[Another Side of Tennis] 坂東海
新宿ゴールデン街バーの片隅のテニスと音楽の与太話です。
01
Scene 290 [通り過ぎる夏]
「終った事を気にしてると長生き出来ないよ!」
ガキが笑いながら冷やかして来て、娘も家人も笑いながら相槌を打つ。
軽井沢の友人別荘。
苔のむす庭でのBBQ。
友人とはジュニアテニスチームの後輩の元女子ツアー選手。
「これね、ルーマニアのドンペリ」
と、旦那がスパークリングワインをついでくれる。
奴は陽気なフランス人。
シャンパンの輸入もしていて当然ワインには詳しい。
ルーマニアのドンペリ、これが値段を聞いてビックリ。
安い。
「1,500円も出せば十分美味しいワインが手に入るよ」
確かに美味かった。
ナスターゼも呑んでるのかな。
「明日何してるの?」
「ホテルのコートでテニス」
「じゃあ明日も家来なよ。横のコート取ってあるから」
翌日手入れの行き届いたクレーコートで約3時間。
たっぷり楽しんで又庭でのハンバーガー会。
その後は「高校卒業後は自立しなければいけない」という家訓の為に、ここを通りがかった車相手に1台500円で洗車のアルバイトをしているという、奴の娘2人に当然洗車をオーダー。
そこでやっちゃったんだよな、車の入替えの時に。
軽井沢特有の低い溶岩の石垣でバンパーを。
それを受けての冒頭のガキの台詞。
お前に"Daddy you're a fool to cry"って言われるなんてなあ。
Thank You!
翌日帰る前に旧軽を流していたら奴からメール。
<忘れ物してるよ!>
又しても奴の別荘へ。
子供達は車から飛び出して庭を走って行く。
近付いて来た奴と小さな声でさっき知った事を伝える。
「N先生が今朝倒れてやばいらしい」
「えっ?!」
「何かわかったら又連絡する」
奴の娘達とウチのガキ共が大声で叫んでる。
「渋滞してるからご飯食べて行きなよ!」
「そうだよ!食べて行こうよ!」
流石に今日はと遠慮して車を出したら電話が鳴った。
「渋滞ひどくなってるみたいだよ!」と可愛い声。
南軽井沢の交差点の表示は確かに渋滞が伸びてる。
「OK。じゃあお世話になるよ。ピザでも買ってく」
「本当!トロピカル買って来てね!」
渋滞も終った高速を飛ばして24時半に帰京。
"君がくれた夏の記憶 ひとつふたつ閉じる前に いちどやさしー雨の朝に
ぬれに行こう 目さます前に 通り過ぎる夏"(通り過ぎる夏/O.P.KING)
ガキが笑いながら冷やかして来て、娘も家人も笑いながら相槌を打つ。
軽井沢の友人別荘。
苔のむす庭でのBBQ。
友人とはジュニアテニスチームの後輩の元女子ツアー選手。
「これね、ルーマニアのドンペリ」
と、旦那がスパークリングワインをついでくれる。
奴は陽気なフランス人。
シャンパンの輸入もしていて当然ワインには詳しい。
ルーマニアのドンペリ、これが値段を聞いてビックリ。
安い。
「1,500円も出せば十分美味しいワインが手に入るよ」
確かに美味かった。
ナスターゼも呑んでるのかな。
「明日何してるの?」
「ホテルのコートでテニス」
「じゃあ明日も家来なよ。横のコート取ってあるから」
翌日手入れの行き届いたクレーコートで約3時間。
たっぷり楽しんで又庭でのハンバーガー会。
その後は「高校卒業後は自立しなければいけない」という家訓の為に、ここを通りがかった車相手に1台500円で洗車のアルバイトをしているという、奴の娘2人に当然洗車をオーダー。
そこでやっちゃったんだよな、車の入替えの時に。
軽井沢特有の低い溶岩の石垣でバンパーを。
それを受けての冒頭のガキの台詞。
お前に"Daddy you're a fool to cry"って言われるなんてなあ。
Thank You!
翌日帰る前に旧軽を流していたら奴からメール。
<忘れ物してるよ!>
又しても奴の別荘へ。
子供達は車から飛び出して庭を走って行く。
近付いて来た奴と小さな声でさっき知った事を伝える。
「N先生が今朝倒れてやばいらしい」
「えっ?!」
「何かわかったら又連絡する」
奴の娘達とウチのガキ共が大声で叫んでる。
「渋滞してるからご飯食べて行きなよ!」
「そうだよ!食べて行こうよ!」
流石に今日はと遠慮して車を出したら電話が鳴った。
「渋滞ひどくなってるみたいだよ!」と可愛い声。
南軽井沢の交差点の表示は確かに渋滞が伸びてる。
「OK。じゃあお世話になるよ。ピザでも買ってく」
「本当!トロピカル買って来てね!」
渋滞も終った高速を飛ばして24時半に帰京。
"君がくれた夏の記憶 ひとつふたつ閉じる前に いちどやさしー雨の朝に
ぬれに行こう 目さます前に 通り過ぎる夏"(通り過ぎる夏/O.P.KING)
カテゴリー:STONES
08/25 20:14
02
Scene 289 [I GET REQUESTS]
「高校の頃憧れてました。10年位前にはここで挨拶させてもらって」
お世辞とわかっていても褒められたり持ち上げられるのは照れる。
「その時俺すげえ嫌な奴だったでしょ?!」
と話の腰を折るのが精一杯。
山中湖のテニス民宿発祥の宿。
母校の中学校の合宿のヘルプに来た。
と言っても東京を出たのが夜8時過ぎだったらから、初日の呑みから参加。
勿論現役の姿はない。
コーチ役のOB達と定年退職したばかりの元顧問に、名誉OBとでも呼べそうな宿主。
今時の部活事情に学校事情とトッポジージョ。
そこに他校のチームが加わって来ての冒頭の会話。
彼と一緒に来てる現役女子選手も入って来て更にコアなテニス裏事情話。
44度の泡盛を開けきる前にお開き。
翌朝のランニング。
「集合」の声に集まって来る連中からはズッタラズリズリと靴を引き摺る音。
ラケットはだらしなく下を向いてブランブランしてる。
とてもじゃないがテニス部員の歩き方じゃあない。
コーチ達からは限られた時間を惜しんで、何とかしてあげたいという気持ちがありありと伝わって来るが、部員達からは「強くなりたい」「上手くなりたい」という気持ちは感じられず、「返事は!」と言われなければ返事もない。
当然コーチへの質問も要求もない。
自我が目覚めだす頃に感じる照隠しの感情が、ポーズからそのまま無関心、無気力、無責任として定着してしまうってのは良くある話だ。
そこのステップの途中で力をつけたり、小さな事でも達成感を味わえればそうはならないんだが、集団の悪循環が加わってしまうと事は厄介なんだよな。
救いはこれ又良くある話だが、一人一人個別に接すると“いい奴”がいるってこと。
コアな存在になれる者を一人でも増えて行けばいいのだが。
山中湖を夕方前に出る時の温度は24度。
湿気もなく車のエアコンは入らない。
それが上野原辺りから熱気を醸しだし、府中で降りたら夕方なのに32度+湿気。
そんな東京で数日後、エアコンの調子が悪い馴染みのバーへ。
