[Another Side of Tennis] 坂東海 カテゴリー:Music
新宿ゴールデン街バーの片隅のテニスと音楽の与太話です。
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01
Scene 216 [結び目]
「へえ〜野球も出来たんだ!」
「俺等の年代なら当たり前でしょ!」
少年野球のコーチをしているところに、知り合いのガキとお母さんが見学に来た時の会話。
当たり前の様に放課後は手打ち野球や三角ベースやってたもんなあ。
テニスやってた時も、朝練に早弁しての昼練、放課後の練習に日曜の練習。
ROCKを聴き出せばギター買ってダチとスタジオに入り浸って、煙草くわえて酒呑んで。
好きなものってのはそんなもんだ。
“救われたのさ キミからのメッセージで 見上げれば いつしか空は 燃え上がる様な 夕焼け”
満員の下北沢CLUB QUEでボーカルがこう唄い出すと、俺とボーカルの間にいた男の眼から泪がこぼれ始めた。
顔をゆがめ泪を拭いながら、拳をあげながら唄ってる。
天を指す人差し指がピンと伸びずちょっと折れているところに、彼の気持ちが見える。
本編ラストに向っているのか泪ぐむ奴が増えてる。
“心にひとつ結び目がある ゆるんでもほどけない 悲しみの時も 苦しみの時もほどけない結び目がある ひとつだけ”
目の前の女の子が堪え切れず嗚咽してる。
“握り締めてる手からのぞいたり 開いた手のひら隠れたり 運命が笑う 左を選んだその瞬間に 右をあきらめた瞬間に この胸に刻む 自由という「孤独」”
ステージがはねて楽屋にメンバーをたずねる。
「良かったよ」
「Thank You!呑んで行くんでしょ?」
ドラマーが缶ビールをよこす。
ふと、吉祥寺でのワンマンの楽屋を訪ねた時にメンバーがまだ小さかったガキを見て、「ちいせえなあ!お前等もずっとRock’n Rollしろよ!」と言いながら、煙草を消してくれてたことが頭に甦る。
打上げの席でボーカルに泣いてた奴等の話をする。
「幸せだよねえ。本当に。こうやってお前とか友達も来てくれてさ」
ギターの女の子が今夜で抜けて、奴等プロペラはしばらく活動停止する。
デビューはDocomoとタイアップ。
ON AIRでのワンマンの時は会場での打上げから、次の打上げ会場に向う俺等のことを“追っかけ”が正しく追っかけて来た。
それから大ブレークはなかったが、11年間走り続けて来た。
「これからどうするの?」だとか、「代りに誰かいれて続ければいいじゃん!」なんて安易な言葉はかけれない。
終電の時間が近付いてメンバーに挨拶して会場を後にした。
奴等がずっとロックし続けていることへのシンパシーが、俺の中のイノセントな部分を保つ力になっている。
それはずっと「世界に通じる選手を!」とジュニア育成に励んでるダチ達へのシンパシーと同じだ。
“唄う”ことよりも“唄い続ける”こと、“戦う”ことよりも“戦い続ける”こと、“走る”ことよりも“走り続ける”ことを体現出来る奴はそういない。
そして信じられる。
数字や金じゃ表せないものがある。
世の中にはエクセルやワード、コンピュータに取り込めないものがあるんだ。
そう言えば昔から好きだったシンガーもプロペラを観に来てて、打上げの席で挨拶した。
「“流れ”大好きですよ」と言った俺に彼は、「ありがとうございます。お名前は?」と、かぶっていた帽子を取って丁寧に挨拶してくれた。
温かかったな。
ただ彼にメンバーにも渡した沖縄ウコンを「これ飲むと宿酔いになりませんから」と進呈したら、それで火がついて朝までになって酷い宿酔いになっちまったらしい。
へへへ、今度会ったら謝って(茶化して?)おくかな。
次の日の晩、メールが入った。
<せんきゅ〜 これからもヨロシク!体に気を付けてなぁ>
Thanks!お前もな!
