[Another Side of Tennis] 坂東海 カテゴリー:Tennis
新宿ゴールデン街バーの片隅のテニスと音楽の与太話です。
01
Scene 217 [光あるうちに行け]
「新聞記事の中でスポーツ選手だけは“呼び捨て”」という記事を読んだことがある。
(確かにその通りだよ)と目から鱗気分。
その記事は確か昔のオリンピックでのアナウンサーの絶叫を引き合いに出していた。
今もある「頑張れ!○○!頑張れ!○○!」って感じのやつだ。
勿論卑下しての“呼び捨て”じゃあない。
自分の身内の様に心の底から応援するが故の“呼び捨て”。
プロスポーツ選手への憧れは、他の職種とは比べ物にならない位の親近感を伴っている。
4/6、「伊達公子さん現役復帰」といった内容の記事が新聞各紙を賑わせた。
驚きつつも、(ああ、やっぱ“伊達公子さん”なんだなあ)と感じた。
そして復帰第一戦後の記事は“伊達公子さん”は姿を消して、「伊達勝利」といった感じで“伊達公子”一色。
ただ読売新聞はスポーツ面では全く取り上げず、三面記事でだった。
ローカル大会ということもあるけど、まだ本気の“呼び捨て”じゃないんだな。
その現役復帰第一戦の日はフェドカップの二日目。
残念ながら日本はモーレスモ擁するフランスに敗退。
夕方俺が見たスポーツニュースは、聖火、伊達選手の順に報道し、フェドカップには全く触れなかった。
伊達選手にスポットが当たって、フェドカップが取り上げられなかったことは良かったとは到底言えない。
更に翌日の錦織選手のバミューダ・オープン優勝による世界ランキング99位躍進もあって、今回のフェドカップは完全にかすんでしまった。
自分達が愛するスポーツの国別対抗戦がフォーカスされないのは淋しい。
伊達選手が復帰会見で、日本テニス界の今後を憂いたかなりシビアなコメントをしていたことをテニス誌の報道で知った。
彼女は、当初「ダブルスのみエントリー」としていたのは、試合勘を取り戻す為だけでなく「会場のサーフェスである砂入り人工芝が自分がシングルスを戦うのに不適」と判断してからと説明し、更に「砂入り人工芝の存在が日本選手が世界で活躍出来ない理由の一つ」と言い切っていた。
記事は「砂入り人工芝で獲ったポイントをでアメリカのハードコートに行っても役に立たない」という森上亜希子選手の言葉も添えている。
俺の悪友であるトップジュニア育成スクールの社長は、借り上げている施設の砂入り人工芝を自腹で剥がしてデコターフに変えようと、頭をかきむしりながら算盤をはじいてはため息をついてる。
でもナショナルトレーニングセンターでさえ、「近隣住民の為に」と砂入り人工芝が数面採用されそうになっていたという事実から、普及型スクールでは何をかや言わんだろう。
砂入り人工芝は日本でしか普及してないサーフェスなんだが……。
でもね、そんなことを言いながらも、やっぱり明日に期待出来る、悲壮ではなく明るい気分で応援したくなる今の感じはいい。
フレンチ、ウィンブルドンと続く、いつも通りのレッド&グリーンの華やかさに加え、今年は全米の前に五輪がある。
政治的なことは於いて置いて、やはり多くのスポーツの各国代表が競い、
世界中の目が集まる場所での、テニス選手の日本代表としての活躍を期待してしまう。
五輪のメダル数で各スポーツ団体への金の割り振りが決まるらしいし。
最近普及型スクールのコーチ数人と話をしていて気付いたことがある。
明らかに以前より頭数の話でなく、レッスン、特にジュニアの話をして来る。
前はコーディネーションの話に追いついて来るのがやっとだったのが、かなり長いスパンでジュニアレッスンを語ってる。
いいじゃん、いい感じじゃん。
普及型スクール故の悩みもあるみたいだけど、大丈夫だよ、あんたが親身になって
レッスンしているジュニアも着々とピラミッドの頂点に向かって進んでいるって。
どこまで上れるかは話が別なのは、ガキじゃないんだからわかってるよな。
でもとにかくファーストスクールのコーチとしてあんたは間違っていない。
どんなに迷っても、どんなに怯えても、振り返れば道は一つしかない。
行こうぜ!
2007.4.30
Shin-Misakibashi
(確かにその通りだよ)と目から鱗気分。
その記事は確か昔のオリンピックでのアナウンサーの絶叫を引き合いに出していた。
今もある「頑張れ!○○!頑張れ!○○!」って感じのやつだ。
勿論卑下しての“呼び捨て”じゃあない。
自分の身内の様に心の底から応援するが故の“呼び捨て”。
プロスポーツ選手への憧れは、他の職種とは比べ物にならない位の親近感を伴っている。
4/6、「伊達公子さん現役復帰」といった内容の記事が新聞各紙を賑わせた。
驚きつつも、(ああ、やっぱ“伊達公子さん”なんだなあ)と感じた。
そして復帰第一戦後の記事は“伊達公子さん”は姿を消して、「伊達勝利」といった感じで“伊達公子”一色。
ただ読売新聞はスポーツ面では全く取り上げず、三面記事でだった。
ローカル大会ということもあるけど、まだ本気の“呼び捨て”じゃないんだな。
その現役復帰第一戦の日はフェドカップの二日目。
残念ながら日本はモーレスモ擁するフランスに敗退。
夕方俺が見たスポーツニュースは、聖火、伊達選手の順に報道し、フェドカップには全く触れなかった。
伊達選手にスポットが当たって、フェドカップが取り上げられなかったことは良かったとは到底言えない。
更に翌日の錦織選手のバミューダ・オープン優勝による世界ランキング99位躍進もあって、今回のフェドカップは完全にかすんでしまった。
自分達が愛するスポーツの国別対抗戦がフォーカスされないのは淋しい。
伊達選手が復帰会見で、日本テニス界の今後を憂いたかなりシビアなコメントをしていたことをテニス誌の報道で知った。
彼女は、当初「ダブルスのみエントリー」としていたのは、試合勘を取り戻す為だけでなく「会場のサーフェスである砂入り人工芝が自分がシングルスを戦うのに不適」と判断してからと説明し、更に「砂入り人工芝の存在が日本選手が世界で活躍出来ない理由の一つ」と言い切っていた。
記事は「砂入り人工芝で獲ったポイントをでアメリカのハードコートに行っても役に立たない」という森上亜希子選手の言葉も添えている。
俺の悪友であるトップジュニア育成スクールの社長は、借り上げている施設の砂入り人工芝を自腹で剥がしてデコターフに変えようと、頭をかきむしりながら算盤をはじいてはため息をついてる。
でもナショナルトレーニングセンターでさえ、「近隣住民の為に」と砂入り人工芝が数面採用されそうになっていたという事実から、普及型スクールでは何をかや言わんだろう。
砂入り人工芝は日本でしか普及してないサーフェスなんだが……。
でもね、そんなことを言いながらも、やっぱり明日に期待出来る、悲壮ではなく明るい気分で応援したくなる今の感じはいい。
フレンチ、ウィンブルドンと続く、いつも通りのレッド&グリーンの華やかさに加え、今年は全米の前に五輪がある。
政治的なことは於いて置いて、やはり多くのスポーツの各国代表が競い、
世界中の目が集まる場所での、テニス選手の日本代表としての活躍を期待してしまう。
五輪のメダル数で各スポーツ団体への金の割り振りが決まるらしいし。
最近普及型スクールのコーチ数人と話をしていて気付いたことがある。
明らかに以前より頭数の話でなく、レッスン、特にジュニアの話をして来る。
前はコーディネーションの話に追いついて来るのがやっとだったのが、かなり長いスパンでジュニアレッスンを語ってる。
いいじゃん、いい感じじゃん。
普及型スクール故の悩みもあるみたいだけど、大丈夫だよ、あんたが親身になって
レッスンしているジュニアも着々とピラミッドの頂点に向かって進んでいるって。
どこまで上れるかは話が別なのは、ガキじゃないんだからわかってるよな。
でもとにかくファーストスクールのコーチとしてあんたは間違っていない。
どんなに迷っても、どんなに怯えても、振り返れば道は一つしかない。
行こうぜ!