エアコンは何とか31度キープしていて、時折「プシューッ」って音をたてて止まり、マスターがリモコンを「ピピッ」と押しての繰り返し。
「電気製品って気持ちが通じるからね!」
まあ座って酒を呑んでる分には十分だ。
今日発売のCDを聴く。
1曲目が流れ出し、二人で「うわっ、これ凄いね」と聞き入る。
“I GET REQUESTS〜Sion With Bun Matsuda〜”
ファンからのリクエストの上位10曲をアコギで録り直したアルバム。
1位から10位迄の順位そのままというのが信じられないいい曲順。
「独りで聴いたら泣いちゃうよな」とマスター。
3曲目が終わり4曲目に入った時、目の奥に涙が滲んだけど、それは黙っていた。
“I GET REQUESTS”
リクエストされる嬉しさ、昂り、誇り。
あの中坊達もいつかリクエストされる時が来るんだろう。
その前にくだらない自己主張じゃなくて、自分を高める為のリクエストが出来る様にならないとな。
4曲目の最後で常連が入って来た。
彼はバンドでギターを弾いてるが、SIONって感じではない。
(もうちょっと聴いていたかったな)という気持ちをマスターからも感じつつ、「暑いよねえ」と与太話がスタートした。
右耳でしゃがれ声を聴きながら、左耳を相手に向け、手を叩いて馬鹿笑いをしているうちにCDは終って、柳ジョージ&レイニーウッドの1981年の武道館ライヴがかかった。
そう、これも人生、これが人生。
2010.8.4
Shinjuku3
お世辞とわかっていても褒められたり持ち上げられるのは照れる。
「その時俺すげえ嫌な奴だったでしょ?!」
と話の腰を折るのが精一杯。
山中湖のテニス民宿発祥の宿。
母校の中学校の合宿のヘルプに来た。
と言っても東京を出たのが夜8時過ぎだったらから、初日の呑みから参加。
勿論現役の姿はない。
コーチ役のOB達と定年退職したばかりの元顧問に、名誉OBとでも呼べそうな宿主。
今時の部活事情に学校事情とトッポジージョ。
そこに他校のチームが加わって来ての冒頭の会話。
彼と一緒に来てる現役女子選手も入って来て更にコアなテニス裏事情話。
44度の泡盛を開けきる前にお開き。
翌朝のランニング。
「集合」の声に集まって来る連中からはズッタラズリズリと靴を引き摺る音。
ラケットはだらしなく下を向いてブランブランしてる。
とてもじゃないがテニス部員の歩き方じゃあない。
コーチ達からは限られた時間を惜しんで、何とかしてあげたいという気持ちがありありと伝わって来るが、部員達からは「強くなりたい」「上手くなりたい」という気持ちは感じられず、「返事は!」と言われなければ返事もない。
当然コーチへの質問も要求もない。
自我が目覚めだす頃に感じる照隠しの感情が、ポーズからそのまま無関心、無気力、無責任として定着してしまうってのは良くある話だ。
そこのステップの途中で力をつけたり、小さな事でも達成感を味わえればそうはならないんだが、集団の悪循環が加わってしまうと事は厄介なんだよな。
救いはこれ又良くある話だが、一人一人個別に接すると“いい奴”がいるってこと。
コアな存在になれる者を一人でも増えて行けばいいのだが。
山中湖を夕方前に出る時の温度は24度。
湿気もなく車のエアコンは入らない。
それが上野原辺りから熱気を醸しだし、府中で降りたら夕方なのに32度+湿気。
そんな東京で数日後、エアコンの調子が悪い馴染みのバーへ。
エアコンは何とか31度キープしていて、時折「プシューッ」って音をたてて止まり、マスターがリモコンを「ピピッ」と押しての繰り返し。
「電気製品って気持ちが通じるからね!」
まあ座って酒を呑んでる分には十分だ。
今日発売のCDを聴く。
1曲目が流れ出し、二人で「うわっ、これ凄いね」と聞き入る。
“I GET REQUESTS〜Sion With Bun Matsuda〜”
ファンからのリクエストの上位10曲をアコギで録り直したアルバム。
1位から10位迄の順位そのままというのが信じられないいい曲順。
「独りで聴いたら泣いちゃうよな」とマスター。
3曲目が終わり4曲目に入った時、目の奥に涙が滲んだけど、それは黙っていた。
“I GET REQUESTS”
リクエストされる嬉しさ、昂り、誇り。
あの中坊達もいつかリクエストされる時が来るんだろう。
その前にくだらない自己主張じゃなくて、自分を高める為のリクエストが出来る様にならないとな。
4曲目の最後で常連が入って来た。
彼はバンドでギターを弾いてるが、SIONって感じではない。
(もうちょっと聴いていたかったな)という気持ちをマスターからも感じつつ、「暑いよねえ」と与太話がスタートした。
右耳でしゃがれ声を聴きながら、左耳を相手に向け、手を叩いて馬鹿笑いをしているうちにCDは終って、柳ジョージ&レイニーウッドの1981年の武道館ライヴがかかった。
そう、これも人生、これが人生。
2010.8.4
Shinjuku3
カテゴリー:SION
08/10 08:37
03
Scene 288 [底辺×高さ÷2]
暑い。
とにかく暑い。
毎年言ってるんだろうけど暑い。
昨夕都下から埼玉に向かい、陽が落ち始めた埼玉で車のインパネの温度計が37度から39度に上がった時はビックリした。
このクソアツイ中、テニスしている友人、知人から頻繁にメールが来る。
「焦げました!」「ビールが美味いっす!」「呑みに連れてって下さい!」
こんな言葉がイントロかアウトロに必ず入ってる。
中身は勿論千差万別。
季節がら関東ジュニアや、部活合宿に絡んだものばかりだけど。
そんな中、テニスコーチ達の熱意に相変わらず感服したりもしてる。
レッスンの合間に、熱の塊になってコートから戻って来て、「お疲れ様です!」と水分を補充して又コートに戻って行くのを見てると、コーラの一杯位は奢らざるをえない。
仕事だから当たり前だし、インサイダーの俺の言葉じゃ贔屓目に聞こえるかもしれないが、やっぱり奴等は大したもんだ。
そんな姿を目の当たりにした夜。
家族と手作り餃子と黒ラベルした後、ふと思ってる。
どんなスポーツでも「裾野を広げて三角形の頂点を高くする」と、普及と強化の関係を語っているけど、野球やサッカーでは明らかに小学生辺りを対象とした普及で、テニスではそこが明確でない気が凄いする。
自分達が愛して信じているスポーツを多くの人達に楽しんでほしいと考えるのは正しい。
でも最後に大事なモノは数じゃあない。
今度汗をしたたらせてレッスンから戻って来たあいつらに、ちょっとイジワルな質問をしてみよう。
それまで質問内容は秘密。
2010.7.25
Tenjincho
とにかく暑い。
毎年言ってるんだろうけど暑い。
昨夕都下から埼玉に向かい、陽が落ち始めた埼玉で車のインパネの温度計が37度から39度に上がった時はビックリした。
このクソアツイ中、テニスしている友人、知人から頻繁にメールが来る。
「焦げました!」「ビールが美味いっす!」「呑みに連れてって下さい!」
