦しみも 痛みも 悲しみも 怒りも その全部が 吹き飛ぶ 満たされた 一瞬に
出会える時がある 奇蹟に近いうまい酒を飲む
この一杯のために この一杯だけのために 生きてる気もして そんな気もして そんな気もして“一瞬/SION
そうそう、いいじゃん、心あるいい奴等といい仕事をしてるんだから。
ごめん!明後日は早く帰る!多分…。
2007.8.30
Koishikawa
カテゴリー:SION
08/30 14:59
04
Scene 181 [真夏のValentine]
ちょっと暑さがゆるんだ週末。
タチの悪いって言うのか、甲斐性がないって言うのか、まあとにかくそんな連中と年に一度つるむ日がやって来た。
ゆるんだとは言え、夕暮れでも汗をかく暑さの中、帰り出す家族連れと入れ替えで日比谷公園に入る。
「元気?」と、数人と握手。
最後に家人が娘と現われ、面子は揃って野音に入る。
いつ来ても野音はいい。
そしてぶっとい和音が響き出した。
しばらくしてちょっと戸惑ってる娘を連れて売店にビールを買いに行った時、一番聴きたかった曲のイントロが始まった。
慌てて席に戻る。
“バレンタイン 君の ママにもそんな日が バレンタイン 幼く かわいいそんな日が 強くなったのは君を 守っていくためだよ”
メロディもギターの鳴りも全部いい。
そして家人と娘と一緒に聴いてることにグッと来る。
“矢のように時は流れて あの頃にかけた心配をしている”
“人を二種類にしか 分けない街じゃ あぶれた俺は 擦り切れた希望を 無くさないのがやっとさ クラッシュアイスにメーカーズマーク注ぎ ゆっくり流すのさ”
ミディアムな曲が続くのに皆が前に集まり出す。
“ココロ”が“魂”に近づきたがっているんだよな。
そして「ウスッ!」と毎年仕事で途中からになるテニスコーチが到着。
それとほぼ同時にバンドが加速して行く。
俺等も通路に出てビールを煽りながら楽しんでいたら、そこに娘が来た。
後ろの若い女の子に「5秒だけ肩車してやっていい?」と聞いて娘を肩車。
娘を下ろしたら、斜め後ろの気の良さそうな兄ちゃんが、仕草で「ここに立って観ていいですよ!」と娘を椅子の上に招いてくれる。
終演後、その兄ちゃんが話しかけて来て、連れの先輩とおぼしき人に「後ろの子に“5秒だけ肩車していい?”って断って、娘さん肩車してあげてんですよ!最高ですよ!」。
何か恥ずかしいんで「一緒に呑みに行く?」と誘って歩き出す。
話をしてみたら、彼等は学童クラブの職員、しかもウチの学区域内。
全く世の中狭いもんだねえ。
通りにビールケースを机代りに並べた呑み屋で盛り上がっていたら、一番付き合いが長くて家人と仲がいい女が「今日子供の誕生日なんだよね」とポツリ。
奴は最近旦那と別れたから、多分そのガキは今夜独りか実家。
もういたたまれなくなって娘の手を引いてケーキ屋探し。
でもケーキ屋はどこも開いてなくて、レストランに入ってケーキを買おうとすると、どの店も時節柄持ち帰りはNG。
「金は出すからさあ」と言っても「申し訳ございません」。
諦めて戻ろうとしたら、閉店で暗くなってるけどシャッターは閉まってないケーキ屋。
「一番でかいケーキちょうだい!」
そうそう、呑んべのくせに呑まないで観てた子がいて、終演後は「呑まないで帰る」。
新婚でお腹の中にはBaby!
「そっかあ!良かったじゃん!旦那優しいか?」と握手。
本当良かった、良かった、幸せにな!
“お前の分も俺が行くからな お前の分も俺がやるからな”
新しいアルバムの中から1曲だけやらなかった曲。
何かわかる気がする。
多分あそこにいた奴等はライヴ中ずっと、あの曲に込められたスピリッツを感じていたんだから。
呑みは、俺と娘がケーキを買って来たのがきっかけになったのか、早目の勘定。
そう言えばあの調子のいいテニスコーチはどうしたんだ?
「まだ10時半っすよ!」とわめいていたのは覚えてるけど、ちゃんと帰ったか?
