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another side of tennis

[Another Side of Tennis] 坂東海

新宿ゴールデン街バーの片隅のテニスと音楽の与太話です。
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01

Scene 218 [バランスボール]

eMacが流行ってた頃銀座のApple Storeに寄ってぶらついてたら、Kidsフロアで沢山並んでるeMacの前に子供達が座ってお絵描きソフトとかで遊んでた。
その子達が腰掛けているのは椅子じゃなくてバランスボール。
(そう言えばバランスボールに座って勉強させると、姿勢が良くなり集中していいって読んだ事が会ったなあ)と改めて見ると、皆姿勢良くマウスを操ってる。
(成る程ねえ)と納得しつつAppleのセンスに感心。

それから数年、やむを得ず自宅をリフォームせざるを得なくなった時のこと。
「バリアフリー」「バリアフリー」と連呼され出した頃か。
工事してくれた友人の建築屋の言葉。
「躓くからって完全にバリアフリーにすると、お袋さん老けて反対に良くないよ。敷居の高さとかは残しておきな。やれって言われればその方がウチは儲かるからやってやるけどさ、勧めないね」

ガキでも大人でも同じってことだ。
真っ直ぐで平らな道なんて逆にバランンス感覚がおかしくなっちまう。
金太郎飴みたいな人生もまっぴら御免だ。
八方塞がり、四面楚歌、袋の鼠じゃあ困るけど。

「誰とでも仲良くしろって言ってるんですけど……」「そりゃあ無理だよ。どうしても好きになれない相手とか苦手なタイプって大人だっているでしょ?嫌いな相手にはなるべく会わない様にして接触を避けるもんでしょ?子供だけ皆と仲良くしろなんて虫が良すぎるね。まして大人は表向きはいい顔出来るけど子供は正直なんだから」
ジュニアレッスンの参考にとカウンセラーに相談しに行った時にのアドバイス内容。

「このクラスは小4とは思えない位冷たい雰囲気」
これは知合いのガキの新しい担任の先生の言葉。
「○○君は××だから関わらないで放っておきなさい」「○○君は××が出来ないから△△さんが□□してあげなさい」と前担任が一年間言い続けた結果、トラブルには関わらず、他人にレッテルを貼るクラスになったらしい。
新担任が「まだ間に合う。とてもいい子供達だ。任せてほしい」と明言しているのが、今時奇跡に感じる。
自分の思い通りになる手がかからない子供が「いい子」という様な指導者自身の都合を体現してしまっている教師、コーチは早くコートから去った方がいい。


こんなに不確定で不安定な世情で、動く歩道に置いた椅子に座って進んで行くみたいに、何もなく前に行けるはずがない、
いや、天下太平の世の中でもそれは無理だ。
それなのに帳尻合わせの様に上手く立ち廻ろうとしたり、挙句の果ては被害者意識で恨み辛みで自分を正当化しようとしたり……それが今の処世術なのか。

窓の外、子供達が一輪車で遊んでる。
子供だからバランスがいいのか、それともその子だからバランスがいいのかわからない。
いずれにしても大人とは比べ物にならない位バランスはいいんだろう。

バランスボールから転げ落ちても、敷居に蹴躓いても、一輪車には乗れなくてもフラットな心で前を向かないとな。
“大人だろ 勇気を出せよ”Kiyoshiro

2007.5.7
Old Gold
カテゴリー:word
05/08 15:39
02

Scene 217 [光あるうちに行け]

「新聞記事の中でスポーツ選手だけは“呼び捨て”」という記事を読んだことがある。
(確かにその通りだよ)と目から鱗気分。
その記事は確か昔のオリンピックでのアナウンサーの絶叫を引き合いに出していた。
今もある「頑張れ!○○!頑張れ!○○!」って感じのやつだ。
勿論卑下しての“呼び捨て”じゃあない。
自分の身内の様に心の底から応援するが故の“呼び捨て”。
プロスポーツ選手への憧れは、他の職種とは比べ物にならない位の親近感を伴っている。

4/6、「伊達公子さん現役復帰」といった内容の記事が新聞各紙を賑わせた。
驚きつつも、(ああ、やっぱ“伊達公子さん”なんだなあ)と感じた。
そして復帰第一戦後の記事は“伊達公子さん”は姿を消して、「伊達勝利」といった感じで“伊達公子”一色。
ただ読売新聞はスポーツ面では全く取り上げず、三面記事でだった。
ローカル大会ということもあるけど、まだ本気の“呼び捨て”じゃないんだな。