こんな言葉がイントロかアウトロに必ず入ってる。
中身は勿論千差万別。
季節がら関東ジュニアや、部活合宿に絡んだものばかりだけど。
そんな中、テニスコーチ達の熱意に相変わらず感服したりもしてる。
レッスンの合間に、熱の塊になってコートから戻って来て、「お疲れ様です!」と水分を補充して又コートに戻って行くのを見てると、コーラの一杯位は奢らざるをえない。
仕事だから当たり前だし、インサイダーの俺の言葉じゃ贔屓目に聞こえるかもしれないが、やっぱり奴等は大したもんだ。
そんな姿を目の当たりにした夜。
家族と手作り餃子と黒ラベルした後、ふと思ってる。
どんなスポーツでも「裾野を広げて三角形の頂点を高くする」と、普及と強化の関係を語っているけど、野球やサッカーでは明らかに小学生辺りを対象とした普及で、テニスではそこが明確でない気が凄いする。
自分達が愛して信じているスポーツを多くの人達に楽しんでほしいと考えるのは正しい。
でも最後に大事なモノは数じゃあない。
今度汗をしたたらせてレッスンから戻って来たあいつらに、ちょっとイジワルな質問をしてみよう。
それまで質問内容は秘密。
2010.7.25
Tenjincho
カテゴリー:Tennis
07/25 23:18
04
Scene 287 [Maggie's Farm]
夕刊一面のカラー写真を見て瞬間的に、(ウソだろ?そんな訳ない!)と記事を読み、ウソじゃなかった事にガッカリした。
ウルグアイvsガーナ戦。
ゴール前でのハンドの決定的写真。
ハンドした選手はゴールキーパーが両手でしっかりセーブする様にボールを止めている。
それだけでなくもう一人の選手もPKに飛びつくキーパーの様に左手を高く差し出している。
まるでゴールキーパーが二人並んでプレーしていたみたいだ。
サッカーは遊びでしかやった事がないから、サッカー界故のダーティーな部分は全く知らない。
テニスの練習試合で、ボールを拾いに行く時間を省く為に明らかにアウトのボールをノーバウンドで「アウト!」と止める事があるが、それを公式試合のセルフジャッジで
明らかに入っているボールをノーバウンドで「アウト!」と止める感じなのか。
勿論それは失点になるが、それどころの酷さじゃやない気がする。
「ワールドカップ史上最高のセーブだと思う。退場する価値はあった」
寅さんだったら、「それを言っちゃあ、おしめえよ」と言ったことだろう。
まあ、これを差し引いても十分楽しませてもらっているのだが。
ウィンブルドンは開幕から微妙な揺れを見せながら終盤に入って行った。
オープニングの錦織圭選手とラファエル・ナダル選手の対決。
フレンチの時のクルム伊達公子選手とディナラ・サフィーナ選手の時の様な確信はなかったものの、ドローを見た時に(おおっ!もしかしたらやってくれるんじゃ……)と感じさせてくれた錦織選手の華。
やはり(やってくれそうだな)と感じさせていたノバク・ジョコビッチ選手の敗退と、ナダル選手の磐石さを演出してしまったアンディ・マレー選手の敗退。
見る角度で変わるいろんなコントラストがいろんな想いを生む。
マスコミは又勝手に、「フェデラー時代の終り」だの「ナダル時代の到来」だの、相変わらずテメエらの文責なしの無様なエレベーター現象。
2年前に同じ事を書き立てられた二人は気にもしないだろうが、“大衆”は見事にこの煽りに乗っちまうんだろう。
アメリカのニューポートって知ってるかな。
ロック・ファンならすぐに、「あ?、ニューポート・フォーク・フェスティバルね」という場所。
1975年の7月25日、ボブ・ディランがアコースティックギターでなく初めてエレキギターを抱えてステージに立ち、“マギーのところじゃもう働くもんか!”とフェンダーのストラトをかき鳴らして、「本当のロックが生まれた」と言われたイベントの開催場所。
そこでウィンブルドンが閉幕した翌日から始まった「Cambell’s Hall of Fame Tennis Championships」。
全米オープンの前身である大会らしく、サーフェスは芝。
1回戦で添田豪選手が第8シードのテーラー・デント選手にフルセットで勝利。
2回戦で惜しくも敗退してしまったが、何かとてもワクワクさせられた。
さっ、もうすぐ梅雨明けだ。
2010.7.10
Chofu
ウルグアイvsガーナ戦。
ゴール前でのハンドの決定的写真。
ハンドした選手はゴールキーパーが両手でしっかりセーブする様にボールを止めている。
それだけでなくもう一人の選手もPKに飛びつくキーパーの様に左手を高く差し出している。
まるでゴールキーパーが二人並んでプレーしていたみたいだ。
サッカーは遊びでしかやった事がないから、サッカー界故のダーティーな部分は全く知らない。
テニスの練習試合で、ボールを拾いに行く時間を省く為に明らかにアウトのボールをノーバウンドで「アウト!」と止める事があるが、それを公式試合のセルフジャッジで
明らかに入っているボールをノーバウンドで「アウト!」と止める感じなのか。
勿論それは失点になるが、それどころの酷さじゃやない気がする。
「ワールドカップ史上最高のセーブだと思う。退場する価値はあった」
寅さんだったら、「それを言っちゃあ、おしめえよ」と言ったことだろう。
まあ、これを差し引いても十分楽しませてもらっているのだが。
ウィンブルドンは開幕から微妙な揺れを見せながら終盤に入って行った。
オープニングの錦織圭選手とラファエル・ナダル選手の対決。
フレンチの時のクルム伊達公子選手とディナラ・サフィーナ選手の時の様な確信はなかったものの、ドローを見た時に(おおっ!もしかしたらやってくれるんじゃ……)と感じさせてくれた錦織選手の華。
やはり(やってくれそうだな)と感じさせていたノバク・ジョコビッチ選手の敗退と、ナダル選手の磐石さを演出してしまったアンディ・マレー選手の敗退。
見る角度で変わるいろんなコントラストがいろんな想いを生む。
マスコミは又勝手に、「フェデラー時代の終り」だの「ナダル時代の到来」だの、相変わらずテメエらの文責なしの無様なエレベーター現象。
2年前に同じ事を書き立てられた二人は気にもしないだろうが、“大衆”は見事にこの煽りに乗っちまうんだろう。
アメリカのニューポートって知ってるかな。
ロック・ファンならすぐに、「あ?、ニューポート・フォーク・フェスティバルね」という場所。
1975年の7月25日、ボブ・ディランがアコースティックギターでなく初めてエレキギターを抱えてステージに立ち、“マギーのところじゃもう働くもんか!”とフェンダーのストラトをかき鳴らして、「本当のロックが生まれた」と言われたイベントの開催場所。
そこでウィンブルドンが閉幕した翌日から始まった「Cambell’s Hall of Fame Tennis Championships」。
全米オープンの前身である大会らしく、サーフェスは芝。