“やるからな”2007/SION
2007.8.19
Sukiyabashi
タチの悪いって言うのか、甲斐性がないって言うのか、まあとにかくそんな連中と年に一度つるむ日がやって来た。
ゆるんだとは言え、夕暮れでも汗をかく暑さの中、帰り出す家族連れと入れ替えで日比谷公園に入る。
「元気?」と、数人と握手。
最後に家人が娘と現われ、面子は揃って野音に入る。
いつ来ても野音はいい。
そしてぶっとい和音が響き出した。
しばらくしてちょっと戸惑ってる娘を連れて売店にビールを買いに行った時、一番聴きたかった曲のイントロが始まった。
慌てて席に戻る。
“バレンタイン 君の ママにもそんな日が バレンタイン 幼く かわいいそんな日が 強くなったのは君を 守っていくためだよ”
メロディもギターの鳴りも全部いい。
そして家人と娘と一緒に聴いてることにグッと来る。
“矢のように時は流れて あの頃にかけた心配をしている”
“人を二種類にしか 分けない街じゃ あぶれた俺は 擦り切れた希望を 無くさないのがやっとさ クラッシュアイスにメーカーズマーク注ぎ ゆっくり流すのさ”
ミディアムな曲が続くのに皆が前に集まり出す。
“ココロ”が“魂”に近づきたがっているんだよな。
そして「ウスッ!」と毎年仕事で途中からになるテニスコーチが到着。
それとほぼ同時にバンドが加速して行く。
俺等も通路に出てビールを煽りながら楽しんでいたら、そこに娘が来た。
後ろの若い女の子に「5秒だけ肩車してやっていい?」と聞いて娘を肩車。
娘を下ろしたら、斜め後ろの気の良さそうな兄ちゃんが、仕草で「ここに立って観ていいですよ!」と娘を椅子の上に招いてくれる。
終演後、その兄ちゃんが話しかけて来て、連れの先輩とおぼしき人に「後ろの子に“5秒だけ肩車していい?”って断って、娘さん肩車してあげてんですよ!最高ですよ!」。
何か恥ずかしいんで「一緒に呑みに行く?」と誘って歩き出す。
話をしてみたら、彼等は学童クラブの職員、しかもウチの学区域内。
全く世の中狭いもんだねえ。
通りにビールケースを机代りに並べた呑み屋で盛り上がっていたら、一番付き合いが長くて家人と仲がいい女が「今日子供の誕生日なんだよね」とポツリ。
奴は最近旦那と別れたから、多分そのガキは今夜独りか実家。
もういたたまれなくなって娘の手を引いてケーキ屋探し。
でもケーキ屋はどこも開いてなくて、レストランに入ってケーキを買おうとすると、どの店も時節柄持ち帰りはNG。
「金は出すからさあ」と言っても「申し訳ございません」。
諦めて戻ろうとしたら、閉店で暗くなってるけどシャッターは閉まってないケーキ屋。
「一番でかいケーキちょうだい!」
そうそう、呑んべのくせに呑まないで観てた子がいて、終演後は「呑まないで帰る」。
新婚でお腹の中にはBaby!
「そっかあ!良かったじゃん!旦那優しいか?」と握手。
本当良かった、良かった、幸せにな!
“お前の分も俺が行くからな お前の分も俺がやるからな”
新しいアルバムの中から1曲だけやらなかった曲。
何かわかる気がする。
多分あそこにいた奴等はライヴ中ずっと、あの曲に込められたスピリッツを感じていたんだから。
呑みは、俺と娘がケーキを買って来たのがきっかけになったのか、早目の勘定。
そう言えばあの調子のいいテニスコーチはどうしたんだ?
「まだ10時半っすよ!」とわめいていたのは覚えてるけど、ちゃんと帰ったか?
“やるからな”2007/SION
2007.8.19
Sukiyabashi
カテゴリー:SION
08/23 19:41
05
Scene 180 [Promises and Lies]
全小、インターハイが終って、今日で全日本ジュニアも閉幕。
春先に新宿で餃子を肴に“金魚蜂ビール”を一緒に呑んだコーチ達は、そのまま大阪から名古屋に入って全中?
この暑さの中選手達はどんなファイトをしてるのかな?
この夏の僕は新規プロジェクトにかかりきりで、ジュニアの試合を一回も観に行けてない。
そんな夏はいつ以来だ?!
プライベートでも、大好きな宮古島どころか、山中湖にも河口湖にも行かない夏。
いやいや、とにかくそんなことよりもジュニアの試合を観てない。
西に行ってるだろう友人のコーチ達は忙しいだろうからと、今東京にいそうなコーチに様子を聞こうと顔を浮かべたけど、観戦に行きそうなタイプは誰もいない。
仕方ない…朝まで喧嘩になるのを承知であいつを新宿に呼び出すか…それとも喧嘩にはならないけど、人の金で神戸牛の様にビールを呑むあいつにするか。
斉藤佑樹選手、石川遼選手の例じゃないけど、誰かがフッとのし上がった後、マスコミで増幅された後に騒ぎ出すのは好きじゃない。
テニス界だと今は、8/12以降やたらジョコビッチの名前を口にする人達がいる。
一テニスファンならともかくプロテニスコーチは、自分の選手だけでなく、プロ選手やテニスを取り巻く状況も自分なりのストーリーを持って見つめているべきだ。
去年のフェデラー来日の際の、テニスコーチ達の紋切型な手放し称賛は辟易した。
勿論ある選手に肩入れして応援するのは素敵なこと。
ずっとジョコビッチを応援して来た人達は今回嬉しかっただろうな。
僕は全米オープンが近づくとここ数年、どうしてもブレークに肩入れしてしまう。
あっ、そうか今から夏休みってことにしてN.Y.行こうかな…って言うまでもなく無理だ。
とりあえず来週は休みをとってあったから、滅多に乗らない関越をUB40の古いアルバムでも聴きながら、夏気分出して山に向かってみるとするか。
帰って来て現場に戻ったら、又精一杯いいレッスンをしよう。
来月の全校でのキャンプには、以前担当していた方がわざわざ来てくださると聞いた。
嬉しい。本当に嬉しい。そしてありがたい。
期待は必ず数倍にして返すのが僕の主義。
異動しての一年間が伊達じゃないところをお見せしないとだ。
あっ、その前にせめて毎トーのジュニアの部位は観に行かないと。
口先だけの男になるのだけは、まっぴらごめんだからね。
2007.8.16
Nishikata
春先に新宿で餃子を肴に“金魚蜂ビール”を一緒に呑んだコーチ達は、そのまま大阪から名古屋に入って全中?