“しゃがみこんだままでいれば2度ともう転ぶことも無いけど ah ah 止めたペンをもう1度ほんの少し動かせばピリオドもコンマになる”
【propeller】
YUTARO HABARA:Vocal,Harp
TOKO CHEE:Guitars,Vocal & Backing Vo
HIROAKI TANIZAKI:Bass,Backing Vo
YO-HEY HORINOUCHI:Drums,Percussion,Backing Vo
2007.4.21
Kitazawa2
「俺等の年代なら当たり前でしょ!」
少年野球のコーチをしているところに、知り合いのガキとお母さんが見学に来た時の会話。
当たり前の様に放課後は手打ち野球や三角ベースやってたもんなあ。
テニスやってた時も、朝練に早弁しての昼練、放課後の練習に日曜の練習。
ROCKを聴き出せばギター買ってダチとスタジオに入り浸って、煙草くわえて酒呑んで。
好きなものってのはそんなもんだ。
“救われたのさ キミからのメッセージで 見上げれば いつしか空は 燃え上がる様な 夕焼け”
満員の下北沢CLUB QUEでボーカルがこう唄い出すと、俺とボーカルの間にいた男の眼から泪がこぼれ始めた。
顔をゆがめ泪を拭いながら、拳をあげながら唄ってる。
天を指す人差し指がピンと伸びずちょっと折れているところに、彼の気持ちが見える。
本編ラストに向っているのか泪ぐむ奴が増えてる。
“心にひとつ結び目がある ゆるんでもほどけない 悲しみの時も 苦しみの時もほどけない結び目がある ひとつだけ”
目の前の女の子が堪え切れず嗚咽してる。
“握り締めてる手からのぞいたり 開いた手のひら隠れたり 運命が笑う 左を選んだその瞬間に 右をあきらめた瞬間に この胸に刻む 自由という「孤独」”
ステージがはねて楽屋にメンバーをたずねる。
「良かったよ」
「Thank You!呑んで行くんでしょ?」
ドラマーが缶ビールをよこす。
ふと、吉祥寺でのワンマンの楽屋を訪ねた時にメンバーがまだ小さかったガキを見て、「ちいせえなあ!お前等もずっとRock’n Rollしろよ!」と言いながら、煙草を消してくれてたことが頭に甦る。
打上げの席でボーカルに泣いてた奴等の話をする。
「幸せだよねえ。本当に。こうやってお前とか友達も来てくれてさ」
ギターの女の子が今夜で抜けて、奴等プロペラはしばらく活動停止する。
デビューはDocomoとタイアップ。
ON AIRでのワンマンの時は会場での打上げから、次の打上げ会場に向う俺等のことを“追っかけ”が正しく追っかけて来た。
それから大ブレークはなかったが、11年間走り続けて来た。
「これからどうするの?」だとか、「代りに誰かいれて続ければいいじゃん!」なんて安易な言葉はかけれない。
終電の時間が近付いてメンバーに挨拶して会場を後にした。
奴等がずっとロックし続けていることへのシンパシーが、俺の中のイノセントな部分を保つ力になっている。
それはずっと「世界に通じる選手を!」とジュニア育成に励んでるダチ達へのシンパシーと同じだ。
“唄う”ことよりも“唄い続ける”こと、“戦う”ことよりも“戦い続ける”こと、“走る”ことよりも“走り続ける”ことを体現出来る奴はそういない。
そして信じられる。
数字や金じゃ表せないものがある。
世の中にはエクセルやワード、コンピュータに取り込めないものがあるんだ。
そう言えば昔から好きだったシンガーもプロペラを観に来てて、打上げの席で挨拶した。
「“流れ”大好きですよ」と言った俺に彼は、「ありがとうございます。お名前は?」と、かぶっていた帽子を取って丁寧に挨拶してくれた。
温かかったな。
ただ彼にメンバーにも渡した沖縄ウコンを「これ飲むと宿酔いになりませんから」と進呈したら、それで火がついて朝までになって酷い宿酔いになっちまったらしい。
へへへ、今度会ったら謝って(茶化して?)おくかな。
次の日の晩、メールが入った。
<せんきゅ〜 これからもヨロシク!体に気を付けてなぁ>
Thanks!お前もな!