その現役復帰第一戦の日はフェドカップの二日目。
残念ながら日本はモーレスモ擁するフランスに敗退。
夕方俺が見たスポーツニュースは、聖火、伊達選手の順に報道し、フェドカップには全く触れなかった。
伊達選手にスポットが当たって、フェドカップが取り上げられなかったことは良かったとは到底言えない。
更に翌日の錦織選手のバミューダ・オープン優勝による世界ランキング99位躍進もあって、今回のフェドカップは完全にかすんでしまった。
自分達が愛するスポーツの国別対抗戦がフォーカスされないのは淋しい。

伊達選手が復帰会見で、日本テニス界の今後を憂いたかなりシビアなコメントをしていたことをテニス誌の報道で知った。
彼女は、当初「ダブルスのみエントリー」としていたのは、試合勘を取り戻す為だけでなく「会場のサーフェスである砂入り人工芝が自分がシングルスを戦うのに不適」と判断してからと説明し、更に「砂入り人工芝の存在が日本選手が世界で活躍出来ない理由の一つ」と言い切っていた。
記事は「砂入り人工芝で獲ったポイントをでアメリカのハードコートに行っても役に立たない」という森上亜希子選手の言葉も添えている。
俺の悪友であるトップジュニア育成スクールの社長は、借り上げている施設の砂入り人工芝を自腹で剥がしてデコターフに変えようと、頭をかきむしりながら算盤をはじいてはため息をついてる。
でもナショナルトレーニングセンターでさえ、「近隣住民の為に」と砂入り人工芝が数面採用されそうになっていたという事実から、普及型スクールでは何をかや言わんだろう。
砂入り人工芝は日本でしか普及してないサーフェスなんだが……。

でもね、そんなことを言いながらも、やっぱり明日に期待出来る、悲壮ではなく明るい気分で応援したくなる今の感じはいい。
フレンチ、ウィンブルドンと続く、いつも通りのレッド&グリーンの華やかさに加え、今年は全米の前に五輪がある。
政治的なことは於いて置いて、やはり多くのスポーツの各国代表が競い、
世界中の目が集まる場所での、テニス選手の日本代表としての活躍を期待してしまう。
五輪のメダル数で各スポーツ団体への金の割り振りが決まるらしいし。

最近普及型スクールのコーチ数人と話をしていて気付いたことがある。
明らかに以前より頭数の話でなく、レッスン、特にジュニアの話をして来る。
前はコーディネーションの話に追いついて来るのがやっとだったのが、かなり長いスパンでジュニアレッスンを語ってる。
いいじゃん、いい感じじゃん。
普及型スクール故の悩みもあるみたいだけど、大丈夫だよ、あんたが親身になって
レッスンしているジュニアも着々とピラミッドの頂点に向かって進んでいるって。
どこまで上れるかは話が別なのは、ガキじゃないんだからわかってるよな。
でもとにかくファーストスクールのコーチとしてあんたは間違っていない。
どんなに迷っても、どんなに怯えても、振り返れば道は一つしかない。
行こうぜ!

2007.4.30
Shin-Misakibashi
カテゴリー:Tennis
05/01 14:59
03

Scene 216 [結び目]

「へえ〜野球も出来たんだ!」
「俺等の年代なら当たり前でしょ!」
少年野球のコーチをしているところに、知り合いのガキとお母さんが見学に来た時の会話。
当たり前の様に放課後は手打ち野球や三角ベースやってたもんなあ。
テニスやってた時も、朝練に早弁しての昼練、放課後の練習に日曜の練習。
ROCKを聴き出せばギター買ってダチとスタジオに入り浸って、煙草くわえて酒呑んで。
好きなものってのはそんなもんだ。

“救われたのさ キミからのメッセージで 見上げれば いつしか空は 燃え上がる様な 夕焼け”
満員の下北沢CLUB QUEでボーカルがこう唄い出すと、俺とボーカルの間にいた男の眼から泪がこぼれ始めた。
顔をゆがめ泪を拭いながら、拳をあげながら唄ってる。
天を指す人差し指がピンと伸びずちょっと折れているところに、彼の気持ちが見える。
本編ラストに向っているのか泪ぐむ奴が増えてる。
“心にひとつ結び目がある ゆるんでもほどけない 悲しみの時も 苦しみの時もほどけない結び目がある ひとつだけ”
目の前の女の子が堪え切れず嗚咽してる。
“握り締めてる手からのぞいたり 開いた手のひら隠れたり 運命が笑う 左を選んだその瞬間に 右をあきらめた瞬間に この胸に刻む 自由という「孤独」”

