[Another Side of Tennis] 坂東海 カテゴリー:word
新宿ゴールデン街バーの片隅のテニスと音楽の与太話です。
01
Scene 169 [P・A・T・R・O・L]
[Another Side of Tennis]
坂東海
Scene 169
[P・A・T・R・O・L]
「ウチのスクール生の大会観に来ない?」
「どこ?」
「東金」
「それ遠いなあ」
「美味い蕎麦屋があるんだよ」
“美味い蕎麦屋”で一杯…。
「これ裏メニューです」
鴨の石焼。
葱もトロトロで美味いのなんの。
皆同じ言葉を発する。
「正しく“鴨葱”!」
「そう言えばキヨシローが♪鴨鍋〜♪って歌ってたなあ。お前さあ笑ってるけど、“鴨鍋”が“Come on baby”とかけてるのわかってんの?その前に“鴨葱”は?」
「“鴨が葱背負って来る”ですよね?」
「だから、その意味は?」
「………」
「しょうがねえなあ。こうやって美味い鴨肉に葱が添えられていると最高だろ?だから、獲物が自分で勝手に更に美味くなってこっちに来るって感じで、ラッキーが重なった時に使う例えだよ!」
「るなほど!」
〆の蕎麦は確かに美味かった。
流石に皆みたいに、せいろと暖かいの両方は喰えなかったが、又喰いに行きたいよ。
翌日、試合開始。
今回は団体戦ってことで、試合前は仲間同士の楽しい雰囲気が溢れてる。
勿論心の中じゃ緊張しているんだろうな。
序盤は実力差が激しく、あっさりしたゲームが続く。
でも徐々に競り出して来て、団体戦特有の緊張感とトランスした故の凄いプレーが目立ちだす。
「ワーオ。俺二度とこんなプレー出来ないよ!っていうのをレコードの溝に刻みたいんだ」
[DIRTY WORK]を出した頃のキース・リチャーズの言葉(そう言えば、[パイレーツ・オブ・カリビアン]観に行かないとな)。
(運営スタッフの奴等は?)と見ると、忙しそうに動きながらもその合間をぬって試合を観てる。
随分前に観た、ある会社のアルバイトコーチ同士の対抗戦では、相手チームの選手を野次るバカな社員コーチがいたりして、(何で事業所が違うって事だけで、自分の会社のアルバイトにあんな事が言えるのか…。どこの事業所だろうが、全員自分の可愛いスタッフと思えないのかねえ)と呆れたが、流石に今回は違う。
スタッフは、全選手がリラックスしていいプレーが出来る様に配慮しているのが良くわかる。
自分が担当してたり、担当してた選手への思い入れを押し込めているのが後姿から伝わって来て、(いい奴等だなあ)と嬉しくなった。
だからか、二日目の試合は“しびれる”試合が続出した。
明らかに前日よりも上手くなってる選手、集中して思わぬ好プレーを連発する選手。
そしてそんな選手に足元をすくわれる選手。
何気なくのぞいた試合に引きつけられ、熱い気持ちに何度もさせられた。
一足先に帰る俺に、一番下っ端のスタッフが「帰りに読んで下さい!」と、[スポーツジャーナル]という小冊子をくれた。
電車の中で缶ビール片手にぱらぱら捲って行くと、新連載記事で<PATROLのススメ>。
造語(?)の“PATROL”は、Process(経過重視)、Acknowledgment(承認)、Together(プレイヤーと共に)、Respect(尊重)、Observation(観察)、Listening(傾聴) の頭文字からとって“PATROL”。
JASAが、指導者が心がけるポイントとしてあげた6つの指導理念。
いいじゃん、内容も語呂も語感も。
“協会”もたまにはやるな。
そうそう、鴨と蕎麦ごちそうさん!
これからも“P・A・T・R・O・L”を頼むよ!
2007.5.27
Ikka
坂東海
Scene 169
[P・A・T・R・O・L]
「ウチのスクール生の大会観に来ない?」
「どこ?」
「東金」
「それ遠いなあ」
「美味い蕎麦屋があるんだよ」
“美味い蕎麦屋”で一杯…。
「これ裏メニューです」
鴨の石焼。
葱もトロトロで美味いのなんの。
皆同じ言葉を発する。
「正しく“鴨葱”!」
「そう言えばキヨシローが♪鴨鍋〜♪って歌ってたなあ。お前さあ笑ってるけど、“鴨鍋”が“Come on baby”とかけてるのわかってんの?その前に“鴨葱”は?」
「“鴨が葱背負って来る”ですよね?」
「だから、その意味は?」
「………」
「しょうがねえなあ。こうやって美味い鴨肉に葱が添えられていると最高だろ?だから、獲物が自分で勝手に更に美味くなってこっちに来るって感じで、ラッキーが重なった時に使う例えだよ!」
「るなほど!」
〆の蕎麦は確かに美味かった。
流石に皆みたいに、せいろと暖かいの両方は喰えなかったが、又喰いに行きたいよ。
翌日、試合開始。
今回は団体戦ってことで、試合前は仲間同士の楽しい雰囲気が溢れてる。
勿論心の中じゃ緊張しているんだろうな。
序盤は実力差が激しく、あっさりしたゲームが続く。
でも徐々に競り出して来て、団体戦特有の緊張感とトランスした故の凄いプレーが目立ちだす。
「ワーオ。俺二度とこんなプレー出来ないよ!っていうのをレコードの溝に刻みたいんだ」
[DIRTY WORK]を出した頃のキース・リチャーズの言葉(そう言えば、[パイレーツ・オブ・カリビアン]観に行かないとな)。
(運営スタッフの奴等は?)と見ると、忙しそうに動きながらもその合間をぬって試合を観てる。
随分前に観た、ある会社のアルバイトコーチ同士の対抗戦では、相手チームの選手を野次るバカな社員コーチがいたりして、(何で事業所が違うって事だけで、自分の会社のアルバイトにあんな事が言えるのか…。どこの事業所だろうが、全員自分の可愛いスタッフと思えないのかねえ)と呆れたが、流石に今回は違う。
スタッフは、全選手がリラックスしていいプレーが出来る様に配慮しているのが良くわかる。
自分が担当してたり、担当してた選手への思い入れを押し込めているのが後姿から伝わって来て、(いい奴等だなあ)と嬉しくなった。
だからか、二日目の試合は“しびれる”試合が続出した。
明らかに前日よりも上手くなってる選手、集中して思わぬ好プレーを連発する選手。
そしてそんな選手に足元をすくわれる選手。
何気なくのぞいた試合に引きつけられ、熱い気持ちに何度もさせられた。
一足先に帰る俺に、一番下っ端のスタッフが「帰りに読んで下さい!」と、[スポーツジャーナル]という小冊子をくれた。
電車の中で缶ビール片手にぱらぱら捲って行くと、新連載記事で<PATROLのススメ>。
造語(?)の“PATROL”は、Process(経過重視)、Acknowledgment(承認)、Together(プレイヤーと共に)、Respect(尊重)、Observation(観察)、Listening(傾聴) の頭文字からとって“PATROL”。
JASAが、指導者が心がけるポイントとしてあげた6つの指導理念。
いいじゃん、内容も語呂も語感も。
“協会”もたまにはやるな。
そうそう、鴨と蕎麦ごちそうさん!
これからも“P・A・T・R・O・L”を頼むよ!
2007.5.27
Ikka
カテゴリー:word
05/31 19:17
02
Scene 168 [Go Ahead!]