“しゃがみこんだままでいれば2度ともう転ぶことも無いけど ah ah 止めたペンをもう1度ほんの少し動かせばピリオドもコンマになる”
【propeller】
YUTARO HABARA:Vocal,Harp
TOKO CHEE:Guitars,Vocal & Backing Vo
HIROAKI TANIZAKI:Bass,Backing Vo
YO-HEY HORINOUCHI:Drums,Percussion,Backing Vo
2007.4.21
Kitazawa2
カテゴリー:Music
04/24 21:19
02
Scene 179 [Live & Let Die]
「知り合いがGuns観に行ったんですよ」
「へえ~、幕張?」
「そうそう、アクセルが太めになってたらしいんですけど」
「俺、前のドームの時観に行きましたよ」
「あ~っ、僕も。今回も“Paradise City”と“You Could Be Mine”だけでも聴きに行けば良かったかなと」
新しいプロジェクトが形になっての一息入れる呑み会。
フォアグラの串焼き、温泉玉子のピザで新規オープンの準備がほぼ終った事を労いつつ、次の展開をシュミレーション。
ちょっとほぐれて来たところでの会話。
隣のやたら腰の低い若手コーチもこの手の話が好きらしく、身を乗り出して来てる。
「ウチの5才の娘が好きになったんで一緒に聴いてたら、スピッツ好きになっちゃたんですよね」
「ウチの子供はエミネム聴いてますよ。エミネム!」
「うわ~、そりゃあ凄いや。俺も一枚しか持ってないもん。幼児がエミネムねえ。そう言えば“マシマロ”の頃の民生を武道館に独りで観に行ったんですけど、ダフ屋から買ったらほぼど真ん中の5、6列目で、若い奴等ばかり!」
「へえ~、それも勇気ありますねえ。でも民生はいいですよね」
「でね、“マシマロ”とか“イージュー★ライダー”とかシングルの曲が始まると蛍状態!「何人も携帯取り出してメールし出すの!来てないダチに<3曲目は“マシマロ”だよ!>とか送ってんだろうね」
“同じ匂い”を感じ取った後の会話は笑いと共に深くなる。
「当たり前ですけどテニスとゴルフは違いますからね、大変ですよ、特にゴルフはね。彼も今は腰低いけどわからないですよお。でも本当これで裏切ったら東京湾ですね」
“腰の低い若手コーチ”は相変わらずニコニコして会話を聞いてる。
話は最近観た映画の話に移り、更に自分が好きな映画の話に。
“腰の低い若手コーチ”の好きな映画のタイプは「ラブロマンス系」。
「ほう、やっぱりねえ」
「で、誰が演るラブロマンスがいいの?」
「ええっと…アル・パチーノです」
「ふうむ、アル・パチーノのラブロマンス…」
“アル・パチーノのラブロマンスが好きな腰の低い若手コーチ”が席を外した途端に二人で囁く。
「アル・パチーノのラブロマンスが好きって言うのは、“俺は実はこういうテイストなんだぜ”っていうアピールですかねえ」
「う~ん、なかなかいいところ突いて来ましたね」
ふと覗けた彼の感性に触れ、二人の間に“こいつはただ腰が低いだけの奴じゃない”という認識が生まれたのは間違いない。
いつの間にかこんな夜が少なくなった気がする。
自分が好きなものの良さをわかってもらおうとしたり、自分が好きで生業にしたものへの熱い夢を話したりといった、“大きくて迂闊な話”が少なくなったのは何故だろう?