この暑さの中選手達はどんなファイトをしてるのかな?
この夏の僕は新規プロジェクトにかかりきりで、ジュニアの試合を一回も観に行けてない。
そんな夏はいつ以来だ?!
プライベートでも、大好きな宮古島どころか、山中湖にも河口湖にも行かない夏。
いやいや、とにかくそんなことよりもジュニアの試合を観てない。
西に行ってるだろう友人のコーチ達は忙しいだろうからと、今東京にいそうなコーチに様子を聞こうと顔を浮かべたけど、観戦に行きそうなタイプは誰もいない。
仕方ない…朝まで喧嘩になるのを承知であいつを新宿に呼び出すか…それとも喧嘩にはならないけど、人の金で神戸牛の様にビールを呑むあいつにするか。
斉藤佑樹選手、石川遼選手の例じゃないけど、誰かがフッとのし上がった後、マスコミで増幅された後に騒ぎ出すのは好きじゃない。
テニス界だと今は、8/12以降やたらジョコビッチの名前を口にする人達がいる。
一テニスファンならともかくプロテニスコーチは、自分の選手だけでなく、プロ選手やテニスを取り巻く状況も自分なりのストーリーを持って見つめているべきだ。
去年のフェデラー来日の際の、テニスコーチ達の紋切型な手放し称賛は辟易した。
勿論ある選手に肩入れして応援するのは素敵なこと。
ずっとジョコビッチを応援して来た人達は今回嬉しかっただろうな。
僕は全米オープンが近づくとここ数年、どうしてもブレークに肩入れしてしまう。
あっ、そうか今から夏休みってことにしてN.Y.行こうかな…って言うまでもなく無理だ。
とりあえず来週は休みをとってあったから、滅多に乗らない関越をUB40の古いアルバムでも聴きながら、夏気分出して山に向かってみるとするか。
帰って来て現場に戻ったら、又精一杯いいレッスンをしよう。
来月の全校でのキャンプには、以前担当していた方がわざわざ来てくださると聞いた。
嬉しい。本当に嬉しい。そしてありがたい。
期待は必ず数倍にして返すのが僕の主義。
異動しての一年間が伊達じゃないところをお見せしないとだ。
あっ、その前にせめて毎トーのジュニアの部位は観に行かないと。
口先だけの男になるのだけは、まっぴらごめんだからね。
2007.8.16
Nishikata
カテゴリー:Tennis
08/16 18:05
06
Scene 179 [Live & Let Die]
「知り合いがGuns観に行ったんですよ」
「へえ~、幕張?」
「そうそう、アクセルが太めになってたらしいんですけど」
「俺、前のドームの時観に行きましたよ」
「あ~っ、僕も。今回も“Paradise City”と“You Could Be Mine”だけでも聴きに行けば良かったかなと」
新しいプロジェクトが形になっての一息入れる呑み会。
フォアグラの串焼き、温泉玉子のピザで新規オープンの準備がほぼ終った事を労いつつ、次の展開をシュミレーション。
ちょっとほぐれて来たところでの会話。
隣のやたら腰の低い若手コーチもこの手の話が好きらしく、身を乗り出して来てる。
「ウチの5才の娘が好きになったんで一緒に聴いてたら、スピッツ好きになっちゃたんですよね」
「ウチの子供はエミネム聴いてますよ。エミネム!」
「うわ~、そりゃあ凄いや。俺も一枚しか持ってないもん。幼児がエミネムねえ。そう言えば“マシマロ”の頃の民生を武道館に独りで観に行ったんですけど、ダフ屋から買ったらほぼど真ん中の5、6列目で、若い奴等ばかり!」
「へえ~、それも勇気ありますねえ。でも民生はいいですよね」
「でね、“マシマロ”とか“イージュー★ライダー”とかシングルの曲が始まると蛍状態!「何人も携帯取り出してメールし出すの!来てないダチに<3曲目は“マシマロ”だよ!>とか送ってんだろうね」
“同じ匂い”を感じ取った後の会話は笑いと共に深くなる。
「当たり前ですけどテニスとゴルフは違いますからね、大変ですよ、特にゴルフはね。彼も今は腰低いけどわからないですよお。でも本当これで裏切ったら東京湾ですね」
“腰の低い若手コーチ”は相変わらずニコニコして会話を聞いてる。
話は最近観た映画の話に移り、更に自分が好きな映画の話に。
“腰の低い若手コーチ”の好きな映画のタイプは「ラブロマンス系」。
「ほう、やっぱりねえ」
「で、誰が演るラブロマンスがいいの?」
「ええっと…アル・パチーノです」
「ふうむ、アル・パチーノのラブロマンス…」
“アル・パチーノのラブロマンスが好きな腰の低い若手コーチ”が席を外した途端に二人で囁く。
「アル・パチーノのラブロマンスが好きって言うのは、“俺は実はこういうテイストなんだぜ”っていうアピールですかねえ」
「う~ん、なかなかいいところ突いて来ましたね」
ふと覗けた彼の感性に触れ、二人の間に“こいつはただ腰が低いだけの奴じゃない”という認識が生まれたのは間違いない。
いつの間にかこんな夜が少なくなった気がする。
自分が好きなものの良さをわかってもらおうとしたり、自分が好きで生業にしたものへの熱い夢を話したりといった、“大きくて迂闊な話”が少なくなったのは何故だろう?