2007.4.30
Shin-Misakibashi
カテゴリー:Tennis
05/01 14:59
02
Scene 213 [フューチャーズ]
隅田川の畔のスポーツセンター。
すぐ側には明治座。
そして真ん前の公園では、週末にジャスト満開の花見。
花見と言っても俺が着いたのは朝9時半だから、お茶で花見してる人と、控え目に呑み出してる人、そして無人のブルーシートって感じ。
まあどっちにしても、地元の人しか来ないであろうこの公園でこのロケーションは羨ましい。
気を取り直して自販機でミネラルウオーターを買って会場に入る。
第1回全国マナーキッズフォーラム2008。
子供達への真っ直ぐな気持ちを感じさせられた。
スタッフに約25年振りに顔を合わせた奴がいたのもあって、ちょっと肩入れしたくもなる。
そのスタッフは例によって、1/4世紀会っていなかったのに然程懐かしくないんだが、奴の体型はそれなりだったりする。
メールだけじゃ、そりゃあわからないよなあ。
フォーラム後帰ろうとしたら知り合いに捕まって、施設内のレストランで侃々諤々。
場にそぐわないアルコール量と会話量でお腹一杯になった。
翌朝、前日に続いて早稲田絡みで早稲田フューチャーズ観戦で東伏見へ。
普通なら車か電車で行く距離だろうけど、青梅街道をのんびりと自転車で進む。
長くなる予感がして、何か買っておこうとコートを通り過ぎて駅前に行ったら、可愛くラッピングされた鉢植えを持ったテニス部の女の子二人が猫をあやしてる。
ミルクティとジャガビーを買って会場に入ったら、入場無料なのにバナナ一房付き。
(少しでも大会を盛り上げようとスポンサーを見つけて来たんだろうな)と感じて、手作り感一杯の場の雰囲気に温かくなった。
今日は本村選手と安選手での決勝。
「先日の全日本学生室内覇者」と紹介された二人をエスコートする女性部員は、さっき猫をあやしていたうちの一人だった。
おまけにコートサイドには彼女達が持っていた花が飾られている。
本村選手は余り好きじゃあなかったけど、この部活感満タンのコートで彼のプレーを観ているとグッと来た。
デュースコートでのレシーブで、フォアをスライスでストレートに持って行ってセンターにポジショニングする辺りは、部活テニス出身者としてはシンパシーを感じざるを得ない。
対戦相手の安選手のプレーと茶っ目っけは更にいい。
正直安選手を応援したくなったが、このフューチャーズが日本男子選手の世界へのとっかかりとして開催されていることを思い出し、その気持ちを打ち消して本村選手を応援。
結果的に本村選手が優勝したが、安選手はあそこに居合わせた観客に、大袈裟に言えば国境を越えたテニスの楽しさを感じさせていた。
表彰式が終る頃、これ又約20年振り位の知り合いがコート内にいるのを発見。
挨拶をしにコートに入ったら、今は選手についてのトレーナーとカメラマンの仕事をしていると言う。
本村選手が彼のお子さん二人と記念撮影しているのを観ながら、「安選手はいいですね」「ええ、人気ありますよ」なんて話をしていたら、安選手が目の前を通って退場。
思わず右手を差し出し握手。
才能がある故に物怖じせず、勝負に固執しないあっけらかんとした感じが伝わって来た。
知り合いと大学テニス部の会長に挨拶して又自転車をこいで帰宅。
ボールボーイを大学生だけでなく、小中高の子供達が任されていたこと。
選手入場の時に選手のバッグを小学生が持って一緒に入場して来たこと。
照れと責任感一杯の笑顔で重そうに運んでいた彼女達に、安選手も笑顔で手を差し伸べていたシーンを思い出した。
いい感じだったな。
やっぱり、Fight The Future!
そしてSupport Our Tennis Kids!
2007.3.29
Higashihushimi
すぐ側には明治座。
そして真ん前の公園では、週末にジャスト満開の花見。
花見と言っても俺が着いたのは朝9時半だから、お茶で花見してる人と、控え目に呑み出してる人、そして無人のブルーシートって感じ。
まあどっちにしても、地元の人しか来ないであろうこの公園でこのロケーションは羨ましい。
気を取り直して自販機でミネラルウオーターを買って会場に入る。
第1回全国マナーキッズフォーラム2008。
子供達への真っ直ぐな気持ちを感じさせられた。
スタッフに約25年振りに顔を合わせた奴がいたのもあって、ちょっと肩入れしたくもなる。
そのスタッフは例によって、1/4世紀会っていなかったのに然程懐かしくないんだが、奴の体型はそれなりだったりする。
メールだけじゃ、そりゃあわからないよなあ。
フォーラム後帰ろうとしたら知り合いに捕まって、施設内のレストランで侃々諤々。
場にそぐわないアルコール量と会話量でお腹一杯になった。
翌朝、前日に続いて早稲田絡みで早稲田フューチャーズ観戦で東伏見へ。
普通なら車か電車で行く距離だろうけど、青梅街道をのんびりと自転車で進む。
長くなる予感がして、何か買っておこうとコートを通り過ぎて駅前に行ったら、可愛くラッピングされた鉢植えを持ったテニス部の女の子二人が猫をあやしてる。
ミルクティとジャガビーを買って会場に入ったら、入場無料なのにバナナ一房付き。
(少しでも大会を盛り上げようとスポンサーを見つけて来たんだろうな)と感じて、手作り感一杯の場の雰囲気に温かくなった。
今日は本村選手と安選手での決勝。
「先日の全日本学生室内覇者」と紹介された二人をエスコートする女性部員は、さっき猫をあやしていたうちの一人だった。
おまけにコートサイドには彼女達が持っていた花が飾られている。
本村選手は余り好きじゃあなかったけど、この部活感満タンのコートで彼のプレーを観ているとグッと来た。
デュースコートでのレシーブで、フォアをスライスでストレートに持って行ってセンターにポジショニングする辺りは、部活テニス出身者としてはシンパシーを感じざるを得ない。
対戦相手の安選手のプレーと茶っ目っけは更にいい。
正直安選手を応援したくなったが、このフューチャーズが日本男子選手の世界へのとっかかりとして開催されていることを思い出し、その気持ちを打ち消して本村選手を応援。
結果的に本村選手が優勝したが、安選手はあそこに居合わせた観客に、大袈裟に言えば国境を越えたテニスの楽しさを感じさせていた。
表彰式が終る頃、これ又約20年振り位の知り合いがコート内にいるのを発見。
挨拶をしにコートに入ったら、今は選手についてのトレーナーとカメラマンの仕事をしていると言う。
本村選手が彼のお子さん二人と記念撮影しているのを観ながら、「安選手はいいですね」「ええ、人気ありますよ」なんて話をしていたら、安選手が目の前を通って退場。
思わず右手を差し出し握手。
才能がある故に物怖じせず、勝負に固執しないあっけらかんとした感じが伝わって来た。
知り合いと大学テニス部の会長に挨拶して又自転車をこいで帰宅。
ボールボーイを大学生だけでなく、小中高の子供達が任されていたこと。
選手入場の時に選手のバッグを小学生が持って一緒に入場して来たこと。
照れと責任感一杯の笑顔で重そうに運んでいた彼女達に、安選手も笑顔で手を差し伸べていたシーンを思い出した。
いい感じだったな。
やっぱり、Fight The Future!
そしてSupport Our Tennis Kids!