1回戦で添田豪選手が第8シードのテーラー・デント選手にフルセットで勝利。
2回戦で惜しくも敗退してしまったが、何かとてもワクワクさせられた。
さっ、もうすぐ梅雨明けだ。
2010.7.10
Chofu
カテゴリー:DYLAN
07/10 23:25
05
Scene 286 [Ragged Glory]
「玄関の門開けて壁打ちしていい?!」
良くわからないが"いいよ"と適当に返事。
最近は学校から帰って来ると家の塀で壁打ちしているらしい。
先日は2時間打ってたと家人が言ってた。
しばらくしたら"ドン"、"ドン"、"ドン"と家の外壁に何かぶつかる音。
もしや?と外に出てみたら案の定家の壁で壁打ちしてやがった。
「だってお兄ちゃんもやってるよ」
道路の幅の塀での壁打ちに飽き足らず、門を開けて壁を外壁にして距離を伸ばしてたって訳だ。
延々壁が続く豪邸でも、金がかかった鉄筋の家でもなく、木と紙で出来た安普請の家だ。
可愛い奴等とは思いつつも、ボールをスポンジボールに変えて塀で打たせる事にした。
翌朝ウィンブルドン初日の中継を明け方迄観て新聞を取りに出たら、バックパックにバットを突っ込んっだ小学生数人が、市営グラウンドの方へ急いで自転車を漕いで行く。
それに合流する様に坂の上から、右の道からとその仲間達が自転車で走って来るのが見える。
時間は5時半前。
毎朝彼等が朝練していて、登校時間のちょっと前に慌てて家に戻って来るのは良く見てた。
その朝練が5時半からだったとは知らなかった。
毎朝見てるコーチには本当に頭が下がる。
そして毎朝送り出すご家族にも。
"好きこそものの上手なれ"とは良く言ったものだ。
許せる限りの時間を自分が強くなる為、より良いものを作る為に注ぎ込む姿勢は、子供だろうが大人だろうがカッコいい。
行けるところ迄行くことだぜ。
真っ平らな処から小高い丘に登った時の視界の拡がり、更に険しい山を登った時の視界の開け。
そうやって得た価値観、そこで背負った責任感は、その場の達成感だけでなく、裏打ちされた自信と気のおけない素敵な仲間をもたらす。
"仕事をしながら歌うのはいい、それは労働に感激を与える。
だが歌うことを仕事とするな、靴の底が鉛のように重くなる"
この諺を読んで、10代後半でトップに登り詰めバーンアウトしたアスリートを思い浮かべる人もいるだろう。
あんなに好きだったテニスが単なる喰う手段になっている自分自身に気付いて、愕然としている人もいるかもしれない。
テニスコーチなら一回は、「いいね、好きなテニスが仕事で」と言われたり、何かで弱音を吐けば、「好きな事を仕事にしているんだからそれ位のこと当たり前だよ」と叱咤されたことがあるはずだ。
どっちもその通りで、正しくそれがテニスで生きて行くということだ。
おそらく、"好きなテニスを仕事にしたことで靴の底が鉛のように重くなる"のは、許せる限りの時間をテニスコートで過ごせなくなった者で、そういう奴等は無理せず他の道を行けばいい。
俺の周りのイカした連中は、目一杯テニスして「"仕事をしながらテニスするのはいい、
それは労働に感激を与える。だがテニスを仕事とするな、靴の底が鉛のように重くなる"だってよ!全くだ!」
って軽口叩いて、又コートに出て行くよ。
今いる場所を平坦と感じるのも、ちょっとした丘と感じるのも、断崖絶壁と感じるのも、そしてそれらの場所を物足りないと感じるのも、ツライと感じるのも全てテメエの生き様次第だ。
2010.6.21
Country Home
良くわからないが"いいよ"と適当に返事。
最近は学校から帰って来ると家の塀で壁打ちしているらしい。
先日は2時間打ってたと家人が言ってた。
しばらくしたら"ドン"、"ドン"、"ドン"と家の外壁に何かぶつかる音。
もしや?と外に出てみたら案の定家の壁で壁打ちしてやがった。
「だってお兄ちゃんもやってるよ」
道路の幅の塀での壁打ちに飽き足らず、門を開けて壁を外壁にして距離を伸ばしてたって訳だ。
延々壁が続く豪邸でも、金がかかった鉄筋の家でもなく、木と紙で出来た安普請の家だ。
可愛い奴等とは思いつつも、ボールをスポンジボールに変えて塀で打たせる事にした。
翌朝ウィンブルドン初日の中継を明け方迄観て新聞を取りに出たら、バックパックにバットを突っ込んっだ小学生数人が、市営グラウンドの方へ急いで自転車を漕いで行く。
それに合流する様に坂の上から、右の道からとその仲間達が自転車で走って来るのが見える。
時間は5時半前。
毎朝彼等が朝練していて、登校時間のちょっと前に慌てて家に戻って来るのは良く見てた。
その朝練が5時半からだったとは知らなかった。
毎朝見てるコーチには本当に頭が下がる。
そして毎朝送り出すご家族にも。
"好きこそものの上手なれ"とは良く言ったものだ。
許せる限りの時間を自分が強くなる為、より良いものを作る為に注ぎ込む姿勢は、子供だろうが大人だろうがカッコいい。
行けるところ迄行くことだぜ。
真っ平らな処から小高い丘に登った時の視界の拡がり、更に険しい山を登った時の視界の開け。
そうやって得た価値観、そこで背負った責任感は、その場の達成感だけでなく、裏打ちされた自信と気のおけない素敵な仲間をもたらす。
"仕事をしながら歌うのはいい、それは労働に感激を与える。
だが歌うことを仕事とするな、靴の底が鉛のように重くなる"
この諺を読んで、10代後半でトップに登り詰めバーンアウトしたアスリートを思い浮かべる人もいるだろう。
あんなに好きだったテニスが単なる喰う手段になっている自分自身に気付いて、愕然としている人もいるかもしれない。
テニスコーチなら一回は、「いいね、好きなテニスが仕事で」と言われたり、何かで弱音を吐けば、「好きな事を仕事にしているんだからそれ位のこと当たり前だよ」と叱咤されたことがあるはずだ。
どっちもその通りで、正しくそれがテニスで生きて行くということだ。
おそらく、"好きなテニスを仕事にしたことで靴の底が鉛のように重くなる"のは、許せる限りの時間をテニスコートで過ごせなくなった者で、そういう奴等は無理せず他の道を行けばいい。
俺の周りのイカした連中は、目一杯テニスして「"仕事をしながらテニスするのはいい、
それは労働に感激を与える。だがテニスを仕事とするな、靴の底が鉛のように重くなる"だってよ!全くだ!」
って軽口叩いて、又コートに出て行くよ。
今いる場所を平坦と感じるのも、ちょっとした丘と感じるのも、断崖絶壁と感じるのも、そしてそれらの場所を物足りないと感じるのも、ツライと感じるのも全てテメエの生き様次第だ。
2010.6.21
Country Home
カテゴリー:Tennis
06/25 11:00
06
Scene 285 [壁打ちボード]
家人が自宅沿線でなくちょっと離れた駅に置いて来た自転車を取りに行ってやる事になり、ガキ共がここ数ヶ月毎朝走ってるのを真似して走ってみた。