当面食いつなぐ為の、小手先のテクニックなんていくら話してもつまらない。
いくつになっても「あっちっち!」となるくらいハートは熱くないとな。
何てたって、今でも“夜は無限”なんだから。
“アル・パチーノのラブロマンスが好きな腰の低い若手コーチ”と二人になったところで、彼がこっちに向き直って若干緊張した笑顔でこう言った。
「万が一私が裏切ったら東京湾に沈めて下さい!」
わかってるよ、アル・パチーノのラブロマンスを好きな奴がチンケな裏切りする訳ないだろ。
本当は“スカー・フェース”も好きなんじゃないか?!
2007.8.9
Koishikawa1
「へえ~、幕張?」
「そうそう、アクセルが太めになってたらしいんですけど」
「俺、前のドームの時観に行きましたよ」
「あ~っ、僕も。今回も“Paradise City”と“You Could Be Mine”だけでも聴きに行けば良かったかなと」
新しいプロジェクトが形になっての一息入れる呑み会。
フォアグラの串焼き、温泉玉子のピザで新規オープンの準備がほぼ終った事を労いつつ、次の展開をシュミレーション。
ちょっとほぐれて来たところでの会話。
隣のやたら腰の低い若手コーチもこの手の話が好きらしく、身を乗り出して来てる。
「ウチの5才の娘が好きになったんで一緒に聴いてたら、スピッツ好きになっちゃたんですよね」
「ウチの子供はエミネム聴いてますよ。エミネム!」
「うわ~、そりゃあ凄いや。俺も一枚しか持ってないもん。幼児がエミネムねえ。そう言えば“マシマロ”の頃の民生を武道館に独りで観に行ったんですけど、ダフ屋から買ったらほぼど真ん中の5、6列目で、若い奴等ばかり!」
「へえ~、それも勇気ありますねえ。でも民生はいいですよね」
「でね、“マシマロ”とか“イージュー★ライダー”とかシングルの曲が始まると蛍状態!「何人も携帯取り出してメールし出すの!来てないダチに<3曲目は“マシマロ”だよ!>とか送ってんだろうね」
“同じ匂い”を感じ取った後の会話は笑いと共に深くなる。
「当たり前ですけどテニスとゴルフは違いますからね、大変ですよ、特にゴルフはね。彼も今は腰低いけどわからないですよお。でも本当これで裏切ったら東京湾ですね」
“腰の低い若手コーチ”は相変わらずニコニコして会話を聞いてる。
話は最近観た映画の話に移り、更に自分が好きな映画の話に。
“腰の低い若手コーチ”の好きな映画のタイプは「ラブロマンス系」。
「ほう、やっぱりねえ」
「で、誰が演るラブロマンスがいいの?」
「ええっと…アル・パチーノです」
「ふうむ、アル・パチーノのラブロマンス…」
“アル・パチーノのラブロマンスが好きな腰の低い若手コーチ”が席を外した途端に二人で囁く。
「アル・パチーノのラブロマンスが好きって言うのは、“俺は実はこういうテイストなんだぜ”っていうアピールですかねえ」
「う~ん、なかなかいいところ突いて来ましたね」
ふと覗けた彼の感性に触れ、二人の間に“こいつはただ腰が低いだけの奴じゃない”という認識が生まれたのは間違いない。
いつの間にかこんな夜が少なくなった気がする。
自分が好きなものの良さをわかってもらおうとしたり、自分が好きで生業にしたものへの熱い夢を話したりといった、“大きくて迂闊な話”が少なくなったのは何故だろう?
当面食いつなぐ為の、小手先のテクニックなんていくら話してもつまらない。
いくつになっても「あっちっち!」となるくらいハートは熱くないとな。
何てたって、今でも“夜は無限”なんだから。
“アル・パチーノのラブロマンスが好きな腰の低い若手コーチ”と二人になったところで、彼がこっちに向き直って若干緊張した笑顔でこう言った。
「万が一私が裏切ったら東京湾に沈めて下さい!」
わかってるよ、アル・パチーノのラブロマンスを好きな奴がチンケな裏切りする訳ないだろ。
本当は“スカー・フェース”も好きなんじゃないか?!