ステージがはねて楽屋にメンバーをたずねる。
「良かったよ」
「Thank You!呑んで行くんでしょ?」
ドラマーが缶ビールをよこす。
ふと、吉祥寺でのワンマンの楽屋を訪ねた時にメンバーがまだ小さかったガキを見て、「ちいせえなあ!お前等もずっとRock’n Rollしろよ!」と言いながら、煙草を消してくれてたことが頭に甦る。
打上げの席でボーカルに泣いてた奴等の話をする。
「幸せだよねえ。本当に。こうやってお前とか友達も来てくれてさ」
ギターの女の子が今夜で抜けて、奴等プロペラはしばらく活動停止する。
デビューはDocomoとタイアップ。
ON AIRでのワンマンの時は会場での打上げから、次の打上げ会場に向う俺等のことを“追っかけ”が正しく追っかけて来た。
それから大ブレークはなかったが、11年間走り続けて来た。
「これからどうするの?」だとか、「代りに誰かいれて続ければいいじゃん!」なんて安易な言葉はかけれない。

終電の時間が近付いてメンバーに挨拶して会場を後にした。
奴等がずっとロックし続けていることへのシンパシーが、俺の中のイノセントな部分を保つ力になっている。
それはずっと「世界に通じる選手を!」とジュニア育成に励んでるダチ達へのシンパシーと同じだ。
“唄う”ことよりも“唄い続ける”こと、“戦う”ことよりも“戦い続ける”こと、“走る”ことよりも“走り続ける”ことを体現出来る奴はそういない。
そして信じられる。
数字や金じゃ表せないものがある。
世の中にはエクセルやワード、コンピュータに取り込めないものがあるんだ。

そう言えば昔から好きだったシンガーもプロペラを観に来てて、打上げの席で挨拶した。
「“流れ”大好きですよ」と言った俺に彼は、「ありがとうございます。お名前は?」と、かぶっていた帽子を取って丁寧に挨拶してくれた。
温かかったな。
ただ彼にメンバーにも渡した沖縄ウコンを「これ飲むと宿酔いになりませんから」と進呈したら、それで火がついて朝までになって酷い宿酔いになっちまったらしい。
へへへ、今度会ったら謝って(茶化して?)おくかな。

次の日の晩、メールが入った。
<せんきゅ〜 これからもヨロシク!体に気を付けてなぁ>
Thanks!お前もな!

しゃがみこんだままでいれば2度ともう転ぶことも無いけど ah ah 止めたペンをもう1度ほんの少し動かせばピリオドもコンマになる

propeller
YUTARO HABARA:Vocal,Harp
TOKO CHEE:Guitars,Vocal & Backing Vo
HIROAKI TANIZAKI:Bass,Backing Vo
YO-HEY HORINOUCHI:Drums,Percussion,Backing Vo

2007.4.21
Kitazawa2
カテゴリー:Music
04/24 21:19
04

Scene 215 [はやく慣れることさ]

「すぐ慣れるから大丈夫!」
良く聞くし、口にする言葉だ。
言う側には便利で、言われた側も何となくその気になる。

「う〜ん、これは慣れてもらうしかないねえ」
レッスン内容のミーティングの席上で、なかなかいい案が出なかった時のこと。
「私が以前教育関係の仕事を手伝っていた時は、子供達に勉強でも生活面でも『慣れろ』というのは禁句で、それを口にするのは教育者の職務放棄と言われてましたよ」
場が一瞬シーンとして、ピリッとした空気になった。
テニスが好きで、子供達の指導に情熱を燃やしてる者同士の集まりでさえこうだ。
自分達が出来て当たり前の事をついつい軽く考えてしまう。
“慣れ”は“鈍さ”に直結するってのもわかってるくせに。
それからそのスクールのコーチは、プレーヤーを「すぐ慣れますよ」と励ますのでなく、具体的な方法を提示することに腐心する様になった。

コナーズの両手打ち、ボルグのトップスピン、マッケンローのサーブ、最近ではナダルのコートカバーと、皆“異様”だ。
慣例に“慣れた”末のプレーじゃない。
「こうあるべき」という考えから抜けられないイメージが貧困なコーチ、自分が体験して来た中からしか指導出来ないコーチには手に負えない暴れ馬。
マッケンローじゃないが、態度が悪ければ“テニス界の異端児”とでも呼ばれるんだろう。

テニス誌で「日本人プレーヤーはディサプラン(精神修養)が強すぎるため、自分に合わない、嫌なことでも、受け入れようとして、ストレスをためてしまいやすく、またリスペクト(相手を敬う)する気持ちが強すぎるため、コーチの言うことに服従したり、強いプレーヤーに対して絶対に自分の方が優れていると思えないのです」という記事を読んだ。
「日本人プレーヤー」を「日本のサラリーマン」に置き換えて、「コーチ」を「上司」に、「プレーヤー」を「同僚」とか「取引先」にしてビジネス誌に載せたら、何の違和感もない。
自分の周りだけは、アイデアと愉快なハプニングが満ち溢れてるいる様にしたいもんだが、それすらも誰かが見栄から始まる知ったかぶりと背伸び、保身に走るセコさが生む被害者意識に邪魔をされたりして、上手く行かないんだよなあ。