2007.3.29
Higashihushimi
カテゴリー:Tennis
04/03 11:39
03
Scene 206 [パートナー]
随分と野球づいた週だった。
まず木曜日。
野球部だった中高の友人で、今はスポーツ専門学校の学校長だかなんだかをやってる奴が訪ねて来て、やっぱりガキの頃野球部だったゴルフのプロも交えての呑み。
飯田橋の和風イタリアンで、美味いポテトフライと、日替わりメニューでその日はなかったアンチョビのピザを強引にオーダーして乾杯。
お互いの近況や、それぞれのスポーツの現状を話しつつ場が進む。
「お前に悪いけどさ、テニスがダメだと思うのは、子供にちゃんと挨拶させないよな」
先日会合で挨拶されたばかりのコーチの顔が浮かぶ。
奴の娘はそのコーチがいる某スクールのジュニア育成コースの最年少。
「そりゃあレッスンの最初と最後は挨拶してるけど、そういうもんじゃないだろ?俺はレッスンが終って帰る時にウチの子に、コーチやフロントの人だけじゃなくて他のお父さんお母さん、友達みんなに挨拶させてるよ。『そうさせないのはおかしい』ってコーチに言ってるんだけど、皆『う~ん』って感じでさ。大体若手のコーチがろくに挨拶出来てないもん」
「でもあそこは練習に来るプロはスクール側とかお客さんに感謝してて、ちゃんと挨拶するって聞いたけど。やっぱ一芸に秀でる人と井の中の蛙クンの差か」
「そうそう、プロはちゃんとしてるよ」
そんなこんなで場所をゴールデン街に移して、下戸のゴルフプロも一緒に朝まで呑んだその夜。
今度は各テニススクール代表との呑み。
ボブ・サップそっくりのデカイ奴が高校球児だとは知ってたが、“イップス”の話の途中で甲子園出場経験があると聞いて、話は一気に甲子園裏話へ。
「甲子園でウチのキャッチャーがイップスになったんですけど、ピッチャーへの返球が出来なくなっちゃったんですよ」
「へえ~。たったあの距離を味方に返すのにねえ」
「本当そうですよね。で、怖いからピッチャーに手渡そうとマウンドの方に歩こうとするじゃないですか。そうすると審判が後ろからズボンのベルト引っ張って行かせてくれないんですって」
「え~。何々それって時間短縮の為か何かで?」
「そうなんですよ。だから最初にホームベース前に集合する時も、球審が『試合の終りの挨拶で握手しない様に』とか『砂は持って帰らない様に』って注意するんですよ。まあ皆無視してやってますけど」
「へえ~。いろいろあるんだねえ」と、唐突に日本酒の味を覚えた某社長とお銚子を何本も寝かせて、最後に絶品の“幻の奈川そば”をかき込んで終了。
そして翌々日。
前の日の夕方あっと言う間に積もった雪が残る朝。
武蔵野線が走り抜けるのが見える体育館に、男ばかり約200人が集まってる。
軟式野球の審判講習会。
だから出席者は殆どが少年野球のコーチと言う名のお父さん。
まず最初に“アウト”と“セーフ”のジェスチャから講習開始。
「アウトの時は親指立てちゃダメですよ!ライターで火つけるんじゃないんですから。ドアをノックする様に『アウト!』ですよ!」と言われるが、悲しいかな、子供の時からの癖で、気がつくと親指が立ってる。
セーフのジェスチャも「両腕をクロスしてから広げるのは今はNG」らしい。
そんな感じで、朝9時半から夕方4時までみっちりロールプレイングの繰り返し。
午後の各塁の審判についての講習が終った後の、全員が見守る中でのデモはなかなか楽しかった。
選手役は地元の小中学生。
こいつらが茶目っ気たっぷりで、エラーするのは当たり前、わざとベースを踏まなかったり、ボークしたりで気が抜けない。
俺が球審の時は、ボールを落としてワザとボークしやがった。
でもこれはちゃんとやっておかないと審判出来ないよ。
プロ野球観ながら「おいおい、今の判定はないだろ?!」なんて言えなくなっちまった。
帰ってからガキに、「アウトの時に親指立てちゃいけないんだけど、たまに立てちゃったんだよ」と話したら、「フランチェンみたいだね!」とからかわれたけど、家族、地域でスポーツが共通項になっているのはいい。
昨日自宅側を歩いてたら、「コーチ!」と呼ばれた。
通りの向こう側で、小学生が笑ってこっちを見てる。
当然、電車で通ってる勤務先のテニススクールのジュニアじゃなくて、コーチをしてる少年野球チームの選手。
嬉しかったよ、アタタカイ気持ちになった。
「地域の繋がりがなくなった」と嘆くのはまだ早い。
そしてテニスコーチは、報酬云々のボランティアじゃなくて、本当のボランティア精神を少年野球のお父さんコーチから学ぶといいんじゃないかな。
2007.2.10
Shimojuku
まず木曜日。
野球部だった中高の友人で、今はスポーツ専門学校の学校長だかなんだかをやってる奴が訪ねて来て、やっぱりガキの頃野球部だったゴルフのプロも交えての呑み。
飯田橋の和風イタリアンで、美味いポテトフライと、日替わりメニューでその日はなかったアンチョビのピザを強引にオーダーして乾杯。
お互いの近況や、それぞれのスポーツの現状を話しつつ場が進む。
「お前に悪いけどさ、テニスがダメだと思うのは、子供にちゃんと挨拶させないよな」
先日会合で挨拶されたばかりのコーチの顔が浮かぶ。
奴の娘はそのコーチがいる某スクールのジュニア育成コースの最年少。
「そりゃあレッスンの最初と最後は挨拶してるけど、そういうもんじゃないだろ?俺はレッスンが終って帰る時にウチの子に、コーチやフロントの人だけじゃなくて他のお父さんお母さん、友達みんなに挨拶させてるよ。『そうさせないのはおかしい』ってコーチに言ってるんだけど、皆『う~ん』って感じでさ。大体若手のコーチがろくに挨拶出来てないもん」
「でもあそこは練習に来るプロはスクール側とかお客さんに感謝してて、ちゃんと挨拶するって聞いたけど。やっぱ一芸に秀でる人と井の中の蛙クンの差か」
「そうそう、プロはちゃんとしてるよ」
そんなこんなで場所をゴールデン街に移して、下戸のゴルフプロも一緒に朝まで呑んだその夜。
今度は各テニススクール代表との呑み。
ボブ・サップそっくりのデカイ奴が高校球児だとは知ってたが、“イップス”の話の途中で甲子園出場経験があると聞いて、話は一気に甲子園裏話へ。
「甲子園でウチのキャッチャーがイップスになったんですけど、ピッチャーへの返球が出来なくなっちゃったんですよ」
「へえ~。たったあの距離を味方に返すのにねえ」
「本当そうですよね。で、怖いからピッチャーに手渡そうとマウンドの方に歩こうとするじゃないですか。そうすると審判が後ろからズボンのベルト引っ張って行かせてくれないんですって」
「え~。何々それって時間短縮の為か何かで?」
「そうなんですよ。だから最初にホームベース前に集合する時も、球審が『試合の終りの挨拶で握手しない様に』とか『砂は持って帰らない様に』って注意するんですよ。まあ皆無視してやってますけど」
「へえ~。いろいろあるんだねえ」と、唐突に日本酒の味を覚えた某社長とお銚子を何本も寝かせて、最後に絶品の“幻の奈川そば”をかき込んで終了。
そして翌々日。
前の日の夕方あっと言う間に積もった雪が残る朝。
武蔵野線が走り抜けるのが見える体育館に、男ばかり約200人が集まってる。
軟式野球の審判講習会。
だから出席者は殆どが少年野球のコーチと言う名のお父さん。
まず最初に“アウト”と“セーフ”のジェスチャから講習開始。
「アウトの時は親指立てちゃダメですよ!ライターで火つけるんじゃないんですから。ドアをノックする様に『アウト!』ですよ!」と言われるが、悲しいかな、子供の時からの癖で、気がつくと親指が立ってる。
セーフのジェスチャも「両腕をクロスしてから広げるのは今はNG」らしい。
そんな感じで、朝9時半から夕方4時までみっちりロールプレイングの繰り返し。
午後の各塁の審判についての講習が終った後の、全員が見守る中でのデモはなかなか楽しかった。
選手役は地元の小中学生。
こいつらが茶目っ気たっぷりで、エラーするのは当たり前、わざとベースを踏まなかったり、ボークしたりで気が抜けない。
俺が球審の時は、ボールを落としてワザとボークしやがった。
でもこれはちゃんとやっておかないと審判出来ないよ。
プロ野球観ながら「おいおい、今の判定はないだろ?!」なんて言えなくなっちまった。
帰ってからガキに、「アウトの時に親指立てちゃいけないんだけど、たまに立てちゃったんだよ」と話したら、「フランチェンみたいだね!」とからかわれたけど、家族、地域でスポーツが共通項になっているのはいい。
昨日自宅側を歩いてたら、「コーチ!」と呼ばれた。
通りの向こう側で、小学生が笑ってこっちを見てる。
当然、電車で通ってる勤務先のテニススクールのジュニアじゃなくて、コーチをしてる少年野球チームの選手。
嬉しかったよ、アタタカイ気持ちになった。
「地域の繋がりがなくなった」と嘆くのはまだ早い。
そしてテニスコーチは、報酬云々のボランティアじゃなくて、本当のボランティア精神を少年野球のお父さんコーチから学ぶといいんじゃないかな。
2007.2.10
Shimojuku
カテゴリー:Tennis
02/14 16:34
04
Scene 200 [Shout Out Loud]
そして又あっさりと年が明けた。
夜な夜な呑み歩くくせにお年取りだけは毎年自宅。
更に今年は、元旦に近所の神社に行く以外はどこにも行かないと決めてたんで、ウコンと胃薬で武装してエビス。
とは言え“泣く子と地頭には勝てぬ”で、せがまれて寒々しい元旦の公園でテニス。
ちょっとアドバイスするとすぐ上手くなる子供の可能性に驚き、嬉しくなりながらも焦りが突き上げる。
「子供のハンスが学ばなかったことを大人のハンスはとても覚えられない」ドイツ諺
スポーツ界では、人間の成長の中で一度だけ訪れる神経系の発達が著しい時期の5〜8才を【プレ・ゴールデンエイジ】と呼び、新しい動きを見ただけですぐに身に付けることが出来る9〜12才を【ゴールデンエイジ】と呼ぶ。
諺は、【プレ・ゴールデンエイジ】の時にあるスポーツの基礎技術を繰返し反復した子供が、その年齢としては上手になったものの、多種多様な動きをトレーニングして来た子供に、 次の【ゴールデンエイジ】の時にあっさり追い抜かれてしまうといった例え。
テニスなら12才迄に、出来る出来ないは別にして全ショットを体感する必要がある。
でもここでも“泣く子と地頭には勝てぬ”で、本人達がやる気がなければどうしようもない。
(こいつらがずっとテニスが好きでいる様に接して行かないとな……)
改めて“好きこそものの上手なれ”と実感する。
でも(時間がない!)と焦りつつも、他の事にかまけたりダラダラするんだよなあ。
「時間がない」と言えば年末にこんなことがあった。
ある席で[不都合な真実]の話になった時、女子大生数人は「読んでみたいんですよ」という反応を示し、社会人数人は「(本そのものを)知らなかった。読む気はない」という反応を示した。
このままだと間違いなく孫世代の時、地球はやばい。
いや子供世代か、いやいやもうそのやばさに直面してる国、人々がいる。
それでも拝金主義のエンジンは止まらない。
わかっていても止まらない。
呆れたことに、温暖化で解ける夏の北極海の氷の下の資源を沿岸各国が狙ってるらしい……。
女子大生と社会人の反応の差はたまたまかもしれない。
だけど世のビジネスマンは、「仕事だから」という殺し文句に本能や感性が犯られてないか?