2007.8.9
Koishikawa1
カテゴリー:Music
08/09 16:40
07
Scene 178 [夏色]
「俺等の名前が今月のテニマガに載ってるぜ!」
「何それ?」
「インターハイ記録集」
「興味ないなあ」
帰ってから一応家人に、「俺等の名前が今月のテニマガのインハイ特集ってのに載ってるんだって」と話してみた。
「へえ~。買った方がいいよ」。
「だって多分名前載ってるだけだぜ。俺トロフィーとか賞状とかも執着しないから、引越しの時に捨てたし。まああれは捨てたつもりが、お袋が全部取って置いてたけど」
「いいから買って子供達に見せてあげなよ。お父さんが強いとか偉いっていうのは、子供は嬉しいもんなんだから。毎晩呑み歩いてるせめてもの罪滅ぼしじゃないの」
それから数日すっかり忘れてての本屋。
一冊だけ残ってるテニマガを発見。
表紙には確かに「別冊付録[1976-2006]インターハイ記録集。
更に「あなたの名前が載っています!」』というキャッチコピー。
(“あなたの名前が載っています!”って何かインハイのイメージと違うなあ…)と感じつつも、一応手にとってレジへ。
帰りの電車でパラパラ捲ると、初日の1、2回戦は楽勝だったと記憶してたのが2回戦はフルセット。
その晩皆で遊びに出た事はしっかり覚えてるのに呆れたもんだ。
いずれにせよ、“暑い”だけじゃなく“熱い夏”、“あの夏”っていうのがあるのは悪くない。
巷じゃ甲子園の代表云々で盛り上がっているけど、テニスのインハイはもう団体戦は終了で個人戦がスタート。
今の俺にはちょっと縁遠い世界だけど、未だにシンパシーを感じるよ。
5歳の娘が最近気に入ってる歌はこれ。
“この長い長い下り坂を君を自転車の後ろに乗せて ブレーキいっぱい握りしめて ゆっくりゆっくり下ってく”
家の中じゃiTunes、車の中じゃiPodで繰り返し聴かされてる。
いい曲じゃん。
今年の“夏色”をあんたは見つけられそうかい?
2007.8.2
Wainosuke
「何それ?」
「インターハイ記録集」
「興味ないなあ」
帰ってから一応家人に、「俺等の名前が今月のテニマガのインハイ特集ってのに載ってるんだって」と話してみた。
「へえ~。買った方がいいよ」。
「だって多分名前載ってるだけだぜ。俺トロフィーとか賞状とかも執着しないから、引越しの時に捨てたし。まああれは捨てたつもりが、お袋が全部取って置いてたけど」
「いいから買って子供達に見せてあげなよ。お父さんが強いとか偉いっていうのは、子供は嬉しいもんなんだから。毎晩呑み歩いてるせめてもの罪滅ぼしじゃないの」
それから数日すっかり忘れてての本屋。
一冊だけ残ってるテニマガを発見。
表紙には確かに「別冊付録[1976-2006]インターハイ記録集。
更に「あなたの名前が載っています!」』というキャッチコピー。
(“あなたの名前が載っています!”って何かインハイのイメージと違うなあ…)と感じつつも、一応手にとってレジへ。
帰りの電車でパラパラ捲ると、初日の1、2回戦は楽勝だったと記憶してたのが2回戦はフルセット。
その晩皆で遊びに出た事はしっかり覚えてるのに呆れたもんだ。
いずれにせよ、“暑い”だけじゃなく“熱い夏”、“あの夏”っていうのがあるのは悪くない。
巷じゃ甲子園の代表云々で盛り上がっているけど、テニスのインハイはもう団体戦は終了で個人戦がスタート。
今の俺にはちょっと縁遠い世界だけど、未だにシンパシーを感じるよ。
5歳の娘が最近気に入ってる歌はこれ。
“この長い長い下り坂を君を自転車の後ろに乗せて ブレーキいっぱい握りしめて ゆっくりゆっくり下ってく”
家の中じゃiTunes、車の中じゃiPodで繰り返し聴かされてる。
いい曲じゃん。
今年の“夏色”をあんたは見つけられそうかい?