でもこの記事はこう続いて、何だか救われる。
「このディサプラン、リスペクトが強すぎるプレーヤーはグレートプレーヤーにはなりにくいものです。なければもちろん上にはいけませんが、錦織君はそのバランスがよかったのです」
せめて、「年上だから」「上役だから」「教師だから」「コーチだから」という傲りで、誰かの可能性ってやつを潰さない様にしたいもんだ。
「そんなのわからないの?」と言った後すぐには訂正出来なくても、後でフォロー出来る優しさ位は持ちたい。

疲れた足をひきづってまだ慣れない街を歩く なにをそんなに急いでいるのか だれもかれもが足早に通り過ぎる 息もできない電車の中で 眼のやり場がないから眼を閉じた むかいのオヤジは俺の足をふんづけたのにあやまりもしない はやく慣れることさ どうでもいいことだぜ はやく慣れることさ 誰かが言った “はやく慣れることさ/SION”

SIONはライヴでこの歌を唄う時、いつも最後に歌詞カードにはない言葉を唄う。
“はやく慣れることさ どうでもいいことだぜ はやく慣れることさ 誰かが言った 無理だぜ”
そう、無理だよな。

2007.4.17
Todainojo

※文中のテニス誌コメントは「スマッシュ2008年5月号」より引用
カテゴリー:SION
04/17 20:10
05

Scene 214 [たどり着いたらいつも雨降り]

入学式が終るのを待ちかねたかの様に雨が降り出した。
どこかで遊んでて“Rain Dogs”になった長男を着替えさて、皆で写真館へ。
まずは娘がランドセルを背負ってポーズ。
そして(こういうの似合わねえんだよなあ……)と感じつつも、家族4人でポーズ。
いくつになってもシャッターが切られると、(目瞑っちゃったかな?)とちょっと不安になる。

気のいい主人がやってる釜飯屋でお祝い。
とは言え、車で酒は呑めないから、あまりテンションは上がらない。
こりゃあ晩飯の時に、GANCIA Asti Spumanteで乾杯&ガブ呑みだな。
しかし、ここの釜飯は美味い。
お焦げのお茶漬けは本当幸せ……呑んだ後にこれ喰ったら……。

そのままテニススクールに向う。
「今は雨止んでるけどテニスあるの?」
「そんなの時間になんないとわかんないよ」
「何それ?元あそこのテニスコーチでしょ?」

そう、長男と長女を昔バイトしていたテニススクールに入会させた。
この間久し振りにあった友人が、「子供が中1になってやっと、テニスがしたいって言い出したよ。こればっかりは本人次第だからねえ。親が無理矢理やらせようとしてテニス嫌いになっちゃうとね」と言っていたが、ウチも正しくそう。
正月位だったか、二人して「テニスやりたい!」と言い出した。

「雨降って来て皆がテニスやらなくても、私は絶対テニスする!」
娘が張り切って言った時、フロントガラスに雨滴がポツリ。
「中止なら戻って机買いに行ってあげようよ」
「いや、でもさあこの位なら出来ると思うんだよなあ」
「行ってから中止になるとかなり時間の無駄だよ。二人で休みの日なんてなかなかないんだから、今日いろいろ準備したいんだよね」

パワーウィンドウを開けて手を出して見る。
バイトしてた時は、良くこうやって空を見上げてたな。
でも今日はすぐに手を引っ込めた。
当たり前だけどテニスウェアを着て空を見上げているコーチ達なら濡れてるとも感じない程度の雨だけど、スーツを着ているとやっぱり気になる。
歩道を歩く人達は女性から傘を開いて行く。

電話をしてた家人が電話を切り、「今のレッスンは中止になったけど、次はやる予定だって」と不服そうに言う。
「そりゃあそうだよ。コーチ達は少しでもレッスンしたいんだから」
子供達は「Yeah!やったあ!行く!行く!テニス行く!」と大騒ぎ。
「この間も雨だし、これで今日も降って来たら……。来週も雨予報だし、振替入れるのすんごい大変!パズル状態!」

結局30分で雨中止。
四国で幼い錦織選手をたまにみてたというヘッドコーチと世間話をして帰宅。
中止になった時は、「私だけでもやる!」と息巻いていた娘も、息子と二人で「30分だけでも出来て良かった!楽しかった!」と笑ってる。
「そうだよな、2週空いてたから、コートで球に触れられただけで良かったよな」
家人も「まあタダで30分テニス教えてもらったんだからね、まっいっか!ウルソンでまあるいケーキ買って帰る?」

おっ、いい感じじゃん。
GANCIA Asti Spumanteでケーキだぜ。
そうそう今日はあのイカしたシンガーにも乾杯しないとな。

2007.4.7
Sakai2
カテゴリー:KAI
04/10 13:05
06

Scene 213 [フューチャーズ]