「この一球は絶対無二の一球なり」
テニスを通じて己の弱さ、心の闇を覗き見た末のテニスに対する最大のリスペクト。
とても軽々しく口に出来ない言葉。
ドラマ[エースをねらえ!]でシリアスなシーンで主人公が何度も呪文の様に唱えていたが、ウィンブルドンのベスト8がかかった試合でマッチポイントを握った松岡修造氏が、思わず 「この一球は絶対無二の一球なり」と叫んだあのリアルさには到底及ばなかった。
短く力強い言葉が好きだ。
そして思わず口をついた言葉、思わずこぼれた言葉が好きだ。
口って奴は勝手に喋り捲るけど、それらしい言葉はいらない。
「武士に二言はない」
親父さんに教えられたこの言葉を胸に、ヨットで世界一周を成し遂げたという人を取り上げた記事を読んだ。
ただのヨット世界一周じゃないんだよ。
1970年6月に33才で休職して、姫路から世界一周の航路に出て、途中のオーストラリアで仲間3人と対立して独り下船。
そこで出発前に「世界一周するまで戻らない」と宣言した意地で、イギリスに渡って働いて金を貯めて1991年に再挑戦。
でもそれも船体に欠陥が見つかって失敗。
それでも「武士に二言はない」という言葉に支えられ、2004年10月にサンディエゴから3回目の出航。
そして2007年5月8日、銚子港に“帰還”。
今回もサンディエゴから、南アフリカ、パナマ運河、太平洋と抜け、小笠原で嵐に遭い、帆はちぎれエンジンも故障、黒潮に流さるといった苦難があり、その末の世界一周達成。
33才で始まった“旅”を70才で完結。
「日本から遠く離れた場所で、“夢”の為に働き金を貯め、諦めずにチャレンジして成功」
言葉にすれば簡単だけど、航海の失敗だけじゃなくて、動き出す為の準備期間のハードさは物凄いものだったんじゃないかな。
「金にもならないことを…」って言う奴はやっぱりいるんだろう。
そんな奴には一生わからないよ。
「金が全てじゃない」なんて言う気はこれっぽっちもない。
全てのものは金と言葉に置き換えられてしまっているんだから。
でもね、本当は全てじゃない。
どんなに俺等が俗世間の垢にまみれて薄汚くなっても、心って奴は数字には換算出来ない。
その“心”が掴もうとする“夢”も数字には表せない。
そしてその“夢”の為に俺達は這いつくばって、端金を稼いでいる。
これがピンと来ないなら仕方ない。
左の手のひらに電卓を埋め込んで頑張ってくれ。
どうせならビル・ゲイツみたいに6兆2千億円稼いでみろよ。
「若者に『道はある』と呼びかけたい」
37年間の旅路を終えた70才のDreamerの言葉。
OK!行こうぜ!Go Ahead!
2007.5.23
Southern-terrace
テニスを通じて己の弱さ、心の闇を覗き見た末のテニスに対する最大のリスペクト。
とても軽々しく口に出来ない言葉。
ドラマ[エースをねらえ!]でシリアスなシーンで主人公が何度も呪文の様に唱えていたが、ウィンブルドンのベスト8がかかった試合でマッチポイントを握った松岡修造氏が、思わず 「この一球は絶対無二の一球なり」と叫んだあのリアルさには到底及ばなかった。
短く力強い言葉が好きだ。
そして思わず口をついた言葉、思わずこぼれた言葉が好きだ。
口って奴は勝手に喋り捲るけど、それらしい言葉はいらない。
「武士に二言はない」
親父さんに教えられたこの言葉を胸に、ヨットで世界一周を成し遂げたという人を取り上げた記事を読んだ。
ただのヨット世界一周じゃないんだよ。
1970年6月に33才で休職して、姫路から世界一周の航路に出て、途中のオーストラリアで仲間3人と対立して独り下船。
そこで出発前に「世界一周するまで戻らない」と宣言した意地で、イギリスに渡って働いて金を貯めて1991年に再挑戦。
でもそれも船体に欠陥が見つかって失敗。
それでも「武士に二言はない」という言葉に支えられ、2004年10月にサンディエゴから3回目の出航。
そして2007年5月8日、銚子港に“帰還”。
今回もサンディエゴから、南アフリカ、パナマ運河、太平洋と抜け、小笠原で嵐に遭い、帆はちぎれエンジンも故障、黒潮に流さるといった苦難があり、その末の世界一周達成。
33才で始まった“旅”を70才で完結。
「日本から遠く離れた場所で、“夢”の為に働き金を貯め、諦めずにチャレンジして成功」
言葉にすれば簡単だけど、航海の失敗だけじゃなくて、動き出す為の準備期間のハードさは物凄いものだったんじゃないかな。
「金にもならないことを…」って言う奴はやっぱりいるんだろう。
そんな奴には一生わからないよ。
「金が全てじゃない」なんて言う気はこれっぽっちもない。
全てのものは金と言葉に置き換えられてしまっているんだから。
でもね、本当は全てじゃない。
どんなに俺等が俗世間の垢にまみれて薄汚くなっても、心って奴は数字には換算出来ない。
その“心”が掴もうとする“夢”も数字には表せない。
そしてその“夢”の為に俺達は這いつくばって、端金を稼いでいる。
これがピンと来ないなら仕方ない。
左の手のひらに電卓を埋め込んで頑張ってくれ。
どうせならビル・ゲイツみたいに6兆2千億円稼いでみろよ。
「若者に『道はある』と呼びかけたい」
37年間の旅路を終えた70才のDreamerの言葉。
OK!行こうぜ!Go Ahead!
2007.5.23
Southern-terrace
カテゴリー:word
05/24 16:03
03
Scene 167 [I DON’T LIKE MYSELF]
ちょっと前の、新聞のトップは「野球特待生373校」。
いつもの黒字に白抜きの文字が、まるで弔いの装飾に見えて来た。
勿論「野球特待生0校」じゃなかったことをがっかりしてるんじゃあない。
俺の通ってた高校は、野球部は毎日午後の授業は免除で、専用バスで郊外のグラウンドに練習しに行ってたからね。
授業をサボれる事は羨ましかったけど、まあ悪い事とは感じなかったな。
ただ学校からの部費の配分が酷くて、その手の会議の時に「何で野球部には~」と、先生に突っかかって喧嘩した事はあった。
前々から言ってるが、高校野球を取り巻く“大人”が、ガキの頃から嫌いだ。
野球部の連中はバカな大人に関係なく、野球に打ち込み、そして俺達同様に背伸びして“年相応”の悪い事をしてるいい奴等ばっかりだった。
間違っても高野連の連中が言ってる“清く正しい学生”でも“清く正しい世界”でもなかった。
でもそれが“普通”の感覚で、ましてガキの頃にスポーツや音楽に秀でてる奴は、大人になって仕事が出来るって事以上に優遇されても不思議はないもんなんだよ。
大体何なんだよ! 野球の初めての全国大会が1915年、テニスとかサッカーは1918年と3年しか変らないのに、「高校野球は他のスポーツと違って歴史がある」って言うのは!
まあ1915年の4年前に「野球害毒論」をぶち上げてた組織が主催じゃ仕方ない。
気持ちのいい話をしよう。
呑み友達のテニスコーチの奥さんが少年野球の応援に行った時の話。
監督が子供達を集めてこう言ったそうだ。
「今年も監督は授業参観行くからな!野球やってる時だけじゃなくて、学校にいる時どんな感じかも見ないとな!」
子供達は「え~っ?!」とブーイングしながらも楽しそうだったってさ。
そのコーチも休みの日には一人で授業参観に行ったり、自分が教えてるジュニアのサッカーの試合を観に行ったりもしてるけど、やっぱりこうじゃなきゃね。
そいつのガキは練習の合間なんかすぐふざけ過ぎちゃうらしいんだけど、監督は奥さんにこう言ったってさ。
「このチーム入って良かった、野球やって良かった、って思わせてやりたいんだよ!」
そんな会話の後に他チームが来て練習試合。
相手チームの監督とコーチ達が自分達の選手に発した言葉。
「ちんたら走ってんじゃねえよ!みっともねえなあ!」
「あ~あ~、あ~あ~、もったいねえなあ!」
「みっともない」、「もったいない」、大人の対面、大人の打算、大人の驕りが一杯の罵声を聞いて、(ウチは監督もコーチも親身でいいチームだな)と安心してたら、“母の会”とやらで幅を利かせてるオバサンが、「試合に出れない子はふざけてばかりだし、連れて行きたくない」………。
「最近の子供は~」。
その後には「元気がない」、「悪くなった」、いろんな言葉が続く。
でも誠実に子供に接してるテニスコーチ達は皆こう言う。
「昔も今もジュニアの子達は素直で元気だ」
「最近の子供は~」ってのは、子供を導く力のない、魅力ない大人の言葉だ。
問題は常に大人にある。
ジュニアテニス界では、試合が終った子供に「何であのポイントはアウトって言わなかったの!」と、セルフジャッジで故意に自分に有利な判定をしなかった事を叱る親、コーチが多々いると聞く。
知り合いが居合わせた大会じゃ、自分の子供が負けた相手の事を「不正なジャッジをしてる。マナーが悪い」と抗議した親が、その相手の子の次の試合になったら、露骨にその子のミスに拍手をしていたらしい。
「いい」「悪い」が、自分の都合にとって「いい」「悪い」になってる大人は醜い。
子供達はそんな大人を良く見ている。
そしてその薄っぺらさにいつか気付いて、そんな大人じゃ扱いきれない“都合の悪い子供”になる。
あんたは大丈夫か?見透かされていないか?