2007.8.2
Wainosuke
カテゴリー:Tennis
08/03 10:26
08
Scene 177 [コーチ会議]
最近じゃ珍しくFAXが送られて来た。
「コーチ会議のお知らせ」
転送に次ぐ転送で字が潰れてる。
「合宿でやりたい練習メニューはありますか?」
「コンディショニング的な内容も取り入れたいですね。今お手元に回しているのは、私個人所有のコンディショニングの本の一覧です。20冊位かな?興味があれば合宿の前に貸しますよ」
「他には?」
「学校の狭いグラウンドでは満足に出来ないフライの練習はさせてあげたいですねえ」
そう、この“コーチ会議”はテニスのコーチでなく、少年野球のコーチ=素人のお父さん達の会議。
熱心に親身に、それでいてさり気ない自己主張、家族を持ってる男同士の気遣いで議事が進行して行く。
そしてそのまま酒席へ鞍替え。
話していると皆野球部にいた訳ではなく、小学校の時の遊びとして野球を覚えて行って、部活は他のスポーツだったという人が殆ど。
今じゃや「ゲームが悪い」なんて言う前に治安も悪くなってるし、遊びとしてスポーツをやるのは本当に難しい。
ボール一個とバット一本で、夕方まで毎日遊んでたんだなあ。
今では「アンチ巨人」って言葉を余り聞かなくなってしまったけど、その理由は結構深刻だ。
「巨人」が単純明快な“リーダー”でなくなった今、プロ野球は明らかに動員数が落ちてる。
各地に根差したチームが増えて、そのチームの動員が増えている事は素晴らしいが、大きなうねりは感じない。
でもね、好きでも嫌いでも「巨人」が強いことによって、野球が生活の一部の様に野球をして来た大人が沢山いる。
そしてその大人が少年野球の現場で草の根活動を続けている。
正しく“三つ子の魂百まで”かあ。テニスでもこんな流れを作りたいぜ…って毎度同じつぶやきを繰り返してるなあ。
僕のスクールには1週間で約400人のジュニア達が通ってくれてるけど、テニスを今の日本で盛り上げるには、土地の問題含め、やっぱり学校とか公共施設との連携は欠かせない。
久し振りに顧問の先生にでも電話してみるかな。
でも何か照れくさいんだよなあ。
「滅茶苦茶遊んでるでしょう?」
「そうそう!殆ど家帰ってないんじゃないですか?」
おいおい、こんな集まりでもそんな目で見られているのか…。
「ほら!この人はプロなんだから!皆いろいろ話を聞いて!」
監督!コーチ、頑張ります!………又上手くのせられて深入りさせられてく気がする。
2007.7.22
Shibakubo 1
「コーチ会議のお知らせ」
転送に次ぐ転送で字が潰れてる。
「合宿でやりたい練習メニューはありますか?」
「コンディショニング的な内容も取り入れたいですね。今お手元に回しているのは、私個人所有のコンディショニングの本の一覧です。20冊位かな?興味があれば合宿の前に貸しますよ」
「他には?」
「学校の狭いグラウンドでは満足に出来ないフライの練習はさせてあげたいですねえ」
そう、この“コーチ会議”はテニスのコーチでなく、少年野球のコーチ=素人のお父さん達の会議。
熱心に親身に、それでいてさり気ない自己主張、家族を持ってる男同士の気遣いで議事が進行して行く。
そしてそのまま酒席へ鞍替え。
話していると皆野球部にいた訳ではなく、小学校の時の遊びとして野球を覚えて行って、部活は他のスポーツだったという人が殆ど。
今じゃや「ゲームが悪い」なんて言う前に治安も悪くなってるし、遊びとしてスポーツをやるのは本当に難しい。
ボール一個とバット一本で、夕方まで毎日遊んでたんだなあ。
今では「アンチ巨人」って言葉を余り聞かなくなってしまったけど、その理由は結構深刻だ。
「巨人」が単純明快な“リーダー”でなくなった今、プロ野球は明らかに動員数が落ちてる。
各地に根差したチームが増えて、そのチームの動員が増えている事は素晴らしいが、大きなうねりは感じない。
でもね、好きでも嫌いでも「巨人」が強いことによって、野球が生活の一部の様に野球をして来た大人が沢山いる。
そしてその大人が少年野球の現場で草の根活動を続けている。
正しく“三つ子の魂百まで”かあ。テニスでもこんな流れを作りたいぜ…って毎度同じつぶやきを繰り返してるなあ。
僕のスクールには1週間で約400人のジュニア達が通ってくれてるけど、テニスを今の日本で盛り上げるには、土地の問題含め、やっぱり学校とか公共施設との連携は欠かせない。
久し振りに顧問の先生にでも電話してみるかな。
でも何か照れくさいんだよなあ。
「滅茶苦茶遊んでるでしょう?」
「そうそう!殆ど家帰ってないんじゃないですか?」
おいおい、こんな集まりでもそんな目で見られているのか…。
「ほら!この人はプロなんだから!皆いろいろ話を聞いて!」
監督!コーチ、頑張ります!………又上手くのせられて深入りさせられてく気がする。
2007.7.22
Shibakubo 1
カテゴリー:word
07/26 08:21
09
Scene 176 [Cross Road Blues]
うずら串をしこたま喰って皆と別れて帰路についた。
流れに沿って大ガードをくぐって駅の方への歩いてたら、そこでは珍しくJazz MenがLiveをしてる。
立ち止まると気が変わって二軒目に行く予感がして駅に向かおうとしたけど、何か惹かれて立ち止まった。
交差点のコーナーで靖国通りをバックに演奏してる奴等は、ドラム、ベース、サックスの若い3人。
フリー・インプロヴィゼイションでいい音を出してて、SOMETIMEで聴いてる様な気になった。
とは言っても別にJAZZ通ではないんで、気がつけば客引きに引っかかってる奴等の脇をすり抜けて、足はゴールデン街に向かってる。
誰も誘いも引き止めもしてないのに、(あ~あ、せっかく帰ろうとしたのになあ)と頭の中でぼやくが、こんな瞬間が好きなことは否めない。
歌舞伎町ってのは面白くて、こっちがテンション低かったりする時にはやたら客引きが声をかけて来て、奴等の態度で自分の街の中での見え方がわかる。
今夜は声かけZERO。
俺は大方声をかけられないけど、まあ財布に穴が開いてるのがばれているんだろうよ。
さてフェドカップ。
失った代償も大きいけど、世代交代とまでは行かないけど、何かを期待させられた二日間。
業界雀みたいに結果論からガタガタ言わないが、チームにとってプレーヤーにとって“交差点”だったのは間違いない。
ただただ歩いているんじゃなくて、たまに“交差点”に出くわす方が楽しい。
「そんな“交差点”は滅多にない」って奴もいるんだろうけど、それは多分気付いていないんだな。
今この一瞬でも心の中に“交差点”はあるのに。
痛い目に会わずに、何も失わずに得られるものなんてろくなもんじゃない。
ロバート・ジョンソンは、クロス・ロードで悪魔に魂を売って最高のブルースマンになったと言われてる。
それが伝説とは言え、写真3枚と29曲の42テイクしか遺していない彼が、キースやクラプトンに影響を与え、未だに語り継がれているだけで充分だ。
Hey!Brother!次の“交差点”はどうしようか?