隅田川の畔のスポーツセンター。
すぐ側には明治座。
そして真ん前の公園では、週末にジャスト満開の花見。
花見と言っても俺が着いたのは朝9時半だから、お茶で花見してる人と、控え目に呑み出してる人、そして無人のブルーシートって感じ。
まあどっちにしても、地元の人しか来ないであろうこの公園でこのロケーションは羨ましい。
気を取り直して自販機でミネラルウオーターを買って会場に入る。

第1回全国マナーキッズフォーラム2008。
子供達への真っ直ぐな気持ちを感じさせられた。
スタッフに約25年振りに顔を合わせた奴がいたのもあって、ちょっと肩入れしたくもなる。
そのスタッフは例によって、1/4世紀会っていなかったのに然程懐かしくないんだが、奴の体型はそれなりだったりする。
メールだけじゃ、そりゃあわからないよなあ。
フォーラム後帰ろうとしたら知り合いに捕まって、施設内のレストランで侃々諤々。
場にそぐわないアルコール量と会話量でお腹一杯になった。

翌朝、前日に続いて早稲田絡みで早稲田フューチャーズ観戦で東伏見へ。
普通なら車か電車で行く距離だろうけど、青梅街道をのんびりと自転車で進む。
長くなる予感がして、何か買っておこうとコートを通り過ぎて駅前に行ったら、可愛くラッピングされた鉢植えを持ったテニス部の女の子二人が猫をあやしてる。
ミルクティとジャガビーを買って会場に入ったら、入場無料なのにバナナ一房付き。
(少しでも大会を盛り上げようとスポンサーを見つけて来たんだろうな)と感じて、手作り感一杯の場の雰囲気に温かくなった。

今日は本村選手と安選手での決勝。
「先日の全日本学生室内覇者」と紹介された二人をエスコートする女性部員は、さっき猫をあやしていたうちの一人だった。
おまけにコートサイドには彼女達が持っていた花が飾られている。
本村選手は余り好きじゃあなかったけど、この部活感満タンのコートで彼のプレーを観ているとグッと来た。
デュースコートでのレシーブで、フォアをスライスでストレートに持って行ってセンターにポジショニングする辺りは、部活テニス出身者としてはシンパシーを感じざるを得ない。
対戦相手の安選手のプレーと茶っ目っけは更にいい。
正直安選手を応援したくなったが、このフューチャーズが日本男子選手の世界へのとっかかりとして開催されていることを思い出し、その気持ちを打ち消して本村選手を応援。
結果的に本村選手が優勝したが、安選手はあそこに居合わせた観客に、大袈裟に言えば国境を越えたテニスの楽しさを感じさせていた。

表彰式が終る頃、これ又約20年振り位の知り合いがコート内にいるのを発見。
挨拶をしにコートに入ったら、今は選手についてのトレーナーとカメラマンの仕事をしていると言う。
本村選手が彼のお子さん二人と記念撮影しているのを観ながら、「安選手はいいですね」「ええ、人気ありますよ」なんて話をしていたら、安選手が目の前を通って退場。
思わず右手を差し出し握手。
才能がある故に物怖じせず、勝負に固執しないあっけらかんとした感じが伝わって来た。

知り合いと大学テニス部の会長に挨拶して又自転車をこいで帰宅。
ボールボーイを大学生だけでなく、小中高の子供達が任されていたこと。
選手入場の時に選手のバッグを小学生が持って一緒に入場して来たこと。
照れと責任感一杯の笑顔で重そうに運んでいた彼女達に、安選手も笑顔で手を差し伸べていたシーンを思い出した。

いい感じだったな。
やっぱり、Fight The Future!
そしてSupport Our Tennis Kids!

2007.3.29
Higashihushimi
カテゴリー:Tennis
04/03 11:39
07

Scene 212 [巨人と赤い靴下]

物凄いフラッシュだ。
まるでストロボを仕込んだかの様な光り方。
ピッチャーは相変わらずボールが手から離れる時は、とんでもない方を向いてる。

ドームでは初めてのバルコニー席。
専用入口から女性スタッフが席迄案内してくれる。
ゆったり広いランジじゃ、ドームホテルのコックが料理を用意している。
座ってみて、一塁側はボックスシートになっていて、三塁側は仕切りのないバルコニー席になっているのに気付いた。
(ふ~ん、小学生の頃後楽園球場のボックスシートに良く招待されたけど、何か薄暗くて大していい席とは感じなかったっけ)と考えつつ、目でビールの売り子さんを探したけどいない。
そりゃそうだ、前から五列しかなくて後ろにはラウンジがあって、ビールは真鍮の?サーバーから注いで売ってる席で、「ビールいかがですか?」はないよな。
とは言え、やっぱり残念。
「何でそんな呑むんですか?」「そりゃあ可愛いあの子の背負ってるタンクを軽くしてあげる為だよ」というお決まりのやり取りをしたかったのに。