今は、「明日を生きる力」が強い子供達が、あんたが傲慢な態度をとった事で傷ついても、すぐに次の楽しみを見つけて、それを忘れてくれてるだけだぜ。
でもな、わかってる、その前にこの俺だよな。
毎日、毎晩、外から自分を見る度に悪寒に襲われてるよ。
“いい話”に切り替えたのに、何か又戻っちゃったな。
今夜はまっすぐ帰って、“実録!関東昭和軍”読んで、笑ってから寝るか。
いやその前にあの店で、1曲聴いてから帰ろう。
“わかってんのか 優しいって事は 機嫌のいいこととは違うぜ” だからこんな俺がきらいだ/シオン
2007.5.16
Sendagaya3
いつもの黒字に白抜きの文字が、まるで弔いの装飾に見えて来た。
勿論「野球特待生0校」じゃなかったことをがっかりしてるんじゃあない。
俺の通ってた高校は、野球部は毎日午後の授業は免除で、専用バスで郊外のグラウンドに練習しに行ってたからね。
授業をサボれる事は羨ましかったけど、まあ悪い事とは感じなかったな。
ただ学校からの部費の配分が酷くて、その手の会議の時に「何で野球部には~」と、先生に突っかかって喧嘩した事はあった。
前々から言ってるが、高校野球を取り巻く“大人”が、ガキの頃から嫌いだ。
野球部の連中はバカな大人に関係なく、野球に打ち込み、そして俺達同様に背伸びして“年相応”の悪い事をしてるいい奴等ばっかりだった。
間違っても高野連の連中が言ってる“清く正しい学生”でも“清く正しい世界”でもなかった。
でもそれが“普通”の感覚で、ましてガキの頃にスポーツや音楽に秀でてる奴は、大人になって仕事が出来るって事以上に優遇されても不思議はないもんなんだよ。
大体何なんだよ! 野球の初めての全国大会が1915年、テニスとかサッカーは1918年と3年しか変らないのに、「高校野球は他のスポーツと違って歴史がある」って言うのは!
まあ1915年の4年前に「野球害毒論」をぶち上げてた組織が主催じゃ仕方ない。
気持ちのいい話をしよう。
呑み友達のテニスコーチの奥さんが少年野球の応援に行った時の話。
監督が子供達を集めてこう言ったそうだ。
「今年も監督は授業参観行くからな!野球やってる時だけじゃなくて、学校にいる時どんな感じかも見ないとな!」
子供達は「え~っ?!」とブーイングしながらも楽しそうだったってさ。
そのコーチも休みの日には一人で授業参観に行ったり、自分が教えてるジュニアのサッカーの試合を観に行ったりもしてるけど、やっぱりこうじゃなきゃね。
そいつのガキは練習の合間なんかすぐふざけ過ぎちゃうらしいんだけど、監督は奥さんにこう言ったってさ。
「このチーム入って良かった、野球やって良かった、って思わせてやりたいんだよ!」
そんな会話の後に他チームが来て練習試合。
相手チームの監督とコーチ達が自分達の選手に発した言葉。
「ちんたら走ってんじゃねえよ!みっともねえなあ!」
「あ~あ~、あ~あ~、もったいねえなあ!」
「みっともない」、「もったいない」、大人の対面、大人の打算、大人の驕りが一杯の罵声を聞いて、(ウチは監督もコーチも親身でいいチームだな)と安心してたら、“母の会”とやらで幅を利かせてるオバサンが、「試合に出れない子はふざけてばかりだし、連れて行きたくない」………。
「最近の子供は~」。
その後には「元気がない」、「悪くなった」、いろんな言葉が続く。
でも誠実に子供に接してるテニスコーチ達は皆こう言う。
「昔も今もジュニアの子達は素直で元気だ」
「最近の子供は~」ってのは、子供を導く力のない、魅力ない大人の言葉だ。
問題は常に大人にある。
ジュニアテニス界では、試合が終った子供に「何であのポイントはアウトって言わなかったの!」と、セルフジャッジで故意に自分に有利な判定をしなかった事を叱る親、コーチが多々いると聞く。
知り合いが居合わせた大会じゃ、自分の子供が負けた相手の事を「不正なジャッジをしてる。マナーが悪い」と抗議した親が、その相手の子の次の試合になったら、露骨にその子のミスに拍手をしていたらしい。
「いい」「悪い」が、自分の都合にとって「いい」「悪い」になってる大人は醜い。
子供達はそんな大人を良く見ている。
そしてその薄っぺらさにいつか気付いて、そんな大人じゃ扱いきれない“都合の悪い子供”になる。
あんたは大丈夫か?見透かされていないか?
今は、「明日を生きる力」が強い子供達が、あんたが傲慢な態度をとった事で傷ついても、すぐに次の楽しみを見つけて、それを忘れてくれてるだけだぜ。
でもな、わかってる、その前にこの俺だよな。
毎日、毎晩、外から自分を見る度に悪寒に襲われてるよ。
“いい話”に切り替えたのに、何か又戻っちゃったな。
今夜はまっすぐ帰って、“実録!関東昭和軍”読んで、笑ってから寝るか。
いやその前にあの店で、1曲聴いてから帰ろう。
“わかってんのか 優しいって事は 機嫌のいいこととは違うぜ” だからこんな俺がきらいだ/シオン
2007.5.16
Sendagaya3
カテゴリー:word
05/17 12:46
04
Scene 165 [タリヒナ・スカイ]
「もらったこのCDすげえいいんだけどさ、最後の方の曲の前に3、4分ブランクあるのがちょっとねえ。おまけにそのブランクの後の曲がいい曲だし」
「そうなんだよね、11曲目迄しかインデックスがないけど、11曲目はブランク含めて15分以上あって3曲入ってるもんね」
iTunesで調整して3曲に分けたけど、12曲目と13曲目のタイトルがわからない。
ネットで調べたら[タリヒナ・スカイ]と[ウィッカー・チェア]で、これを英字に直そうとしたら問題発生。
どっちも簡単な綴りと思いきや、[タリヒナ]、こいつが怪しい。
【tarihina】?【talihina】?
又ネットで調べたら、「オクラホマ州タリヒナ」とは出るんだけど英字では出て来ない。
オクラホマの地図上から探そうとしたけど、余りに広過ぎるのと、当たり前だが土地勘がないんでさっぱり。
ずっと向うに住んでた奴に聞いても「ちょっとわからないなあ」って答え。
日本で言えば東京でも新宿でもなく吉祥寺、あるいはもっと小さな街?いや大きな街なんだけど、アメリカそのものがデカ過ぎて、俺等的には目立たない街なんだろう。
そんな事をしてる最中も[タリヒナ・スカイ]を何回も聴くもんだから、俺の頭の中では曲のイメージ通りの[タリヒナ]が出来上がって行く。
しまいには(行ってみてえなあ…)なんて考えたりもしたが、そんな旅はいいよね。
丁度ゴールデンウィーク真っ最中。
皆「N.Y.に行きたい」、「5番街で買い物したい」って感じなんだろうなあ。
金は天下の回り物って言いながら、俺にはちっとも回って来やしねえから、そうやってもっともっと回して俺の方にも来る様にしてくれよ。
まあ「金と仕事は淋しがりやだから、ある所にしか行かない」っていう名言(迷言?)もあるから、こればっかりは呑みネタで笑い飛ばすしかないな。
ところで「N.Y.へ行きたい」をテニスに置き換えてみようか。
行き先はウィンブルドン。
テニスフリークが「ウィンブルドンに行きたい」と言うのは観戦。
「一度は訪れてみたい」とウィンブルドン開催期間以外に行く観光もあるだろう。
選手が「ウィンブルドンに行きたい」って言えば、「ウィンブルドンに出たい」。
これが更に「ウィンブルドンの満員のセンターコートでプレーしたい」となると、グッと盛り上がって来る。
そして「ウィンブルドンの満員のセンターコートでプレーしたら楽しいんだろうなあ」と来れば、もうその選手の未来を想像してワクワクしてしまう。
「選手なら誰でもウィンブルドン優勝を夢見るんじゃないの?」
なんて揶揄しないでくれよ。
そりゃあそうだし、あんただってフェデラーやナダルを観て、(凄いなあ)って感嘆だけじゃなくて、(もし自分がフェデラーだったら…)っていう羨望や可愛い嫉妬があるだろ?