娘が途中にあるデカイ公園でテニスが出来る事を期待して、バックパックにラケット2本を突っ込んで自転車で伴走。
いきなり急な坂になる方は避けて走り出したが、なだらかな方でもきつく数百m走った処で歩いてしまう。
身体じゃなくて頑張る気がないからとはわかっているから、気恥ずかしくてすぐに走り出した。
約2.5kmを走って自転車に股がると何か清々しい気分で、更に2.5km離れたこれまたデカイ公園に向かった。
目的は壁打ち。
ここの壁は80m近くあって、ちゃんとネットの高さに白線がひいてある(ちょっと高過ぎるが)。
プレーしている人達は殆どがちゃんとテニスウェアを着てる。
(この人達テニスが好きなんだなあ)とつくづく感じる。
「運動出来るカッコなら何でもいいですよ!」とアナウンスしているテニススクールが多いが、それは阿り過ぎなのかもしれない。
と言う俺のカッコはTシャツに自分で3/4に切ったGパンなんだが。
これはガキの頃、試合の時はテニスウェアで練習の時はTシャツを何枚も着替えてた時の名残で、まあ仕方ない。
2時間以上打ち続けてる娘を見て、(こんな場所が沢山あれば子供達がもっともっとテニスする機会が増えるのに)と考えて、ふと中高の母校に壁打ちボードがあった事を想い出した。
俺等の時は中学生男子、高校生男女が一緒に練習していた。
良くある話で下級生は球拾いばっかりだったけど、毎日朝練したり、早弁しといて昼休みに練習したり、やる気さえあればいくらでも練習出来た。
そしてテニスコートだけでなく壁打ちボートがあったから、独りでも十分ストロークの練習が出来た。
その壁打ちボードで、中間テストだか期末テストだかの期間の朝に練習していた時のこと。
ボードが隣接している体育館の窓から「うるさい!」と高校生に注意された。
格闘技系の部の強面の主将。
無視して打ち続けていたら降りて来て名前を聞かれた。
その日だか、次の日だか俺の一個上の中3の後輩部員が代りにシメに来た。
胸ぐらを掴まれて脅されて、喧嘩が強い訳じゃないんで跳ね返すでもなくふてくされて黙っていたら、相手も引込みがつかず長引いたところに、「やめろよ!相手は下だろ!やめろ!」と高校生が止めに入った。
文化祭で(カッコいいなあ)と憧れていたバンドのボーカルの人だった。
デッカイ体育館が満杯になる位人気があったバンドで、エアロスミスやヴァン・ヘイレンのコピーにオリジナルでのステージは圧巻だった。
彼が在学中に拓郎の作詞作曲でデビューした時は、"You Really Got Me"や"Runnin' with the Devil"を細身のジャンプスーツに包んでセクシャルに歌っていたステージングの差に愕然としたけど。
家に帰って、彼のDUO、SUPER BAD、エージ&テツの後の活動を検索してみたら、YOUTUBEで彼の"永遠"という曲に辿り着いた。
あの時、意地になって胸ぐらを離さなかった奴に向かって、何度も「やめろよ!下だろ!」と言って止めてくれた姿が鮮明に甦る。
彼の名は"高田エージ"。
今も日本全国、街から街へと歌い続ける旅をしている。
2010.6.10
Amanuma Clu
→続きを読む:Scene 285 [壁打ちボード]
娘が途中にあるデカイ公園でテニスが出来る事を期待して、バックパックにラケット2本を突っ込んで自転車で伴走。
いきなり急な坂になる方は避けて走り出したが、なだらかな方でもきつく数百m走った処で歩いてしまう。
身体じゃなくて頑張る気がないからとはわかっているから、気恥ずかしくてすぐに走り出した。
約2.5kmを走って自転車に股がると何か清々しい気分で、更に2.5km離れたこれまたデカイ公園に向かった。
目的は壁打ち。
ここの壁は80m近くあって、ちゃんとネットの高さに白線がひいてある(ちょっと高過ぎるが)。
プレーしている人達は殆どがちゃんとテニスウェアを着てる。
(この人達テニスが好きなんだなあ)とつくづく感じる。
「運動出来るカッコなら何でもいいですよ!」とアナウンスしているテニススクールが多いが、それは阿り過ぎなのかもしれない。
と言う俺のカッコはTシャツに自分で3/4に切ったGパンなんだが。
これはガキの頃、試合の時はテニスウェアで練習の時はTシャツを何枚も着替えてた時の名残で、まあ仕方ない。
2時間以上打ち続けてる娘を見て、(こんな場所が沢山あれば子供達がもっともっとテニスする機会が増えるのに)と考えて、ふと中高の母校に壁打ちボードがあった事を想い出した。
俺等の時は中学生男子、高校生男女が一緒に練習していた。
良くある話で下級生は球拾いばっかりだったけど、毎日朝練したり、早弁しといて昼休みに練習したり、やる気さえあればいくらでも練習出来た。
そしてテニスコートだけでなく壁打ちボートがあったから、独りでも十分ストロークの練習が出来た。
その壁打ちボードで、中間テストだか期末テストだかの期間の朝に練習していた時のこと。
ボードが隣接している体育館の窓から「うるさい!」と高校生に注意された。
格闘技系の部の強面の主将。
無視して打ち続けていたら降りて来て名前を聞かれた。
その日だか、次の日だか俺の一個上の中3の後輩部員が代りにシメに来た。
胸ぐらを掴まれて脅されて、喧嘩が強い訳じゃないんで跳ね返すでもなくふてくされて黙っていたら、相手も引込みがつかず長引いたところに、「やめろよ!相手は下だろ!やめろ!」と高校生が止めに入った。
文化祭で(カッコいいなあ)と憧れていたバンドのボーカルの人だった。
デッカイ体育館が満杯になる位人気があったバンドで、エアロスミスやヴァン・ヘイレンのコピーにオリジナルでのステージは圧巻だった。
彼が在学中に拓郎の作詞作曲でデビューした時は、"You Really Got Me"や"Runnin' with the Devil"を細身のジャンプスーツに包んでセクシャルに歌っていたステージングの差に愕然としたけど。
家に帰って、彼のDUO、SUPER BAD、エージ&テツの後の活動を検索してみたら、YOUTUBEで彼の"永遠"という曲に辿り着いた。
あの時、意地になって胸ぐらを離さなかった奴に向かって、何度も「やめろよ!下だろ!」と言って止めてくれた姿が鮮明に甦る。
彼の名は"高田エージ"。
今も日本全国、街から街へと歌い続ける旅をしている。
2010.6.10
Amanuma Clu
→続きを読む:Scene 285 [壁打ちボード]
カテゴリー:word
06/10 23:13
07
Scene 284 [Mojo Hand]
「観てますか?」
「観てるよ」
「タイブレークのドロップショット2本凄かったですよね」
25時過ぎ。
電話の向うはご機嫌で明らかに酔っ払ってる。
お互い錦織圭選手のフレンチ一回戦の中継を観てるって訳だ。
彼のテニスは、本人の以前の「"いいテニスをする"のと"勝つ"のを天秤にかけるのは難しいですが今日は自分のしたいテニスのほうを選びました」というコメント通り、ちょっとおかしい。