そしてプロテニスコーチ諸氏、頭数を数えるのに夢中で、子供達の「今しかない」機会を奪っていないか?
一方通行の垂れ流しの情報を受け止めるだけじゃダメだぜ。
自分の足で歩いて探して、自分の目で見分けて、自分の耳で聞き分けて、自分の鼻で嗅ぎ分けて、口をデカク開けて叫んでみろよ。
2007.1.1
Tanashi3
夜な夜な呑み歩くくせにお年取りだけは毎年自宅。
更に今年は、元旦に近所の神社に行く以外はどこにも行かないと決めてたんで、ウコンと胃薬で武装してエビス。
とは言え“泣く子と地頭には勝てぬ”で、せがまれて寒々しい元旦の公園でテニス。
ちょっとアドバイスするとすぐ上手くなる子供の可能性に驚き、嬉しくなりながらも焦りが突き上げる。
「子供のハンスが学ばなかったことを大人のハンスはとても覚えられない」ドイツ諺
スポーツ界では、人間の成長の中で一度だけ訪れる神経系の発達が著しい時期の5〜8才を【プレ・ゴールデンエイジ】と呼び、新しい動きを見ただけですぐに身に付けることが出来る9〜12才を【ゴールデンエイジ】と呼ぶ。
諺は、【プレ・ゴールデンエイジ】の時にあるスポーツの基礎技術を繰返し反復した子供が、その年齢としては上手になったものの、多種多様な動きをトレーニングして来た子供に、 次の【ゴールデンエイジ】の時にあっさり追い抜かれてしまうといった例え。
テニスなら12才迄に、出来る出来ないは別にして全ショットを体感する必要がある。
でもここでも“泣く子と地頭には勝てぬ”で、本人達がやる気がなければどうしようもない。
(こいつらがずっとテニスが好きでいる様に接して行かないとな……)
改めて“好きこそものの上手なれ”と実感する。
でも(時間がない!)と焦りつつも、他の事にかまけたりダラダラするんだよなあ。
「時間がない」と言えば年末にこんなことがあった。
ある席で[不都合な真実]の話になった時、女子大生数人は「読んでみたいんですよ」という反応を示し、社会人数人は「(本そのものを)知らなかった。読む気はない」という反応を示した。
このままだと間違いなく孫世代の時、地球はやばい。
いや子供世代か、いやいやもうそのやばさに直面してる国、人々がいる。
それでも拝金主義のエンジンは止まらない。
わかっていても止まらない。
呆れたことに、温暖化で解ける夏の北極海の氷の下の資源を沿岸各国が狙ってるらしい……。
女子大生と社会人の反応の差はたまたまかもしれない。
だけど世のビジネスマンは、「仕事だから」という殺し文句に本能や感性が犯られてないか?
そしてプロテニスコーチ諸氏、頭数を数えるのに夢中で、子供達の「今しかない」機会を奪っていないか?
一方通行の垂れ流しの情報を受け止めるだけじゃダメだぜ。
自分の足で歩いて探して、自分の目で見分けて、自分の耳で聞き分けて、自分の鼻で嗅ぎ分けて、口をデカク開けて叫んでみろよ。
2007.1.1
Tanashi3
カテゴリー:Tennis
01/03 16:47
05
Scene 195 [Eight Days A Week]
呆れた。
子供とテニス出来る場所がない。
アメリカなら金さえ出せば何とかなったがそれさえも無理らしい。
ガキの頃入会していたクラブを訪ねてみたが、「お父さんはクラブに入会出来ますけど、お子さんは他の方のご迷惑になるのでスクールのみOKです」……。
おいおい、俺が日本にいない間に日本テニス界は、いや日本は、寛容さとか包容力を失っちまったのか。
そんな事を考えてた歯医者の待ち合わせ室。
後から幼子二人を連れたお母さんが入って来て、2歳位の娘に童話の読み聞かせを始めてほのぼのとした空気が流れ出した……と思いきや余りに声がデカ過ぎる。
でもそこは子供との大事なコミュニケーションだし、童話だから長い訳ないしとスルー。
すると今度は小学校高学年の女の子とお母さんが入って来た。
長椅子の一人分の空きスペースには小学生の女の子が座って、一緒に来たお母さんは立って本を読み出した。
そしてまだ3才位の男の子も小学生もDSを始め出した。
子供に席を譲らせない親と、空いてる席に自分でなく大きな子供を座らせる親。
どっちもどっちだな。
物は与えられても彼等に本当に必要なものは与えられない。
結局ガキとのテニスは土曜のレッスン後のコート。
奴は独りで電車に乗ってはるばる横浜まで、俺の土曜の最終レッスンを受けに来る。
そのレッスンが終って日付が変わる頃から、俺達のテニスが始まる。
真夜中の誰もいないテニスコートで、小学生6年生の息子とテニスしているのが幸せなのか不幸せなのか知らんが、とにかくこの一瞬の為に毎朝7時から26時迄働いてるんだ。
そして今日蝮谷。
日本テニス界の未来が見たくて仕事を調整してやって来た。
学生達が明るくきびきびと動いて運営しているのが気持ちいい。
知り合いの若いコーチが、アルバイトコーチを連れて観戦に来てるのを見つけて嬉しくなる。
古い悪友が何とか最終試合に間に合って横に座った。
客席は満員とは言えないが、平日の午後でこれなら十分だ。
派手なプレーがある訳でも、割れる様な拍手がある訳でもないが、選手の真剣さと観客の質の高さが心地よい緊張感を生んでいる。
試合後懐かしい顔を見つけて話しかけたら、奴は今はこの大学の助監督。
全くテニス界は狭い。
そこに加わって来たトーナメントディレクターの総監督に挨拶してコートを後にした。
「蝮谷の階段ってこんなにきつかったっけ?!」
「とりあえず呑みに行くか?」
「そうしたいんだけど、昨日トラブっちゃってて会社行かないとなんだ。お茶でどう?」
「そりゃ仕方ないね」
「しかし本当きついな、この坂」
2007.11.22
Mamushidani
子供とテニス出来る場所がない。
アメリカなら金さえ出せば何とかなったがそれさえも無理らしい。
ガキの頃入会していたクラブを訪ねてみたが、「お父さんはクラブに入会出来ますけど、お子さんは他の方のご迷惑になるのでスクールのみOKです」……。
おいおい、俺が日本にいない間に日本テニス界は、いや日本は、寛容さとか包容力を失っちまったのか。
そんな事を考えてた歯医者の待ち合わせ室。
後から幼子二人を連れたお母さんが入って来て、2歳位の娘に童話の読み聞かせを始めてほのぼのとした空気が流れ出した……と思いきや余りに声がデカ過ぎる。
でもそこは子供との大事なコミュニケーションだし、童話だから長い訳ないしとスルー。
すると今度は小学校高学年の女の子とお母さんが入って来た。
長椅子の一人分の空きスペースには小学生の女の子が座って、一緒に来たお母さんは立って本を読み出した。
そしてまだ3才位の男の子も小学生もDSを始め出した。
子供に席を譲らせない親と、空いてる席に自分でなく大きな子供を座らせる親。
どっちもどっちだな。
物は与えられても彼等に本当に必要なものは与えられない。
結局ガキとのテニスは土曜のレッスン後のコート。
奴は独りで電車に乗ってはるばる横浜まで、俺の土曜の最終レッスンを受けに来る。
そのレッスンが終って日付が変わる頃から、俺達のテニスが始まる。
真夜中の誰もいないテニスコートで、小学生6年生の息子とテニスしているのが幸せなのか不幸せなのか知らんが、とにかくこの一瞬の為に毎朝7時から26時迄働いてるんだ。
そして今日蝮谷。
日本テニス界の未来が見たくて仕事を調整してやって来た。
学生達が明るくきびきびと動いて運営しているのが気持ちいい。
知り合いの若いコーチが、アルバイトコーチを連れて観戦に来てるのを見つけて嬉しくなる。
古い悪友が何とか最終試合に間に合って横に座った。
客席は満員とは言えないが、平日の午後でこれなら十分だ。
派手なプレーがある訳でも、割れる様な拍手がある訳でもないが、選手の真剣さと観客の質の高さが心地よい緊張感を生んでいる。
試合後懐かしい顔を見つけて話しかけたら、奴は今はこの大学の助監督。
全くテニス界は狭い。
そこに加わって来たトーナメントディレクターの総監督に挨拶してコートを後にした。
「蝮谷の階段ってこんなにきつかったっけ?!」
「とりあえず呑みに行くか?」
「そうしたいんだけど、昨日トラブっちゃってて会社行かないとなんだ。お茶でどう?」
「そりゃ仕方ないね」
「しかし本当きついな、この坂」
2007.11.22
Mamushidani
カテゴリー:Tennis
11/29 15:01
06
Scene 194 [隣のテーブル]
横須賀迄帰る友人が帰って独りのカウンター。
小野リサのボサノバが心地良い。
最近心を痛めてる事をマスターに話してみるが、自分に有利に話をしている気になって話題を変える。
そこに常連が入って来た。