そうなんだよ、俺等はプレーを楽しんでる故のポジティブなエネルギーを感じたいんだ。
「ウィンブルドンに出る」っていうステイタスを充たすことが目的でなく、その誰もが憧れる「ウィンブルドン」ステイタスを楽しむポジティブなエネルギー。
それでもかかるプレッシャーを乗り越えるタフネス。
俺は自分じゃ想像もつかない境地で戦い続ける選手達を心の底からリスペクトする。
フレンチ、ウィンブルドン、フェドカップ、USオープン、デ杯、Japan Openと楽しみが続く。
これに夏のジュニアの大会も加わる。
コロシアムに、コートサイドに足を運ぼう。
一昨日、松岡修造氏が「世界一テニスが好きで、世界一テニスの試合を見ている方であるのは間違いありません!」とコメントを寄せた本の筆者である女史が、今度のフレンチの観戦に行くと人伝に聞いた。
ここのところ体調が優れないと聞いていただけに安心した。
そんな女史のもとでガキの頃一緒にテニスをしていたバンドマンがいる。
お互いジュニア時代の終りと共にコートを離れて、気がつけばいつも一緒に朝まで酒を呑んでたが、あの夜以来とんとご無沙汰だし、暫く会えそうにもない。
今日は奴の誕生日。
一生隣にいることになった彼女を大切にな。
晴れて良かったよ。
俺が頭の中に描いてた[タリヒナ]は、こんな青空の朝だった。
2007.5.3
Kotakibashi St
追記
[タリヒナ]のスペルはITMSで発見した。【talihina】。
それと同じ位に調べてくれた友人からメールがあった。
人口1,396人の小さな町らしい。
「そうなんだよね、11曲目迄しかインデックスがないけど、11曲目はブランク含めて15分以上あって3曲入ってるもんね」
iTunesで調整して3曲に分けたけど、12曲目と13曲目のタイトルがわからない。
ネットで調べたら[タリヒナ・スカイ]と[ウィッカー・チェア]で、これを英字に直そうとしたら問題発生。
どっちも簡単な綴りと思いきや、[タリヒナ]、こいつが怪しい。
【tarihina】?【talihina】?
又ネットで調べたら、「オクラホマ州タリヒナ」とは出るんだけど英字では出て来ない。
オクラホマの地図上から探そうとしたけど、余りに広過ぎるのと、当たり前だが土地勘がないんでさっぱり。
ずっと向うに住んでた奴に聞いても「ちょっとわからないなあ」って答え。
日本で言えば東京でも新宿でもなく吉祥寺、あるいはもっと小さな街?いや大きな街なんだけど、アメリカそのものがデカ過ぎて、俺等的には目立たない街なんだろう。
そんな事をしてる最中も[タリヒナ・スカイ]を何回も聴くもんだから、俺の頭の中では曲のイメージ通りの[タリヒナ]が出来上がって行く。
しまいには(行ってみてえなあ…)なんて考えたりもしたが、そんな旅はいいよね。
丁度ゴールデンウィーク真っ最中。
皆「N.Y.に行きたい」、「5番街で買い物したい」って感じなんだろうなあ。
金は天下の回り物って言いながら、俺にはちっとも回って来やしねえから、そうやってもっともっと回して俺の方にも来る様にしてくれよ。
まあ「金と仕事は淋しがりやだから、ある所にしか行かない」っていう名言(迷言?)もあるから、こればっかりは呑みネタで笑い飛ばすしかないな。
ところで「N.Y.へ行きたい」をテニスに置き換えてみようか。
行き先はウィンブルドン。
テニスフリークが「ウィンブルドンに行きたい」と言うのは観戦。
「一度は訪れてみたい」とウィンブルドン開催期間以外に行く観光もあるだろう。
選手が「ウィンブルドンに行きたい」って言えば、「ウィンブルドンに出たい」。
これが更に「ウィンブルドンの満員のセンターコートでプレーしたい」となると、グッと盛り上がって来る。
そして「ウィンブルドンの満員のセンターコートでプレーしたら楽しいんだろうなあ」と来れば、もうその選手の未来を想像してワクワクしてしまう。
「選手なら誰でもウィンブルドン優勝を夢見るんじゃないの?」
なんて揶揄しないでくれよ。
そりゃあそうだし、あんただってフェデラーやナダルを観て、(凄いなあ)って感嘆だけじゃなくて、(もし自分がフェデラーだったら…)っていう羨望や可愛い嫉妬があるだろ?
そうなんだよ、俺等はプレーを楽しんでる故のポジティブなエネルギーを感じたいんだ。
「ウィンブルドンに出る」っていうステイタスを充たすことが目的でなく、その誰もが憧れる「ウィンブルドン」ステイタスを楽しむポジティブなエネルギー。
それでもかかるプレッシャーを乗り越えるタフネス。
俺は自分じゃ想像もつかない境地で戦い続ける選手達を心の底からリスペクトする。
フレンチ、ウィンブルドン、フェドカップ、USオープン、デ杯、Japan Openと楽しみが続く。
これに夏のジュニアの大会も加わる。
コロシアムに、コートサイドに足を運ぼう。
一昨日、松岡修造氏が「世界一テニスが好きで、世界一テニスの試合を見ている方であるのは間違いありません!」とコメントを寄せた本の筆者である女史が、今度のフレンチの観戦に行くと人伝に聞いた。
ここのところ体調が優れないと聞いていただけに安心した。
そんな女史のもとでガキの頃一緒にテニスをしていたバンドマンがいる。
お互いジュニア時代の終りと共にコートを離れて、気がつけばいつも一緒に朝まで酒を呑んでたが、あの夜以来とんとご無沙汰だし、暫く会えそうにもない。
今日は奴の誕生日。
一生隣にいることになった彼女を大切にな。
晴れて良かったよ。
俺が頭の中に描いてた[タリヒナ]は、こんな青空の朝だった。
2007.5.3
Kotakibashi St
追記
[タリヒナ]のスペルはITMSで発見した。【talihina】。
それと同じ位に調べてくれた友人からメールがあった。
人口1,396人の小さな町らしい。
カテゴリー:word
05/03 10:21
05
Scene 163 [三軒目の店ごと]
若干お付き合い気分で行った、協会の“勉強会”。
開始10分前に会場に着くと、席が指定されていて僕は何と最前列。
これが武道館でのライヴなら嬉しいけど、“勉強会”ではちょっと気が引ける。
今日の講師はウチの社長と“義兄弟”と呼ばれている他テニススクールの社長。
社長と“義兄弟”だけあって、僕もやたら一緒に呑む機会が多い。
最近の呑みはどこでも焼酎が多いけど、“義兄弟”は大のウィスキー好き。
僕もウィスキー好きだから、皆が焼酎を呑んでいる中二人でウィスキーを呑むことになったりもする。
社長もウィスキー好きで、三人で呑むとウィスキーのソーダ割り、ハイボール。
今夜もそうなるのかな。
“勉強会”が始まる。
テーマは、“義兄弟”の「会社誕生秘話」。
“出会い”=“縁”をキーワードに話が進んで行く。
テニスを生業とした正しくその時に、郷里でお父様が亡くなっていた話、会社独立の時に社員が奔走して資金を掻き集めた話で、“義兄弟”は目を真っ赤にする。
僕もグッと来る。
泪にグッと来た訳じゃあない。
そういう遠い絆の話をしているこの今に泣ける“義兄弟”にグッと来たんだ。
そしてこういう“機会”ってやつの大切さを感じる。
照れくさくて言えないこと、改めて今更言えないこと、そんなことを人に話す、人から聴ける“機会”。
まあこんなことを感じるってことは、僕も歳をとったってことかな。
当たり前の様にそのまま西口の呑み屋に流れる。
当然ウィスキー。
いつもの優しさに泪の裏打ちが加わった“義兄弟”に感動と感謝を伝える。
とは言え、いつも通り皆でデカイ声で話をして、わんこそばの様にグラスを空けて行く。
そして又当たり前の様に二軒目になだれ込む。
つまみは玉子焼きだけで神戸牛の様に呑む。
仕方ないよ、いい夜なんだから。
って、それは呑んべの言い訳か。
三軒目を出たところで24時ちょっと前。
流石に解散となって皆で新宿駅へ歩く。
僕はまだ夜を泳ぎたくて東口へ。
あれっ?!そう言えば主役の“義兄弟”はいつ帰ったんだろう?
失敗したなあ。
今夜こそ朝まで道連れにしようとしてたのに。
次は目を離さないぞ。
2007.4.18
Nishi-shinjuku1-8-3
開始10分前に会場に着くと、席が指定されていて僕は何と最前列。
これが武道館でのライヴなら嬉しいけど、“勉強会”ではちょっと気が引ける。
今日の講師はウチの社長と“義兄弟”と呼ばれている他テニススクールの社長。
社長と“義兄弟”だけあって、僕もやたら一緒に呑む機会が多い。
最近の呑みはどこでも焼酎が多いけど、“義兄弟”は大のウィスキー好き。
僕もウィスキー好きだから、皆が焼酎を呑んでいる中二人でウィスキーを呑むことになったりもする。
社長もウィスキー好きで、三人で呑むとウィスキーのソーダ割り、ハイボール。
今夜もそうなるのかな。
“勉強会”が始まる。
テーマは、“義兄弟”の「会社誕生秘話」。
“出会い”=“縁”をキーワードに話が進んで行く。
テニスを生業とした正しくその時に、郷里でお父様が亡くなっていた話、会社独立の時に社員が奔走して資金を掻き集めた話で、“義兄弟”は目を真っ赤にする。
僕もグッと来る。
泪にグッと来た訳じゃあない。
そういう遠い絆の話をしているこの今に泣ける“義兄弟”にグッと来たんだ。
そしてこういう“機会”ってやつの大切さを感じる。
照れくさくて言えないこと、改めて今更言えないこと、そんなことを人に話す、人から聴ける“機会”。
まあこんなことを感じるってことは、僕も歳をとったってことかな。
当たり前の様にそのまま西口の呑み屋に流れる。
当然ウィスキー。
いつもの優しさに泪の裏打ちが加わった“義兄弟”に感動と感謝を伝える。
とは言え、いつも通り皆でデカイ声で話をして、わんこそばの様にグラスを空けて行く。
そして又当たり前の様に二軒目になだれ込む。
つまみは玉子焼きだけで神戸牛の様に呑む。
仕方ないよ、いい夜なんだから。
って、それは呑んべの言い訳か。
三軒目を出たところで24時ちょっと前。
流石に解散となって皆で新宿駅へ歩く。
僕はまだ夜を泳ぎたくて東口へ。
あれっ?!そう言えば主役の“義兄弟”はいつ帰ったんだろう?