当面食いつなぐ為の、小手先のテクニックなんていくら話してもつまらない。
いくつになっても「あっちっち!」となるくらいハートは熱くないとな。
何てたって、今でも“夜は無限”なんだから。
“アル・パチーノのラブロマンスが好きな腰の低い若手コーチ”と二人になったところで、彼がこっちに向き直って若干緊張した笑顔でこう言った。
「万が一私が裏切ったら東京湾に沈めて下さい!」
わかってるよ、アル・パチーノのラブロマンスを好きな奴がチンケな裏切りする訳ないだろ。
本当は“スカー・フェース”も好きなんじゃないか?!
2007.8.9
Koishikawa1
「へえ~、幕張?」
「そうそう、アクセルが太めになってたらしいんですけど」
「俺、前のドームの時観に行きましたよ」
「あ~っ、僕も。今回も“Paradise City”と“You Could Be Mine”だけでも聴きに行けば良かったかなと」
新しいプロジェクトが形になっての一息入れる呑み会。
フォアグラの串焼き、温泉玉子のピザで新規オープンの準備がほぼ終った事を労いつつ、次の展開をシュミレーション。
ちょっとほぐれて来たところでの会話。
隣のやたら腰の低い若手コーチもこの手の話が好きらしく、身を乗り出して来てる。
「ウチの5才の娘が好きになったんで一緒に聴いてたら、スピッツ好きになっちゃたんですよね」
「ウチの子供はエミネム聴いてますよ。エミネム!」
「うわ~、そりゃあ凄いや。俺も一枚しか持ってないもん。幼児がエミネムねえ。そう言えば“マシマロ”の頃の民生を武道館に独りで観に行ったんですけど、ダフ屋から買ったらほぼど真ん中の5、6列目で、若い奴等ばかり!」
「へえ~、それも勇気ありますねえ。でも民生はいいですよね」
「でね、“マシマロ”とか“イージュー★ライダー”とかシングルの曲が始まると蛍状態!「何人も携帯取り出してメールし出すの!来てないダチに<3曲目は“マシマロ”だよ!>とか送ってんだろうね」
“同じ匂い”を感じ取った後の会話は笑いと共に深くなる。
「当たり前ですけどテニスとゴルフは違いますからね、大変ですよ、特にゴルフはね。彼も今は腰低いけどわからないですよお。でも本当これで裏切ったら東京湾ですね」
“腰の低い若手コーチ”は相変わらずニコニコして会話を聞いてる。
話は最近観た映画の話に移り、更に自分が好きな映画の話に。
“腰の低い若手コーチ”の好きな映画のタイプは「ラブロマンス系」。
「ほう、やっぱりねえ」
「で、誰が演るラブロマンスがいいの?」
「ええっと…アル・パチーノです」
「ふうむ、アル・パチーノのラブロマンス…」
“アル・パチーノのラブロマンスが好きな腰の低い若手コーチ”が席を外した途端に二人で囁く。
「アル・パチーノのラブロマンスが好きって言うのは、“俺は実はこういうテイストなんだぜ”っていうアピールですかねえ」
「う~ん、なかなかいいところ突いて来ましたね」
ふと覗けた彼の感性に触れ、二人の間に“こいつはただ腰が低いだけの奴じゃない”という認識が生まれたのは間違いない。
いつの間にかこんな夜が少なくなった気がする。
自分が好きなものの良さをわかってもらおうとしたり、自分が好きで生業にしたものへの熱い夢を話したりといった、“大きくて迂闊な話”が少なくなったのは何故だろう?
当面食いつなぐ為の、小手先のテクニックなんていくら話してもつまらない。
いくつになっても「あっちっち!」となるくらいハートは熱くないとな。
何てたって、今でも“夜は無限”なんだから。
“アル・パチーノのラブロマンスが好きな腰の低い若手コーチ”と二人になったところで、彼がこっちに向き直って若干緊張した笑顔でこう言った。
「万が一私が裏切ったら東京湾に沈めて下さい!」
わかってるよ、アル・パチーノのラブロマンスを好きな奴がチンケな裏切りする訳ないだろ。
本当は“スカー・フェース”も好きなんじゃないか?!