迷ってる暇はない。
俺達はいくつになっても、どんな時でも“交差点”にたたずんでるんだから。
そして後ろを見れば道は一つしかない。
2007.7.18
Shinjuku Cross Road
流れに沿って大ガードをくぐって駅の方への歩いてたら、そこでは珍しくJazz MenがLiveをしてる。
立ち止まると気が変わって二軒目に行く予感がして駅に向かおうとしたけど、何か惹かれて立ち止まった。
交差点のコーナーで靖国通りをバックに演奏してる奴等は、ドラム、ベース、サックスの若い3人。
フリー・インプロヴィゼイションでいい音を出してて、SOMETIMEで聴いてる様な気になった。
とは言っても別にJAZZ通ではないんで、気がつけば客引きに引っかかってる奴等の脇をすり抜けて、足はゴールデン街に向かってる。
誰も誘いも引き止めもしてないのに、(あ~あ、せっかく帰ろうとしたのになあ)と頭の中でぼやくが、こんな瞬間が好きなことは否めない。
歌舞伎町ってのは面白くて、こっちがテンション低かったりする時にはやたら客引きが声をかけて来て、奴等の態度で自分の街の中での見え方がわかる。
今夜は声かけZERO。
俺は大方声をかけられないけど、まあ財布に穴が開いてるのがばれているんだろうよ。
さてフェドカップ。
失った代償も大きいけど、世代交代とまでは行かないけど、何かを期待させられた二日間。
業界雀みたいに結果論からガタガタ言わないが、チームにとってプレーヤーにとって“交差点”だったのは間違いない。
ただただ歩いているんじゃなくて、たまに“交差点”に出くわす方が楽しい。
「そんな“交差点”は滅多にない」って奴もいるんだろうけど、それは多分気付いていないんだな。
今この一瞬でも心の中に“交差点”はあるのに。
痛い目に会わずに、何も失わずに得られるものなんてろくなもんじゃない。
ロバート・ジョンソンは、クロス・ロードで悪魔に魂を売って最高のブルースマンになったと言われてる。
それが伝説とは言え、写真3枚と29曲の42テイクしか遺していない彼が、キースやクラプトンに影響を与え、未だに語り継がれているだけで充分だ。
Hey!Brother!次の“交差点”はどうしようか?
迷ってる暇はない。
俺達はいくつになっても、どんな時でも“交差点”にたたずんでるんだから。
そして後ろを見れば道は一つしかない。
2007.7.18
Shinjuku Cross Road
カテゴリー:Music
07/19 13:42
10
Scene 175 [真実一路]
“女子テニスは、ヒンギスの独り舞台になるより、たくさんの新しいスターが出現したほうがおもしろいという意見もあるだろう。でも、やはり女王は必要なのだ。そしてS.グラフ(ドイツ)に代わる女王としての風格を持っているのは、ヒンギスしかいないと思う。”[Tennis Classic break] 1999年3月号
ウィンブルドンが終って、こんな記事を思い出した。
俺はまだ白いテニスウェアが当たり前の時にテニスを始めた口なんだけど、ウッドラケット全盛でありながら既にYAMAHAのグラファイトは広まりつつあったし、古いテニス界の仕来たりが取っ払われて行くのを見て来た。
そんなこともあって、テニスに関してはラジカルな考え方をする方だ。
観戦する際も予定調和な結果よりは、番狂わせや新しい力の台頭を期待してしまう(勿論日本人選手を応援する場合は異常に肩入れするが)。
セイコーワールドスーパーテニスでは、(ボルグが負けるところ生で観れちゃう!?)ってドキドキしたな(結果はマッチポイントを逃れてボルグがアマヤに勝った)。
そんな俺が(そうだよなあ…)と納得させられたのが、冒頭の記事。
この記事のタイトルは「あなたが負けてどうするの!~マルチナ・ヒンギスの苦悩」。
心からテニスを愛し、日本テニス界だけでなくテニスそのももの行く末を真剣に案じている宮城黎子氏が、ヒンギスに向けた言葉。
この年は、故障続きのグラフに引退の影がちらつき、ヒンギスも全豪を獲ったものの、ダベンポート、ウィリアムス姉妹のパワーが目立ち出した年…テニスフリークには、グラフが全仏決勝でヒンギスに逆転勝ち、全英決勝でダベンポートに敗退した後故障が再発し、引退した年と言った方がわかりやすいかな。
今年のウィンブルドンに若干の淋しさを感じている人は、女子シングルス決勝の組合せがその原因ではないだろうか。