失敗したなあ。
今夜こそ朝まで道連れにしようとしてたのに。
次は目を離さないぞ。
2007.4.18
Nishi-shinjuku1-8-3
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04/19 12:37
06
Scene 162 [新宿の歩き方]
週1回の本社勤務の日。
新学期が始まってラッシュ時の電車は超満。
近くの学生さんが行商のおばさんみたいにしょってるラケバが、周りの人を圧迫している感じでテニス関係者としては気が気じゃない。
いつもは神奈川の事業所に行く為に早朝の電車に乗る。
それでも“これよりは酷くない”というだけで、6時半でも急行は座れるどころかギュウギュウ詰め手前。
今朝の混み具合は、高田馬場で乗り換えて更に混んでる山手線に乗り換える事を考えると、その場で失神しそうな位。
高田馬場で降りるのはパスして、もう一駅我慢して西武新宿で下車。
小滝橋通りを代々木方面に歩き出す。
赤でも誰も立ち止まらない小便横丁の横断歩道を渡ると、途端にポケットティッシュ、フリーペーパー、サンプル配布のラッシュが始まる。
小田急百貨店前の宝くじ屋が簡易売場を組み立ててる。
宝のありかがこんなに簡単に組み立てられるなら、宝も簡単に手に入ればいいのに。
京王百貨店前のリムジンバス、新宿周回バスの乗り場辺りは観光客だらけ。
最近はアジアの人達が目立つ。
肌寒い朝だってのに、白人観光客が半袖のTシャツで歩いて来る。
「Have a nice day!」と声はかけずに、(新宿ってそんなに面白いかな…俺等にとっての42ndみたいなもんなんだろうな)と通り過ぎる。
甲州街道を渡って鳥茂の前。
真新しいネイビーのスーツ、今流行りのトップを立てて襟足を長くした若い男が歩いて来た。
(このパターン多過ぎだなあ)とすれ違った時、彼が右手に持っていた小さな本の指を挟んでるページが、どうやら新宿の地図だって事に気付いた。
(地方から就職して来たのか!そっかあ、頑張れよ!)
そう言えば、昨日小便横丁の横断歩道が点滅した時、皆気にしないで歩いている中、二人位点滅に煽られて小走りになってけど、同じ類いだったんだろうな。
マインズタワーの前迄来ると、左手にサザンテラスがありながらも目の前の小田急線の踏み切りを見てると、もう新宿って気はせず代々木って雰囲気。
住所が代々木って事だけじゃない。
イメージが湧かないなら、サザンテラスと東急ハンズを結ぶ連絡橋から、右に代々木駅、左に新宿駅と見て距離を比べるといい。
埼京線ホームが代々木寄りに張り出してる新宿駅が、そのうち代々木に達するんじゃないかって気がしてくるから。
さて着いた。
ウチの本社は代々木の中の“新宿”。
今日の夕方はここで、いくつかの事業所の責任者との月例会議。
それが終ったら当然呑み。
レッスンが終ってから駆け付けて来る皆を今夜は美味い空芯菜炒めを出すチャイニーズに連れて行ってあげよう。
新入社員クンも、早く新宿でいい店見つけろよ。
2007.4.11
Yoyogi2
新学期が始まってラッシュ時の電車は超満。
近くの学生さんが行商のおばさんみたいにしょってるラケバが、周りの人を圧迫している感じでテニス関係者としては気が気じゃない。
いつもは神奈川の事業所に行く為に早朝の電車に乗る。
それでも“これよりは酷くない”というだけで、6時半でも急行は座れるどころかギュウギュウ詰め手前。
今朝の混み具合は、高田馬場で乗り換えて更に混んでる山手線に乗り換える事を考えると、その場で失神しそうな位。
高田馬場で降りるのはパスして、もう一駅我慢して西武新宿で下車。
小滝橋通りを代々木方面に歩き出す。
赤でも誰も立ち止まらない小便横丁の横断歩道を渡ると、途端にポケットティッシュ、フリーペーパー、サンプル配布のラッシュが始まる。
小田急百貨店前の宝くじ屋が簡易売場を組み立ててる。
宝のありかがこんなに簡単に組み立てられるなら、宝も簡単に手に入ればいいのに。
京王百貨店前のリムジンバス、新宿周回バスの乗り場辺りは観光客だらけ。
最近はアジアの人達が目立つ。
肌寒い朝だってのに、白人観光客が半袖のTシャツで歩いて来る。
「Have a nice day!」と声はかけずに、(新宿ってそんなに面白いかな…俺等にとっての42ndみたいなもんなんだろうな)と通り過ぎる。
甲州街道を渡って鳥茂の前。
真新しいネイビーのスーツ、今流行りのトップを立てて襟足を長くした若い男が歩いて来た。
(このパターン多過ぎだなあ)とすれ違った時、彼が右手に持っていた小さな本の指を挟んでるページが、どうやら新宿の地図だって事に気付いた。
(地方から就職して来たのか!そっかあ、頑張れよ!)
そう言えば、昨日小便横丁の横断歩道が点滅した時、皆気にしないで歩いている中、二人位点滅に煽られて小走りになってけど、同じ類いだったんだろうな。
マインズタワーの前迄来ると、左手にサザンテラスがありながらも目の前の小田急線の踏み切りを見てると、もう新宿って気はせず代々木って雰囲気。
住所が代々木って事だけじゃない。
イメージが湧かないなら、サザンテラスと東急ハンズを結ぶ連絡橋から、右に代々木駅、左に新宿駅と見て距離を比べるといい。
埼京線ホームが代々木寄りに張り出してる新宿駅が、そのうち代々木に達するんじゃないかって気がしてくるから。
さて着いた。
ウチの本社は代々木の中の“新宿”。
今日の夕方はここで、いくつかの事業所の責任者との月例会議。
それが終ったら当然呑み。
レッスンが終ってから駆け付けて来る皆を今夜は美味い空芯菜炒めを出すチャイニーズに連れて行ってあげよう。
新入社員クンも、早く新宿でいい店見つけろよ。
2007.4.11
Yoyogi2
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04/12 13:10
07
Scene 159 [You Gotta Move]
この間酔っ払った某テニススクール社長(って言っても同い年だ)に一方的に聞かされた話の中で、奴がJTAのカンファレンスで紹介された、アメリカの元副大統領アル・ゴアの[不都合な真実]が頭から離れなくて読んでみた。
読み始めてすぐに、もう十年以上前になるのか、キースの言葉が頭に浮かぶ。
「俺達は自分達のガキにちゃんとした環境を残さないといけない。俺達のエゴでボロボロになった地球を奴等には渡せないだろ?」みたいなニュアンスだったはずだ。
もっともジャンキーの代名詞のキースに対してインタビューアーは、「地球の健康より貴方の健康の方が問題では?」と切りかえしたらしいが。
[不都合な真実]の内容云々は書評家じゃないんで言わない。
そこには、俺等がずっと前から薄々気付いていた事が、冷静に分析、提示されていて、「You Gotta Move」という、静かだけど熱い囁きがあるだけだ。
いや、“薄々気付いていた”ってのが問題なんだよな。
この本は多分、講演用にkeynote(Mac用プレゼンテーションソフト)で作られたデータが基になっている。
そのプレゼンで、一番最初に大きく強調される言葉はこれだ。
「災いを引き起こすのは、“知らないこと”ではない。“知らないのに知っていると思い込んでいること”である」マーク・トウェイン
ちょっと前に出たロバート・B・パーカーのジェッシイ・ストーン・シリーズ最新作[訣別の海]は、ある殺人事件が最後は、父親の自分の娘に対する“虐待”という結末で終る。
そこでジェッシイは「胸が悪くなる」と言いながら、「やるべき仕事をやるだけだ」と事件の解決に向かうが、事件の全容が見えて来た時にこういう会話がある。
「カネが人をだめにするわけじゃない」ジェッシイが言った。「自分が、自分をだめにするんだ。カネは破滅を蔓延させるのに役立つだけだ」
「私はお金を持ったことがないから」ケリー・クルスが言った。
「俺もだ。しかし、カネが実際そうしているところは見たことがある」
二人が黙っている間、通話中の回線の、音のないエネルギーが二人の間に漂っていた。
「このまま、捜査を続けてくれ」ジェッシイが言った。
「ええ、そうするわ」
「あれ以上悪くなり得ないと思っていた」
「今、なってしまったわ」
「それも、非常に」ジェッシイが言った。
どっちの本も俺なんかじゃどうしようもない大きな欲望が渦巻き、読んでいて不安になる。
でも作者が、主人公が誠実に立ち向かう姿を見て、もやもやした不安も怒りも諦めも一緒くたになった気分が和らぎ、ちょっと踏み出して見ようかという気分になる。
誰だって酷い目に会いたくないし、愛しい者を酷い目に会わせたくない。
でも“ちょっとなら”と考えてやっていることが、実は物凄い単位で、とんでもない速さで破滅に向かっていることが多々あるんだろう。
日本だけで大流行の砂入り人工芝は、リサイクル方法がまだなく、引っぺがされた物はどこかの山林に廃棄されるらしい。
それは他の産廃物と同様に楽しくプレーしてる人達には見えないし、わからない…。
<近所の小学校の机と椅子の足取付用にセットボール千個寄付したんですよ!>
猿に似た若いコーチからメール。
そうそう、まずは出来ることからやらないとな。
自分達でリサイクルは出来なくても、リユースは出来るもんな。
えっ?俺かい?