ゴルフ界の先頭集団に入り損ねた愛すべき野郎が言う。
「ドームはプレーしやすいんですよ」「何?やったことあるの?」「ええ、ボーイズリーグの時に。松坂と同期だったんで札幌の遠征とか一緒でしたよ」「へえ凄いね」「いや、でも神様って不公平だと思いましたよ。本当あの頃から全然レベル違いましたからね」
ガキの頃からのスポーツエリートの話は面白い。
ゴルフの世界で賞金だけで喰って行けるのは、日本ではトップ50迄とのこと。
テニスはもっと厳しいか……。
ちなみに世界を廻る為の金は年間約一千万、コーチが帯同すれば約二千万と、ゴルフもテニスも変らない。

物凄いフラッシュは岡島選手がマウンドに上がった時。
日本にいる時は彼の名がアナウンスされると、(あ~あ、又フォアボールの連続かよ……)と嘆いていたけど今日はワクワクして観てるし、同じ日本人同士として応援してる。
俺含め観客ってのは、彼等の足元にも及ばないくせにあげ足とったり好き勝手に悪口言っときながら、マスコミが祭り上げた勝ち馬には群がって乗りたがって、無神経なもんだ。
先日キース・リチャーズがヴィトンのモデルになった。
それを揶揄した記事に対してキースは、「「女性はこういうことを言わないよな。でも、男のジャーナリストはいつもくだらないことを書きたてる」「いちいちこんなのにムカついていたら、この世のジャーナリストは死人ばかりになっているな。そして俺は監獄行きだぜ」って言ったらしい。
全くもってその通りだ。
キースがヴィトンのモデルを引き受けたのは、「『もしヴィトンのロゴが入ったギターケースを作ってくれるなら引き受けるぜ』って言ったんだ」「そしたら作ってくれた。本当に誇らしいぜ。おそらくあのギターケースと一緒に旅することはないだろうな。だってそりゃ美しすぎるんだ」という経緯で。
キースらしいや。

おおらかに、ゆったりとする気持ちと時間を少しでも持たないとだ。
スポーツ観戦が勝ち負けを見届ける為だけではない様に、スポーツをする目的がフィットネス的意味合いだけでない様に、“何か”を感じられる、受け止められる男でありたい。
とりあえず今日は、六月に出るエーモス・リーのアルバムを楽しみに肩の力を抜いてみよう。

2007.3.22
Kouraku1

※文中のキースのコメントはMTV JAPANニュースから引用。
カテゴリー:word
03/27 14:56
08

Scene 211 [魔法にかけられて……]

余り乗り気じゃなかったが、家族の付き合いで「魔法にかけられて」を観に来た。
ロビーで携帯が鳴る。
休日気分台無しのダミ声。

「おはようっす」「昨日ちゃんと帰れたんですか?」「帰れる訳ないじゃん!」「だからタクシー乗った方がいいって言ったのに。どこ迄行っちゃったんですか?」「昨日別れた時、俺鞄持ってた?」「持ってましたよ」「本当に?紺色のやつだよ」「わかってますよ。俺が店の人から受け取って渡したんですから。茶色の縁取りでしょ?」「そうそう。やっぱ電車に忘れたな」

昨夜22時過ぎ。
「何時に出れる?」「ラストが雨中止なんで定時の22時半には出れますけど」「“あいつ”に電話で捕まっちゃってさ。じゃあ23時に小便横丁の寿司屋な」
電話の主はウチの社長。
“あいつ”とは某テニススクール代表だが、その前に社長の大学テニス部の後輩で、おまけに俺の中高テニス部の先輩。
全く世間は狭いって言うか、業界は狭過ぎる。
ここんところ“あいつ”からの誘いを2回連続で断わってるのもあって新宿へ。

暖簾をくぐると馴染みの大将が「毎度!久し振り!」と声をかけて来て、俺が二人を見つけて座ろうとしたら、仕草で「本当にそこなの?」と聞いて来る。
ちょっと不思議に感じつつ席についてその意味がわかった。
“あいつ”は完全に酩酲してる。
と言っても乱れてる訳じゃなくて、社長に「ああいうのは許せない」だの、「俺は頑張る」だのクダまいてる。
俺はけたけた笑いながら茶々入れてたけど、社長が「何でも自分に原因があるんだよ」とまとめて帰った頃から、そうも行かなくなった。
“あいつ”はカウンターに突っ伏して起きないから、仕方なく俺が支払い。
(こりゃ電車は無理だよなあ)と、靖国通りに出てタクシーを拾おうとしたら「何時?電車で帰る。大丈夫!」と背筋を伸ばして帰りやがった。
ちぇっ、タクシー便乗しようとしたのに、“あいつ”の方が数段上だった。
これじゃ呑み代払いに来ただけだぜ。
しかしまあショーケース的酔っ払いだったなあ。
それもテニスと言う名の魔法をかけられたって事にしとくか。
お互い一生テニスで浮かれて、テニスでうなされるんだろうな。