いつも通りデカイ声でマスターに話かけだす。
あまりに声がデカイのと、誰と目を合わす訳でもなく、ちょっと顎を上げてマスターの頭の上のボトル棚を見ながらって感じの話し方で、横から茶々を入れる気にもならない。
でも他の客にテンションは出してるんで、マスターがトイレに行って二人だけになると居心地悪そうにしてる。
マスターが戻って来るや否や又話出す。
(もういいや……)と席を立った。
この間読んだゴルフの本にこんな言葉があった。
「隣のテーブルに会話をこぼすな」
レストランでの食事、ラウンジでの一杯がセットになってるゴルフらしい言葉だけど、正くその通りだ。
まあ色艶がない声の奴は、大体が夜を泳ぐセンスがないから仕方ない。
「お前は昼の世界じゃ無力なくせに」と言われればそれまでだが。
でもね、隣のテーブルならまだいいんだよね。
これが同じテーブルだと……。
テニスって名のテーブルで目がドルマークになってる奴と話すのは気分が悪い。
小手先の話じゃなくてもっともっと大きな話をしないとだ。
とは言え目がドルマークになってても、テーブルにつくだけの活力がある奴は心の奥底にテニスへのシンパシーが垣間見える。
問題はテーブルについても話さない、いやテーブルにつけない奴だ。
「育児に大切なのは関心と時間」と言われる。
「育児」を「育成」に置き換えてもそれは全く同じだ。
あのガラガラの全日本の客席。
首都圏の指導者、選手の何%が観戦に行ったんだろう。
「関心と時間」の両方は必要じゃあない。
「関心」があれば「時間」は作れる。
「無関心」だから「機会」を作らないんだ。
そういう奴に限って俺等の見知らぬテーブルで陰口を叩くから始末が悪い。
バーに寄る前の呑み会で、隣にいたテニスクラブオーナーの携帯が鳴った。
クラブに良く練習に来る選手からの全日本優勝報告を兼ねてのお礼の電話だった。
「良かったですね」と答えるのを見ていて幸せな気分になった。
もうちょっとこのテニスってテーブルで呑んでみるか。
2007.11.21
Nishishinjuku1
小野リサのボサノバが心地良い。
最近心を痛めてる事をマスターに話してみるが、自分に有利に話をしている気になって話題を変える。
そこに常連が入って来た。
いつも通りデカイ声でマスターに話かけだす。
あまりに声がデカイのと、誰と目を合わす訳でもなく、ちょっと顎を上げてマスターの頭の上のボトル棚を見ながらって感じの話し方で、横から茶々を入れる気にもならない。
でも他の客にテンションは出してるんで、マスターがトイレに行って二人だけになると居心地悪そうにしてる。
マスターが戻って来るや否や又話出す。
(もういいや……)と席を立った。
この間読んだゴルフの本にこんな言葉があった。
「隣のテーブルに会話をこぼすな」
レストランでの食事、ラウンジでの一杯がセットになってるゴルフらしい言葉だけど、正くその通りだ。
まあ色艶がない声の奴は、大体が夜を泳ぐセンスがないから仕方ない。
「お前は昼の世界じゃ無力なくせに」と言われればそれまでだが。
でもね、隣のテーブルならまだいいんだよね。
これが同じテーブルだと……。
テニスって名のテーブルで目がドルマークになってる奴と話すのは気分が悪い。
小手先の話じゃなくてもっともっと大きな話をしないとだ。
とは言え目がドルマークになってても、テーブルにつくだけの活力がある奴は心の奥底にテニスへのシンパシーが垣間見える。
問題はテーブルについても話さない、いやテーブルにつけない奴だ。
「育児に大切なのは関心と時間」と言われる。
「育児」を「育成」に置き換えてもそれは全く同じだ。
あのガラガラの全日本の客席。
首都圏の指導者、選手の何%が観戦に行ったんだろう。
「関心と時間」の両方は必要じゃあない。
「関心」があれば「時間」は作れる。
「無関心」だから「機会」を作らないんだ。
そういう奴に限って俺等の見知らぬテーブルで陰口を叩くから始末が悪い。
バーに寄る前の呑み会で、隣にいたテニスクラブオーナーの携帯が鳴った。
クラブに良く練習に来る選手からの全日本優勝報告を兼ねてのお礼の電話だった。
「良かったですね」と答えるのを見ていて幸せな気分になった。
もうちょっとこのテニスってテーブルで呑んでみるか。
2007.11.21
Nishishinjuku1
カテゴリー:Tennis
11/22 11:30
07
Scene 191 [でこぼこテニス]
都立公園の駐車場。
土日はいつも大混雑で最近拡張したけど、平日は拡張部分はおろか以前からある駐車場もガラガラ。
その拡張した駐車場の車縦2台分で娘とテニスしてみた。
これが奇麗に舗装されて、ラインもきっちり引いてあって、おまけにだだっ広いから、ボールが遠くに行っても、そこが又車縦2台分でコートになる。
短いラケットでロープレッシャーボールの娘には十分どころかうってつけ。
“子供のハンスが学ばなかったことを大人のハンスはとても覚えられない”ドイツ諺
“8才までにいろんなスポーツをやった方がいい”というのはプロのスポーツコーチなら誰でも知っていること。
プロテニスコーチの僕も子供達にテニスだけをやらせるのでなく、いくつかのスポーツを体験させて来た。
テニスもブランコ、キャッチボールをする“でこぼこ”の公園でやった。
でもね、ここでちょっと厄介だったのは、中学生の時にテニスを始めて今プロテニスコーチという、テニスする環境に不自由せず思う存分にテニスして来た自分。
子供が集中してないとイライラしたり、“でこぼこ”のグラウンドでのテニスに違和感感じたり、挙句の果ては(休みの日位ゆっくりしたい)とやる気が出なかったり…。
子供達も最近はテニスらしくなって来たこともあって、流石に“でこぼこ”よりは平らな所がいいらしい。
僕は僕で皆がテニスしやすい時間にレッスンしているから、当然子供とのテニスは難しい。
長男が小学生になってからは、いつでも家族で一緒って訳にも行かなくなったのもそれに拍車をかけてる。
「じゃあ近くのスクールに通わせよう」と、自転車圏内のテニススクールをいくつか見て回ったけど、自分自身が部活、スクールで通常練習に加え、朝練、休日練習とやりたいだけテニスしていたから、週1でそれもたった1時間となると預ける気になれない。
まあその前にそのスクールは、酷いレッスン内容で預ける気にならなかったんだが。
正しく親バカとテニスコーチバカ。
そんな僕を又“でこぼこ”の公園に連れて行くのは子供達の笑顔、いや催促。
週休日の火曜日。
長男が「2時半に帰って来て友達と遊びに行くからね!」と登校。
娘と図書館に行ってから近くの都立公園へ。
16面あるテニスコートは何面か空きコートがあった。
「来週から火曜日はここでテニスしようか?!」
言葉が勝手に飛び出した(そうだよな、2時半からでも3時間はテニス出来るじゃん)。
娘は「うん!」と笑顔。
帰宅した長男も「OK!」とにっこり。
そして今日。
長男は「やっぱ今日は友達と遊びに行く!テニスは来週からね!」と登校。
子供には子供の社会があるからそれも仕方ないかと、娘と自転車のカゴにラケットを差して公園に行ったらあっさり超満…。
とっさに「コートは一杯だけど小さい子がテニス出来る場所があるってさ」と辺りを見回したら…そう、いつも気にもしない臨時駐車場が目に入ったって訳。
“でこぼこ”の公園で、やる気がないながらにも“優秀なプロコーチ”としていくつか試してみた結果、“でこぼこ”特有の条件を活かして、単なるボール遊びをテニスらしく、尚且つアグレッシブな感覚を身につけさせる方法はこれ!
[1]親はサーブで球出しするが、スマッシュの要領で思いっ切り地面に叩きつける
これは「テニスはサーブから」という当たり前のことを理解出来て、バウンドが高いことで子供が反応する時間が得られて、バウンドの理解にもつながるんだよね。
そして何と言っても大事なのは、バウンドが高いからイレギュラーしても追い付けるのと、叩きつける時の爆発音で子供が喜ぶってことだな。
[2]子供は全てフォアでボールを待たずにすぐ打つ
トップ選手の試合は「先にバックを打たされない様にフォアで攻めまくる」要素が多いけど、その感覚プラス握りかえと将来のフォアの両手、片手選択わずらしさからの解放。
「待たずにすぐ打つ」は高い打点で云々もあるけど、「~しないといけない」という先入観のない子供達はこれで、自然にボレーを混ぜたりアメーバみたいに柔軟にプレーする。
そして何と言ってもすぐ打とうとしてるから反応が速くなって、イレギュラーもへっちゃら。
たったこの2点だけですぐ上手くなるよ。
名付けて“でこぼこテニス”!