だから、「おっしゃー!ナイスショット!」とただ熱く応援しているのではなく、「あれ?!」とか「ええーっ?」とか楽しく見れるし、矛盾する様だが彼の考えや想いが伝わって来る。
俺がこの試合で「あっ!これ圭来たな!」と感じたのは1stの2-5からの1ゲーム。
後は結構余裕を持って観ていられた。
まあそれが呑み過ぎにつながったんだが。
夜中に唐突に誰かに電話したりかかって来たり、ガキの頃はほぼ毎晩だった。
それもお互いへべれけで26時頃。
そんな頃に下北で呑んでた帰りだったか、Bluesが好きだった悪友の薦めで俺がLightnin' HopkinsのMOJO HANDを買った時のこと。
奴は別れ間際にこう言った。
「今晩電話して来ていいよ!」
今晩って言ってももう明朝も近い時間なんだがとにかく俺等はお互いの家に帰って、俺は部屋に入るなりMOJO HANDをかけた。
うわっ!とすぐに受話器をあげて奴に「スゲエよ!」電話した。
「そうだろ!俺も初めて聴いた時は興奮してダチに電話したんだけど、これ初めて聴くと皆そうなんだよね」
錦織選手の勝利を見届けた後、俺は早速iTunesを立ち上げ久々にMOJO HANDを聴いた。
“I'm goin' to Louisiana, and get me a mojo hand”
タイブレークが終って興奮して、携帯に手を伸ばした奴の姿が目に浮かぶ。
「そりゃあ電話したくもなるよな!」
2010.5.25
iPod RED
「観てるよ」
「タイブレークのドロップショット2本凄かったですよね」
25時過ぎ。
電話の向うはご機嫌で明らかに酔っ払ってる。
お互い錦織圭選手のフレンチ一回戦の中継を観てるって訳だ。
彼のテニスは、本人の以前の「"いいテニスをする"のと"勝つ"のを天秤にかけるのは難しいですが今日は自分のしたいテニスのほうを選びました」というコメント通り、ちょっとおかしい。
だから、「おっしゃー!ナイスショット!」とただ熱く応援しているのではなく、「あれ?!」とか「ええーっ?」とか楽しく見れるし、矛盾する様だが彼の考えや想いが伝わって来る。
俺がこの試合で「あっ!これ圭来たな!」と感じたのは1stの2-5からの1ゲーム。
後は結構余裕を持って観ていられた。
まあそれが呑み過ぎにつながったんだが。
夜中に唐突に誰かに電話したりかかって来たり、ガキの頃はほぼ毎晩だった。
それもお互いへべれけで26時頃。
そんな頃に下北で呑んでた帰りだったか、Bluesが好きだった悪友の薦めで俺がLightnin' HopkinsのMOJO HANDを買った時のこと。
奴は別れ間際にこう言った。
「今晩電話して来ていいよ!」
今晩って言ってももう明朝も近い時間なんだがとにかく俺等はお互いの家に帰って、俺は部屋に入るなりMOJO HANDをかけた。
うわっ!とすぐに受話器をあげて奴に「スゲエよ!」電話した。
「そうだろ!俺も初めて聴いた時は興奮してダチに電話したんだけど、これ初めて聴くと皆そうなんだよね」
錦織選手の勝利を見届けた後、俺は早速iTunesを立ち上げ久々にMOJO HANDを聴いた。
“I'm goin' to Louisiana, and get me a mojo hand”
タイブレークが終って興奮して、携帯に手を伸ばした奴の姿が目に浮かぶ。
「そりゃあ電話したくもなるよな!」
2010.5.25
iPod RED
カテゴリー:Tennis
05/25 16:30
08
Scene 283 [Hard Rain]
何とか夜までは持つかなと思ってた雨が随分早くから降り出した。
長男が通うスクール迄車で45分。
レッスンが終った後の夜なら30分かからない時もあるが、夕方は逆に1時間以上かかる事もざら。
今日のレッスンは19時から21時。
でも19時前にはアップを終らせておく為に約1時間前には到着し、ランニングとラダー等のコーディネーショントレーニングを各自がこなす。
終りも大体延長になるから、レッスン4時間の往復2時間で約6時間は費す。
隣にコートを見渡せるゴルフ打ちっ放しがあるからいい様なもののピックアップする方は大変だ。
という事で今日は18時に着く為に17時には家を出なきゃだが、その時点で外は激しい雨。
レッスン実施有無は開始時間の1時間前の18時。
「着いたら中止になってる可能性があるけどどうする?」と聞くと、迷わずに「行く」。
親としては嬉しいが、(こりゃ無理だよなあ)という気持ちで車を出した。
途中18時過ぎに電話で確認すると、「やりますよ」と回答。
混んでてやっと半分過ぎた位の所だが、雨は出た時よりも激しくなってる。
着いて駐車場に車を入れたらコートは無人。
「あちゃーっ、中止だよ。まっテニスノートをコーチに読んでもらいに来たと思えばいいか」と送り出したら、すぐに戻って来て「部屋の中でトレーニングして8時でまだ降ってたら中止だって」と、又駆け戻って行った。
こっちはいそいそとゴルフの練習へ。
フロントでは雨の日サービスで半カゴプレゼント。
打ち出しても相変わらず雨は降り続いている。
このペースだと時間迄に打ち終らないと急いだら、ここんとこ出なかったとんでもないミスを連発。
妙な焦りと苛立ちの中クラブをしまっていたら、コーチと選手がコートに出て来て雨に当たりながら空を見上げてる。
唐突に雨の中レッスンが始まった。
おいおいそれならゆっくり打ったのに……と1カゴ追加。
いつものペースで打ってみるが、どうも調子は上がらない。
明日ラウンドなのに何かとんでもない事をしてしまった気がして来る。
レッスンは全員がコートに入ってシングルスのマッチ練になってる。
こっちは最後迄盛り下がったままで終了。
レッスンは21時を過ぎても終わる気配はない。
コーチには伝えたい事があって、それが今どこまで選手に伝わっているかという認識があって、更にそれを今この場でここまでは伝えきりたいという熱い想いが、レッスンの仕切り方に出るんだろう。
スプリングスティーンが言う、「あと1曲演奏していたらあそこにいた全員に想いが伝わったんじゃないかと思うと、いてもたってもいられなくなる」って感じか。
最後は雨も止み、スクールの外周をランニングして終了。
頭にタオルを巻いて上気した顔で車に乗り込んで来たガキに思わず声をかける。
「お疲れ!いいコーチに見てもらえてお前幸せだな!」
翌日のゴルフは驚く位調子良かった。
2010.5.8
Arahata
長男が通うスクール迄車で45分。
レッスンが終った後の夜なら30分かからない時もあるが、夕方は逆に1時間以上かかる事もざら。
今日のレッスンは19時から21時。
でも19時前にはアップを終らせておく為に約1時間前には到着し、ランニングとラダー等のコーディネーショントレーニングを各自がこなす。