映画が終って劇場を出る時に、でかいパネルに目が止まった。

“拍手されるより、拍手するほうが、ずっと心がゆたかになる”高倉健
“いつまでも生徒”吉永小百合

「拍手されたいけど責任は負いたくない」「優しく教えてもらいたいけど叱られたくはない」
挙句の果ては他人の噂と自分の昔話しか出来ない奴等ばかりの今。
「〜される」事を望むより、謙虚に讃える、自分から学ぶ尊さ。
わかっちゃいるんだけど……沁みるなあ……。

そこに今度はゴールデン街からメール。
<シオンのチケット頼むね。ちなみにまだ店>
もう昼過ぎだって言うのに、今日も36時閉店か。

酒を呑まれるよりも、呑むほうが、ずっと心がゆたかになる……いつまでも酔っぱらい……

酒って言う魔法はタチ悪いからねえ。

2007.3.20
Higashioizumi
カテゴリー:SION
03/20 20:32
09

Scene 210 [Early Morning Rain]

毎週日曜、夏は4時半、真冬でも6時から練習開始。
冬はまずサッカーでウォーミングアップ。
太陽があくびを終える頃にはポッカポッカになってキャッチボール、そしてノックと進んで行った。
そんな小学校時代。
最初放課後の練習は部員が多くて殆ど打てなくて、でもその後打てる様になっても休みなく毎朝7時前には登校してコートに立ってた中学校時代。
毎朝改札口で彼女と待ち合わせして遅刻ギリギリで登校して朝練無し、逆に土日は早朝料金狙って早起きしてスタジオに入ってた高校時代。
もっともっとテニスに専念したくて学校を変えた高校時代#2。
一般の公式試合で余りにアンフェアだった相手の大学生を殴って東京を追放されて、九州に飛ばされた高校時代#3。
東京に戻って来てインカレで単複16だったから、出戻りとしては十分だな。

あれっ?何かずれちゃったな。
まあとにかくスポーツで早起きは当たり前、ガキでさえ自分で時間を作って練習したり、環境を良くしようと、セルフ・マネージメントしてるって事を言いたかったんだよ。
何かを成し遂げたかったら、自分の意思で目標に向かってスケジュールを切る事だ。
それで世の中の時間軸や尺度、あるいは常識、規範からずれた時に感じた事、得た事が今の俺の力になっている気がする。
だから俺のスケジュールは簡単には渡さない。
えっ?!「空きっ放しだろ」だって!?……至らぬ世話だ。

こんな俺だから、未だにテニスから離れられず、独り法人でテニススクールをやってる。
正しくは一回離れて就職したんだけど、ありきたりの言い方で嫌だが、「テニスを忘れられなくて」ボーナスもらう前に会社を辞めた。
独り法人と言っても白タクのコーチじゃないからね。
全くあいつら、公営コートで禁止されてる営利目的のレッスンしやがって。
皆も何で公営コートの利用料金が安いのか、冷静に考えた方がいいよ。
暇つぶしに、自分で一面200坪のテニスコートを数面管理、維持して行くシュミレーションをしてみたらいい。
それがどんだけ大変で、それに比べて公営コートの料金がどんだけ安いか……。
いやそんなシュミレーションする前に、都内の民間テニスクラブが軒並み相続絡みでマンションに変わって行った事を思い出せばすぐわかるか。
白タク君、ちゃんと税金払ってるか?
俺がコンプライアンスに則って払ってる微々たる税金が、公営コートに注ぎ込まれているのは百歩譲って許そう。
でもそれはお前等がのうのうとレッスンする為じゃあない。
テニスの普及の為だ。
うん?!「お前の所は一面だろ」……それも至らぬ世話だ。
俺の一面はなあ、自分で整地してフェンスもクラブハウスも自前なんだよ、そんじょそこらのテニスコートとは思い入れが違うんだよ。

あ~あっ、又何かずれちゃったな。
で今は、朝4時半。
いつもなら28時と言うところだが、今日はちゃんと早く寝ての4時起床。
勿論少年野球じゃない。
デカイ耳かきを14本持って茨城に向かってる。
横浜から茨木は遠い。
ワイパーが永遠に動き続けてる気がする。
でもね、気の置けない仲間と一日球打って、歩きながら他愛もない話してが楽しいんだよね。
「あんなのはスポーツじゃない」「止まった球を打つなんて簡単だ」
なんてバカにしないで、さっさと始めれば良かった。