2007.8.9
Koishikawa1
カテゴリー:Music
08/09 16:40
03
Scene 176 [Cross Road Blues]
うずら串をしこたま喰って皆と別れて帰路についた。
流れに沿って大ガードをくぐって駅の方への歩いてたら、そこでは珍しくJazz MenがLiveをしてる。
立ち止まると気が変わって二軒目に行く予感がして駅に向かおうとしたけど、何か惹かれて立ち止まった。
交差点のコーナーで靖国通りをバックに演奏してる奴等は、ドラム、ベース、サックスの若い3人。
フリー・インプロヴィゼイションでいい音を出してて、SOMETIMEで聴いてる様な気になった。
とは言っても別にJAZZ通ではないんで、気がつけば客引きに引っかかってる奴等の脇をすり抜けて、足はゴールデン街に向かってる。
誰も誘いも引き止めもしてないのに、(あ~あ、せっかく帰ろうとしたのになあ)と頭の中でぼやくが、こんな瞬間が好きなことは否めない。
歌舞伎町ってのは面白くて、こっちがテンション低かったりする時にはやたら客引きが声をかけて来て、奴等の態度で自分の街の中での見え方がわかる。
今夜は声かけZERO。
俺は大方声をかけられないけど、まあ財布に穴が開いてるのがばれているんだろうよ。
さてフェドカップ。
失った代償も大きいけど、世代交代とまでは行かないけど、何かを期待させられた二日間。
業界雀みたいに結果論からガタガタ言わないが、チームにとってプレーヤーにとって“交差点”だったのは間違いない。
ただただ歩いているんじゃなくて、たまに“交差点”に出くわす方が楽しい。
「そんな“交差点”は滅多にない」って奴もいるんだろうけど、それは多分気付いていないんだな。
今この一瞬でも心の中に“交差点”はあるのに。
痛い目に会わずに、何も失わずに得られるものなんてろくなもんじゃない。
ロバート・ジョンソンは、クロス・ロードで悪魔に魂を売って最高のブルースマンになったと言われてる。
それが伝説とは言え、写真3枚と29曲の42テイクしか遺していない彼が、キースやクラプトンに影響を与え、未だに語り継がれているだけで充分だ。
Hey!Brother!次の“交差点”はどうしようか?
迷ってる暇はない。
俺達はいくつになっても、どんな時でも“交差点”にたたずんでるんだから。
そして後ろを見れば道は一つしかない。
2007.7.18
Shinjuku Cross Road
流れに沿って大ガードをくぐって駅の方への歩いてたら、そこでは珍しくJazz MenがLiveをしてる。
立ち止まると気が変わって二軒目に行く予感がして駅に向かおうとしたけど、何か惹かれて立ち止まった。
交差点のコーナーで靖国通りをバックに演奏してる奴等は、ドラム、ベース、サックスの若い3人。
フリー・インプロヴィゼイションでいい音を出してて、SOMETIMEで聴いてる様な気になった。
とは言っても別にJAZZ通ではないんで、気がつけば客引きに引っかかってる奴等の脇をすり抜けて、足はゴールデン街に向かってる。
誰も誘いも引き止めもしてないのに、(あ~あ、せっかく帰ろうとしたのになあ)と頭の中でぼやくが、こんな瞬間が好きなことは否めない。
歌舞伎町ってのは面白くて、こっちがテンション低かったりする時にはやたら客引きが声をかけて来て、奴等の態度で自分の街の中での見え方がわかる。
今夜は声かけZERO。
俺は大方声をかけられないけど、まあ財布に穴が開いてるのがばれているんだろうよ。
さてフェドカップ。
失った代償も大きいけど、世代交代とまでは行かないけど、何かを期待させられた二日間。
業界雀みたいに結果論からガタガタ言わないが、チームにとってプレーヤーにとって“交差点”だったのは間違いない。
ただただ歩いているんじゃなくて、たまに“交差点”に出くわす方が楽しい。
「そんな“交差点”は滅多にない」って奴もいるんだろうけど、それは多分気付いていないんだな。
今この一瞬でも心の中に“交差点”はあるのに。
痛い目に会わずに、何も失わずに得られるものなんてろくなもんじゃない。
ロバート・ジョンソンは、クロス・ロードで悪魔に魂を売って最高のブルースマンになったと言われてる。
それが伝説とは言え、写真3枚と29曲の42テイクしか遺していない彼が、キースやクラプトンに影響を与え、未だに語り継がれているだけで充分だ。
Hey!Brother!次の“交差点”はどうしようか?