俺はさ、この冬極力暖房入れなかったし、入れても20度。
って言うか、寝静まった家で独りの為に電気つけるってのは環境に優しくないだろ?
だから夜な夜なゴールデン街で呑んでおいたよ。
今夜も、じゃなくて今朝も明るくなって電車が空いてからご帰宅だ。
うん、何だ?あのカメラマンの数は?
お?そうか、今日は都知事選の告示ね。
頼むぜ!政治家さんよ!
で、あんた等は誰の為に何をどうしたいんだい?
2007.3.22
Shinjuku Nishiguchi Ekimae
※ アル・ゴア[不都合な真実]:ランダムハウス講談社
※ ロバート・B・パーカー[訣別の海]:早川書房
読み始めてすぐに、もう十年以上前になるのか、キースの言葉が頭に浮かぶ。
「俺達は自分達のガキにちゃんとした環境を残さないといけない。俺達のエゴでボロボロになった地球を奴等には渡せないだろ?」みたいなニュアンスだったはずだ。
もっともジャンキーの代名詞のキースに対してインタビューアーは、「地球の健康より貴方の健康の方が問題では?」と切りかえしたらしいが。
[不都合な真実]の内容云々は書評家じゃないんで言わない。
そこには、俺等がずっと前から薄々気付いていた事が、冷静に分析、提示されていて、「You Gotta Move」という、静かだけど熱い囁きがあるだけだ。
いや、“薄々気付いていた”ってのが問題なんだよな。
この本は多分、講演用にkeynote(Mac用プレゼンテーションソフト)で作られたデータが基になっている。
そのプレゼンで、一番最初に大きく強調される言葉はこれだ。
「災いを引き起こすのは、“知らないこと”ではない。“知らないのに知っていると思い込んでいること”である」マーク・トウェイン
ちょっと前に出たロバート・B・パーカーのジェッシイ・ストーン・シリーズ最新作[訣別の海]は、ある殺人事件が最後は、父親の自分の娘に対する“虐待”という結末で終る。
そこでジェッシイは「胸が悪くなる」と言いながら、「やるべき仕事をやるだけだ」と事件の解決に向かうが、事件の全容が見えて来た時にこういう会話がある。
「カネが人をだめにするわけじゃない」ジェッシイが言った。「自分が、自分をだめにするんだ。カネは破滅を蔓延させるのに役立つだけだ」
「私はお金を持ったことがないから」ケリー・クルスが言った。
「俺もだ。しかし、カネが実際そうしているところは見たことがある」
二人が黙っている間、通話中の回線の、音のないエネルギーが二人の間に漂っていた。
「このまま、捜査を続けてくれ」ジェッシイが言った。
「ええ、そうするわ」
「あれ以上悪くなり得ないと思っていた」
「今、なってしまったわ」
「それも、非常に」ジェッシイが言った。
どっちの本も俺なんかじゃどうしようもない大きな欲望が渦巻き、読んでいて不安になる。
でも作者が、主人公が誠実に立ち向かう姿を見て、もやもやした不安も怒りも諦めも一緒くたになった気分が和らぎ、ちょっと踏み出して見ようかという気分になる。
誰だって酷い目に会いたくないし、愛しい者を酷い目に会わせたくない。
でも“ちょっとなら”と考えてやっていることが、実は物凄い単位で、とんでもない速さで破滅に向かっていることが多々あるんだろう。
日本だけで大流行の砂入り人工芝は、リサイクル方法がまだなく、引っぺがされた物はどこかの山林に廃棄されるらしい。
それは他の産廃物と同様に楽しくプレーしてる人達には見えないし、わからない…。
<近所の小学校の机と椅子の足取付用にセットボール千個寄付したんですよ!>
猿に似た若いコーチからメール。
そうそう、まずは出来ることからやらないとな。
自分達でリサイクルは出来なくても、リユースは出来るもんな。
えっ?俺かい?
俺はさ、この冬極力暖房入れなかったし、入れても20度。
って言うか、寝静まった家で独りの為に電気つけるってのは環境に優しくないだろ?
だから夜な夜なゴールデン街で呑んでおいたよ。
今夜も、じゃなくて今朝も明るくなって電車が空いてからご帰宅だ。
うん、何だ?あのカメラマンの数は?
お?そうか、今日は都知事選の告示ね。
頼むぜ!政治家さんよ!
で、あんた等は誰の為に何をどうしたいんだい?
2007.3.22
Shinjuku Nishiguchi Ekimae
※ アル・ゴア[不都合な真実]:ランダムハウス講談社
※ ロバート・B・パーカー[訣別の海]:早川書房
カテゴリー:word
03/22 16:54
08
Scene 157 [ヒートポリシー]
「マイケル・ジョーダンが引退記者会見の時にさ、「バスケットは引退後どう役立つのか?」っていう質問と、「世界中の子供達へのメッセージは?」っていう質問、「自分が上達の為に最も大事にしたことは?」っていう3つの違う質問に、どれも同じことを答えたの知ってる?知ってる訳ないか?!あのさあ、どれにも「バスケットは人を敬うこと、努力することを教えてくれた」っていう意味合いの答えをしたんだってさ」
奴は西が丘で今日明日テニス協会の講習。
田舎から出て来てるから今夜は新宿に泊まるんで、呑む相手に俺を呼び出した。
まだ時間が早くてゴールデン街って感じじゃないんで、久し振りにお多幸でおでん。
ちくわぶジャンキーの俺はひたすらちくわぶで麦酒。
おでんはちくわぶとじゃがいもとしらたきと爆弾だけでいい。
おでんの爆弾は、爆弾=玉子派と爆弾=巾着の中にいろいろ入ってるやつ派に別れるみたいだけど、俺は爆弾=玉子!シンプルなゆで卵!
玉子派もさつまあげ?の中に玉子が入っている派が主流らしいが。
「[不都合な真実]って知ってる?地球温暖化問題をゴアってアメリカの元副大統領が、あっお前ゴアってマグマ大使のことだと思っただろう?!まあそれはいいや。本も映画も観た方がいいみたいだぜ。本は増刷、増刷だってさ。で、何で[不都合な真実]の話かっていうと、オーストラリアン・オープンがやばいらしいんだよ。今年シャラポアが41度の中試合したってあったじゃん。ヒートポリシーもあるけど、あんなのしょっちゅうみたいよ。気温だけじゃなくて紫外線も相当キツイから、控え室には日焼け止めが山積みになってて、選手もボールパーソンも全身ムラ無く塗らないと大変なことになるんだって。ボールパーソンは帽子にサングラスに長袖だもんね。帽子は後ろにタオルみたいなのが垂れてるもんなあ。これで地球温暖化でもっと気温が高くなって行ったら、テニスどころじゃないぜ。外にも出れなくなるよ。日本でもさ、テニスプレーヤーの眼ににくじゅしゅだっけなあ何だっけなあ、とにかく紫外線障害がすげえ増えてるって。特にキャリアの長いコーチはやばいみたい。ここ数年夏はサングラスしてないとレッスン出来ないもん。日本人って感性が中坊だから、サングラス=不良とか態度悪いってイメージで、サングラス嫌う人多いみたいね。横浜銀蝿じゃないんだから。せめて浜田省吾くらいのイメージになんないかねえ。そうか!協会が浜田省吾使って「アウトドアのテニスはサングラスをかけよう!」とかやればいいんだよ!