ヴィーナスの優勝は、2005年同様にドラマチックだったけど。
やはりウィンブルドンの決勝は、男子のフェデラーvsナダルの様に、誰が観てもわかる
その時の両雄が勝ち上がって来て、がっぷり四つの戦いを繰り広げるのが似合う。
その点今の女子は、誰もが認める“女王”、 そして“両雄”の不在で、日本のマスコミなんかはシャラポア頼みの記事に終始してる。
いや、これはシャラポアがいて良かったと言うべきか。
個人的には、この隙に森上選手を始め日本女子選手に駆け上がって欲しいし、イバノビッチ達若手がタイトルを獲るのも見たい。
男子もブレークや、ロクスがもうひと暴れするのも見てみたい…って、こりゃあテニス界の未来を案じてるんじゃなくて、個人的な好みじゃないか…。
う~む…「あなたが負けてどうするの!」、なんて力強い愛の言葉を吐くには、まだまだヒヨッコだな、俺は。
2007.7.12
Shinjuku Takano
ウィンブルドンが終って、こんな記事を思い出した。
俺はまだ白いテニスウェアが当たり前の時にテニスを始めた口なんだけど、ウッドラケット全盛でありながら既にYAMAHAのグラファイトは広まりつつあったし、古いテニス界の仕来たりが取っ払われて行くのを見て来た。
そんなこともあって、テニスに関してはラジカルな考え方をする方だ。
観戦する際も予定調和な結果よりは、番狂わせや新しい力の台頭を期待してしまう(勿論日本人選手を応援する場合は異常に肩入れするが)。
セイコーワールドスーパーテニスでは、(ボルグが負けるところ生で観れちゃう!?)ってドキドキしたな(結果はマッチポイントを逃れてボルグがアマヤに勝った)。
そんな俺が(そうだよなあ…)と納得させられたのが、冒頭の記事。
この記事のタイトルは「あなたが負けてどうするの!~マルチナ・ヒンギスの苦悩」。
心からテニスを愛し、日本テニス界だけでなくテニスそのももの行く末を真剣に案じている宮城黎子氏が、ヒンギスに向けた言葉。
この年は、故障続きのグラフに引退の影がちらつき、ヒンギスも全豪を獲ったものの、ダベンポート、ウィリアムス姉妹のパワーが目立ち出した年…テニスフリークには、グラフが全仏決勝でヒンギスに逆転勝ち、全英決勝でダベンポートに敗退した後故障が再発し、引退した年と言った方がわかりやすいかな。
今年のウィンブルドンに若干の淋しさを感じている人は、女子シングルス決勝の組合せがその原因ではないだろうか。
ヴィーナスの優勝は、2005年同様にドラマチックだったけど。
やはりウィンブルドンの決勝は、男子のフェデラーvsナダルの様に、誰が観てもわかる
その時の両雄が勝ち上がって来て、がっぷり四つの戦いを繰り広げるのが似合う。
その点今の女子は、誰もが認める“女王”、 そして“両雄”の不在で、日本のマスコミなんかはシャラポア頼みの記事に終始してる。
いや、これはシャラポアがいて良かったと言うべきか。
個人的には、この隙に森上選手を始め日本女子選手に駆け上がって欲しいし、イバノビッチ達若手がタイトルを獲るのも見たい。
男子もブレークや、ロクスがもうひと暴れするのも見てみたい…って、こりゃあテニス界の未来を案じてるんじゃなくて、個人的な好みじゃないか…。
う~む…「あなたが負けてどうするの!」、なんて力強い愛の言葉を吐くには、まだまだヒヨッコだな、俺は。
2007.7.12
Shinjuku Takano
カテゴリー:Tennis
07/12 23:16
レックテニススクールニュース
2008/09/03
杉山愛選手、全米オープン女子複ベスト4入り!
杉山愛選手、全米オープン女子複ベスト4入り!
2008/08/31
速報!錦織圭選手、全米オープンで世界4位のフェレール選手を撃破!4回戦進出!
速報!錦織圭選手、全米オープンで世界4位のフェレール選手を撃破!4回戦進出!
2008/06/25
レックテニススクール・プロスタッフ研修会を実施しました
レックテニススクール・プロスタッフ研修会を実施しました
2008/06/20
メルマガ読者限定!【全英オープン優勝者クイズ】応募受付開始!
メルマガ読者限定!【全英オープン優勝者クイズ】応募受付開始!
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