迷ってる暇はない。
俺達はいくつになっても、どんな時でも“交差点”にたたずんでるんだから。
そして後ろを見れば道は一つしかない。
2007.7.18
Shinjuku Cross Road
カテゴリー:Music
07/19 13:42
04
Scene 158 [下から2番目の男]
解雇された。
「お前は大丈夫」と、一週間前取締役に言われてたのに、今日いきなりだ。
この時期は年棒更新で毎年良くある話。
でもそれが俺自身の話になるとは努努思わなかったが。
ずっとこの業界一筋で生きて来て、後厄も終ってこれだもんな。
無理やり前職と言えば、大学時代のテニスのコーチ。
とは言っても俺は大した戦績もないし、おまけに指導歴もそれだけで戻るも何もない。
第一ずっとあの世界で生きてる仲間達に失礼だ。
もしあいつに相談したらきっと、「マスコミで派手に金稼いで使って来た奴が、今更他の仕事は出来ねえだろ?同じ世界で生きて行くしかないんじゃないの?」って言うな。
“この街で仕事を見つけ 正直に働いてきた だけど周りのお偉方 俺に出すサインはNo Good! ここでは俺はイエスマン 従うだけのイエスマン 意気地なしでは勤まらない 厚顔無恥の大都会 陽気に生きてくことさえ こんなに難しい 街角では浮浪者達の ホンキィトンク”
こんな歌詞が浮かんで、俺はGoogleで検索。
“小山卓治”
俺がコーチのバイトをしてる頃、やたら聴きまくってライヴに行きまくってた時期の、ファーストから3枚目迄を全曲唄うライヴがあるらしい。
俺は今ガーデンプレイスを通り過ぎてちょっとの、小洒落た建物の地下にいる。
アコギをメインに生ピ、エレピも使って卓治は独りで唄い継いで行く。
俺の頭に浮かんだフレーズ、[No Good!]はオリジナルのR&Rでなく、ブルージー。
何回聴いたか、何人に聴かしたかわからない[Passing Bell]でグッと来る。
“昔からみんなに優しい男と呼ばれてた 疑うことも知らずにあの子と一緒になったんだ この春に生まれた子供にあいつの名をつけた ありふれた暮らしのどこが悪いんだい こんな目に会うくらいなら 死に急いだやつが利口だ 息子の魂のために グラスを上げてくれ”
そして2部のラスト。
“ウソっぱちの履歴書で俺はやっと雇われた だけどだまされたのはどうやら俺らしい 絶望的なノルマがいつだって俺を急きたてる こんな調子じゃ週末に1杯やる余裕もない 最悪とまではいかないが ここぞってとこで決まらねえ 俺は下から2番目の男
主任はいつもイライラして俺達に当たり散らす 社長ときたらどんなやつかさえも知らない だけど俺の方がましだと思うようなやつもいる 口答えもせずドジを踏みうろたえるグズ野郎さ 最悪とまではいかないが ここぞってとこで決まらねえ 俺は下から2番目の男
俺はバッチリめかしこみ土曜の夜飲みに出た 一張羅に酒をこぼしたおっさんをぶん殴った 月曜の朝俺は突然 事務所に呼びだされ 俺に殴られた顔をはらした社長に首を切られた 最悪とまではいかないが ここぞってとこで決まらねえ 俺は下から2番目の男”
へへへっ、かっこいいじゃん、相変わらず。
RCと吉川晃司、ロケッツとのイベントで、西武球場で演った時のオープニングだったなあ。
OK!OK!辞めてやらあ!あんなところ!こっちから願い下げだあ!