あっそうだ!タイガー・ウッズの話もしたっけ?あいつって相手が勝敗を決めるパットを打つ時とかに、相手のことを応援するんだってさ。(外せ!)とか期待してると入った時にがっかりするじゃん?!だから相手に左右されない様に、いつも相手のことを応援するらしいぜ。期待ってのはこっちが勝手に決めることで自分の都合だから心理学的にはNGワードらしいよ。講師が上手い例えしてたけど、タクシーの運ちゃんは(長距離の客に当たらないかな…)って期待してるから、ワンメーターの客に当たるとブスッとしちゃうんだよ。だからいいタクシーの運ちゃんは、急いでる客だったら(何とか時間に間に合う様にしよう!)って応援するタイプらしいね。まあ(長距離の客来い!)って期待するのはわかるよなあ。でも俺そういう運ちゃんに当たって「~まで」って言って返事しないと椅子蹴るもんね」
お前さあ、いつまで喋ってんの?
そろそろゴールデン街も動き出す頃だから、河岸変えるか?
俺は独りで呑むのも好きなんだよなあ…。
お前ホテル帰って今日のまとめでもした方がいいんじゃない?
えっ?予約してない?!朝まで呑む?
マ~ジ…。
あっCメール。
<25時過ぎに合流する>………最低………。
誰かお願いだからこいつらに、ヒートポリシーを適用してくれ。
2007.2.25
Shinjuku3
奴は西が丘で今日明日テニス協会の講習。
田舎から出て来てるから今夜は新宿に泊まるんで、呑む相手に俺を呼び出した。
まだ時間が早くてゴールデン街って感じじゃないんで、久し振りにお多幸でおでん。
ちくわぶジャンキーの俺はひたすらちくわぶで麦酒。
おでんはちくわぶとじゃがいもとしらたきと爆弾だけでいい。
おでんの爆弾は、爆弾=玉子派と爆弾=巾着の中にいろいろ入ってるやつ派に別れるみたいだけど、俺は爆弾=玉子!シンプルなゆで卵!
玉子派もさつまあげ?の中に玉子が入っている派が主流らしいが。
「[不都合な真実]って知ってる?地球温暖化問題をゴアってアメリカの元副大統領が、あっお前ゴアってマグマ大使のことだと思っただろう?!まあそれはいいや。本も映画も観た方がいいみたいだぜ。本は増刷、増刷だってさ。で、何で[不都合な真実]の話かっていうと、オーストラリアン・オープンがやばいらしいんだよ。今年シャラポアが41度の中試合したってあったじゃん。ヒートポリシーもあるけど、あんなのしょっちゅうみたいよ。気温だけじゃなくて紫外線も相当キツイから、控え室には日焼け止めが山積みになってて、選手もボールパーソンも全身ムラ無く塗らないと大変なことになるんだって。ボールパーソンは帽子にサングラスに長袖だもんね。帽子は後ろにタオルみたいなのが垂れてるもんなあ。これで地球温暖化でもっと気温が高くなって行ったら、テニスどころじゃないぜ。外にも出れなくなるよ。日本でもさ、テニスプレーヤーの眼ににくじゅしゅだっけなあ何だっけなあ、とにかく紫外線障害がすげえ増えてるって。特にキャリアの長いコーチはやばいみたい。ここ数年夏はサングラスしてないとレッスン出来ないもん。日本人って感性が中坊だから、サングラス=不良とか態度悪いってイメージで、サングラス嫌う人多いみたいね。横浜銀蝿じゃないんだから。せめて浜田省吾くらいのイメージになんないかねえ。そうか!協会が浜田省吾使って「アウトドアのテニスはサングラスをかけよう!」とかやればいいんだよ!
あっそうだ!タイガー・ウッズの話もしたっけ?あいつって相手が勝敗を決めるパットを打つ時とかに、相手のことを応援するんだってさ。(外せ!)とか期待してると入った時にがっかりするじゃん?!だから相手に左右されない様に、いつも相手のことを応援するらしいぜ。期待ってのはこっちが勝手に決めることで自分の都合だから心理学的にはNGワードらしいよ。講師が上手い例えしてたけど、タクシーの運ちゃんは(長距離の客に当たらないかな…)って期待してるから、ワンメーターの客に当たるとブスッとしちゃうんだよ。だからいいタクシーの運ちゃんは、急いでる客だったら(何とか時間に間に合う様にしよう!)って応援するタイプらしいね。まあ(長距離の客来い!)って期待するのはわかるよなあ。でも俺そういう運ちゃんに当たって「~まで」って言って返事しないと椅子蹴るもんね」
お前さあ、いつまで喋ってんの?
そろそろゴールデン街も動き出す頃だから、河岸変えるか?
俺は独りで呑むのも好きなんだよなあ…。
お前ホテル帰って今日のまとめでもした方がいいんじゃない?
えっ?予約してない?!朝まで呑む?
マ~ジ…。
あっCメール。
<25時過ぎに合流する>………最低………。
誰かお願いだからこいつらに、ヒートポリシーを適用してくれ。
2007.2.25
Shinjuku3
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03/08 18:53
09
Scene 156 [Keep Us Happy!]
語るに落ちる、言葉なんていらない夜がある。
パーパーパーパーくだらないジョークを飛ばしてる中でふとこぼれ落ちる言葉がある。
三軒目のバーのカウンター。
奴がポケットの中からくしゃくしゃの紙を取り出す。
俺は与太話を続けながら、サインして返す。
何の紙だかはここじゃ言わない。
何年前だったか、確かクリスマス前後の夕暮れ。
独りでジョン・レノン・ミュージアムに行って、最後のFINAL ROOMで涙がにじんだ後、出口を出たところで奴からメール。
その時の目の前のブルーのイルミネーションを今でも思い出す。
翌日小便横丁の寿司屋で落ち合った。
「大変だったね」
それだけで俺等はいつも通り呑んだ。
テニス好きの親父さんは、寿司を握りながらやたら気遣ってくれたっけ。
二丁目で呑んで終電で帰ろうと、靖国通りと明治通りの交差点を渡っている時に、奴の彼女に携帯を鳴らされたこともあった。
奴と喧嘩して独り途方にくれてるとのことで、靖国通りを駆けて迎えに行って、二軒目に向かった俺の仲間と合流して朝まで呑んだ。
おまけに締めのラーメン屋で喧嘩もしたな。
そこで一番やり合った女と忘れ物の受渡しか何かで、その晩奴も一緒に3人で飯喰ったって聞いた時は呆れたよ。
ゴールデン街で3人で呑んだ回数は数えるのもバカらしい。
初めて連れてってやったのはいつだっけ?
今度3人で呑む夜は忘れられない夜になるかな。
“くるみ”でも聴きながら乾杯しよう。
勿論KAIヴァージョンな。
当然奢れよ。
俺のポケットには穴があいてて、宵越しの金なんか持ってたことがないんだしよ。
とにかく良かった。
おめでとう。
I need a love to keep me happy!Keith Richards
2007.2.27
Nishishinjuku2
パーパーパーパーくだらないジョークを飛ばしてる中でふとこぼれ落ちる言葉がある。
三軒目のバーのカウンター。
奴がポケットの中からくしゃくしゃの紙を取り出す。
俺は与太話を続けながら、サインして返す。
何の紙だかはここじゃ言わない。
何年前だったか、確かクリスマス前後の夕暮れ。
独りでジョン・レノン・ミュージアムに行って、最後のFINAL ROOMで涙がにじんだ後、出口を出たところで奴からメール。
その時の目の前のブルーのイルミネーションを今でも思い出す。
翌日小便横丁の寿司屋で落ち合った。
「大変だったね」
それだけで俺等はいつも通り呑んだ。
テニス好きの親父さんは、寿司を握りながらやたら気遣ってくれたっけ。
二丁目で呑んで終電で帰ろうと、靖国通りと明治通りの交差点を渡っている時に、奴の彼女に携帯を鳴らされたこともあった。
奴と喧嘩して独り途方にくれてるとのことで、靖国通りを駆けて迎えに行って、二軒目に向かった俺の仲間と合流して朝まで呑んだ。
おまけに締めのラーメン屋で喧嘩もしたな。
そこで一番やり合った女と忘れ物の受渡しか何かで、その晩奴も一緒に3人で飯喰ったって聞いた時は呆れたよ。
ゴールデン街で3人で呑んだ回数は数えるのもバカらしい。
初めて連れてってやったのはいつだっけ?