お試しあれ!
2007.10.30
Sakurazutsumi3
土日はいつも大混雑で最近拡張したけど、平日は拡張部分はおろか以前からある駐車場もガラガラ。
その拡張した駐車場の車縦2台分で娘とテニスしてみた。
これが奇麗に舗装されて、ラインもきっちり引いてあって、おまけにだだっ広いから、ボールが遠くに行っても、そこが又車縦2台分でコートになる。
短いラケットでロープレッシャーボールの娘には十分どころかうってつけ。
“子供のハンスが学ばなかったことを大人のハンスはとても覚えられない”ドイツ諺
“8才までにいろんなスポーツをやった方がいい”というのはプロのスポーツコーチなら誰でも知っていること。
プロテニスコーチの僕も子供達にテニスだけをやらせるのでなく、いくつかのスポーツを体験させて来た。
テニスもブランコ、キャッチボールをする“でこぼこ”の公園でやった。
でもね、ここでちょっと厄介だったのは、中学生の時にテニスを始めて今プロテニスコーチという、テニスする環境に不自由せず思う存分にテニスして来た自分。
子供が集中してないとイライラしたり、“でこぼこ”のグラウンドでのテニスに違和感感じたり、挙句の果ては(休みの日位ゆっくりしたい)とやる気が出なかったり…。
子供達も最近はテニスらしくなって来たこともあって、流石に“でこぼこ”よりは平らな所がいいらしい。
僕は僕で皆がテニスしやすい時間にレッスンしているから、当然子供とのテニスは難しい。
長男が小学生になってからは、いつでも家族で一緒って訳にも行かなくなったのもそれに拍車をかけてる。
「じゃあ近くのスクールに通わせよう」と、自転車圏内のテニススクールをいくつか見て回ったけど、自分自身が部活、スクールで通常練習に加え、朝練、休日練習とやりたいだけテニスしていたから、週1でそれもたった1時間となると預ける気になれない。
まあその前にそのスクールは、酷いレッスン内容で預ける気にならなかったんだが。
正しく親バカとテニスコーチバカ。
そんな僕を又“でこぼこ”の公園に連れて行くのは子供達の笑顔、いや催促。
週休日の火曜日。
長男が「2時半に帰って来て友達と遊びに行くからね!」と登校。
娘と図書館に行ってから近くの都立公園へ。
16面あるテニスコートは何面か空きコートがあった。
「来週から火曜日はここでテニスしようか?!」
言葉が勝手に飛び出した(そうだよな、2時半からでも3時間はテニス出来るじゃん)。
娘は「うん!」と笑顔。
帰宅した長男も「OK!」とにっこり。
そして今日。
長男は「やっぱ今日は友達と遊びに行く!テニスは来週からね!」と登校。
子供には子供の社会があるからそれも仕方ないかと、娘と自転車のカゴにラケットを差して公園に行ったらあっさり超満…。
とっさに「コートは一杯だけど小さい子がテニス出来る場所があるってさ」と辺りを見回したら…そう、いつも気にもしない臨時駐車場が目に入ったって訳。
“でこぼこ”の公園で、やる気がないながらにも“優秀なプロコーチ”としていくつか試してみた結果、“でこぼこ”特有の条件を活かして、単なるボール遊びをテニスらしく、尚且つアグレッシブな感覚を身につけさせる方法はこれ!
[1]親はサーブで球出しするが、スマッシュの要領で思いっ切り地面に叩きつける
これは「テニスはサーブから」という当たり前のことを理解出来て、バウンドが高いことで子供が反応する時間が得られて、バウンドの理解にもつながるんだよね。
そして何と言っても大事なのは、バウンドが高いからイレギュラーしても追い付けるのと、叩きつける時の爆発音で子供が喜ぶってことだな。
[2]子供は全てフォアでボールを待たずにすぐ打つ
トップ選手の試合は「先にバックを打たされない様にフォアで攻めまくる」要素が多いけど、その感覚プラス握りかえと将来のフォアの両手、片手選択わずらしさからの解放。
「待たずにすぐ打つ」は高い打点で云々もあるけど、「~しないといけない」という先入観のない子供達はこれで、自然にボレーを混ぜたりアメーバみたいに柔軟にプレーする。
そして何と言ってもすぐ打とうとしてるから反応が速くなって、イレギュラーもへっちゃら。
たったこの2点だけですぐ上手くなるよ。
名付けて“でこぼこテニス”!
お試しあれ!
2007.10.30
Sakurazutsumi3
カテゴリー:Tennis
11/01 16:46
08
Scene 188 [グッドフラストレーション]
「最初ビールちょうだい。おっ、久し振りです。ジャパンオープン観に行きました?」
「友達と行こうって言ってたんだけど、結局行かなかったんですよ」
「なんだ、俺土曜に行ったんだけど結構いい席二枚余らせちゃったんですよねえ」
「え~っ、言ってくれれば…」
「いやっ、でもね余ったのは当日で、しかも原因は嫁姑の争い」
「出たね、ここのウチは良く戦うからね。はいよ、お疲れい!」
「横から余計なチャチャ入れない。じゃお疲れです」
「それで?」
「うん、上のガキが前の日熱出して学校休んだんだけど、当日の朝は下がったし婆ちゃんに面倒見てもらうと何かと煩いから、有明まで車で行きゃあ問題ないだらうと…」
「そしたらそれに文句言って来た?」
「そう、しかも俺とガキ二人はもう車に乗ってる時に妻に『おかしいんじゃないの!』と来て、『シカトして行こうぜ』って言ったんだけど、妻は『当てつけで二人で残る!これで行ったら帰って来た時の態度最悪なの目に見えてるし!たった一言でどれだけ皆が傷つくかわからせる!』って感じで」
「う~ん、同居はやっぱ難しいねえ」
「『大丈夫大丈夫行こう』って言ったら、『いいの!12年間変わらないんだから!しょせん息子には甘くて、息子に言えない分嫁に当たるのよ!』と矛先が徐々にこっちに…」
「当然それを挽回するギャグも飛ばせなかったと…」
「そっ。娘は『早く行かないと試合終っちゃう…』って泣き出すし、でも当の本人の息子は全然気にしてないし。結局娘と二人で電車で行った」
「有明とかお台場って電車だとかったるいですよねえ」
「うん、だから着いたらいろんな意味の解放感でビール一気に三杯呑んだ」
「それ正解」
「で、肝心の試合は?」
「わざわざ聞く程の試合な訳?」
「うん、今年はフェデラーっていう世界No.1選手が来るはずだったのに、直前に欠場になっちゃったんですよ」
「あれね、フェデラーは今奥さんが全てマネージメントしてて、彼女がストップかけたみたいよ。確かに本人は疲れてたんだけど、やっぱプロだから出ようとしてたらしいね。俺酒チェンジ」
「で、試合は?!」
「マニアックな意味で面白かったかなあ。俺の席からはヴィーナスが1stセットからコートチェンジの度に、右足の付け根を親指で押さえてベンチに戻って来るのが見えてて、(いつ影響が出るのかなあ)とかね」
「娘さんは退屈だったんじゃないの?芝生広場のイベントとかで遊ばせたの?」
「娘は最近『テニスやりたい!』って言い出してて、一昨日もラケット持って行こうとする位で、着いたらイベントで遊ばせようとしてたんだけど、ヴィーナスの試合が始まるところだったから、イベントやってるのを横目にコロシアム入ってそのままになっちゃったのね。そしたら帰りに『テニスやりたかった』って言い出してさ。まあ夕方だったから本人もそれ以上言わないで帰ったんだけど、知り合い二人がそのイベント仕切ってたって昨日知ってさあ。全く皆くだらない連絡はして来るくせに肝心な時は連絡して来やしねえ。あっ二人のうち一人は皆良く知ってる奴ね。そうそうあいつ。で、あともう一人はこにには一回しか来たことないけど、俺が明け方会社に仮眠しに帰った後もマスターと他の店で8時位迄呑み続けて、マスターが心配だからって駅まで送った奴」
「珍しく今日はテニスの話を延々とするねえ。何かあるんじゃないの?」
「いやっ別に…」
「そうかなあ、大方コラムだかエッセイだかのネタがなくて、ここで話したことをそのまま使おうとしてるんじゃないの?」
「………。そう言えば今日体育の日だよねえ?」
「ハッピーマンデーにわざわざ変えるから雨降るんだよ。10日は降らないってデータがあるんだよね…ってだまされないよ!」
「チェッ」
2007.10.8
Hanazono3
「友達と行こうって言ってたんだけど、結局行かなかったんですよ」
「なんだ、俺土曜に行ったんだけど結構いい席二枚余らせちゃったんですよねえ」
「え~っ、言ってくれれば…」
「いやっ、でもね余ったのは当日で、しかも原因は嫁姑の争い」
「出たね、ここのウチは良く戦うからね。はいよ、お疲れい!」
「横から余計なチャチャ入れない。じゃお疲れです」
「それで?」