終りも大体延長になるから、レッスン4時間の往復2時間で約6時間は費す。
隣にコートを見渡せるゴルフ打ちっ放しがあるからいい様なもののピックアップする方は大変だ。
という事で今日は18時に着く為に17時には家を出なきゃだが、その時点で外は激しい雨。
レッスン実施有無は開始時間の1時間前の18時。
「着いたら中止になってる可能性があるけどどうする?」と聞くと、迷わずに「行く」。
親としては嬉しいが、(こりゃ無理だよなあ)という気持ちで車を出した。
途中18時過ぎに電話で確認すると、「やりますよ」と回答。
混んでてやっと半分過ぎた位の所だが、雨は出た時よりも激しくなってる。
着いて駐車場に車を入れたらコートは無人。
「あちゃーっ、中止だよ。まっテニスノートをコーチに読んでもらいに来たと思えばいいか」と送り出したら、すぐに戻って来て「部屋の中でトレーニングして8時でまだ降ってたら中止だって」と、又駆け戻って行った。
こっちはいそいそとゴルフの練習へ。
フロントでは雨の日サービスで半カゴプレゼント。
打ち出しても相変わらず雨は降り続いている。
このペースだと時間迄に打ち終らないと急いだら、ここんとこ出なかったとんでもないミスを連発。
妙な焦りと苛立ちの中クラブをしまっていたら、コーチと選手がコートに出て来て雨に当たりながら空を見上げてる。
唐突に雨の中レッスンが始まった。
おいおいそれならゆっくり打ったのに……と1カゴ追加。
いつものペースで打ってみるが、どうも調子は上がらない。
明日ラウンドなのに何かとんでもない事をしてしまった気がして来る。
レッスンは全員がコートに入ってシングルスのマッチ練になってる。
こっちは最後迄盛り下がったままで終了。
レッスンは21時を過ぎても終わる気配はない。
コーチには伝えたい事があって、それが今どこまで選手に伝わっているかという認識があって、更にそれを今この場でここまでは伝えきりたいという熱い想いが、レッスンの仕切り方に出るんだろう。
スプリングスティーンが言う、「あと1曲演奏していたらあそこにいた全員に想いが伝わったんじゃないかと思うと、いてもたってもいられなくなる」って感じか。
最後は雨も止み、スクールの外周をランニングして終了。
頭にタオルを巻いて上気した顔で車に乗り込んで来たガキに思わず声をかける。
「お疲れ!いいコーチに見てもらえてお前幸せだな!」
翌日のゴルフは驚く位調子良かった。
2010.5.8
Arahata
カテゴリー:word
05/10 19:27
09
Scene 282 [Never Ending Tour]
開演時間10分前頃に中へ入ると超満員。
ステージ上には「前へ詰めて」的なメッセージ。
普通は「押さないで」と来るのが普通なのに今日はキャパ以上に詰め込んでるのか。
後方の一段上がった所の更に奥の壁にもたれて開演を待つ。
何とかステージは見えていたのが、暗転した頃には若干空いてる朝の中央線状態。
バンドマン達が現れてライヴが始まった。
センターマイクが何とか見える。
でも良く見るとディランはステージ上手でキーボードを弾きながら歌ってた。
爪先立ちして背伸びして何とかたまに顔が見えるかどうか。
おまけに照明は場末のキャバレーみたいにずっと暗め。
それでも良かった。
凄いいいライヴだった。
ディランとバンドマン達は演奏以外は何も喋らず、エンディングは例によって全員でステージ最前列に並んでオーディエンスに”がんたれ”。
全ては音に込めたとでも言う様なポーズ。
やり続けて来た者達の繰り出すグルーヴに代われるもの等ない。
フォークだろうがロックだろうがヘビメタだろうが、あいつ等の音楽には根本にブルースがある。
辛い日々をジョークとアイロニーたっぷりに循環コードで歌い継いで行くマジック。
唄うことが、演奏することが好きなんだろうな。
ただやるだけじゃなくて、どこまで自分のスタイルを貫いて本気で出来るのか。
そんな事を熱く語った夜が無数にある。
下手すりゃ未だに汚れきったテメエの事は棚に上げて、愛すべき奴等に説教まがいに一方的に話したりもする。
そんなことじゃないんだよな。
澄んだ心で「自分は心を込めて仕事をしてる」と振り返れるかどうかなんだ。
“Highway 61 Revisited”のエンディングの延々繰り返されるリフと、客席に向けてライトを全開にした”Like A Rolling Stone”の吐き出す様に登り詰めて行くコード進行で高揚した俺は、そんな想いを強くした。
チケットには“BOB DYLAN AND HIS BAND”とだけクレジットされてる。
仰々しいツアータイトルはない。
ディランは今68歳。
5月24日で69歳になるが、1980年終盤からずっと“ネバーエンディングツアー”とファンが呼ぶ、年間100本近いライヴツアーを続けてる。
「やらなきゃいけないことをやるだけだよ。だからうまく行くんだ」と、ずっと唄い続けて行くんだろう。
うまく行くかどうかどころか、今までうまく行ってたと言い切る自信さえない。
でもやらなきゃいけないことはわかる。
テニスだ。
こんな夜は“Workingman's Blues #2”しかない。
2010.3.26
ZEPP Tokyo
ステージ上には「前へ詰めて」的なメッセージ。
普通は「押さないで」と来るのが普通なのに今日はキャパ以上に詰め込んでるのか。
後方の一段上がった所の更に奥の壁にもたれて開演を待つ。
何とかステージは見えていたのが、暗転した頃には若干空いてる朝の中央線状態。
バンドマン達が現れてライヴが始まった。
センターマイクが何とか見える。
でも良く見るとディランはステージ上手でキーボードを弾きながら歌ってた。
爪先立ちして背伸びして何とかたまに顔が見えるかどうか。
おまけに照明は場末のキャバレーみたいにずっと暗め。
それでも良かった。
凄いいいライヴだった。
ディランとバンドマン達は演奏以外は何も喋らず、エンディングは例によって全員でステージ最前列に並んでオーディエンスに”がんたれ”。
全ては音に込めたとでも言う様なポーズ。
やり続けて来た者達の繰り出すグルーヴに代われるもの等ない。
フォークだろうがロックだろうがヘビメタだろうが、あいつ等の音楽には根本にブルースがある。
辛い日々をジョークとアイロニーたっぷりに循環コードで歌い継いで行くマジック。
唄うことが、演奏することが好きなんだろうな。
ただやるだけじゃなくて、どこまで自分のスタイルを貫いて本気で出来るのか。
そんな事を熱く語った夜が無数にある。
下手すりゃ未だに汚れきったテメエの事は棚に上げて、愛すべき奴等に説教まがいに一方的に話したりもする。
そんなことじゃないんだよな。
澄んだ心で「自分は心を込めて仕事をしてる」と振り返れるかどうかなんだ。
“Highway 61 Revisited”のエンディングの延々繰り返されるリフと、客席に向けてライトを全開にした”Like A Rolling Stone”の吐き出す様に登り詰めて行くコード進行で高揚した俺は、そんな想いを強くした。