今度3人で呑む夜は忘れられない夜になるかな。
“くるみ”でも聴きながら乾杯しよう。
勿論KAIヴァージョンな。
当然奢れよ。
俺のポケットには穴があいてて、宵越しの金なんか持ってたことがないんだしよ。
とにかく良かった。
おめでとう。
I need a love to keep me happy!Keith Richards
2007.2.27
Nishishinjuku2
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03/01 19:55
10
Scene 155 [肴]
(腹減ったなあ…まあ生きてりゃじき朝飯かあ…)
相変わらずの与太話を肴に呑んで、口にしたのはお通しの大根ステーキ位。
いつもはそれで腹も減らずに帰るんだが、与太話がたまに行く辺りの蕎麦屋の話だったからか、職安通り迄の間にACBの斜め前の二郎のラーメン、西武新宿前の北京の揚げ焼き餃子が俺を誘いやがる。
河岸を変えりゃあ又呑み直したくなっちまうからな、我慢我慢。
今夜の与太話は面白かった。
受けたのは明治神宮に初詣に行った時の話。
そいつの会社は、毎年仕事始めは良くあるパターンで皆で明治神宮に行くんだが、ちゃんと本殿に上がって参拝するらしい。
「えっ?!何々?!じゃあ皆がお賽銭を投げ込むでっかいプールの向こうに行く訳?」「ええ。そこから廊下を通って地下に降りて行くんです」「じゃあ寒いでしょ?」「いやっ、それが暖かくて眠りそうになるんですよ」「冷暖房完備?」「って言うか、エアコンとかストーブとかじゃなくて畳が暖かいんですよね」「それは入れ替わり立ち代り参拝客が来て、ずっと誰かが座っているってこと?」「そんなんじゃなくてあれは絶対床暖ですよ!」「ま~じ!明治神宮で床暖!?」「本当ですって!だってずっと同じ温度で暖かいですもん!」「嘘だよ~」「いやっ!絶対本当ですって!」「そうかなあ~」………。
そんな話をしてたら深大寺で昼酒を呑んで来たって奴が、「あそこの蕎麦屋はつまみ美味いし、蕎麦は美味いし量もあるし安いしで、最高っす!近いなら行ってみて下さいよ!」「そっかあ、じゃあ行ってみるよ」なんて調子に乗ったから、店を出た後腹が減っちまったんだな。
話を聞くと、俺は深大寺なら武蔵境側から入った辺りの蕎麦屋に入るんだけど、そこは三鷹側から入ってすぐの所。
早速、翌日蕎麦好きのガキ共を連れて宿酔いのまま昼飯を喰いに行った。
車の中で寝ちまって「着いたよ!」と店の駐車場で起こされ、店の入口を見ると数十人並んでる。
(うわっ!止めようかな)とも考えたが、「時間見越して戻って来れば順番迄並ばなくてもいい」って言うんで、隣の水生植物園を散歩。
順路に従って歩いて行くと、深大寺城跡とあり、坂道を登り切ると芝生広場で柵の向うににはテニスコート。
(あっ!)と、そこがガキの頃に良く試合しに来てた名門クラブだと気付く。
フェンス越しに見た久々のそのクラブは、ガキの頃は前後左右コートだらけって感じだったのにどう数えても5、6面しかない。
コートに面した南側は宅地販売をしている。
肌寒い曇天の空模様がそのまま俺の気分に重なって来た。
一瞬、(でも東京で6面あるって凄いことだし…)と考えるが、頭を振って振り払う。
何でも金と数字に置き換えちゃいけない。
でも日本じゃやっぱりスポーツは、テニスコートどころじゃない広さのグラウンドをいつでもタダで使える学校スポーツがメインってことか…。
いかんいかん、こんなこと言うと又それをいい肴に絡んで来る奴がいるからな。
「オレハオヤガイシャモナイシヒモツキデモナイケドセカイニツウジルセンシュヲソダテルンダヨ!」
さて蕎麦だ。
店に入るとおばちゃん、お姉ちゃん達が暖かくもてなしてくれて気分がいい。
俺は天ぷらで呑んで、ガキは大盛りの蕎麦を音をたてて喰ってる。
蕎麦屋ってのはこうでなきゃな。
江戸時代は皆酒を呑みに来て話し込んでた場所なんだからさ。
何でも順位をつけて、何でもマニアックにじゃ疲れちまうよ。
でもこれを自分がちょっとかじってる事に当てはめると…。
店を出て植物園入口を挟んだ向うを見ると、さっき見たクラブへの入口の坂道だった。
2007.2.17
30m Street
相変わらずの与太話を肴に呑んで、口にしたのはお通しの大根ステーキ位。
いつもはそれで腹も減らずに帰るんだが、与太話がたまに行く辺りの蕎麦屋の話だったからか、職安通り迄の間にACBの斜め前の二郎のラーメン、西武新宿前の北京の揚げ焼き餃子が俺を誘いやがる。
河岸を変えりゃあ又呑み直したくなっちまうからな、我慢我慢。
今夜の与太話は面白かった。
受けたのは明治神宮に初詣に行った時の話。
そいつの会社は、毎年仕事始めは良くあるパターンで皆で明治神宮に行くんだが、ちゃんと本殿に上がって参拝するらしい。
「えっ?!何々?!じゃあ皆がお賽銭を投げ込むでっかいプールの向こうに行く訳?」「ええ。そこから廊下を通って地下に降りて行くんです」「じゃあ寒いでしょ?」「いやっ、それが暖かくて眠りそうになるんですよ」「冷暖房完備?」「って言うか、エアコンとかストーブとかじゃなくて畳が暖かいんですよね」「それは入れ替わり立ち代り参拝客が来て、ずっと誰かが座っているってこと?」「そんなんじゃなくてあれは絶対床暖ですよ!」「ま~じ!明治神宮で床暖!?」「本当ですって!だってずっと同じ温度で暖かいですもん!」「嘘だよ~」「いやっ!絶対本当ですって!」「そうかなあ~」………。
そんな話をしてたら深大寺で昼酒を呑んで来たって奴が、「あそこの蕎麦屋はつまみ美味いし、蕎麦は美味いし量もあるし安いしで、最高っす!近いなら行ってみて下さいよ!」「そっかあ、じゃあ行ってみるよ」なんて調子に乗ったから、店を出た後腹が減っちまったんだな。
話を聞くと、俺は深大寺なら武蔵境側から入った辺りの蕎麦屋に入るんだけど、そこは三鷹側から入ってすぐの所。
早速、翌日蕎麦好きのガキ共を連れて宿酔いのまま昼飯を喰いに行った。
車の中で寝ちまって「着いたよ!」と店の駐車場で起こされ、店の入口を見ると数十人並んでる。
(うわっ!止めようかな)とも考えたが、「時間見越して戻って来れば順番迄並ばなくてもいい」って言うんで、隣の水生植物園を散歩。
順路に従って歩いて行くと、深大寺城跡とあり、坂道を登り切ると芝生広場で柵の向うににはテニスコート。
(あっ!)と、そこがガキの頃に良く試合しに来てた名門クラブだと気付く。
フェンス越しに見た久々のそのクラブは、ガキの頃は前後左右コートだらけって感じだったのにどう数えても5、6面しかない。
コートに面した南側は宅地販売をしている。
肌寒い曇天の空模様がそのまま俺の気分に重なって来た。
一瞬、(でも東京で6面あるって凄いことだし…)と考えるが、頭を振って振り払う。
何でも金と数字に置き換えちゃいけない。
でも日本じゃやっぱりスポーツは、テニスコートどころじゃない広さのグラウンドをいつでもタダで使える学校スポーツがメインってことか…。
いかんいかん、こんなこと言うと又それをいい肴に絡んで来る奴がいるからな。
「オレハオヤガイシャモナイシヒモツキデモナイケドセカイニツウジルセンシュヲソダテルンダヨ!」
さて蕎麦だ。
店に入るとおばちゃん、お姉ちゃん達が暖かくもてなしてくれて気分がいい。
俺は天ぷらで呑んで、ガキは大盛りの蕎麦を音をたてて喰ってる。
蕎麦屋ってのはこうでなきゃな。
江戸時代は皆酒を呑みに来て話し込んでた場所なんだからさ。
何でも順位をつけて、何でもマニアックにじゃ疲れちまうよ。
でもこれを自分がちょっとかじってる事に当てはめると…。
店を出て植物園入口を挟んだ向うを見ると、さっき見たクラブへの入口の坂道だった。
2007.2.17
30m Street
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02/22 19:56
レックテニススクールニュース
2008/11/17
高島平インドアSTAFFが【全日本グラスコートベテラン選手権】で優勝しました。
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2008/11/09
【相模原市テニス協会指導者研修合宿】の講師を担当しました。
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2008/10/26
TOPページに【レックステニスクール:コンテンツ最新記事】を追加しました。
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2008/10/21
スタッフ・ラケット試打会を開催しました。
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2008/10/20
テニス動画:Vol.8 『日本最北端でボレーボレー』をUPしました。
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