と言いつつ、去年のロディックの「ゴルフはイライラして難しい」発言には大受け。
「僕と一緒にゴルフをプレー出来る人はいないよ。僕は本当に取り乱すし、みんなの一日を台無しにしてしまうから」と言った後に、「ゴルフをするたびに、新しいクラブセットを購入しなければならない」だもんなあ。
ムフフ……ダフって折るのかな?やっぱり怒って叩きつけるのかな。
更にロディックは、「ゴルフはリラックス出来るスポーツではない。頭がおかしくなる。ボールは動いてないのに、正しく打つ事が出来ない」と来て、とどめに「ゴルフをプレーする程の忍耐力を持つ人生の段階には至ってはいない」!
わかる!わかるよ!ロディック!正しい!
ゴルフは当分やらなくていいけど、テニスが上向いて来た事は、1年半コーチだったコナーズに感謝だぜ。

おっ、ちょっと明るくなって来たかな。

2007.3.10
Kasama

※文中のロデイックのコメントは2007年7月2日 ロイター報道より。
カテゴリー:word
03/13 12:06
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Scene 209 [プロペラ]

破けたパンツの穴からのぞいてる、血だらけの膝小僧にヨードチンキを塗られてる。
膝小僧にはガキの頃何度もすりむいて消えない傷痕があるけど、この歳になって看護婦さん(あえて親愛の情をこめて看護師とはしない)に、ヨードチンキを塗ってもらって、絆創膏を貼ってもらうとは。
しかもここは真夜中の病院。
医者にも看護婦さんにも呆れられている気がして来る。
いやその前にこの俺が(ガキじゃあるまいし……)と、自分自身にがっかりしてる。
最後は眉毛の上のぱっくり開いた傷をホチキスで二針とめてもらって帰宅した。
イタイ……。

十日位前の夜。
42inchのデカイ画面の中で、甲斐よしひろが竹内まりやの「駅」を唄ってる。
一緒に観ていたプロゴルファーは「かっこいいですねえ……」とため息。
“あの声”を聴くと、それが新しい歌だろうがカバーだろうが、俺は中3に戻る。
ニューアルバムの中では尾崎豊の「I LOVE YOU」も唄ってる。
初めて「15の夜」を聴いてイントロの音にぶっ飛んだ時の事を思い出しながらも、俺はやっぱり甲斐バンドが同じ1983年に、新宿の現都庁の空き地に3万人集めた野外ライヴが頭の中に蘇る。
あの時は前の日まで軽井沢でテニスキャンプだったんだよな。
お客さんは入替り立替りで数日滞在して帰って行くんだが、俺等はよく工事現場にあるスーパーハウスに数週間泊まり込んでのレッスンで、これぞ出稼ぎって感じだった。
やっと契約期間が終った帰りの高速バスが新宿行きだったから、走ってリハを観に行ったっけ。
「文化は孤独を救う」
どっかで見た言葉。
その通りだと感じる。
音楽、本、映画……。
特に音楽は俺をあっという間にガキの頃に引き戻す。
勿論だからと言って、真夜中にガキみたいに転んで怪我する必要はない。

顔の腫れも大分ひいたある晩、iBookを開いてのメールチェック。
「プロペラからの大切なお知らせ」という件名が目を引く。
(大体こういうのってシビアなんだよなあ)と開くと、「しばらく活動停止」……。
翌朝、もう随分長いつき合いになるボーカルとドラムにメール。
と言っても「お疲れ。淋しいね」程度だが。
俺等の結婚パーティーの出席の返事に、デビューが決まった直後で「プロペラゆうたろう」と書いて寄こしたのを思い出す。
パーティーじゃアコギをかき鳴らしながら、♪Happy Happy Wedding Song Congratulation♪と唄ってくれたな。
久々に奴等のデビューアルバムを手に取ったら、中からメンバーと西村雅彦が一緒に写ってるステッカーが出て来た。
西村氏の髪の毛のボリュームが今とは違う。
デビューがドコモとのタイアップだったんだよなあ、あれから11年か。

<いやいや メールせんきゅ~!!!てなことんだけど うたっていきますわ~ また飲もーぜ! ありがっと。>
<うす! ありがとちゃん 20年振りのフリーな感じをしばらくは楽しむよ(笑)>
あけっぴろげな笑顔が浮かぶ返信が相次いで返って来た。
そうだよな、いくつになってもやるべき事をやるだけだよな。
俺等はいつまでたっても健全な不良少年だ。

いつまでも ボクらが歩く日々に
いつの日か 本当の青空を
どこまでも キミを好きでいるために
いつの日か 本当の心の強さつかみ取るから きっと
そして君に 今こそ愛を…
(君に・・・/プロペラ)

2007.3.5
Shinakitsu
カテゴリー:KAI
03/06 12:09
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