チケットには“BOB DYLAN AND HIS BAND”とだけクレジットされてる。
仰々しいツアータイトルはない。
ディランは今68歳。
5月24日で69歳になるが、1980年終盤からずっと“ネバーエンディングツアー”とファンが呼ぶ、年間100本近いライヴツアーを続けてる。
「やらなきゃいけないことをやるだけだよ。だからうまく行くんだ」と、ずっと唄い続けて行くんだろう。
うまく行くかどうかどころか、今までうまく行ってたと言い切る自信さえない。
でもやらなきゃいけないことはわかる。
テニスだ。
こんな夜は“Workingman's Blues #2”しかない。
2010.3.26
ZEPP Tokyo
カテゴリー:DYLAN
04/25 22:33
10
Scene 281 [夜の恩返し]
子供のテニスの送迎。
「コーチに預けてる」のでレッスンは観ない。
なまじっか見ていると頭に来ちゃうのも勿論ある。
一応隣のゴルフ打ちっ放しの2階からたまに手を止めて景色として見てはいるが、後で口出しはしない。
あっ、喧嘩してドアのガラスを蹴破った時は怒ったか。
この間も子供を降ろし、トランクからクラブを出して打ちっ放しへ行こうとしたら、コートの中から呼び止められた。
コーチの誰かかなと振り返ったら、何と中高テニス部で一緒だった悪友。
そうだった、こいつも通ってたんだ。
ゴルフは後回しにしてお手並み拝見。
周りの人達がイキイキとしているのに比べて、奴は息が上がってる。
昔の自分とのギャップにも苦しんでるんだろうけど、あの頃体力だけでなく気力も目一杯ギリギリでやってたテニスを今更出来る訳がない。
“あの時の俺達”だから出来たんだよな。
レッスンの後しばし歓談。
「今度ここの市の団体戦に強制的に出る事になっちゃってさ」
このスクールの社長はこれ又中高の先輩。
ほとほと困った様子で話してる。
「お前もここ入るって言わなかったっけ?」
そうそうOB会で酔っ払って、二人して「先輩のところ入会しますよ!」と息巻いて、「OK!わかった!名前入れとく!明後日の土曜からな!」何てやり取りがあって、俺は元々冗談で約束とは思っていなく、奴だけが正直に行ったって訳だ。
それから数週間。
今度は顧問先生の定年退職祝いで高円寺に集結。
終始アタタカイ雰囲気の中、グッと来てホロっと来て呑み過ぎて二軒目へ。
弱小化した部をどうにか建て直そうなんて話で盛り上がっていたら、唐突に先生が、「おいみんな!今トップジュニア育成に関わっているのはOBでこいつしかいない!中高だけでなく日本テニス界から世界のトップが出る様に彼のジュニアを応援しよう!」と呼びかけ。
ああしようこうしようと話しているうちに、「よし、OB会で基金を作ろう!」と決定。
儲かってるらしい後輩が、「わかりました!お姉ちゃんのいる店行くの止めてその分100万位寄付します!」と真面目な顔で答えてる。
やりたい放題やって来た馬鹿共がようやくテニス界に恩返しする気になった訳だ。
河岸を変えようと阿佐ヶ谷に向かってると、「先輩!こいつも先輩のところ入会するって!」と言う声。
“ほとほと困ってた”奴が今度は後輩を引きずり込もうとしてる。
「テニスやんなきゃヤバイってずっと思ってたんですよね。よ〜し、じゃあやりますか!」
「OK!わかった!名前入れとく!今度の土曜からな!」
2010.4.10
Asagaya-kita
「コーチに預けてる」のでレッスンは観ない。
なまじっか見ていると頭に来ちゃうのも勿論ある。
一応隣のゴルフ打ちっ放しの2階からたまに手を止めて景色として見てはいるが、後で口出しはしない。
あっ、喧嘩してドアのガラスを蹴破った時は怒ったか。
この間も子供を降ろし、トランクからクラブを出して打ちっ放しへ行こうとしたら、コートの中から呼び止められた。
コーチの誰かかなと振り返ったら、何と中高テニス部で一緒だった悪友。
そうだった、こいつも通ってたんだ。
ゴルフは後回しにしてお手並み拝見。
周りの人達がイキイキとしているのに比べて、奴は息が上がってる。
昔の自分とのギャップにも苦しんでるんだろうけど、あの頃体力だけでなく気力も目一杯ギリギリでやってたテニスを今更出来る訳がない。
“あの時の俺達”だから出来たんだよな。
レッスンの後しばし歓談。
「今度ここの市の団体戦に強制的に出る事になっちゃってさ」
このスクールの社長はこれ又中高の先輩。
ほとほと困った様子で話してる。
「お前もここ入るって言わなかったっけ?」
そうそうOB会で酔っ払って、二人して「先輩のところ入会しますよ!」と息巻いて、「OK!わかった!名前入れとく!明後日の土曜からな!」何てやり取りがあって、俺は元々冗談で約束とは思っていなく、奴だけが正直に行ったって訳だ。
それから数週間。
今度は顧問先生の定年退職祝いで高円寺に集結。
終始アタタカイ雰囲気の中、グッと来てホロっと来て呑み過ぎて二軒目へ。
弱小化した部をどうにか建て直そうなんて話で盛り上がっていたら、唐突に先生が、「おいみんな!今トップジュニア育成に関わっているのはOBでこいつしかいない!中高だけでなく日本テニス界から世界のトップが出る様に彼のジュニアを応援しよう!」と呼びかけ。
ああしようこうしようと話しているうちに、「よし、OB会で基金を作ろう!」と決定。
儲かってるらしい後輩が、「わかりました!お姉ちゃんのいる店行くの止めてその分100万位寄付します!」と真面目な顔で答えてる。
やりたい放題やって来た馬鹿共がようやくテニス界に恩返しする気になった訳だ。
河岸を変えようと阿佐ヶ谷に向かってると、「先輩!こいつも先輩のところ入会するって!」と言う声。
“ほとほと困ってた”奴が今度は後輩を引きずり込もうとしてる。
「テニスやんなきゃヤバイってずっと思ってたんですよね。よ〜し、じゃあやりますか!」
「OK!わかった!名前入れとく!今度の土曜からな!」
2010.4.10
Asagaya-kita
カテゴリー:Tennis
04/10 18:54
レックテニススクールニュース
2010/08/23
9月23日【テニスの日2010】まであと1カ月!
9月23日【テニスの日2010】まであと1カ月!
2010/08/22
【コミュニティアリーナ府中】営業終了のご挨拶
【コミュニティアリーナ府中】営業終了のご挨拶
2010/08/13
9/23【テニスの日】記念Twitterフォトコンテスト!
9/23【テニスの日】記念Twitterフォトコンテスト!
2010/07/23
9月23日【テニスの日2010】まであと2カ月!
9月23日【テニスの日2010】まであと2カ月!
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