「うん、上のガキが前の日熱出して学校休んだんだけど、当日の朝は下がったし婆ちゃんに面倒見てもらうと何かと煩いから、有明まで車で行きゃあ問題ないだらうと…」
「そしたらそれに文句言って来た?」
「そう、しかも俺とガキ二人はもう車に乗ってる時に妻に『おかしいんじゃないの!』と来て、『シカトして行こうぜ』って言ったんだけど、妻は『当てつけで二人で残る!これで行ったら帰って来た時の態度最悪なの目に見えてるし!たった一言でどれだけ皆が傷つくかわからせる!』って感じで」
「う~ん、同居はやっぱ難しいねえ」
「『大丈夫大丈夫行こう』って言ったら、『いいの!12年間変わらないんだから!しょせん息子には甘くて、息子に言えない分嫁に当たるのよ!』と矛先が徐々にこっちに…」
「当然それを挽回するギャグも飛ばせなかったと…」
「そっ。娘は『早く行かないと試合終っちゃう…』って泣き出すし、でも当の本人の息子は全然気にしてないし。結局娘と二人で電車で行った」
「有明とかお台場って電車だとかったるいですよねえ」
「うん、だから着いたらいろんな意味の解放感でビール一気に三杯呑んだ」
「それ正解」
「で、肝心の試合は?」
「わざわざ聞く程の試合な訳?」
「うん、今年はフェデラーっていう世界No.1選手が来るはずだったのに、直前に欠場になっちゃったんですよ」
「あれね、フェデラーは今奥さんが全てマネージメントしてて、彼女がストップかけたみたいよ。確かに本人は疲れてたんだけど、やっぱプロだから出ようとしてたらしいね。俺酒チェンジ」
「で、試合は?!」
「マニアックな意味で面白かったかなあ。俺の席からはヴィーナスが1stセットからコートチェンジの度に、右足の付け根を親指で押さえてベンチに戻って来るのが見えてて、(いつ影響が出るのかなあ)とかね」
「娘さんは退屈だったんじゃないの?芝生広場のイベントとかで遊ばせたの?」
「娘は最近『テニスやりたい!』って言い出してて、一昨日もラケット持って行こうとする位で、着いたらイベントで遊ばせようとしてたんだけど、ヴィーナスの試合が始まるところだったから、イベントやってるのを横目にコロシアム入ってそのままになっちゃったのね。そしたら帰りに『テニスやりたかった』って言い出してさ。まあ夕方だったから本人もそれ以上言わないで帰ったんだけど、知り合い二人がそのイベント仕切ってたって昨日知ってさあ。全く皆くだらない連絡はして来るくせに肝心な時は連絡して来やしねえ。あっ二人のうち一人は皆良く知ってる奴ね。そうそうあいつ。で、あともう一人はこにには一回しか来たことないけど、俺が明け方会社に仮眠しに帰った後もマスターと他の店で8時位迄呑み続けて、マスターが心配だからって駅まで送った奴」
「珍しく今日はテニスの話を延々とするねえ。何かあるんじゃないの?」
「いやっ別に…」
「そうかなあ、大方コラムだかエッセイだかのネタがなくて、ここで話したことをそのまま使おうとしてるんじゃないの?」
「………。そう言えば今日体育の日だよねえ?」
「ハッピーマンデーにわざわざ変えるから雨降るんだよ。10日は降らないってデータがあるんだよね…ってだまされないよ!」
「チェッ」
2007.10.8
Hanazono3
カテゴリー:Tennis
10/11 20:44
09
Scene 186 [Night Tripper]
家人が遅くなるとのことで娘の迎え。
調子に乗って連日タクシーで帰ってたことと、子供達の為に何とか作った自分の料理の出来の悪さに呑む気にもなれず、家人の帰宅も待たずに子供達と寝た。
翌日は長男を野球に送り出した後、「焼き鳥食べる?」と娘を誘って吉祥寺でデート。
井の頭公園でブルーム・ダスター・カンのブルースを聴きながらビールと考えていたら、娘のリクエストでまずはボート。
ボートに乗って、野外音楽堂の方に漕いで行ったらご機嫌なブルースが聴こえて来て、力強いステップで唄うブルーム・ダスター・カンの姿が見えた。
久々に池の真ん中から見る井の頭公園は、何か懐かしくて(今日は時間は気にしないで「帰る」って言うまで遊ばせてやろう)なんて気になる。
ボートを降りてそのまま真っ直ぐ動物園に入る。
昔はビーバーがいて、小学校の頃は毎週の様に観に来てたんだよなあ。
象の“花子”を観て、猿山の奥のチープな乗り物、出口側の遊び場と言われるがままに付き合って、「お父さんブルースマンの所行きたいんでしょ?」の声で又池の畔へ。
気がつけば夜の帳が下り始めてて若干暗くなっている。
(公園条例とかでこの時間はもう音出せなかったりして…)
案の定、ブルーム・ダスター・カンの姿はない。
娘はちょっと離れた大道芸が好きなもんだから、そっちに走って行く。
(まあいいや、ちょっと観たら[いせや]寄って帰ろう)
離れた所から、集中して観てる姿を見てたら又(「帰る」って言うまで観せてやろう)って気になって、暫くボーッとしてたら[いせや]の店の前に行列が出来始めてる。
(まあカウンターに二人なら何とかなるだろ)と再びボーッとする。
結局帰る時には、井の頭公園への階段の半ば迄の行列。
勿論並ぶ気にはならず、どこかで呑む気にもならず帰宅、そして21時に寝床へ。
二夜連続で素面で寝たのが悪いのか23時に目が覚めて、とても又寝れない。
(今から終電で新宿に行くか…あっ、皆で揃えたユニフォームが受け取れてないんだ。明日のイベントで着ないと!)
不在票を鞄から出して電話。
渋谷支店なんだけど倉庫は品川区勝島。
「今から取りに行くから用意しておいて」と、車に乗り込んで山手通りを下る。
先日横浜でスクールをオープンさせた奴とこの道を走った時に、奴が「ここ絶対美味いと思うんだよね」と言ったワンタン屋はそう美味そうには見えなかった。
(やっぱ俺のレストランのチョイスにはかなわないってことだな)
空いてる道がR15を越えて倉庫街に入ると、空いてるって言うよりは“刑事ドラマで事件が起きる場所”って感じになる(当たり前だ、本当にそう言う場所でロケしてんだから)。
所狭しとトラックが停まってる倉庫で、でかい段ボール3箱を受け取った時は25時半。
皆が喜ぶ姿を思い浮かべて、ちょっといい事した気分でアクセルを踏み込む。
9/24、エストーレのセンターコートでは11スクールの代表選手が、テニスの日「全国一斉ボレーボレー大会」に正しく128名一斉にトライした。
代表選手らしく狭いスペースをラケットを短く持って柔らかいタッチで楽しんでいた。
あの時に「全国一斉ボレーボレー大会」のやり方を説明したスクールのコーチが着ていたadidasのいかした黄色のジャケットとチャコールのパンツ。
あれ、俺が取って来たんだぜ!…って全然いばれないし、オチもないじゃん。
ふん!俺が言いたいのは、「ブルースと寝酒は大事」ってこと!
2007.9.23
Kanda
調子に乗って連日タクシーで帰ってたことと、子供達の為に何とか作った自分の料理の出来の悪さに呑む気にもなれず、家人の帰宅も待たずに子供達と寝た。
翌日は長男を野球に送り出した後、「焼き鳥食べる?」と娘を誘って吉祥寺でデート。
井の頭公園でブルーム・ダスター・カンのブルースを聴きながらビールと考えていたら、娘のリクエストでまずはボート。
ボートに乗って、野外音楽堂の方に漕いで行ったらご機嫌なブルースが聴こえて来て、力強いステップで唄うブルーム・ダスター・カンの姿が見えた。
久々に池の真ん中から見る井の頭公園は、何か懐かしくて(今日は時間は気にしないで「帰る」って言うまで遊ばせてやろう)なんて気になる。
ボートを降りてそのまま真っ直ぐ動物園に入る。
昔はビーバーがいて、小学校の頃は毎週の様に観に来てたんだよなあ。
象の“花子”を観て、猿山の奥のチープな乗り物、出口側の遊び場と言われるがままに付き合って、「お父さんブルースマンの所行きたいんでしょ?」の声で又池の畔へ。
気がつけば夜の帳が下り始めてて若干暗くなっている。
(公園条例とかでこの時間はもう音出せなかったりして…)
案の定、ブルーム・ダスター・カンの姿はない。
娘はちょっと離れた大道芸が好きなもんだから、そっちに走って行く。
(まあいいや、ちょっと観たら[いせや]寄って帰ろう)
離れた所から、集中して観てる姿を見てたら又(「帰る」って言うまで観せてやろう)って気になって、暫くボーッとしてたら[いせや]の店の前に行列が出来始めてる。
(まあカウンターに二人なら何とかなるだろ)と再びボーッとする。
結局帰る時には、井の頭公園への階段の半ば迄の行列。
勿論並ぶ気にはならず、どこかで呑む気にもならず帰宅、そして21時に寝床へ。
二夜連続で素面で寝たのが悪いのか23時に目が覚めて、とても又寝れない。
(今から終電で新宿に行くか…あっ、皆で揃えたユニフォームが受け取れてないんだ。明日のイベントで着ないと!)