“報われる夢をつかむんだ”
“いくつもの夜が過ぎて いくつもの朝を迎え 俺達ここで生きていかなければ ちっぽけなカーニバルに乾杯”
2007.3.11
Ebisu“switch”
※文中引用した楽曲:作詞・作曲 小山卓治
[No Good!][Passing Bell-帰郷][下から2番目の男][カーニバル]
「お前は大丈夫」と、一週間前取締役に言われてたのに、今日いきなりだ。
この時期は年棒更新で毎年良くある話。
でもそれが俺自身の話になるとは努努思わなかったが。
ずっとこの業界一筋で生きて来て、後厄も終ってこれだもんな。
無理やり前職と言えば、大学時代のテニスのコーチ。
とは言っても俺は大した戦績もないし、おまけに指導歴もそれだけで戻るも何もない。
第一ずっとあの世界で生きてる仲間達に失礼だ。
もしあいつに相談したらきっと、「マスコミで派手に金稼いで使って来た奴が、今更他の仕事は出来ねえだろ?同じ世界で生きて行くしかないんじゃないの?」って言うな。
“この街で仕事を見つけ 正直に働いてきた だけど周りのお偉方 俺に出すサインはNo Good! ここでは俺はイエスマン 従うだけのイエスマン 意気地なしでは勤まらない 厚顔無恥の大都会 陽気に生きてくことさえ こんなに難しい 街角では浮浪者達の ホンキィトンク”
こんな歌詞が浮かんで、俺はGoogleで検索。
“小山卓治”
俺がコーチのバイトをしてる頃、やたら聴きまくってライヴに行きまくってた時期の、ファーストから3枚目迄を全曲唄うライヴがあるらしい。
俺は今ガーデンプレイスを通り過ぎてちょっとの、小洒落た建物の地下にいる。
アコギをメインに生ピ、エレピも使って卓治は独りで唄い継いで行く。
俺の頭に浮かんだフレーズ、[No Good!]はオリジナルのR&Rでなく、ブルージー。
何回聴いたか、何人に聴かしたかわからない[Passing Bell]でグッと来る。
“昔からみんなに優しい男と呼ばれてた 疑うことも知らずにあの子と一緒になったんだ この春に生まれた子供にあいつの名をつけた ありふれた暮らしのどこが悪いんだい こんな目に会うくらいなら 死に急いだやつが利口だ 息子の魂のために グラスを上げてくれ”
そして2部のラスト。
“ウソっぱちの履歴書で俺はやっと雇われた だけどだまされたのはどうやら俺らしい 絶望的なノルマがいつだって俺を急きたてる こんな調子じゃ週末に1杯やる余裕もない 最悪とまではいかないが ここぞってとこで決まらねえ 俺は下から2番目の男
主任はいつもイライラして俺達に当たり散らす 社長ときたらどんなやつかさえも知らない だけど俺の方がましだと思うようなやつもいる 口答えもせずドジを踏みうろたえるグズ野郎さ 最悪とまではいかないが ここぞってとこで決まらねえ 俺は下から2番目の男
俺はバッチリめかしこみ土曜の夜飲みに出た 一張羅に酒をこぼしたおっさんをぶん殴った 月曜の朝俺は突然 事務所に呼びだされ 俺に殴られた顔をはらした社長に首を切られた 最悪とまではいかないが ここぞってとこで決まらねえ 俺は下から2番目の男”
へへへっ、かっこいいじゃん、相変わらず。
RCと吉川晃司、ロケッツとのイベントで、西武球場で演った時のオープニングだったなあ。
OK!OK!辞めてやらあ!あんなところ!こっちから願い下げだあ!
“報われる夢をつかむんだ”
“いくつもの夜が過ぎて いくつもの朝を迎え 俺達ここで生きていかなければ ちっぽけなカーニバルに乾杯”
2007.3.11
Ebisu“switch”
※文中引用した楽曲:作詞・作曲 小山卓治
[No Good!][Passing Bell-帰郷][下から2番目の男][カーニバル]
カテゴリー:Music
03/15 16:52
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