不在票を鞄から出して電話。
渋谷支店なんだけど倉庫は品川区勝島。
「今から取りに行くから用意しておいて」と、車に乗り込んで山手通りを下る。
先日横浜でスクールをオープンさせた奴とこの道を走った時に、奴が「ここ絶対美味いと思うんだよね」と言ったワンタン屋はそう美味そうには見えなかった。
(やっぱ俺のレストランのチョイスにはかなわないってことだな)
空いてる道がR15を越えて倉庫街に入ると、空いてるって言うよりは“刑事ドラマで事件が起きる場所”って感じになる(当たり前だ、本当にそう言う場所でロケしてんだから)。
所狭しとトラックが停まってる倉庫で、でかい段ボール3箱を受け取った時は25時半。
皆が喜ぶ姿を思い浮かべて、ちょっといい事した気分でアクセルを踏み込む。
9/24、エストーレのセンターコートでは11スクールの代表選手が、テニスの日「全国一斉ボレーボレー大会」に正しく128名一斉にトライした。
代表選手らしく狭いスペースをラケットを短く持って柔らかいタッチで楽しんでいた。
あの時に「全国一斉ボレーボレー大会」のやり方を説明したスクールのコーチが着ていたadidasのいかした黄色のジャケットとチャコールのパンツ。
あれ、俺が取って来たんだぜ!…って全然いばれないし、オチもないじゃん。
ふん!俺が言いたいのは、「ブルースと寝酒は大事」ってこと!
2007.9.23
Kanda
カテゴリー:Tennis
09/27 12:01
10
Scene 185 [audience]
テニスはもっともっと語られていいスポーツだ。
テニスは当たり前だけどノンフィクションで、ドキュメンタリー的要素に満ち溢れている。
フェデラーが2006年の全豪で見せた涙。
同じく2006年全豪の女子決勝のエナンのDEF。
ジャパンオープンの鈴木貴男vsフェデラーの6-4,5-7, (3)6-7 。
ジャーナリスティックな視点でその試合の前後も深く追求したルポが読んでみたい。
マーケットのでかさの違いだが、音楽、野球にはその手の本が多い。
実際家の本棚には沢山並んでる。
今も読み返す本も多い。
勿論テニスの本もあるけど10冊あるかどうか。
俺はガキの頃、テニスも音楽もグッド・オーデイエンスだった。
チケットを眺めながら、(早く観たいなあ)とワクワクして当日を待ったものだ。
そりゃあいつまでも客でいるタイプじゃないから、観るよりは演る方が好きだったが。
そこで話は身近なところに戻る。
【テニスの日】が10周年ということで、俺の周りは喧しい。
日本最南端の波照間島でボレーボレーして来る奴等までいる。
「テニス」に対する共通のシンパシーで、10万人がボレーボレー。
いいね、カーニバルみたいで。
これに元テニスフリーク=元テニス部員?が、学生の時以来にラケットを持つ様な企画があったらいいねえ。
「一年に一回、【テニスの日】だけはテニスをしよう!」
いやっ、ラケットは持たなくてもいいんだ。
Live観戦、TV観戦、そして読書。
いろんなタイミングでテニスに触れられるといいね。
そういう意味で言うと今のテニス誌は、各誌共に“読み物”としての魅力に乏しくないか?
技術解説もいいけど、ウィンブルドンの記事位は巻頭に持って来たらどうかね?と憤っていたら、某テニス誌の奴がアポなしで訪ねて来た。
「ダメじゃん、あの誌面の作り!“テニスプレーヤー”の為だけでなく“テニスファン”の為の記事も頼むよ!」「確かにアメリカのテニス誌は技術解説はないんですけど、英語がわからない僕がペラペラ捲ってるだけでも楽しいんですよねえ」
するとやっぱり、鈴木貴男vsフェデラーの話になった。
あの時2ndで、(貴男が勝つかも!?)というトキメキよりも(貴男が勝つかも…フェデラーがここで負けちゃう?)という戸惑いの方が、明らかにコロシアム内に多かった(念の為言っておくと、俺は準決勝のロイヤルボックスも持ってたけど、横須賀で独りでテニススクールを切り盛りしてるテニスコーチと、大声で鈴木選手を応援してたよ)。
「これであなたもバックハンドの達人!」もいいけど、ああいう場面こそ、きっちり記事にするべきだ。
奴は「すぐには難しいけど、記事の配置を変えるのは確かにいいんで考えてみます」と帰って行った。
まあ期待せずに待つとしよう。
その代りと言っちゃなんだが、奴から聞いたいい情報を。
「11月の全日本は、男子は国内のそうそうたる面子がエントリーするみたいですよ」
ほらっ、そこのあんた!学生の頃部活でヒーヒー言ってたあんた!代返を頼んで試合に出てたあんた!俺等がやって来たテニスの今を一回呑みに行くのを我慢して、ちょいと覗きに行かないかい?
2007.9.20
Iidabashi3
テニスは当たり前だけどノンフィクションで、ドキュメンタリー的要素に満ち溢れている。
フェデラーが2006年の全豪で見せた涙。
同じく2006年全豪の女子決勝のエナンのDEF。
ジャパンオープンの鈴木貴男vsフェデラーの6-4,5-7, (3)6-7 。
ジャーナリスティックな視点でその試合の前後も深く追求したルポが読んでみたい。
マーケットのでかさの違いだが、音楽、野球にはその手の本が多い。
実際家の本棚には沢山並んでる。
今も読み返す本も多い。
勿論テニスの本もあるけど10冊あるかどうか。
俺はガキの頃、テニスも音楽もグッド・オーデイエンスだった。
チケットを眺めながら、(早く観たいなあ)とワクワクして当日を待ったものだ。
そりゃあいつまでも客でいるタイプじゃないから、観るよりは演る方が好きだったが。
そこで話は身近なところに戻る。
【テニスの日】が10周年ということで、俺の周りは喧しい。
日本最南端の波照間島でボレーボレーして来る奴等までいる。
「テニス」に対する共通のシンパシーで、10万人がボレーボレー。
いいね、カーニバルみたいで。
これに元テニスフリーク=元テニス部員?が、学生の時以来にラケットを持つ様な企画があったらいいねえ。
「一年に一回、【テニスの日】だけはテニスをしよう!」
いやっ、ラケットは持たなくてもいいんだ。
Live観戦、TV観戦、そして読書。
いろんなタイミングでテニスに触れられるといいね。
そういう意味で言うと今のテニス誌は、各誌共に“読み物”としての魅力に乏しくないか?
技術解説もいいけど、ウィンブルドンの記事位は巻頭に持って来たらどうかね?と憤っていたら、某テニス誌の奴がアポなしで訪ねて来た。
「ダメじゃん、あの誌面の作り!“テニスプレーヤー”の為だけでなく“テニスファン”の為の記事も頼むよ!」「確かにアメリカのテニス誌は技術解説はないんですけど、英語がわからない僕がペラペラ捲ってるだけでも楽しいんですよねえ」
するとやっぱり、鈴木貴男vsフェデラーの話になった。
あの時2ndで、(貴男が勝つかも!?)というトキメキよりも(貴男が勝つかも…フェデラーがここで負けちゃう?)という戸惑いの方が、明らかにコロシアム内に多かった(念の為言っておくと、俺は準決勝のロイヤルボックスも持ってたけど、横須賀で独りでテニススクールを切り盛りしてるテニスコーチと、大声で鈴木選手を応援してたよ)。
「これであなたもバックハンドの達人!」もいいけど、ああいう場面こそ、きっちり記事にするべきだ。
奴は「すぐには難しいけど、記事の配置を変えるのは確かにいいんで考えてみます」と帰って行った。
まあ期待せずに待つとしよう。
その代りと言っちゃなんだが、奴から聞いたいい情報を。
「11月の全日本は、男子は国内のそうそうたる面子がエントリーするみたいですよ」
ほらっ、そこのあんた!学生の頃部活でヒーヒー言ってたあんた!代返を頼んで試合に出てたあんた!俺等がやって来たテニスの今を一回呑みに行くのを我慢して、ちょいと覗きに行かないかい?
2007.9.20
Iidabashi3
カテゴリー:Tennis
09/20 14:28
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メルマガ読者限定!【全仏オープン優勝者クイズ】受付中です!
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「コミュニティアリーナ橋本テニススクール」営業終了のお知らせ
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